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第12話「敵は…モテモテ転校生!?」

○今週の出来事
①イケメン転校生黒樹リオ

 フェスティバル効果でキラパティはさらに大賑わい。
 それに加えてプリキュアの名が知れ渡ってしまいます。まあ、あんだけ人前でドンパチやればな。かっこかわいい。プリキュアの評判に気をよくしたいちかは自ら名乗り……上げようとしたところでみんなに止められます。ダメだろ。恥ずかしい。巻き込むかもしれない。面倒臭い。ゆかりさんブレないな。あと、その表情すげー可愛いと思います。
 例によってプリキュアであることは秘密。彼女達のスイーツが一番敵をおびき寄せる効果があるのでマッチポンプだとバレてしまいます。

 仮面の人。キラキラルは人の心の中でその輝きを一層強める。より多くのキラキラルを求めていちかにターゲットを定めます。


 キラパティが大繁盛したおかげでいちかはお疲れ。彼女の前に現れる見知らぬ少年。初対面にもかかわらず名前を知っています。
 彼の名は黒樹リオ。転校生でいちかと同じクラス。あっという間に女子生徒達の注目の的に。イケメン転校生のお約束。ベリーイージーモード。そんな彼ら彼女らからちょっと距離を置いて冷静に見るひまりといちか。自分の名前を知っていたこともあっていちかはリオに話しかけようとします。するとクラスメイトのりさが「抜け駆け禁止」と止めに入ります。ベタな王道展開です。暗黙の了解で即座にこういうルール作られるのってすげーよな。かっこいいリオ君はみんなのもの。イケメンは公共財。「ほえ?」。いちか的にはストライクゾーンでは無いようです。あきらの時との温度差が激しい。年上好みなのかもしれません。おっと、私にもワンチャン(ねーよ)
 リオのあまりのかっこよさに女子生徒が本を落として棒立ち。当然の様付け。来週には量産型親衛隊できてそう。本を拾ったリオが「おっちょこちょい」と女子生徒を小突きます。技巧派です。レベル高ぇ。並大抵の人なら恥ずかしすぎてできません。すると周囲の女子達も物を落としてアピール。「おいおい、参ったな」。
 「何じゃこりゃ……
 普段一番エキセントリックないちかもどん引き。
 そんなリオに当然男子達からのヘイトが集まります。

 体育の授業。サッカーでも良い動きをするリオ。そこを狙って男子生徒が強引に割り込んでいきます。軽い身のこなしでスルー。態勢を崩した男子生徒を逆にフォローしてあげます。これには女子生徒達も大興奮。幅広く女子生徒達の人気を集めます。あー、これは完全に女子生徒達の間でかけ算されますわ。
 見た目もイケメン、中身もイケメン。男子達の不満も解消し一躍人気者に。


②いつものようにスイーツ作り
 屋上に行くとリオが居ます。
 初対面のときからそうですが何故かこちらにアピールしてくるリオ。話しかけようとしたら「ああ、いちかって呼んだ方がいい?」どんだけ距離詰めたいんだよ。君がモテるのはわかったけど、いちかの好感度高くねーから。なんで自分のことを知っているのか?当然の疑問をぶつけます。すごく知ってるような、まだ全然知らないような、ととぼけた答え。「ちょっと、近い、近い!」。どんだけイケメン生活が板についてるんだよ。並大抵の女子ならこれだけイチコロだったに違いない。ミステリアス戦術は相手が興味を持っているときにだけ有効。
 「もっと君のこと知りたいと思ってる」
 少女漫画でありそうな一方的に好意を寄せられる展開でしょうか。俺についてこい的な。
 「いちか」
 リオの視線を真っ向から受けるいちか。
 そこにりさがやってきて中断。何事もなかったようにリオはりさについて行きます。
 「なっ、何? 今の
 このままでは少女漫画のヒロインになってしまいます。この後さらに別なイケメンが登場しかねません。


 キラパティでも早速イケメン転校生の話題。
 誰何の声。いちかのリアクション面白い。この子はよくいそうな普通の子、友達にいたら会話が弾みそうな子みたいな造形がされていますね。現れたのガミー集団。思わず臨戦態勢。するとガミー達は頭を下げます。
 自供し始めます。やはり元は普通の妖精で、ちょっと野心があった。それを利用した奴がいる。渡されたベルトを受け取った瞬間一変してしまいます。ベルトを着けると気持ちが大きくなって暴れたくなったと話すガミー。30分前の番組のことでしょうか。土下座して謝ります。
 仲直りはスイーツで。同じオーブンの飯を食えば仲間。キラキラルにしか興味がなかった彼らは何故こんなものを食べるのかと尋ねます。スイーツそのものに興味が無いのは元かららしい。百聞は一見にしかず。一口。「うめぇ」。その言葉にいちかの表情が綻びます。この瞬間が彼女にとって最高の瞬間。日常のワクワク。それはこうした小さな出来事の中にもある。
 心を込めてスイーツを作る。そのスイーツを食べればみんなが笑顔になる。まるで伝説のパティシエ・プリキュアのようだと評する長老。はい、ここ従来のプリキュアと大きく異なる点です。例えばグランプリンセスになるためにはるか達はプリキュア道を進んだわけですが、本作においては趣味でやってたらプリキュアの肩書きが付きます。プリキュアの称号は事後的なものに過ぎません。いちか達はプリキュアになるためにスイーツを作りません。努力しません。プリキュアがいちか達に合わせる。ロジック的にも転換しています。

 ガミー達が更正してしまったので、仮面の人が街にくりだします。スイーツを食べると人の心の中のキラキラルが増える。


 翌日学校では被害者の話題。プリキュアがなんとかしてくれるだろうと噂になります。そのプリキュアが微妙に事件に一枚噛んでたりするんですが。
 いちかが落としたノートを拾い上げるリオ。スイーツのアイデア出し。いちかがキラパティでパティシエやっているのは有名。彼が一方的にいちかを知っていたのはこれで一応説明がつく。りさがカップケーキの見本を持ってたのでその案を採用。早速今日作ることにします。リオにも声をかけると裏のある表情で快諾。
 キラパティに到着。すでにいちか以外のメンバーは揃っています。リオの姿を見たあおいは噂のイケメン転校生!?と仰天。彼女達のそんなやりとりに「噂のイケメン転校生です」と平然と答えるリオ。素でやっているのだとしたらなかなかの逸材。
 試作品を作ることをあきらに伝えます。キッチンに案内。リオに厳しい視線を向けるゆかり。完璧超人っぽい彼にライバル心を向けているのか、直感的に疑っているのか。
 いつものようにパティシエ服に着替えてポーズ。りさとリオは見学。スイーツを作るのが苦手とうっかり失言するリオ。追求されると憂いを帯びた表情で「昔ね…」とはぐらかします。

 カップケーキ本体は無事に焼き上がります。次はクリーム。クリーム作りは今でも難しいらしい。いちかを見ていたリオは心が揺れ動いたのかアドバイスを加えます。リオの指示に従いながら泡立てていくと見事そのとおりに。勢いに乗ってハイタッチ。そこで我に返るリオ。お菓子作りは苦手だったのでは?とりさがツッコミ。慌てて一般常識と言い繕います。どこの世界の一般常識だよ。
 カップケーキにふわふわのクリームを乗せます。モコモコ。そのイメージを膨らませて羊を連想。リオの目には大量のキラキラルが溢れ出ています。思わず最高だとつぶやくリオ。褒められていちかは有頂天。中の人シラフなのかと思うくらい声が踊っています。
 感心した顔から悪い顔に。


③キラキラルの使い手
 カップケーキはお持ち帰り。塾終わって夕食食べてから。
 リオはりさに囁くように一緒に食べようと誘います。おっと、そっちの意味でのお持ち帰りですか。プレイボーイな俺様系イケメン。ありそうです。彼の言葉に魔力があるのか、催眠状態になるりさ。
 公園で道草。カップケーキに手をつけないリオを訝ります。彼が食べたいのは可愛い子ちゃん(のキラキラル)。いかにも悪役な表情を浮かべるとりさのキラキラルを吸収。なるほど。前回人々の応援を受けてプリキュアがパワーアップしたのはこの布石でもあったのね。キラキラルはスイーツだけでなく人の心にも宿っている。むしろスイーツはそれをブーストするための小道具。なら人から直接キラキラルを奪った方がより多くのキラキラルを手に入れられる。プリキュアのレベルアップに合わせて敵も(悪逆さを含めて)レベルアップするこの流れはとても自然かつロジカル。スイーツと人の関係にも自然と触れられるし、プリキュアが人々を守ることにも切実さがでます。プリキュアと敵が同じソースを使っているのも珍しい。プシュケーのように同じものでもネガティブさや野心といった見方の違いを利用しているわけではなく、直接的にキラキラルがエネルギー源っていう。

 「やっぱり宇佐美いちかの作るスイーツは別格だ」
 ライバルが主人公をターゲットにする理由がわかりやすい。
 現場に到着。仮面の人。倒れたりさ。変身。今回は比較的長め。これくらい尺を取ってくれると変身してる感あるので好きですね。ヒーローアニメで変身が長いのはご褒美です。
 心からちょっとキラキラルを取っただけとのたまう仮面の人。これまでの相手とは違う謎の人物。俺の実験に付き合ってくれよ。ステッキを構えるとキラキラルを使って剣に。主人公が作ったスイーツで強くなる敵。やはりこのことが一般に知られてはいけません。共犯だと思われてしまいます。剣を構える敵に、こちらもキャンディロッドを構えます。

 まずはホイップとの一騎打ち。新商品の出始めは気合いを入れたいのか今回の作画も頑張ってます。クリームが無かったら普通に鍔迫り合い。相手のシンボルからこいつが黒幕だと理解するホイップ。その呼び方にむしろ喜ぶ仮面の人。この辺のノリはリオのまま。ジュリオ。そう名乗ります。ああ、だから黒樹リオなのね。
 次鋒マカロン。こちらの射撃を正面から切り裂いたジュリオの突撃を軽やかに回避。ほんとに良い動きするなぁ。距離を置いての射撃ではジュリオの方が一枚上手。三番手はジェラート。物理を兼ねた氷属性の突き。これも剣としての性能を持つ相手の方が上。まずい。課金武器が無課金武器に劣ると思われたら苦情が来てしまう。4番ショコラ。近接射撃。動きがフェンシングっぽい。これもジュリオの方が反応が良い。5番カスタード。脇。腋。わき。ありがとうございます。やっぱり黄色はわかっています。スタッフの黄色への理解の深さに一視聴者として尊敬の念を禁じえません。直接攻撃は不利と見てか、束縛して動きを封じます。流石黄色。どのシリーズでも汚い。チャンスを狙ってホイップの射撃。が、捕縛を脱したジュリオのカウンターが飛んできます。搦め手も通じない。
 それでもホイップは負けじと単身突撃。プリキュアはバトルアニメ。それを思い出させてくれます。何故こんな酷いことをするの!? 酷いこと? 実験しているだけ。人の中のキラキラルのパワーを知りたい。それ以上の目的があるのかは不明ですが、純粋に力を求めている敵というのも珍しい構図。まあ、彼も何者かの操り人形である線が濃いですが。
 そんなもん面白いわけあるか! このアニメはスイーツ作るアニメ。スイーツバトルってそういうこっちゃねーだろ。いや、プリキュア的にはこうなるんだけど。スイーツは幸せなもの。何かの琴線に触れたのかそれを聞いたジュリオは激怒。
 「俺はスイーツなんか大っ嫌いなんだよ!!」
 ロシアンスイーツで外れ引いた辛い(からい)経験でもあるんでしょうか。ちなみに私は先日外れを一発で引き当てました。

 超火力ビーム。それを前にしたホイップは……クリームの作り方を回想。スイーツアニメの逆転法はスイーツで。
 「そうすればふんわりとしたクリームができる!
 「今の泡立て方!?」
 これバトル中の会話です。個人技バンクのお披露目。
 「キラキラキラル・ホイップ・デコレーション!
 砂糖菓子の弾丸受けてみなさい。相殺。あとは決め技に持ち込みます。剣を身代わりに退避。
 キラキラルが使える敵。ガミー達は奪って力にしていましたが、ジュリオはプリキュアと同じ運用法。強敵の出現に固唾を飲む一同。

 
 学校の天辺で独り回想するリオ。結果的にとはいえ自分が教えた技法がプリキュアを強くした。しかし彼の顔には失敗や憤りの感情は見えません。彼もまたスイーツに捕われた一人。
 「宇佐美いちか。君が…プリキュア…」
 「あ、おはよう。リオ君
 「おはよう。いちか」
 仮面の奥にあるものは。新たな幕が開ける。


④次回予告
 あ、俺カメラマンやります。


○トピック
 そういえばOPに出ているもう一人の妖精いつ登場するんでしょうね~(棒)
 妖精強いよね。変身するし、神だし。


 新展開を迎え、王道っぽくなってきてさらに美味しく。やはりライバルキャラは主人公を引き立てる最高の付け合わせ。
 主人公が作ったスイーツで敵が強くなって、敵が教えたスキルでプリキュアが強くなるズブズブな関係。斬新な展開だと思います。とにもかくにもスイーツが中心。この世界はスイーツを中心に回っている。スイーツ(キラキラル)それ自体は中立。いちかもリオもスイーツの魅力に取り憑かれた一人。スイーツを取り巻く人々の喜劇と悲劇。
 上手くポジション付けられたな~と感心します。登場キャラ全員が共有する明確なモチーフがあって、かつそれを直接目指すわけではない(パティシエが夢というわけではない)この距離感が本作独特の関係性や距離感になっていると思います。相手が本当に敵なのか味方なのか、それはスイーツを口にしてみないとわからない。案外みんなスイーツを好きになるかもしれない。そんな緩く、温かく、みんなが一緒にいられる物語。そんな味がしますね。

[ 2017年04月23日 15:04 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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