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第23話「翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ!」

○今週の出来事
①灰色の代償

 「まずはごめんなさいは?
 開口一番このセリフを言えるゆかりさんはほんとゆかりさん。しかしピカリオのへそ曲がりは継続中。前回いちかに「お姉ちゃん好きでしょ」と突きつけられて負けたくせにこの期に及んで正直になれないとか、ほんと面倒な奴。ゆかりさん怒らせると怖いぞ。とりあえずピカリオ側の事情を知ろうと、あきらは彼の目的を尋ねます。
 「闇に変えてやるピカ」
 この表情。まだ中二病が抜けていないらしい。設定をおさらい。キラキラルはスイーツに込められた気持ちが結晶化したもの。でも気持ちはキラキラしたものだけじゃない。怒りや憎しみ。それもまたキラキラルの力になる。で、ノワール一味はその闇のキラキラルで世界を染めたいそうな。一大事!と慌てる長老の横であまりピンとこないいちか。「ちょっとスケールが大きすぎて」。スイーツ作ってただけなのにいつの間にか世界規模の話になられても困る。最近のプリキュアは世界の危機に大してあまり関知しません。
 ペコリンも一緒にスイーツ作ろうよ、と懇願するも振り払うピカリオ。ガミー達と同じように気持ちを利用されただけじゃないのか?とあきらが間に入ります。この人のこういうフォロー自然だよね。
 「だったとしてもそれも俺の本心だ」
 ごもっとも。
 弟のことなのに先程から画面にすら登場しないキラリンは何をしているのか。落ち込んでました。シエルの姿になると店お準備があるから、と口実を作って逃げるように出ていこうとします。ピカリオがこうなった責任の一端は自分にある。こっちもこっちで心を閉ざしてしまいます。この姉弟面倒くせー。あの、君たち人に迷惑かけてるってわかってます? どうも自分のことで頭がいっぱいになると周りが見えなくなる点では共通しているらしい。
 引き留めようとしたいちかをあきらが制します。ゆかりさんとあきらさんの役回りがカッチリ決まってて面白い。


 店に行ってみると休業。
 これはヤバイかもしれない。みんなを呼んで集合。店の中に入るとシエルがうなだれています。ダメなパターン入ってる。ズタボロなメンタルでは仕事にならない。連れてこられたピカリオは帰る!と駄々をこね始めます。あおいがガッチリ捕まえます。おい、そこ代われ。
 カウンターには粘土をこねくり回したかのような不出来なアニマルスイーツがズラリ。いちかを真似てみたけど何も閃かなかったと答えるシエル。そんな彼女を偽悪的に嘲笑うピカリオ。俺の気持ちがわかったか?と突きつけます。ほんと甘ちゃん。内心では心配しててもそれとは逆のことを言う。勿論腹いせもあるだろうけど、そこには姉への一体感を捨てきれない感情がある。
 どうしてそんなことを言うのか。ピカリオの心ない言葉に疑問の声をあげるひまり。するとピカリオは前回のアレはプリキュアが見せたまやかしだと否定。本当はお姉ちゃん好きです、ちょっと悪ぶってみただけなんです、とは言えないしカッコもつかないので宙に浮いた感情が彼を偽悪的にさせています。
 それに論より証拠。卵を割ってかき混ぜ始めます。「すごい手際です…」。割りとシュールだよね、この絵面。ワッフルを焼くと瞬く間に灰色に。その事実に彼自身が打ちのめされます。自暴自棄になってるのね。
 ノワールの力を得た見返りに闇属性を得たようで、真っ当なスイーツは作れなくなったようです。
 「俺の手は汚れてるんだ」
 久々に聞いたな、そのセリフ。
 今更戻ることなんて出来ない。声が震えるピカリオ。以前スイーツを作ろうとしなかったのもこれが理由か、と納得するゆかり。弟が後戻りできない身体に…より一層ショックを受けるシエル。あー、ちょっと黙っててもらえませんかね? あなたまで落ち込まれると話が……


②向き合う姉と弟
 何か出てきました。ほら。
 敵首領ノワール。初めて目にする相手に息を呑む一同。この場にきららがいたら速攻で仕掛けてた。さしものゆかりさんもそこまではしない。
 「憎いのか? 自分が」
 シエルに囁く影。
 「私は自分が憎い
 素直に答えます。ちょっと君、前回の話見てた? そこで頷いたらまた繰り返しちゃうじゃないですか。人の振り見て我が振り直そう、な? この状況にピカリオの方が危機感を抱きます。姉まで下僕にするつもりなのか。
 「心を闇で満たせば君はプリキュア以上の存在になれる」
 ……。お前も人の話聞いてない奴だな。別にシエルは力を求めてないぞ。力、あるいはプリキュアにこだわりでもあるのか、こいつ。実は先代プリキュアの弟子とかライバルでしたとか言い出さないだろうな。
 シエルを闇のオーラが包み込みます。引き寄せられるような逆風で鞄から調理道具が飛び出していきます。あからさまなフラグ。闇の中にピカリオといちかも飛び込みます。必要な人員が確保できたので闇のオーラは上空に消えます。それを見上げるノワールは新しい闇の下僕の誕生だとほくそ笑みます。いや、どう見ても失敗フラグなんですけど。っていうか、前回ジュリオを浄化したのいちかだってわかってます? 今回の敵さん、あまり周囲が見えてないな。最終回で実は○○だったんだー!って白状しそう。良かったな、今年のプリキュアがキラキラで。これが魔法つかいなら(以下略


 街を歩くビブリー。プリキュアに負けて、ジュリオにコケにされて鬱憤が溜まっています。
 上空に浮かぶ闇の球。いちか達を奪還すべくプリキュアに変身したショコラ達は跳躍。状況を正確には把握していないもののビブリーはプリキュアへの対抗心から自身も飛ぶと妨害。しかし一度負けている上に連戦でパワー不足。
 そこにノワールが立ちます。彼を見たビブリーは懇願するように力を求めます。狂気に満ちた良い表情。
 「嫉妬か、素晴らしい。お前はまだ戦える」
 イルにエネルギーを加えると、イルとビブリーを一体化。ビブリー人形のできあがり。


 その頃、いちか達はシエルの心象風景の中に。例によって雨が降っています。あるある。
 ロッドを拾うと再びジュリオの姿に。一人だけ妖精の格好というのも格好がつかないし、この後の転向を踏まえればこっちの方の姿がわかりやすい。スタスタと進むと傘を差すシエルが。例によって自責の念にかられています。傘を捨てて表情がハッキリと見えます。希望を失った瞳。パティシエの夢を捨てる。プリキュアも目指さない。ピカリオと一緒にいる。それが償いであるかのように答えるシエル。


 映画告知CM。本編より映画の方が出番早いってフライングしすぎじゃないですかね?
 この師匠、何かボスっぽいんですが、ちょっと迷惑かけすぎじゃないですかね、この人達。関係者全員反省部屋な。


 ここから出よう。そう話しかけてもずっとここにいると頑なな態度。それがピカリオのため。絶望的なディスコミュニケーション。そうじゃない。弟君のことわかってない発言ですよ、それ。
 「本当にお前はそれでいいのか?」
 お前ツンデレかよ。話早いな。助かるけど。姉が本気で凹んでいると知るとすぐに立ち直るシスコンの鑑。つい5分くらい前まで反抗的だった態度はどこにも見当たりません。
 「俺はお前を超えたいがために闇にまで手を染めたのに、今のお前を超えたって意味がない!」
 そんなこと言われてもじゃあどうすればいいのか。困惑するシエル。一緒にスイーツ作ればいいんじゃないですかね。雨も降ってるし、過去のことは水に流して。今のシエルは思考を放棄している。相手の主張を丸呑みして、立ち止まるのは最も安易なやり方。益々行き場を失ったシエルの足元がひび割れていきます。
 「やめろ! もう自分を傷つけるな!」
 誰のせいでこうなったと思ってるんだよ、ほんと。スイーツが絡まないのでいちかさんちょっと手持ち無沙汰。もう少しだけ待ってて下さい。展開は見えているので。
 ついに地面が割れてさらに深みに落ちていく3人。変身してとりあえずジュリオを確保。

 一方現実の世界では戦闘継続中。例によって劣勢ですが時間稼ぎなので問題なし。


 底に落ちたジュリオはいつまでもお姫様だっこされているのが嫌だったのか、振り払うようにホイップから降ります。ホイップはホイップでジュリオの本心が聞けて安堵。
 辿り着いた先にはキッチン。食材も置かれています。準備万端。ここで作ればいいじゃん。んわけねーだろ、さっき見ただろ、俺のスイーツ灰色になるんだよ。思いがあるならやってみないとわからないと反論するホイップ。前回見たようにキラキラルの原理はわかっているので気持ち込めれば光ります。お前しか作れる奴いねーんだよ。そう突きつけるホイップ。姉に向き合え。つまりはそういうこと。そしてそれはシエルも望んでいる。だからこの場にキッチンがある。
 「無理だ! もう一度見てみろ! 俺のスイーツじゃ気持ちなど通じない!」
 そう言いながらテキパキと調理し始めるジュリオ。このアニメ、調理のシークエンス入るからシュールになるんだよね。その姿をホイップは嬉しそうに見つめます。不器用な姉弟だなーって思ってるのかもしれません。でもその不器用さを決して彼女は笑わない。だって彼女もそうだから。(本作のモチーフ的に)スイーツでしか気持ちを通じ合えない不器用な人々。だから手を止めてはいけない。作る以外に伝える方法は無いのだから。
 シエルが姿を現すと、私の心のなかでスイーツを作らないで、と言ってきます。キッチンと食材用意しておいてそれかよ。説得力ねーぞ。スイーツを作るのは諦めた。違うでしょ、諦めてるのは弟に向き合うことでしょ。それが一番面倒臭くて怖いことだってことはわかるけど。拒むように闇のオーラが吹き出ます。
 世話のかかる姉を今度もホイップが面倒を見ます。時間稼ぎしている間にワッフルを完成させて。
 「まだだ!(加熱中)」
 やっぱシュールだよな、これ。
 出来たそばから灰色にくすむワッフル。スイーツを諦める? その結果がこうだぞ?と言わんばかりに皿に盛り付けたそれを姉の前に突き出すジュリオ。
 「泣くな」
 ワッフルを手にとって口にすると、シエルは涙を零しながら美味しいとつぶやきます。その言葉を証明するようにワッフルに色が戻ってきます。気持ちがあればキラキラルは生まれる。それはいちかが以前証明して見せたことです。姉のために弟が作ったワッフル。光らないわけないじゃない。ホイップが答えます。今作のプリキュアは最初から正解しているので行動がブレません。趣味でやってる人の強みはここにあります。
 ようやくキラキラルの意味を理解するジュリオ。今まで一体なんだったのか。しかしそんな感傷に浸っている時ではありません。姉が元に戻ります。姉の謝罪がこれまた恥かしいのか背を向けて受け入れます。再びスイーツを作ると話す姉に、勝手にしろとそっけなく返す弟。面倒臭い姉弟でしたが、ようやく着地点が見えました。


③キュアパルフェ!できあがり!

 そんなわけで現実に戻ってきます。
 シエルの周囲を囲む食材。彼女のキラキラル。気持ちがキラキラルに、キラキラルが形に。彼女はスイーツを形作っていきます。
 戦闘中に調理とか舐めてるの? ビブリーが妨害。それをプリキュアが妨害。プリキュアのキラキラル、弟のワッフルも借りて調理再開。ワッフルを羽に見立てるとペガサスのよう。
 それを忌々しく見つめる影。矢を放つとジュリオが代わりにその身に受けます。禊ですね。一度死んでもらいましょう。弟の言葉を受けてシエルはスイーツを完成させます。スイーツが変身アイテムに。
 「キュアラモード・デコレーション!
 思ったんですが、シエルって髪飾り無い方が可愛くない? それだとキュアリズムに近くなっちゃうんだろうけど。全キャラに共通することですが、コスチューム着る前のキラキラしてるワンピース着てるシーンが一番可愛いと思う。たぶんヒラヒラしてるからだと思うんだけど。
 「パフェ!
 「夢と希望を! レッツ・ラ・まぜまぜ!
 いつものBGM。これこれ、この安心感。たくさん出てくる食材。完成品のイメージ。そこから基本コスチュームにお着替え。何か涼しそう。ペガサスだけあって羽が生えます。新キャラ特権。イメージ空間なので好き放題飛び放題。雲を突き抜けると装飾を纏って完成。
 「キュアパルフェ! できあがり!
 すぐに弟の元に駆けつけると、彼はピカリオの姿に。持っていたロッドはプリキュアのアイテムに。これは上手い引き継ぎ。折れた彼の心の象徴がバトンになってプリキュアに引き継がれます。まさに専用武器。

 待機していたビブリーが活動再開。無論パルフェが一蹴。ガード、リボン、捕縛、散弾と自由自在。ちょっと黄色の存在意義潰すのやめてもらえません? 散弾で追い詰めながら下から追い打ちをかける鬼畜ぶり。さらには空に虹の橋をかけます。それを使ってホイップ達も参戦。一撃加えて新キャラに華を持たせます。
 「レインボー・リボン!
 「アン! ドゥ! トレビアン!
 巨大な氷を作り出すと、成形してグラスの形に。ちょっと青の存在意義潰すのやめてもらえません? 変身バンクといいパルフェは飛べることを前提にした縦横無尽な機動がかっこいい。ビブリーをグラスの中へ。その上からスイーツを盛って閉じ込めます。圧殺。
 「キラクルレインボー!
 「ボナペティ!
 ビブリー連敗。少し休まれた方が良いかもしれません。


 傷を負ったピカリオは何か薄くなってます。あれ、本当に死ぬの? え、何このアニメ、そんなハードなアニメだったの? 俺の心が弱かったから…。彼の魂は祭壇へと送られます。


 出尻。新ED。早速パルフェ追加。何か映画っぽい。


④次回予告
 嫌な事件だったね。


○トピック
 ピカリオは犠牲になったのだ。伝説のパティシエ、プリキュア。その犠牲にな。
 悲しいことは忘れて新展開を楽しもう、映画もあるよ。東堂いづみに慈悲はない。


 実はこのアニメ、エンジョイ勢に見せかけてガチ勢だったりするんですかね。
 展開そのものは予想どおりで、謝罪会見は必要だし、スイーツ作るよね、ということなんですがピカリオの魂の浄化と共に肉体的にも昇天するまさかの展開。彼の希望と失望に彩られたワッフルは姉を羽ばたかせる翼となり、彼の力であったロッドは姉の力となる。つまり実質的にはキュアパルフェは姉弟の合作。番組の性質上プリキュアは女性限定なんですが、ギリギリを攻めてます。
 そう考えると背景的にやたら重くなってる新プリキュアですが、後半はピカリオの復活を絡めたお題が出されるのかもしれません。敵首領も登場したことでスケールが大きくなっているので、それに合わせて主人公側の目線を高くする必要もある。プリキュアの使命については前回触れたとおり。そろそろスイーツ作って食べるだけから前進させる時期なのかも。でも夏休み入るので話進まないんですけどね。



[ 2017年07月16日 16:48 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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