六畳半のすごし方 TOP  >  キラキラ☆プリキュアアラモード >  第18話「ウワサの主は強敵ビブリー!」

第18話「ウワサの主は強敵ビブリー!」

○今週の出来事
①流言と天才少女

 今週も相変わらず頭をぶつけながら挨拶。まるで成長していない。また健忘症になるぞ。それはそれとして、今日も元気に登校。自然とリオの姿を探そうとしますが見つからず。今日は休み。前回あんなことがあったにもかかわらず普通に何食わぬ顔で出てこられてもリアクションに困りますが。健脚でしたし身体の方は大丈夫そうです。

 灰色の世界。18話にして初めて出てくる敵アジト。一軒の家と電話ボックス。家の中も灰色。折れたロッドを前にうなだれるジュリオ。落ち込んで不登校になったようです。そんな彼を見つめる少女は「あんた最低ね」と口を開きます。出だしから視聴者に尻向けるとかあなた最高ですね。ビブリーと呼ばれた少女はジュリオの勝手な行動を咎めます。どうやら彼らの上にはノワールという人物がいて、本来の目的があるようですがジュリオはそれを無視して実験にあけくれていたようです。ロッドもノワールからの支給品。壊してしまいました。始末書とか書く必要あるんでしょうか。
 「ダッサ!」
 命令違反&不始末のジュリオを侮蔑するビブリー。ぬいぐるみのイルで腹話術(?)しながらジュリオを小突き回します。くっそ。前回いちかとお買い物デート&家にまで上がり込んだ上にビブリーちゃんにまで弄ばれるとか美味しい思いしやがって。こんなんどうみてもご褒美ですやん。煩わしいビブリーを払いのけようとしますが逆にロッドを足蹴にされて突き返されます。電話ボックスに向かったビブリーは中に入ると転送。
 ジュリオ君やさぐれそう。


 キラパティで報告。まあそりゃ学校出れないわな、と納得する一同。しかし一体何が目的だったのか。確かにここは視聴者にも見えないところです。ガミー達をけしかけたのもジュリオなので1話からここまで彼の独断行動。展開的には彼の寝返りフラグが立ちまくっていますが少々込み入っています。難しい顔はここまで、と妖精。もうすでに店は開いています。……開いていますが、誰も来ません。
 次の日。雨だから仕方ないよね。
 次の日。晴れてるけど……仕方ないよね。ちょっとヤバイ。

 学校で親衛隊に呼び止められるあきら。って、なんだその糸電話。密談にしても不自然すぎるだろ。何やら事情がある様子。
 話をキラパティに持ち帰ります。何故かここでも糸電話。ああ、この演出(コンテ)土田さんだな、と思ったら本当にそうだった。なんか独特だよね、この人のセンス。悪い噂が広がっていると話すあきら。キラパティのスイーツを食べると恋人と別れる。そのイメージ映像いいのか? 友達と仲が悪くなる。ギャグが滑る。…らしい。最後のどうでもよくね?
 「しょんなばかな」「しょんなことで」。前々から思ってましたが言葉遣いがこれまでのシリーズと比べて砕けてるよね。しょうもない噂ですが事実キラパティは開店休業状態。しかしいちかはこれまでだってお客さん達は食べて喜んでくれたのだから大丈夫だと啖呵を切ります。食べてくれればね。


 「ダッサ」。次々と服を取り替えてはダメ出しするビブリー。この子可愛い。改心系のキャラを除けば女性の敵幹部は全員成人だったしねぇ。公式がネタバレしているのでこの子がプリキュアになることはまず無い。主人公達と同年代で同性の敵は初めて。そのため怖い敵というより(陰湿な)いじめっ子イメージで造形されています。
 店員が話しかけてくると、キラパティのスイーツ食べるとセンスが悪くなるとイルを使って吹き込みます。こうやって流言を流していたのか。ずいぶん効率が……吹き込まれた店員からさらに広範囲に伝播。…効率いいな。

 今日も閑古鳥。
 次の日もその次の日もその次の日もずっと誰も来ません。あまりに誰もこないので夢で見る始末。この状況で行ったら超歓迎されるんじゃね? 女子中高生に接待されるんじゃね? 行くしかないこの大チャンス。
 いちかはそれでも立ち上がると独りでスイーツを作り始めます。黒い噂がナンボのもんじゃ。自分たちが作ったスイーツの気持ちはみんなに伝わっていたはず。スイーツは人の気持ちを伝えるもの(気持ちがこもるもの)と主張した前回から今回の流言に繋げるのはストレートな流れ。気持ちが込められても食べてもらえなきゃ伝わらない。ビブリーの戦術は地味ですが効果抜群。普通に営業妨害。
 いちかを心配していると、部屋から大きな音。失敗したようです。精神的にも追い込まれていきます。

 いちかの失敗と落ち込みを受けていよいよ本気で危機感を募らせ始める4人。彼女達とすれ違ったビブリーは独りほくそ笑みます。
 家でテレビを見ているとパリで話題になっているパティシエ少女が登場。あからさまな新キャラ感。この時期のこのタイミングで同年代の女の子が登場するってそういうことだよね。っていうか公式がバラしていくスタイル。天才少女シエル。日本に来日。ところで君、ジュリオって人知らない? 君と同じように瞳に星がある男の子なんだけど。
 部屋でうなだれるいちか。お客さんが来ないってことならキラパティを開いた当初もそうでしたが最近は客入りも上々…からの落差、加えて同じ歳の子との実力差のダブルパンチ。
 「私の作るスイーツがもっと美味しかったら噂なんかなんてことなかったのかな…
 このままではジュリオの言葉を証明することになってしまいます。趣味で始めたスイーツ作り。いちかは自分の限界と、手の届かないほど上の存在に触れます。


②新たなる挑戦
 翌日もいちかは不調。
 すると街であきらがビラを配っています。ゆかりは親衛隊を使って情報収集。登場したときはうざキャラだった親衛隊ですが今では便利な忠犬。意外な起用法。この人達キラパティのファンじゃないから流言関係ないんだよね。主人公側が組織力使ってるのって珍しい。金にものを言わせていた人はいましたが。
 キラパティに行くとあおいがキラキラルを外に運び出そうとしています。何に使うかは秘密。ひまりは厨房でミルクレープを作っています。でたミルクレープ。私これ店で頼む時必ず噛むんだよね。発音の位置分からなくて。ひまり達もまたスイーツを信じて気持ちを込めます。長老がいちかを呼び止めます。店の外であおいがスイーツのオブジェを設置。
 キラパティはみんなのお店。いちかだけでもっているわけではありません。というよりもいちかがいつも先陣を切るので、その彼女に凹まれると4人が動かざるをえない。本気でやべぇってなる。実はここで顛倒が起きています。もともと本作はスイーツありきで始まっています。スイーツを中心にみんなが集まって店を開く。でも今彼女達にあるのは店のことだけでなく、いちかへの信頼です。このまま彼女に暗い顔をさせるわけにはいかない、自分達も人肌脱がなくちゃ。直接それをいちかに言いはしないけど店を立て直すことで信頼に応えようとしています。その性質上、他のシリーズと比べて信頼醸成に時間がかかりましたが、スイーツが人を繋ぎ、繋がれた人々がスイーツを生み出すという循環を描きつつあります。
 そういうわけで、ここでキラっと閃くのがいちかの仕事。

 キラパティ新装開店。ミルクレープもキリンにアレンジ。
 外に出て呼び込み。しかし噂を知っている人々は距離を置きます。食いつきが悪い。ふと見ると少年がキリンのオブジェを見上げています。チャンス。いちかが声をかけるとギャグが滑るんでしょ?と率直に尋ねてきます。そういうことは「これっキリンにしてね」とミルクレープを見せながら返答。しょうもない会話ですが少年と打ち解けると食べてもらいます。流石に緊張。様子を伺うあおい達も固唾を飲みます。
 「美味しい!」
 久々の言葉に胸を撫で下ろします。スイーツの味に納得した少年は噂なんて関係ない、美味しいと言い切ります。その言葉にいちかは涙を浮かべてお礼を言います。くっそ、これが俺だったらよかったのに!
 パクパク食べる少年を見た他の人々も噂の心配はないようだと安心し始めます。現金だな。スイーツに込めた気持ちが伝わっている。それをいちかは噛みしめます。

 いちか達の成功はビブリーの失敗。
 再び流言を流そうとイルを持った手を上げると…誰かに掴まれます。ゆかりさん。すげー。ほんとゆかりさん有能。罠にかかったのはビブリー。どうやら待ち伏せされていたようです。みんなのところまで連れて行かれます。「何すんのよ!放しなさい!」とあがくところを見ると本人の身体能力はそれほど高くはないようです。変身前に力で勝てないって斬新な幹部だな。裏でコソコソするけど正面切っての対決には向かないタイプか。
 ゆかりに手を離されて転ぶビブリー。やめろ、俺の高感度が上がる。誰?と聞くあおい達に噂を流した張本人と答えるゆかり。即バレ。親衛隊有能すぎぃ。
 何故こんなことを? その疑問に「むかつくから。楽しそうにしているのが」としょうもない答えが返ってきます。友達いなさそう。クラスで不思議ちゃんとか呼ばれて浮いてそう。
 バレたら仕方ない。なら堂々と活動するまで。イルを高々と持ち上げるとキラキラルを収奪。キラキラルが人の心で増えるのは彼女も知らなかったようで、ジュリオのお手柄だと褒めます。ジュリオの名に反応するいちか。突っ込んで聞くとノワール様のしもべと答えます。18話にして黒幕の名が出ます。個人的にノワールって聞くと3次元人連想するんですが。実はこの世界2次元なんだよとか言ったりしないか心配です。

 奪ったキラキラルをイルに纏わせて巨大化。ノワール・フィリング。ジュリオもノワール・デコレーションって言ってたしノワールから得た力なのね。空間に穴が開きます。この穴を通ってキラキラルを持ち帰る算段。つまり奪還ミッション。ジュリオはキラキラルを武器にして本人と直接戦いましたが、ビブリーは全く異なる目的とタイプ。
 持ち帰られては困るので挑むもホイップはす巻きに。背後からイルを足止め。その間、ビブリー本人を直接狙うマカロン。本気を出しているのか軽い身のこなしで回避。ゴスロリの格好した女の子がぴょんぴょん動き回るの可愛いよね。ルビーミラクルもそうだけど動いてるだけで可愛くかっこよく見えるってずるい。目的は何?の問いに「べー!」で答えるビブリー。だからやめろ、俺の高感度が上がるから。
 イルの足止めが失敗してカスタードとジェラートもす巻きに。穴に手をかけるイル。このままでは逃げられてしまいます。ホイップがす巻きを脱してホイップデコレーション。「つくって!たべて!たたかって!」の戦闘アレンジBGM。元の曲は本作のメインテーマだと思います。敵に勝つには? スイーツを作る! ハッピーになるには? スイーツを食べる! それを証明するアニメです。
 「あなたがどんなに嫌がらせをしたって、私は大好きなスイーツを作り続ける!
 「はぁ?」
 「もっとみんなに食べてもらえるように、私の気持ちが伝わるスイーツを!
 「は?」
 敵には伝わらない模様。ジェラート達もホイップの言葉に続きます。す巻きを解く動作はかっこいいと思うべきなのかギャグだと思うべきなのか迷う。とりあえずやることは変わりません。巨大ケーキを生成してイルを無力化。
 私怨で戦うジュリオ。ノワールへの愛で戦うビブリー。キラキラルを巡る戦いはまだ始まったばかり。


 心機一転。今日も店を開きます。

 街に降り立つ天才少女シエル。


③次回予告
 パティシエ5つの誓い!とか言い出しそう。


○トピック
 今週からビブリー派になります。ビブリーちゃんがマジ可愛すぎて生きるのが辛い。途中退場せずに最終回までずっといて欲しい。
 あ、でもいちかちゃんがどうしてもって言うなら考えなくもないよ?(チラッ)


 十数年前に日曜朝の主人公やってた(変身してパティシエもやってた)人が敵として登場。まずは営業妨害。地味だけど効果的。先輩エグいです。
 そんなわけでスイーツで気持ちは伝わる…からの流言。伝わる以前に食べてもらえない! もっと上手ければ…からの天才少女登場という畳み掛ける内容。新キャラに新キャラを重ねていく勢いの良さ。ロジックに無駄がない。これまでのところキラパティはとても順調で趣味のレベルとしては大成功。信頼感も醸成されつつありチームの一体感も高い。そこに慢心させることなく楔を打ち込んで限界を悟らせ、ここぞとばかりに正真正銘のパティシエ登場。そらいちかもジャンピング土下座しますわ。限界を知ること、高みを知ること。趣味で始めたいちかのスイーツはプロを前にしてどう変わっていくのか。

 お気づきでしょうか、敵が完全にスルーされていることに。折角黒幕の名前まで出したのにアウトオブ眼中ですよ。全然視界に入らない。主人公が主体的な活動してると、敵はあくまで問題点や課題を指摘するための装置でしかなくなるんだよね。今までもそうなんだけど。むしろこの潔さがプリキュアの良さ。所詮ラスボスなんて最終回で「俺は○○だぞー!」って叫んでぶっ倒される駒にしか過ぎません。最終回でジャンプするためにその直前まで主人公の足固めをやる。その意味でもいちかがここで「上」を知ることは重要です。趣味レベルに留めるのか、上を目指すのか、スイーツを作る意味、スイーツでなければならない理由、スイーツとの関わり方はいちかという人間の意味に関わってきます。しかもその裏でジクジクと膿むように広がっていくジュリオの怨嗟。ただスイーツを作ればいいってもんでもない。いちかの新たなる挑戦が始まります。


[ 2017年06月04日 12:46 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL