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第25話「電撃結婚!?プリンセスゆかり!」

○今週の出来事
①ゆかり姫の気まぐれ

 コンフェイト公国のナタ王子来日。誰? ひまりが説明。スイーツ作りが盛んな小国。
 外出していたあきらとゆかりは、なんかあきらが女の子達に囲まれてました。退屈そうなゆかり。そんな彼女をストーキングする謎の王子。

 買い出しに行っていたふたりがキラパティに戻ります。ややご機嫌ナナメな感じのゆかり。言い方に棘がある。気難しい彼女に二の句が継げないでいると、どこからかファンファーレが聞こえてきます。アカン、これ絶対変な人が出てくるパターン。案の定現れる変な王子。一直線にゆかりのもとへ寄ると名乗りを上げて手の甲にキス。プロポーズし始めます。展開早ぇな。

 改めて確認。新聞で報じられた人物と一致。どちらかというと、いちご坂新聞が気になるんですが。八百屋の親父のインタビューとか何言ってんだろう。
 ゆかりに一目惚れしたと王子。降ってわいた色恋沙汰。当人であるゆかりは終始すまし顔。王子を前にしても「よく言われるわ」とマイペース。王子が彼女の手を握って早速国へ連れて行こうとします。ちょっと待ったコール。うちの従業員勝手に連れて行くな。あきらはゆかりのもう片方の手を掴んで引き止めます。ここで期待に満ちた表情浮かべるゆかりさんマジ乙女。でも残念。あきらさんは常識人なので学校やキラパティの話が先に出ます。途端に刺すような視線に。あきらはその変化に気づかないまま一般論を続けようとすると、王子の方がライバルが出現したと勝手に解釈してくれます。概ね正解。ということでゆかりを賭けて男と女の勝負。あきらさんそろそろ男に間違われるのに嫌気が差しそう。この番組がハートキャッチじゃなくて良かった。
 あきらの代わりに承諾するゆかり。王子があきらに勝てたら国についていくと勝手に話を進めてしまいます。自分のことなのにまるで他人のよう。いつものように状況を楽しんでいるというより、なんか捨て鉢になってないか?というくらいの投げやり感。奇妙な状況になってしまったあきらは困惑を通り越して呆れてしまいます。

 釈然としないままのあきらをヨソに展開は進んでいきます。とりあえず100m走。それでいいのかお前ら。どうでもいいけど、公国側は誰か王子を止めろよ。海外行くたびにこのノリなんで諦めたのかもしれないけど。暢気に応援する中学生組。さすがエンジョイ勢。従業員兼戦闘員が持って行かれようとしている危機的状況なのに危機感がありません。プリキュアの補充ってきくんですかね?
 「なんでこんなことに…
 ほんとだよ。ゆかりはゆかりでペコリンで遊んでいて勝負に真剣というわけでもなし。ゆかりが行きたいなら行かせてあげればいいのに、と真っ当な意見を言うシエル。本人の気持ちが一番重要でしょ? ゆかりさんの気持ち……全く見えない。この人どこまでが冗談でどこからが本気なのかよくわからないんですけど。という顔を浮かべる一同。
 さて、王子はというと、騎乗して現れました。お前国に帰れ。勝負不成立。その後も瓦割り、カラオケとそんな勝負で決めていいのか?という疑問と不正を残しながら進めていきます。

 日が暮れ始めた頃。キラパティのコーディネート対決。
 七夕にちなんで折り紙をし始めるあきら。地味だな。っていうか時間かかりそう。一方王子はキラパティ解体して城を作るとか言い出します。その発想はなかった。プリキュアのアイテム壊そうとか根性あるな。報復に国滅ぼされるぞ。

 夜になっても勝負は終わらず、王子が宿泊しているホテルに移動。そろそろ勝負のネタが尽きてきた、というか飽きてきたんじゃないかというくらいテンションが下がりつつあるあおい達。次はダンスで。声が疲れています。
 あきらにエスコートをお願いするゆかり。相変わらず本心が読めません。流石のあきらもダンス初心者。まあ、その辺はゆかりがなんとか。曲に合わせて動き出すと案外上手く踊り始めます。不安そうに見つめる中学生組とよくわからない存在感を出している王子。よくよく考えると中高生をホテルに連れ込んでるって事案じゃないですかね? それはそれとして今更ですが今週から夏服です。制服も先週から夏服でした。いちかの私服が可愛い。
 踊りながらもあきらの表情は冴えません。対してゆかりは割りとノリノリ。慣れてきたのかあきらの方もいい感じになってきます。そんなふたりを遠目で見ながら「素敵!」と感想を漏らす中学生組。ある意味こいつらが一番楽しんでいるんじゃないかと思えてきた。ツッコ役がいない問題。
 まるで本物の王子さまとお姫様みたい。その言葉に対抗心を燃やす王子。「私の方が踊れます!」。女子中学生の発言にムキになるなよ。ふたりの間に割って入ると身体をクネクネし始めます。しかしゆかりの反応はつれない。ノーリアクション。ならばと彼女の身体を持ち上げます。それ上級者向けじゃないですかね? 案の定バランスを崩してプールに落っこちてしまいます。ゆかりはあきらが受け止めてセーフ。

 びっしょり濡れてしょげている犬のような表情の王子。リフトは信頼しあっているパートナーでなければできないとあおいが説教。詳しいのか? なおこれは後半の戦闘で使われます。
 すっかりしょげてしまった王子はゆかりに謝罪。気にしてないわと軽く返事。一国の王子相手でも自分のペース崩さないゆかりさん。ここまでノーリアクションだと別な疑惑が出てきますが。王子の落ち込みにあきらの方が心配し始めます。もうやめないか。しかしゆかりはまだこの対決を楽しみたい模様。不完全燃焼の王子も引けない。スイーツ対決を申し出ます。唐突なスイーツ要素。すっかり忘れていましたがこのアニメはスイーツ番組。むしろ本題に戻った。ここでもやはり「面白いわ」とあっさり承諾するゆかり。無邪気に喜ぶ王子の横であきらは表情を曇らせます。


②私とあなたの距離
 夜の浜辺。ゆかりは折り紙を片手に楽しそうに笑います。ちなみにこの折り紙はおそらく百合を折ったものだと思いますが、百合の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」。赤系の百合は「虚栄心」。オレンジ系だと「華麗」「愉快」「軽率」なども入るようです。
 まだ続けるつもりなのか。再び問うあきら。「ええ」。はっきりと頷くゆかりに王子の国に行く気があるということか?と追求。
 「面白いからいいじゃない
 今度は突き放すような、冷たさを感じる口調の答えが返ってきます。しばしの間。
 「人の気持ちで遊ぶのはよくない
 思ってもみなかった言葉にゆかりの方が驚きます。王子はちょっとズレているが一生懸命にゆかりを求めている。王子の気持ちを汲むあきら。
 「わかった。もう対決しなくていいわ
 先程よりもさらに冷たく、突き放す口調。王子についてコンフェイト公国に行く。何故そうなる? 視聴者の声を代弁するようにあきらは疑問を口にします。きちんと…手を差し出そうとして拒絶されます。
 「そんなに真っ直ぐ私を見ないで
 走り去っていく彼女の背中を見つめることしかできない。……という光景を陰から観察する中学生組。出歯亀かよ。花火するつもりだったらしい。


 あきらが折り紙をいじっているとシエルが出し抜けに昨夜のゆかりはわがままだと言ってきます。それをきちんと伝えた方がいい。流石新参者。あきらはもとよりいちかも慣れてしまっている、あるいは察している部分があるのですが、シエルはストレートにツッコミを入れてくれます。
 ここでも相手を察するあきらは「とても繊細な人だから」と二の足を踏みます。この人もゆかりと別な意味で自分を出さない人だったりする。中学生組はどれも割合自分を出すんですが、高校生組は防御固めてる感じがしますね。あんまり強く言ったら壊れてしまいそうで。この指摘は正しい。おそらくゆかりは回避特化型。ちなみにひまりは防御特化型。いわゆる天然入ってる人。例えばひまりはクラスメイトにグサリと刺された経験があるけど、それでも彼女はスイーツへの興味を失いませんでした。それは彼女が強い動機を持つと共に強い自我があることを意味します。だから彼女はメゲない。リオの忠告も気にしない。実はひまりは自己主張が弱そうに見えて我の強さがある。粘り強い。長期的に見て彼女は安定した動きをする。口調や意見が強いことと心の強さ、ブレなさはイコールではありません。
 それに比べるとゆかりの言動に共通して見られるのは動機の無さです。こだわりがない。それは自分自身についてもそう。容易に自分を賭けの対象にしてしまえる軽さ。その軽さでもって彼女はヒラリヒラリと周囲をかわしている。周囲の期待に応える代わりに彼女は自分を出さない。人を操作することで自分を変えない。これはリオも指摘していたことです。あの時上手かったのは偽りの姉を作って、自分のゲームにリオを乗せたこと。あたかも原因があると見せかけ巧みに論点をズラした。相手の言葉を自分に向けさせない。これは回避型の基本スタンス。だから直撃を受けると一撃で沈みかねない。もうちょっと具体的に言えば、本当は人に影響されやすい人。本心を掴まれてそこに気持ちを寄せられるとスゴく戸惑ってしまうし、感化されやすい。初対面のいちかに感化されているのも実はそういうことだと思ってます。ゆかりは実は結構周囲に依存的。普段は人と距離を取って表に出さないだけで。そのことを本人がわかっていて、かつ処世術が洗練されているがために問題にならない。あきらにバレてますが。別に人格に問題があると言っているのではなく、それでバランスが取れていれば何の問題もありません。実際ゆかりは非常に有能です。親衛隊を使いこなし、敵を手玉に取り、信頼され、好きなこともある。ただピーキーなバランスなのでたまにガクっていくときがある。人は色んなバランスの取り方をする。それが趣味なのか、他者なのか、孤独なのか、物なのか、金なのか、酒なのか、クスリなのか、差はあれど自分を見失わないための工夫なのだと捉えることができる。もっとも、その自分を見失わないためのモノが却って自分を見失わせてしまうこともあるのだけど。

 …という御託はここまでにして、シエルは実体験を語りながら察するばかりが良いことではないと言います。たまには腹割って話せよ。
 「大好き。言葉にするとシンプルだけど言われたら心がキラキラする。素敵な言葉じゃない?
 君の瞳がキラキラしてる。形容じゃなくて。とはいえ、あきら本人はまだ半信半疑。
 シエルがキッチンにあきらをつれていくと全員揃っています。ゆかりさんがちょっと居づらそうな雰囲気。どうやら準備そのものは出来ていたんだけど、あきらが渋っていた状況だったのかもしれません。今回の話はゆかりの内面がクローズアップされていますが、同時にあきら側のゆかりへの距離の取り方、どこまで踏み込むかが問われている話でもあります。今までは互いが互いに(ゆかりはポーズを取ることで、あきらは察することで)踏み込まないことでバランスが取られていましたが、ここでその再調整が迫られています。ゆかりの頑なさ、理不尽さはあきらの煮えきらなさへの抗議でもある。自分の気持ちを知っていて踏み込まない。そんな彼女への。でもいざ踏み込まれると混乱する。そんな未熟さ。彼女達は友達ではあっても、親友ではない。いざというときに手を伸ばすどころか、払い除けてしまうというのが前半エピソードで見た彼女達の関係です。
 「あきらは作りたくないんでしょう?
 今度はヤケに自信なさげ。自分の外見だとか能力ではなく、自分を知ってくれている人が自分のために動いてくれる。そうされた経験が無いのかもしれません。彼女の悪い癖はそれを最初にゲームにしてしまったことです。気を引きたくて、本心を知りたくて。しかしそれはやっぱりわがまま。あきらにだってあきらなりのやり方があるのだから。
 そんな煮え切らない両者を引き合わせるようにシエルが仲人を務めます。小さく頷くゆかり。面倒臭い人達だ。このふたりは「良い人ですね」「美しい人ですね」と言われることは容易だけど、それ以上の言葉をもらうのは非常に難しい人達なのかもしれない。器用な不器用さというか。いちかは不器用な器用さだけど。
 ここでいちかの器用さが発揮。チョコとマカロン合体させようぜ。シエルも賛成。

 調理開始。なんかぎこちない。っていうかふたりで作るのルール的にどうなの?
 心配するいちか達ですがシエルは自信があるらしい。実際当初はよそよそしい態度だったふたりは一緒に作りながら打ち解けていきます。ごめんなさい。彼女の唐突な謝罪を優しく受容。
 焼きあがると綺麗な色に。シエルが言うには焼き色はあまり気にしなくていいので割合簡単。メモとってるひまりが流石。横で聞いていたゆかりはそれでは誤魔化しが利くだけで完璧とは言えないのではないかと疑問がわきます。が、いちかがあきらさんとふたりで王子のところに届けてきて下さいと指示。彼女言うときはハッキリ言う。必ずしも当事者にならない主人公というポジション。


③混ざりあった気持ちを解いて繋いで

 「いちかにはいつも驚かされるわ
 敬意を抱くようにつぶやくゆかり。ゆかりといちかは親友にはなれないかもしれません。たぶんゆかりにとっていちかは遠い。いちかの言動は彼女にとって恩恵であり眩しくもある。あと5年か10年くらいして互いが大人になれば年齢を気にしない成熟した関係になるかもしれません(私が言っている関係は男性的な関係だけど)。共に肩を並べて歩きたい相手と、ある種の恩師としての相手はちょっと意味合いが違う。だからこそ、ゆかりはいちかではなく、あきらにそれを求めたのだろうとも思う。ゆかりから見た時にキラパティのメンツに対する重みが違うのは面白い視点です。
 もちろんキラパティのみんなにも感謝している。ゆかりのつぶやきにフォローを入れようとあきらが口を開くと
 「みんな私のことを完璧だと思って近づいてくるの
 「でも、私は全然完璧なんかじゃない
 自分の本心を見抜いたジュリオ。だから彼を傷つけたと告白するゆかり。やられる前にやった。
 「がっかりしたでしょう?
 いつもこう。プライドが高い人が弱みを見せないために防壁や武装をするのはよくあることです。実際それが虚栄ではなく、スキルも見合ってれば益々評価が上がるので悪いことではない。ただ、もしかしたら理解者になってくれたかもしれないジュリオを遠ざけたことは失敗だったかもしれません。理解者すらも攻撃して遠ざけてしまう。現に今もあきらに対して本心を見せることで拒絶している。自分は弱くてずるい。なのにいちかもあきらも自分を真っ直ぐに見る。自分を一廉の人間だと思っている。一見すると自分の評価を気にして無さそうで、めっちゃ気にしてそれがもうわけわかんないことになってる。みんな自分の上っ面だけ見てるって言えばそうなんだけど、その上っ面に乗せられている人に乗っかっちゃってるのも彼女なわけで。周囲の目と自分のプライドのバランスの取り方がわからなくなってる。彼女の試すような態度は彼女なりの妥協なのでしょう。でも相手が本当に自分を見てくれているのか、それを確認する方法を彼女は知らない。周囲の期待に反比例するように自分の中身が軽くなっていくような耐え難さ。周囲がミーハーだけならまだいい。けどいちかやあきらには裏切っているのではないか、と良心の呵責を覚える。それは彼女達がその他大勢の大衆ではなく、個人としてゆかりが敬意を持っているからだ。その他大勢は騙せてもふたりを騙すことはできない。そう思う彼女は潔癖さがあるし、ある種の青臭さ、未熟さがある。そして本心では赦されたいと思っている。だから懺悔するように告白している。おそらく彼女はこの告白さえも一種の駆け引きとして意識しているでしょう。たとえ本気の本音であったとしても、彼女はゲームとして相手に提示するほかない。それは彼女自身が積み上げたツケです。これは同時にあきら側の決断が問われます。彼女は今まで一般論や建前で言ってきたのですから。
 「それから?
 「見せてよ
 続きを促すあきら。肩に手をかけて自分に振り向かせると真摯な瞳で彼女を見つめます。
 「隠さないで
 この番組ここだけ見ると時間帯間違えてるんじゃないかと思えるな。

 一方その頃、王子のスイーツは狙われていました。スイーツっていうかオブジェ?
 今週の当番のエリシオさん。王子とスイーツからキラキラルを抜き出します。ふたりが到着して問うと「ただの空っぽの道化師ですよ」。……ああ、これは黒歴史ノートを知り合いに見られて盛大にやらかした人だな。武器がカードとか香ばしい。何故人は同じ過ちを繰り返してしまうのか。
 ゆかりはパクトを封じられてしまい待機。あきらが単騎で立ち向かいます。

 敵のお約束のセリフと共に戦闘開始。あっという間に劣勢になりますが侠気を見せる場なので問題ありません。
 「好きだから…大好きだから!
 もう狙ってるだろ、このセリフ。といってもキラキラは「好き」が勝つアニメなので本筋の論理に則った正しい作劇なんですけど。自力で脱出したもののそこで力が尽きてしまいゆかりに抱きとめられます。泣かせてごめん。ショコラの言葉に反してゆかりは涙を浮かべてはいません。しかし指でなぞるとたちまち涙が溢れます。あの、すみません唐突にガチなの入れるのやめてくれません。ちょっとプリキュアさんやめてくださいよ、最近緩くやってたじゃないですか。こっちのギアチェンジ間に合わないんですけど。ゆかりは泣いてはいない。でも心はもうボロボロで泣いている。だから真実ではある。あきらは嘘をつきながら(ハッパをかけながら)ゆかりの本心に踏み込んで彼女が隠していたものを剥ぎ取る。ゆかりが最後まで隠していたものが涙って何その青春甘酸っぱい展開。ここにウエスターさんがいなくて良かった。
 その間も例によって敵は待ってくれます。そういう協定なので。この前貰った飴玉みたいなのが光ってるので何かのフラグが立ったようです。黙って泣く彼女の頭を優しくなでるショコラ。…もうこのアニメなんのアニメだっけ?
 「そこまでです」
 このままでは違う方向性のアニメになってしまう。だいたいスイーツ関係ねぇじゃねーか。俺何のためにスイーツ盗ったと思ってるの? ちょっとは危機感抱けよ? っていうか俺に注目してよ。というわけで怪人召喚。百合な展開だからって敵も百合にしてくれるサービス精神。なんだかんだ言ってもノリが良い敵は良い仕事します。
 そこに現れる中学生組。女子中学生数人に破られるバリケード(笑)
 早速変身。展開的にはゆかりがセンターだと思うのですが、大人の事情でシエルがセンター。新キャラ販促はメイン回の主役すら食う。実際、ちょっと違う方向に行っていたのでここらで仕切り直す意味でも軌道修正をかけます。このアニメ6人組のプリキュアなんで。しかしそれにしてもバンクを並べてみるとパルフェさんは何か毛色が違うな。
 中学生組が牽制、そして唐突に挟まれるショコラとマカロンのリフト。いや、なんだろ、それ。ちょっと初見でリアクションに困ったんですけど。これ強いの? 格好いい? よくわかんないぞ。その場で回って合体技。効果は抜群。でも氷のグラスに閉じ込めて消滅させるのであんま関係なかったりする。パルフェさんの空気の読めなさ。

 結局名乗って返っていくエリシオさん。中途半端な自己顕示欲だな、おい。


 ゆかりは王子の誘いを辞退。
 「私はまだ恋をしたことがないから自分の心がよくわからない
 けどみんなと作ったチョコマカロンにときめきがある。
 「そのときめきを大切にすれば、いつか…
 断り方とすれば結構微妙ですが、ゆかり自身は霧が晴れたようです。自分の中にわだかまるなんだかわからないもの。それを消化(昇華)するにはそれなりの時間を要します。わかったようなわからないような曖昧さで頷いた王子は、あきらにゆかりを託します。まあ、そうなるのが普通だわな。
 「男の約束デース」
 そのまま去っていく王子一行。その間誰も言葉を発せず。
 「なんでそこは否定してくれないの?
 空気読んだ結果です(キラパティの総意)。
 また一つ誤解を重ねるあきらの後ろで、ゆかりの心はキラキラと輝きます。


④次回予告
 ゆかりさん挑戦的。短縮版だと出ていませんが、次回はあの人も登場。


○トピック
 職場の人が誰も女だって訂正してくれなかったときはオー人事オー人事。


 ところで、本当の自分を理解してほしい、などという戯言を私は認めません。「本当の」という境界なんて自分にも他人にも引けないからです。優しくあるために酒を飲んで暴力を振るう人がいるなら、それはそういう人です。バランスを取るために負があるなら、その負もまたその人の本質です。心を切り貼りすることはできない。美しさのために狡さがあるなら、それはそういう人です。薔薇に棘があっても薔薇であるように。
 という前置きをしたところで、ゆかりさんのテンパり具合が素晴らしい。何が素晴らしいってわけわかんないところ。どこまでが演技でどこまでが本気で揺れ動いている部分なのかが確信持てない。本編の感想ではしたり顔で説明してますが、テキトーですからね、アレ。でもおそらく彼女は本気でテンパってる。でもそのテンパり具合すらも彼女を演技的にさせてしまっている。何故なら相手の気持ちを測るためにゲーム(駆け引き)をしていたゆかりは、そのツケとして自身がそうなってしまったからです。本当とそうでない部分の境界を引けないというのは、たとえ最初はある種のポーズだったとしても、ストレス解消でやり始めたことだったとしてもそれが習慣化して自身の言動の一部に置き換わってしまうとそれ抜きでは自分を表現することができなくなるからです。ゆかりの言葉はいずれも相手を試し、測り、自他の距離を調整しようとする働きを持つ。そうなってくると今度はゆかり自身が困ることになる。どう伝えていいのかわかんねー。何言ってもゲームにしかならないって。そういう意味でほんとにギリギリのところだったと思います。テンパって自分をさらけ出す。これはよくある。でもそれがどこか演技的で試すように見えてしまうところがゆかりという人の個性でもあり、ツケでもあって、そこに直球で応えるあきらさんの侠気ぶり。どこが良い、どこが悪い、赦す赦さないではなく、「好き」で決める。友達って、人ってそういうものだよね。

 先にも書いたとおり、ゆかりは結構依存的な人で、周囲の反応に同調して自分を位置づけていた結果、固着(膠着)してしまったというのが彼女の状態です。器用すぎて他のやり方が使えなくなる不器用さ。一定の処世術は必要ですが、それに縛られ過ぎると身動きがとれなくなる。要するに所詮は小娘ってことです。ジュリオの件を踏まえて、はたと自分の行き詰った状態に気づいたときに、テンパってみっともない醜態を晒す。良いと思います。そういう小娘私は大好きですよ。だってそれはツケを払おうとする試みだから。自ら帳尻を合わせようとする姿は格好いいと思います。めぐみがガチ泣きしているシーンも、みらいが泣きながら呪文唱えているシーンも大好きです。女の子が泣いてるシーンて興奮するよね(その言い方やめろ)。それもまた通過儀礼。その経験が自分の手札を増やすことに繋がる。ツケを払ったからといってゆかりの言動が大きく変わることはないでしょう。先にも書いたように「本当の」なんてものはないからです。変わるとしても少しずつ変わるだけ。残骸を残しながら。それでいい。だから人の数だけやりようがある。人の数だけ救いがあると言い換えてもいい。


 来週は水着回。全裸待機しなきゃ(使命感)


[ 2017年07月30日 17:54 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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