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第11話「決戦!プリキュアVSガミー集団!」

○今週の出来事
①スイーツフェスティバル

 前回の予告どおりスイーツフェスティバル当日。鼻歌交じりに洗い物をする娘をストーキングする父。
 どうやら毎年祭りにはいちかと一緒に行っているらしく、楽しみにしているようです。しかしいちかもお年頃。お父さんと行くより友達と行きたい。まして今回は出店側。ということでダダをこねる父を置いていちかは家を出ます。父である自分とは一緒に行きたくない。…まさかボーイフレンドが?

 OPは平常運転。今回入手する新アイテムをタイミング良く見せます。


 現地に着くとすでにあおい達が店番をしています。場所が場所なのでいつもの工房ではなくテントでの店構え。時間になるとお客さん達がぞくぞくと入場してきます。ちょっと緊張するひまり。パティシエ服に着替えたいちかは気合いを入れます。
 キラパティの名前を聞いて声をかけるえみる一行。相変わらずカメラ持ってるのね。ブログとかやってたりして。会場には辰巳の姿も。みどり先生も一緒。彼女が出来たおかげか前より野暮ったさが消えています。辰巳君、夜道には気をつけることだな。君は敵を作りすぎた。
 お店の看板商品はなんと言っても前回作ったハリネズミタルト。早速えみるが美味しいと喜んでくれます。
 そこにようやく現れるゆかり嬢。重役出勤。道草食っていたわけではなく親衛隊を連れてきてくれました。これも前回彼女達を取り込んだおかげ。味方につければお客さんになってくれる。キラパティを中心に年齢・属性問わず一般人と交流できるのは本作の強みでしょう。ゆかりはそのまま優雅に椅子に腰掛けます。着替えて仕事手伝えよ。流石です。
 常連客を味方につけてスイーツフェスティバルでも大賑わい。まりこさんともお互いにスイーツ交換して交流を深めます。その他クラスメイトなども押しかけててんやわんや。さしずめ1クール分の総決算といった様相。すっごく楽しい!と大喜びのいちか。食べる喜びだけでなく作る喜びもだんだんわかってきます。本作は開店までは時間がかかったものの、開店から客がつくまでほとんど手間をかけていません。次回から新展開になっていくし、ネタをどれほど用意しているのか期待が膨らみます。

 ふと怪しい動きをしている人物が目にとまります。
 「いちか!」
 大声で呼ばれます。隠れるためなのかかぶり物をして風船を握っている父。ただの不審者ですがな。父に店をやっていることがバレてたじろぐいちか。すると父は感動で号泣。たぶんボーイフレンドじゃなくて安心したってのもあるんでしょうが。ただ友達や周囲の目があるのでいちかはそんな父に恥ずかしいと抗議。いちかとて年頃の娘、いつまでも父に無条件で懐くわけではありません。元々父親にべったりという描写もない。そんな娘の気持ちには気づかずフレンドリーにあおい達に挨拶すると手伝うと名乗りでます。慌てて引き留めます。友達の前で父同伴とかちょっとした罰ゲーム。しかし大人がいないといけないだろと引き下がってくれません。
 そういうことなら長老の出番。鞄をちょい開けて風船のように出てきます。そういう使い方あるのか……なんか、こう、布団乾燥機みたいな絵面だな。
 いい加減嫌気がさしたいちかは父に恥ずかしいからあっちへ行って!と大声で追い出します。娘の言葉にショックを受ける父。走馬燈のように幼い娘との思い出がリフレイン。うなだれながら去っていきます。少し可哀想とひまりとあおい。本人にとっては居心地が悪いですが割と周囲は平気だったりしますね。ゆかりは構いたいのよ、と見透かしたように言います。親ってそういうもの。今更ですが高校生組はデフォルメ演出がほとんどされないので言動、特に精神年齢に差があることがビジュアル的にもわかります。ここのいちかはとても子どもっぽい。おそらくゆかりなら親が来ても優雅に振る舞うでしょう。ゆかりの言葉を受けていちかも冷静さを取り戻します。


②8時半だよ全員集合
 今回は早めに敵さん登場。謎の仮面の人。ステッキを振り上げてバトル空間に。プリンセスでありましたねこの展開。つまり負けフラグ。新商品パワーには勝てません。
 トボトボと歩いていた父はケーキ屋を目にすると勢い込んでショートケーキを求めます。
 いちか達も会場の異変に気づきます。会場に出現する怪人達。最終決戦的な雰囲気。ところで長老ってやっぱ鞄を動かさないと動けないよね。怪人達の狙いはもちろんキラキラル。スイーツが灰色にされていきます。……割と被害が少ないと思ってしまうのは気のせいだろうか。よくよく考えればこいつら直接的に破壊活動しないなぁ。とはいえこのままではフェスティバルが台無しなので変身して立ち向かいます。

 (スイーツを持った)幼女を狙う怪人。絵面やべぇな。カスタードが捕縛して妨害。他の場所でもプリキュア達が個別に対応。しかし多勢に無勢。ホイップがフォローに入るも撃ち漏らした怪人が辰巳とみどりを狙います。よし、辰巳を潰せ(私怨)。
 みどりを庇おうとする辰巳の前に悠々と現れるいちか父。てか、今更だけど道場着のまま祭りにくんなよ。いやまあこの人この格好でしか登場してないから記号としてすごいわかりやすんですが。怪人を正面に見据えると紙一重で回避してカウンター。「強っ!?」。ほんとに。格闘家は伊達ではなかった。駆け寄ったホイップの格好を見て祭りの余興なのかと勘違い。それならそれで蹴った怪人に謝っとけよ。
 久しぶりだな、とホイップに声をかけるガミー。なんで戻ってきたのか。……この台詞もよくよく考えるとアレだな。浄化してないから他の街襲う可能性あるよね。ところがガミー達はこの街で作られたキラキラルが格別だそうでわざわざ戻ってきてくれたようです。その大半がキラパティ製だったりする。
 キラキラルがあれば欲望が満たせると教えてもらったと話すガミー。やはり口車に乗せられたパターン。事件の黒幕は他にいます。ガミーの狙いはあくまでキラキラル。父が持っているケーキに目をとめると寄越せと要求。拒否。臨戦態勢をとります。ホイップが間に入って撃ち落とします。そのままガミーを引きつけて父から離れます。


 状況としては五分五分。仮面の人は力を使うと怪人達を一カ所に集めます。そしてまぜまぜ。
 中ボス出現。各パーツを持ちよってキメラの完成。見た目のダサさに反して性能はしっかり中ボス級。マカロンとショコラの合わせ技でもダメージが入りません。さらには分身までされる始末。
 苦境に陥るプリキュア。会場に残っている人々が女の子達が懸命に戦っていると固唾を飲みます。意外と残ってるな。やっぱ余興だと思っていたんでしょうか。スイーツを守っているんだ、と一般人。理解が早くて助かります。今年はスイーツ(キラキラル)争奪戦なので地味っちゃ地味。人が結晶化したり街が破壊されたりしない。なるほど、そういうこともあってスイーツフェスティバルで人集めてプリキュアを周知しているのね。
 父が駆け寄ってきます。隙をつかれ捕まってしまいます。要求を拒む父。ガミーもスイーツがただの食べ物、命を張ってまで守るようなものではないことは知っている。すると父はとても大事な物だと言い返します。腕を噛んで反抗。放り投げられた衝撃でケーキを手放してしまいます。追撃をかけようとしたガミーをホイップを除く4人が引きつけます。
 ということで親子の会話モード。シリーズでよくあるシチュエーション。父はもうボロボロ。それでもケーキを気にかけます。何が入っているのかと中を開けるとショートケーキ。
 「娘の好物だ」
 父は朦朧としながら娘のことを話します。一緒にスイーツを作る友達ができた。そのことを喜ぶ父。それでも父親はお節介を止められない。みんなで一緒に食べて貰いたくて、だから絶対に守りたい。その間、ホイップは瞳に涙を貯めて聞き入ります。話終えると同時に気絶する父。

 ホイップはショートケーキの端をつまみ上げると一口。あの頃と同じ味。忘れがちですが、本作のスイーツは人の記憶や感情と結びつくもの。いちかにとってショートケーキは母と、そして父との思い出。プリキュアがスイーツを守るのはそれらも守ることになります。また、スイーツを作ることはそれらを紡いでいくことにもなります。
 貯めていた涙を零すホイップ。
 「ちゃんと大好きだよ
 「ごめんね、素直になれなくて……
 このアニメは親子で見るアニメ。当然父親も見ます。父の株を上げることでご機嫌を取り財布のひもを緩めて新商品を買わせる。東堂いづみの打算に基づく話作りは年季が違います。スイーツの売り上げなんてアニメ作ってる側には関係ねぇんだよ、そんな声が聞こえてきそうです。
 「スイーツは食べたら消えちゃうけど、受け取った気持ちは思い出になってずっと残る!
 「だから! これ以上、友達の! 恋人の! 家族の! みんなの思いをめちゃくちゃにしないで!!
 今まで割となんとなーく戦ってきた感のある本作ですが、ここでスイーツを守る意味が具体的に意識されます。これは彼女達にとっても身近で切実な問題で、守らなければならないのだと。自分だけでなくみんなのスイーツも。それぞれにそれぞれの思い出があるのだと。
 ホイップの涙が光るとそれに連動するように人々の中からも光が灯ります。何この最終決戦的な演出。これまだ1クールなんですけど。え、何、もしかしてキラキラさんやっちゃう? 高み目指しちゃう? いいよ、実はこういうの待ってたんです。だってプリキュアですからね。
 長老とペコリンが人々に呼びかけます。ミラクルライトがあったら振ってるパターン。ちゃんと理解してくれた人々が祈るとキラキラルが集まっていきます。その光景に見入る仮面の人。意外と瞳が綺麗。
 ホイップに呼びかけるカスタード。ホイップの言葉は彼女達にも響きます。これはプリキュアの総意です。


③ワンダフルアラモード
 キラキラルが集まりきるとクリームになってプリキュア達のもとへ。作画が気合い入ります。ホイップのもみあげって野暮ったいなと思ったんですが、格好いいシーンだとイケメンに見えるのでこれはこれでアリだなと思うようになりました。キラキラルは創造性の塊。新アイテムも自分達で生み出します。ホイップが中央部を、カスタードがリボンを飛ばします。ジェラートは柄。マカロは刀身。ショコラが切っ先。人数分配布。
 当然名前も自分達でつけます。キャンディロッド。
 律儀に待っていたガミーが仕掛けてきます。新バンク、必殺技のお披露目。
 「キャンディロッド!
 大事なことなので2回言いました。おもちゃ屋さんへ行った際はこの名を。中央部を回します。
 「キラキラキラルン! フルチャージ!
 さて、どんな必殺技かと言えばスイーツを作ります。まずはカスタードが生地を飛ばしてジェラートが成形。マカロンがカット。ショコラが焼き固め。高校生組のポーズが一々格好いい。ホイップはイチゴとクリームを。ショートケーキタワーの完成。それで圧しつぶします。結局物理じゃないですかー!?(知ってた)
 「スイー・ツー・ワンダフル~~~アラモード~!
 ハートキャッチのアレみたいにまた回します。えっと、アレだ、マニ車。
 ガミーは安らかな顔で圧死(窒息死)。スイーツが棺桶とか斬新な発想。みんなで揃ってビームとかこれまでありましたが、この必殺技は行程が面白いですね。
 浄化されたガミー達は元の状態に。やはり洗脳的な何かだったようです。


 父が意識を取り戻すと目の前に娘の姿。すでにみんなでケーキに口をつけています。その代わりにいちかは父にタルトを手渡します。照れているのか視線を反らしながら(頬を掻きながら)「私が作ったの」と答えます。ここちょっと大人びててすごく可愛い。いや~正直番組開始当初はキャラにあんま華がないかなとも思ってたんですが、なんのなんの魅力的。何かが秀でているわけでもない、人の心を掴むわけでもない、ただスイーツが好きな女の子。普通で、でも一生懸命で。そんな彼女が真ん中に立てる本作は面白いことをやってくれるかもしれない。
 確認する父に「そっ」と素っ気なく答えます。しつこく確認してくる父に呆れると早く食べて!と急かします。しかし何故か父は号泣。もったいないからしばらく道場に飾るとか言い出します。こいつどんだけ子煩悩なんだよ。クスクスとその様子を笑う一同。もう早く食べて!とジタバタするいちか。いい話なんだけど綺麗に締まらないところが本作らしい。


 より一層キラキラルに興味を持つ仮面の人。果たして彼(?)の狙いは。


④次回予告
 ゆかりさんがアップを始めました。


○トピック
 キラキラ☆プリキュアアラモード第一部完。
 なお、今日はひまりの誕生日だったそうです。個人回はもう少し先でしょうか。


 1クールを総ざらい。スイーツがあって、みんながいて、守るべきものがある。
 不思議の国が襲われたから助けてくださいというような他人のことではなくて、まず自分のことを自分のためにやっていいんじゃないか?と提起したのが魔法つかいでした。本作もベースは同じです。大好きなスイーツを作る。そこから始まる。しかし同時にスイーツは人を繋ぐもの。お店を開けばお客さんとの出会いがある。
 戦う動機が個人的すぎると結果して(マクロの展開と同期しないので)戦いに意味がなくなる。魔法つかいはそこをハッキリと割り切った物語でした。本作もスイーツを作っていれば話が進むのでなおさらその問題が顕著に出かねない。今回スイーツが人の心と密接に関わっていることを再確認してコミットすることで本作は自分達だけの物語ではないことを明確に主張しています。個人としてスイーツを作ること、プリキュアとして守ること。これを両立。
 出会いが運命を変えてしまうかもしれない、そこに日常のワクワクがある。本作はスイーツと出会い、人と出会い、見え方が変わっていきます。スイーツは美味しいだけの食べ物じゃない。守るだけの価値がある。キラキラは魔法つかいを継ぐ物語として正統進化を感じさせます。
 そうしたところで新幹部、新展開をぶちこむ手際の良さ。どう見てもこいつ新メンバーですよね感がプンプンしますがどうなることやら。


[ 2017年04月16日 20:56 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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