六畳半のすごし方 TOP  >  キラキラ☆プリキュアアラモード >  第15話「愛ゆえに!怒りのキュアショコラ!」

第15話「愛ゆえに!怒りのキュアショコラ!」

○今週の出来事
①剣城みくのパティシエ1日体験

 妹のためにあきらはチョコレート作り。準備中の札を無視して店の中へと入る謎の少女。話に聞く妹さんとはどんな子なのか。ひまりは可憐でお淑やかで愛らしい子ではないかと想像。
 「やっほ~! お姉ちゃん!」
 扉が開くと同時に元気な声が聞こえてきます。
 「みく!
 ご本人登場。
 「えへへっ、来ちゃった!」
 合格。特にそのつり目。君プリキュアやろう。今すぐやろう。


 あきらは携帯電話を持っていないのか公衆電話から家に確認。携帯電話って作劇上便利なときもあれば不便なときもあるよね。
 キラパティでおやつを出してもらったみくは食べながら説明。入院中であることには変わりなく、体調がいいので一時外出を許可されたようです。実際かなり元気で病人に見えません。どういう病気なんだろうか。まあ、この手のキャラは都合で床にふせて、都合で快復するんで気にしてもしょうがないんですけど。その間もあきらは家族に「みくは私が守るよ」と約束。いや~、割りと妹さんしっかりしているように見えますよ?
 おやつを食べ終わると、思い出したかのように自己紹介。剣城みく9歳。9歳なら実績あるから大丈夫。お姉ちゃんがいつもお世話になっていると頭を下げます。意外としっかりした子のようでひまり達も感心。いちかが名乗ろうとすると「いちかちゃんでしょ?」と先手を打たれます。あきらから話を聞いているようでいちかだけでなく各人のプロフィールをスラスラとあげていきます。なお、あおいがポンコツ化したのでひまりがツッコミを代役。ゆかりさん超偉そう。あ、長老いたんすか。話に聞いていたキラパティの面々に逢えて興奮を隠しきれないみく。褒められて有頂天になったいちかは大量のスイーツをみくに勧めます。そこにペコリンも。事前に犬か猫なのかキャラ打ち合わせしておこうぜ。どっちにしても逆関節じゃないから四つん這いになると不自然なんだけど。
 で、改めて真顔に戻ると、みくはお願いがあると切り出します。どうやら単に遊びに来たわけではないようです。

 あきらが店に戻ると制服を着たみくが迎えます。予想しなかった展開に驚くあきら。その動き面白いな。
 今日一日お手伝いするとみく。妹の身を案じるあきらは思わず無理をしてはいけないと止めます。しかしみくは頑な。それにすでにあきら以外のメンバーは懐柔済み。結局あきらも承諾。みくはお姉ちゃんこそ今日は自分に任せてゆっくりしてと張り切ります。どうやら一種の恩返しに来たようです。そんな彼女の態度にゆかりは思わず笑います。たぶんこの時点でこの姉妹が似た者同士なのだと気づいたのでしょう。

 早速ウェイター体験。女子小中高生が店やってるとか、この店レベル高ぇな。なお、プリキュアが全員で店やると小学生から大学生までコンプリートできる模様。そんな店に行きたい。
 みくの様子を見るあきら。当然目を離すわけにはいきません。注文を受けたみくはしかし色々ごっちゃになって頭がパニックになってしまいます。この店、注文票無いのか。様子を見ていたあきらが彼女に代わって注文を復唱。動物の名前で覚えようとしたみくと、スイーツ名で覚えていたあきらの違いがちょっと面白い。慣れればどっちでも良いんだろうけど。謝るみくに、種類が多いので仕方ないとフォロー。
 注文の品をあきらが運ぶと客はその姿にメロメロ。そのうち指名されそう。彼女の笑顔はあきらスマイルとしていちか達に認知されている模様。しかしみくは失敗に落ち込みます。この様子からも彼女は「かっこいいお姉ちゃんを見に来た」わけではなく「お姉ちゃんにお返ししたくて来た」ことがわかります。それなら配置転換してみよう。いちかはキッチンを案内します。

 キッチン。何故か歌うあおい。仕事しろ。ひまりはそんな彼女を無視してみくに作り方の説明。アイシング。冷やすの? 砂糖、卵白、レモン汁を練り上げて作るペーストのことでスイーツをデコレーションするのに使う。塗り絵みたいで楽しい。それを聞いたみくは俄然やる気を出します。まずはひまりが見本。パンダクッキー。あおいがスポンジ焼けたことを伝えます。大丈夫か、この子変なテンションになってるぞ。今日使い物にならなさそう。「イェーイってなんですか?」ひまりの素のツッコミがジワジワくる。
 みくもアイシングにチャレンジ。手が空いたのかみくを探したあきらはキッチンで働く彼女の姿に安心。

 リアクションでわかるオチ。みくが描いたパンダはパーツの形が不揃いで笑っているように見えたり、怒っているように見えたり。要するに失敗。一発で成功したらそれはそれですごいけど。いちか達も失敗を重ねて今があるし。ここでも落ち込むみく。これはこれでありかと、とひまり。いちかも賑やかで楽しいと続けます。商品としてはアレですが身内で消費する分には全然ありな感じです。しかし納得がいかないみく。彼女の気分を引きずらせないためか、いちかは間髪おかず買い物に誘います。この気配察知力。流石です。


②みくのスイーツ作り
 買い物も終わり公園で休憩。
 全然上手くいかないとしょげるみく。鞄から缶を取り出すと中には犬のチョコレート。いちかにもお裾分け。一目見てあきらのチョコだと気づきます。冒頭であきらが作っていたものか、ストックなのか判別つきませんが、よく作っているのかもしれません。お姉ちゃんのチョコを食べると元気になると一口。たちまち笑顔に。チョコはお守り。小さい頃から姉がくれたと言います。姉妹共通の思い出になっているようです。いつも自分を笑顔にしてくれるお姉ちゃんに、今度は自分が何かをしたいと語るみく。それなら一緒に新しいスイーツを作ろうといちかは思いつきます。チョコケーキを作りたいと瞳を輝かせるみく。もちろんお姉ちゃんには内緒で。
 「いいじゃん、それ」。今日もストーキングのリオ。お前そのうち本気で訴えられるぞ。木の上で昼寝する奴がいるか。今回も首を突っ込むとスイーツ作りを応援すると言います。応援したりしなかったりコロコロ変わる奴だな。
 様子を見に来たのかあきらが公園に。リオの姿を見てやや不審がります。登場したときのように颯爽と去っていくリオ。


 準備中の札を下げって店を休止。あきらとゆかりを追い出します。なんで?と困惑するあきらをゆかりが連れて行きます。たぶん話を通してあるのかと思いますが、そうでなくても察しそう。キッチンでは真剣な様子でスイーツ作りに勤しむみくの姿が。

 妹がキラパティの手伝いを言い出した理由を探るあきら。身内の気持ちに鈍感というより、妹に対する自分の気持ちが強くて見えていない感じでしょうか。彼女の記憶では、犬(プードル)に怯える妹の姿が映ります。そのときにチョコを渡した。これからもずっとみくの笑顔を守りたい。そうつぶやくあきらに、ゆかりはそっくりだと言います。聞き返す彼女にお互いに同じこと考えていると優しい口調で答えます。客観的にはそういうことになります。
 その間もチョコケーキ作りは進みます。デコレーションはみくが担当。応援ソングを歌おうとするあおい。ちょっと外に行っててもらえませんかね? 頑張ってデコレーションするもののイメージから離れてしまう。いちかが手を貸して思い描いた形にしていくとキラキラルが膨れ上がります。

 時間を潰して帰ってきた姉たちを迎えるみく。勢い込んで転んでしまいます。あきらの心配に構わず、自分たちが作ったスイーツをお披露目。プードル型のチョコケーキ。あきらを席につかせると、召しあがれと促します。ケーキを見ていたあきらの表情が変わります。一口。ようやくあきらはみくの真意を理解します。今日みくがここに来たのは自分のため。傍目にはリアクションの薄い姉に、みくは美味しい?と不安になりながら訪ねます。
 「こんな美味しいケーキ食べたことないよ! みく
 笑顔で答えます。
 その笑顔にあおいはあきらスマイル!と口にしますが、隣にいたいちかは「…とはちょっと違うかも」とあきらの態度を正確に読み取ります。このアニメ何が徹底してるって、いちかのこういうさり気なさ。先のシーンでもみくがプードルを描きたいのだと真っ先に気づいています。これ自体は彼女のカリスマ性を上げるわけではないし他人を引きつけるわけでもないんだけど、彼女が率先して裏方に回るのもこうしたさり気ない気遣いと気付きがあるからなのだと理解できます。スイーツは人の気持ちを豊かにする。いちかは人の気持ちを汲み取り、その手助けができる女の子として造形されています。彼女が新しいスイーツを作れるのも、その手助けをするのもそれが根っこにある。
 記憶にあるプードル。最初は怖がっていたのにすっかり仲良しになったと思い返します。チョコケーキを2人で味わうとキラキラルが溢れます。当然それはジュリオのお眼鏡にかないます。


③キラキラルの共鳴
 強襲。すぐに反応したあきらを払い除けて、みくのキラキラルを吸収。前回の教訓からか質の高いキラキラルを狙ったようです。武器に変化。槍?
 いつになく激しい感情を燃やすあきら。変身。前回もそうですがメインキャラを中心に変身シークエンス。たぶんこれが一番わかりやすく無理がない。メインキャラだけ単独変身させようとすると流れ的に面倒だし。
 半ば暴走するようにジュリオに挑むショコラ。連携が取れません。槍は先端をクワのように折り返せるようです。それで殴るわけではないのであまり関係ないですが。1対1では実力に差がありすぎる。かといって残り4人は例によっておまけ状態。メイン回の戦闘ではメインの人以外が出張っちゃいけません。
 そうこうしているうちにショコラは動きを封じられてしまいます。しかし彼女の中でみくの声が聞こえてきます。
 「私、お姉ちゃんの笑顔が見たかったんだ。私のこといつも心配してる顔じゃなくて、本当の笑顔が」

 みくと同じスイーツを食べたあきらにはみくのキラキラルが共有されて、それがあきらのキラキラルを強くしていると解釈していいかな。前回は水嶌が持っているキラキラルを見た形でしたが今回はより身近に、共有する形に。伊達で家族エピソードをやっているわけではないようです。キラキラルの性質はかなり幅広く奥深い。まあ、人の気持ちが結晶化しているものなので、感情エネルギーって言えばそれまでなんですが。あとは逆転モード。
 「キラキラキラルン! ショコラ・アロマーゼ!
 チョコレートの竜巻を起こしてジュリオの力を相殺。あとは棺桶にぶちこみます。この必殺技疾走感あって好き。
 今回ばかりは困惑するジュリオ。姉妹の絆がキラキラルの力を高めた? 彼にとってキラキラルはエネルギータンクのようなもので、一旦増やして奪えばあとはこっちのものという認識だったのかもしれません。残念、可変です。戦闘中に増幅するのバトルアニメのお約束なので。


 バス停で見送り。
 お世話になりました、と礼を言うみく。実は言動が一番しっかりしているキャラだったりする。
 これからもお姉ちゃんをよろしくお願いします、と頭を下げます。なんじゃそりゃ!?と戸惑うあきら。あきらさんはゆかりのようにいつも余裕のあるポーカーフェイスではなく、結構揺れの大きいキャラで馴染みやすくキザっぽさのない嫌味のないバランスになっていますね。
 やっぱり似てる、とゆかり。守られているのは妹さんじゃなんくてあきらの方かもね、と付け加えます。この人もいちかに負けず劣らずよく周囲を見ているんだけど、いちかとは違う印象を与えているのは流石。
 車中で、あきらはみくにまたスイーツを作って欲しいと頼みます。
 「もっちろん♪」
 「ありがとう、みく
 姉妹を乗せたバスは静かに街に戻ります。


④次回予告
 このやってくれそう感。


○トピック
 幼女回に青山作画を持ってくる名采配。


 みくを病弱設定にしすぎるとどうしても被保護者感が出てしまうので、いっそ病人っぽく見せない演出。前回に引き続き家族エピソードで、あおいと水嶌はやや距離やコミュニケーションに壁がありましたが、今回は仲の良い姉妹ということで前回よりも親密に、それに伴ってキラキラルの性質も緊密に。
 外部依存性が高いエネルギー設定って実はプリキュアでは珍しいというか、初めてなのかな。デザトリアンとか、ジコチューとか本人依存のエネルギー源はいくつかあって、プリキュアも自前で調達することの方が多いんですが、今作ではスイーツをとおして人との繋がりを描いているのでエネルギー源も共有(借用、奪取)できるのは面白い設定だと思います。これは魔法つかいのようなバディものの絆パワーとも違って、より広範囲の繋がりを対象にできるので家族エピソード、11話のようなオールキャスト展開にも向くので色々なシチュエーションが楽しめそう。っていうか、未だに使ってるパワーが何なのかわかってないってのもすごい話なんですけど。キラパティがどこへ行くのか、敵の真意と正体は、キラキラルとスイーツはどのように位置づけられるのか。一歩一歩進んで行きます。


[ 2017年05月14日 14:16 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL