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第10話「ゆかりVSあきら!嵐を呼ぶおつかい!」

○今週の出来事
①おつかいミッション

 本日のキラパティは大盛況。先週の閑古鳥ぶりが嘘のようにお客さんで大賑わい。なんってこった。客1人に5人の女子中高生が接客する最高のお店が台無しじゃないか! こんなことなら先週もっと通い詰めれば良かった!!
 有頂天のいちか。もうお前誰だってくらいに顔が崩れています。人気の秘訣はやはり高校生組。お姉さん的美人のゆかりと、ボーイッシュな美形あきらのコンビは女性客のハートをキャッチ。そう力説するいちか。そのポーズ辛くない? 今回絵的にも会話的にもギャグ満載。うっかりプリキュア音頭とかやりそう(演出的な意味で)。
 この勢いに乗って『いちご坂スイーツフェスティバル』に参加したいところ。いちかさん、ひまりさん、ズレてます。
 「解説します!
 「いちご坂スイーツフェスティバル。スイーツを作りたい人もスイーツを食べたい人もスイーツ大好きな仲間が一緒になって盛り上がるこの街毎年恒例の一大イベントなんです!
 その話いるか?
 嘘です。すいません、一度言ってみたかったんです。ひまりがちょこちょこ動くの面白いんでもっとやってください。あおいが完全にツッコミ担当。過労死しないか今から心配です。
 せっかく参加するなら新作で挑みたいといちか。目立たせたいなら美しいものにしたら?とゆかり。あきらも賛同。それだ!といちかは話に乗ります。そのイメージ映像全然美しさとかっこよさを感じないんですけど。
 てんこ盛りのキーワードからひまりが検索してフルーツタルトを提案。……。あおいがいなくてもキラパティやっていけるんじゃね? 内装工事のときだけ呼べば。などと言ってはいけない。そのうちイベントとか提案してくれるかもしれません。
 言い出しっぺでもあるし年上のセンスを信じていちかはふたりにタルトの食材選びを依頼します。やっぱこの子安定感あるな。接客もちゃんとこなせるし、話にうまく乗っけながら年上組に仕事を振れるマネージメント力。やっぱりこの子女子力高けーわ。

 映画宣伝仕様OPその5。最終決戦集。五月雨さんの戦闘力はシリーズ中でもトップクラス。メンタルはワーストクラス。多人数はどうしてもビームを多用しがちですが今回は巨大ホイップが決め手。フローラは絶対自分の脚に自信があってやってると思う。


 そういうわけで八百屋へ。フェスティバルの影響で品切れ。スーパーも右に同じ。
 その間にいちか達中学生組はタルト生地の制作。ふとあおいがなんでふたりが自分達と一緒にいるのか?と疑問を口にします。高校で人気もののふたりがわざわざ中学生に付き合ってスイーツを作るのが楽しいのだろうか? 今回は4話の高校生版とも言えます。あおいの疑問に自信がないふたり。
 そこに量産型親衛隊が入ってきます。ここ関係者以外立ち入り禁止なんですけど。
 ゆかりとあきらの親衛隊は異口同音にパティスリーに巻き込むなと警告を発します。合計10人の高校生が中学生3人に警告とかいじめですかね。店がふさわしくないといちゃもんつけられます。
 「とにかく美しい琴爪ゆかり様! 気品あふれるそのお姿はまるでヴィーナス!」
 「反論は?」
 あーえーっと、映画での豚を見るような笑顔が最高でした。


 方々探し回って結局収穫ゼロ。仕方ない帰ろうとすんなり諦めるゆかり。過度に執着しないあたりが彼女らしい。この引き際の良さが彼女の退屈さを助長している気もするけど。諦めが悪いあきらは足を止めます。いちかちゃん達が待っていると責任感。そんなあきらに「なんとかって何?」とつれない反応のゆかり。無責任な優しさほど罪なものはないわとバッサリ。実効性のない責任感は無責任というのは一理あります。たぶんこの子はマルチタスクに向く。優先順位を決めて要領よく立ち回るのが得意そう。あきらは一つの仕事を完璧にこなすタイプですね。彼女達を悲しませたくないと抗弁するともうこれで話は終わりとばかりにゆかりは踵を返してお店へ向かいます。
 宝石店。
 「なんで…
 あきらの方から見ればゆかりの方が無責任に映るでしょう。

 その頃、
 「確かにキラパティはゆかりさんほどビューリホーじゃありません
 発音。
 「でもゆかりさんだって嫌ならここには来てないと思います!
 お、言うじゃない。そうだ言ってやれ! いちか!
 たぶんただの気まぐれ、と一蹴。ですよねー。

 ネックレスを試着。
 綺麗だね、とあきら。忍耐力高ぇ。タルトの話に戻すと「美しいタルトのイメージをふくらませているところ」と答えが返ってきます。意外や意外、それなりに考えている様子。思考過程がさっぱり見えないけど。この切替えの早さは人によってはミステリアスで機転が利くと映るし人によっては扱いにくいだと思うかもしれません。頭を掻くあきら。やや後者寄りですが人が良い。
 店内にいた少女が宝石を買おうとします。店員はお嬢ちゃんには大人っぽい、もっと似合うものがあると子どもっぽいブローチを紹介します。子どもを子ども扱いするのはあまりよろしくないぞ。するとゆかりが少し大人っぽいかもしれないと話しかけます。しかし続く言葉は
 「でも身につけていればいずれこれが似合う素敵な女性になれるはずよ
 もうお前が店員やれ。これには店員も舌を巻きます。少女と一緒に笑うゆかり。あきらは彼女の意外な一面を見ます。

 その頃、
 「いつも優しい剣城あきら様! さわやかでかっこいいそのお姿はまるで王子様!」
 見知らぬ女の子に壁ドンしてたけどな。
 ダンディー店長がいると長老を紹介。
 「プッ」
 一笑に付されました。

 道を歩いているとお婆さんが腰を下ろして探し物。早速あきらが声をかけます。ちゃんと女の子走りしてます。
 指輪の石、エメラルドが落ちてしまったと話すお婆ちゃん。そいつは重大。世界の存亡に関わります。最後に見たのは公園。ここからだいぶ距離があります。諦めかけるお婆ちゃん。交番に届けては?とゆかり。「探してきます」一も二もなく即答するあきら。
 ゆかりが小声で簡単に見つかるとでも思っているの?と釘を刺します。軽率ではないかとたしなめているのでしょう。しかしあきらの決意は揺るぎません。
 「あんな悲しそうな顔、嫌なんだ
 根っからのヒーロー気質。ゆかりにお婆さんと一緒にいるように頼むと探しに行きます。

 親衛隊の口撃によって窮地に立たされる中学生組。来るか来ないかを決めるのはお二人自身じゃないでしょうか!?と抵抗を試みるいちか。ガッツあります。やっぱこの子安定感あるわ。映画あたりから私の中で評価うなぎ登りです。なんだろ、クラスで普通に人気がある子っていうか。華があるわけではないけど、一緒にいて頼れる、楽しい子って感じ。
 直接談判してくると親衛隊。「しどい~~!」。あおいの顔がしどい。

 公園からたどっていきます。お前は犬か。
 その間ゆかりはお婆さんと一緒。といっても会話があるわけではなく持て余し気味。そりゃそうなるわな。彼女の機転は自分の興味関心を主にしているのでこういうところでのコミュニケーションには向きません。

 タルト担当の怪人出現。


②ふたりはプリキュア(パティシエ)
 そして本当に宝石を見つけてくるあきら。これには当事者のお婆さんもゆかりもびっくり。
 見つけられて安心したあきらはどっと花壇の縁に座り込みます。お婆さんはそっとゆかりに「あなたの彼氏素敵ね」と耳打ち。そうとは知らずあきらは風に当たっています。そんな彼女を見ながらゆかりは首肯。なるほど、彼女はここであきらを付和雷同で優柔不断な人ではなく、面白い人物として認識したでしょう。奇想天外ないちか。必ず結果を出すあきら。面白いものが増えました。
 そこに親衛隊が現れます。当然ふたりは彼女達を知っています。彼女達はそれぞれゆかりとあきらを拉致していきます。

 その頃、
 タルト台完成。試食。固い。例によって失敗。普段ならここでまだまだ!と騒ぐいちかが今回はだんまり。親衛隊が効いています。実際問題ふたりはなかなか戻ってこない。不安が募ります。

 親衛隊の主張を困った表情で聞くあきら。人が良いので一応聞いてしまいます。
 ゆかりがあの店に行くのは気まぐれ。その言葉に思い当たる節はある。でも…と言いかけて先ほどの少女のブローチを友達が褒める光景を目にします。百聞は一見にしかず。実例がここにあります。気にしてくれてありがとうと親衛隊に答えるあきら。あくまで紳士的。心配には及ばない。そう話すとあきらは去っていきます。

 親衛隊を前にしてやや固い表情のゆかり。あきらを後先考えないと評する親衛隊。あー、こいつら今回は共同作戦にでているけど本来あまり仲良くなさそう。好みが逆だし。その言葉に思い当たる節はある。でも…と言いかけて先ほどのお婆さんが知り合いにあきらのことを嬉しそうに話します。男の子だと勘違いしたまま。ゆかりは吹き出すと去っていきます。ほんとに対照的だなこの子ら。


 もう一度生地を作り直すいちか。絶対ふたりは帰ってくる。その信頼はふたりへの信頼でもあり、彼女達を繋ぐスイーツへの信頼でもあります。この物語はスイーツが繋ぐ物語。繋がれた人々は自らの意思でそれを焼き固めていく。場が彼女達を繋ぎ、彼女達が場を守るように。このBGMかっこいいよね。
 できあがり。あとはフルーツを待つだけ。
 ふたりの帰りを待っていると、上空になにやら人影。「帰ってきたペコ!」。お前が知っているふたりは空飛ぶのか。ところで長老は外に出てて薄くならないの?

 怪人出現。変身。
 氷の固まりを作って投擲。弾かれてピッチャー返し。もう物理で殴った方が良いんじゃないですかね?
 当然この流れでは中学生組は歯が立たない。そこに高校生組復帰。このふたりのツーショット絵になるな。変身含めて。
 ずっとふたりのターン。コンボをたたみかけます。マカロンヨーヨーの上にショコラが乗って残像を残すほどの高速回転。目を回しそう。ショコラが弾を投げると残像ではなく分身して敵に直撃。なんでだ。珍しく窒息させずに退散させます。
 かっこよく決める高校生プリキュア。彼女達に駆け寄る中学生組の幼さがよく出る場面。
 「ごめん、フルーツまだ買ってないんだ
 盛大にずっこけます。この流れずるいわ。
 ふたりはそそくさと買いに行きます。

 自分の手を引きながら走るあきらにどうする気?と訪ねるゆかり。隣町を探す。できることをやろうと熱く語るあきら。できるまでやるみたいな感じですね。そんな彼女に呆れたのか、根負けしたのか手を握り返すと答えます。
 「みんなが楽しみに待ってるものね、あきら
 「ありがとう、ゆかり


 スイーツフェスティバルを知る一つの影。


 結果、マスカット、ブルーベリー、イチゴを用意。
 ハリネズミフルーツタルトのできあがり。
 そこに親衛隊登場。中学生組は戦々恐々。あきらとゆかりは彼女達は誘います。そういうことなら、といちか達は接客対応。一緒に試食。あっという間に親衛隊はキラパティのファンに。ひまりのモグモグ顔がジワジワくる。
 ここが好きだと語るあきらとゆかり。スイーツフェスティバルに向けて勢いを増します。


③次回予告
 敵の武器(無課金)、プリキュアの武器(課金)。あとはわかるな?


○トピック
 公式カップルの誕生。


 くどいようですが彼女達は仲が良くてスイーツを作るのではなく、スイーツを作るから仲が良くなります。本来なら一緒にいるはずのない彼女達が一緒の空間にいて、一緒にいるうちに打ち解けて、より一層スイーツ作りに熱が入るという流れ。
 一見すると気まぐれで自由奔放なゆかりだけど、独自の美学を貫く姿はある意味あきらと似ています。宝石店での一幕はあきらに彼女への信頼感が芽生えたことでしょう。ゆかりは積極的に人助けや頼まれ仕事はやらないかもしれないけど、美しいものへの熱意がある。それは他者へも向く。「無責任な優しさほど罪なものはない」も責任ある行動の重さを知っての発言とも捉えられる。また、ゆかりから見たときにあきらが融通が利かず少し堅苦しいが口先だけの人物ではないこと、自分の彼氏だと勘違いされることも含めて彼女に興味を持つ過程も面白い。ゆかりらしい興味の持ち方、敢えて誤解を解かずその状況を楽しむ。そんな彼女を知ってか知らずか受け入れるあきらの受容。互いに興味を持つ構図が楽しい。お行儀よくお互いを信頼して足りないところを補い合おうってわけでなくて「この子、いいじゃん」っていうそんな自然なポジティブさが魅力的です。
 これに加えてあれだけウザイ親衛隊をふたりとも邪険に扱わないのもポイント。扱わないからこそファンがつくのだろうけど、彼女達それぞれのスタイルでもって距離をとっているのも良い。本作は説教的なエピソードがないのが特徴で、自然なスタイルで好きなことをやって楽しくしようというスタンスに満ちあふれています。親衛隊もキラパティのファンにしてしまう。そこはスイーツの出番。色んな人が登場しても一緒にスイーツを食べれば丸く収まる。丸く収める。それがスイーツの力。
 本作はこのように場がありキッカケがあって興味を引いて、人が繋がっていく様子が描かれています。そろそろ1クールの決算期。新キャラ、新アイテムの登場で物語はさらにどう広がっていくのか。いよいよ動き出しそうです。


[ 2017年04月09日 23:01 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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