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第3話「叫べライオン!キュアジェラート!」

○今週の出来事
①立神あおい

 すっかり仲良しになったいちかとひまりは何を作ろうかと相談。
 いちかは何かを聞きつけると広場の方へ。野外コンサートをやっています。歌っているのはいちか達と同年代の女の子。それなりに人気があるようで女性層、男性層取り込んでいるようです。図太い声で「あおい~!」って叫んだのハートマークのTシャツ着たヤツだろ。
 ファンなのかこういうのが好きなのかめっちゃ興奮するいちか。ひまりは……小動物みたいで可愛い。
 ユニット名「ワイルドアジュール」。フランス語で青系の色。まんまですな。


 コンサートが終わると熱狂したいちかはアイス屋さんに並びます。彼女達の前に横入りする男子高生。いちかが抗議しようとするとガン付けてきます。女子中学生を威嚇するとかどこで買えるの?その図太さ。いちかとひまりはタジタジ。
 「ひゃ~恥ずかし~どうよ? 今の
 と道行く人に声をかけながら冷やかすあおい嬢。男子高生を正面から笑い飛ばします。周囲の注目を集めて劣勢と判断したのかスタスタと退場。その勇ましさ、堂々な姿にいちかは大喜びでピョンピョン跳ねながらお礼を言います。隣のひまりはかしこまった感じで頭を下げます。あおいはずるいヤツは嫌い、早くアイス食べたいし、と話ながら列の最後尾に並びます。見ての通り竹を割ったような快活な人物のようです。

 今週もまた新種の怪人。ホットー。暑がりなようです。


 バンドコンテストの告知を知ったあおいは俄然やる気を出します。審査員は岬さん。モブとは違うオーラを出しています。ありそうなところで、あおいがバンドをやるキッカケになった人とかでしょうか。何としてでも自分の歌を岬さんに聴いてもらいたいとメンバーに熱弁。彼女が岬の大ファンなのはメンバーも承知しているので話に乗ります。すでに新曲のメロディーはできているので歌詞をつけるとあおいは張り切ります。

 図書館で思案顔。ふと閃いたフレーズをノートに書き……出そうとして大声で話しかけられます。いちか。クラスが違うようで同じ学校だといちかは思っていなかったようです。
 何やら一人で盛り上がるいちかですが、当のあおいは彼女のことを覚えていません。周囲からも注意されてしまいます。その上先ほど思いついたフレーズも頭からすっぽり抜け落ちてしまいます。あるある。仕事中に思いついても帰宅する頃には忘れてるんだよね。机を叩いて悔しがるあおいですが、今度はさらに強く周囲から注意されて逃げ出すように図書館を出て行きます。開けた扉を閉めないあたりがいちかっぽい。

 成り行きで一緒に帰ることになったので、改めて自己紹介。立神あおい。彼女は4組。いちかは1組。
 歌詞の邪魔をしてごめんなさいと謝ると、あおいも気にしていないのかあっさり流します。ま、大抵似たようなの思いつくしね。再び考え始めると、いちかが話に乗ろうとします。ところが予想に反して「走るか!」の声。走るとたまに良いアイデアが浮かんでくるらしい。身体動かすと思考も動くってのは私も経験的にありますが、走るのに夢中になったら思考が妨げられるんじゃないか? それともランナーズハイ的なもんでもあるんでしょうか。
 いちかの返事を待たずにあおいは走り始めます。ひまりといい、あまり人の話を聞かない人達だな。だからプリキュアに選ばれるんだろうけど。呆気にとられながらもいちかも付いていきます。


②憧れを追いかけて
 本気で走ったせいかぐったりするふたり。目的を見失っている気がする。
 GANACHE(ガナッシュ)の岬さんがコンテストの審査員で……と切り出すあおい。岬の名は初耳のいちか。憧れの岬さんに認めてもらえるチャンス。彼女が驚くような歌詞を絶対に書く!と強い口調で語るあおい。珍しい。配色的に青系当は大人しめでお姉さんポジションなんですが、おそらくそこは高校生組に譲って、いわゆる赤系統の属性があおいに持たされているようです。通常赤系統は常識人ポジションに収まる事が多くツッコミ役で器用貧乏な役回りになることが多いんですが、あおいはボーイッシュ・一本気に加えて独自の活動もしています。単純なクラブ活動というのではなく、それこそ脇目もふらずに熱中するくらい。いちかとひまりもそうですが、本作の登場人物は少しピーキーなキャラ付けがされています。それぞれに人の話聞かないっていうか。そこに目が行ったら周囲が見えなくなるところがあります。それを繋ぐのがスイーツでもあるんですが。
 驚くような歌詞と聞いて、とりあえず謎な踊りをまじえて歌い出すいちか。そういう意味でのビックリじゃねーよ。っていうかセンスの欠片もないな。一目で向かいとわかる。
 当然却下されます。
 見本であおいが例を出します。なにそのイメージ映像。しかしどれもいちかにはピンとこないようです。正直どっかで聴いたような歌詞。いわゆる翼広げ過ぎ問題。ちなみに「Uta-Net」というところで歌詞を検索できます。
 あまり立神さんぽくないと答えるいちか。コンテストでウケるためには新鮮さが大事と返すあおい。それパティシエ目ざしてた先輩も言ってたね。結局相方のことで頭いっぱいになってましたけど。
 考えすぎて頭が熱くなってきた。ならアイスを食べに行こうと緊張感がないいちか嬢。

 例のアイス屋さんに行ってみると何故かアイスが消えています。
 「キラキラルが奪われたペコ!」
 あ、居たんだ。すっかり忘れてた。いちかは強引に子犬と言い張ります。隠す気無しというかツッコミ待ちな気がしてきた。しかしそこはプリキュアに選ばれし少女。気にとめることもなく帰って歌詞考えるわ、と自分ペース。一人いちかは残されます。前回もそうだけど彼女放置されること多いな。基本的な位相がズレているというか、見ている方向がそれぞれ違うというのか、各自自分の持っているものがあることが前提になっていますね。
 人知れずホットーはアイスのキラキラルを手に入れて強化。

 引続き作詞に集中するあおいですがメンバーからの反応は芳しくありません。本人も納得がいかず猶予をもらうもののコンテストは間近。
 そんな切羽詰まっている彼女に脳天気な声をかけるのがいちか。何の用かと訊ねても今日はいい天気とあまり意味がなさそうです。とりこんでいるんで、と断りますが気にせず隣に並ぶと雲を見てショートケーキと言います。ほんとにこいつも人の話聞いてないな。呆れた顔で見返しても「こっちはシュークリーム」と動じません。不思議ちゃんか。肩に力が入っているのをほぐすため、とかそんなんじゃなく素で言っていると思われます。1話からそうですが基本的に人と心を通わせていません。母親不在の彼女は結局自分がそうしたいからとケーキを作ったし、ひまりとも偶然です(ひまりが出ていった後、いちかからひまりに接触を図ってはいない)。本作はどうやら最初のキッカケとして、いちかがカリスマ性を働かせて友達になるのではなく、その辺は比較的偶然(副次的)で、主となるのは己の心を形にすること。その象徴がアニマルスイーツ。本作におけるお菓子作りは自己の有り様を形作ることを含んでいるようです。
 空を見上げながら幼少の頃を振り返るあおい。バイオリンケースらしきもの。昔から音楽には携わっていたようです。育ち良さそう。案外お嬢様だったりするのでしょうか。「空…」。あおいが出ていくといちかもまたピンときます。
 「キラッと閃いた!


 アイキャッチはいくつかパターンがあるのか、切り替わり方式なのか。独特のタッチで可愛い。


 空みたいなアイス。工房でひまりにイメージを伝えます。
 自前のノートを開きながら検索。スイーツ全般おさえているようです。
 「レッツ・ラ・クッキング!
 いちかの隣で恥ずかしそうにするひまり。そのうちみんなのかけ声になるんでしょうが、私はひまりちゃんの恥ずかしがってる姿だけでご飯3杯いけます。
 今回も調理はいちかでひまりは監督。泡立てすぎは良くないようです。
 「アイスはクールに、スイーツは科学です!
 この子もこだわり強い。
 バニラを作ると、色づけのためのシロップを作り並べます。へーこういう風に作っていくのね。お菓子の類は工程が面倒臭いんですが、その分作ってる感ありますね。鍋に全部ぶっこんで煮たら終わりってのとは違う。

 その間もホットーはアイスを食べまくり。食うのかよ。これ倒したあと戻るんだろうか。あとクールクール言うな。ラジカセ持ってCOOL!COOL!言ってたヤツ思い出すから。さらに巨大化。欲望は留まることを知りません。冷凍庫入ってろ。


③COOLでHOTなジェラート
 コンテスト当日。
 どうでもいいんですけど、岬さん、知り合いにミユキさんっていません? ダンスしてる人なんですけど。

 楽屋で頭を下げるあおい。結局歌詞は間に合わなかったようです。仕方ない、出場はやめようと怒るでもなく頷くメンバー。まあ、当日歌詞持ってこられても困るんですけどね。半ばこの展開は読めていたでしょう。悔やむ彼女に、お前が満足する歌詞じゃなきゃステージに立つ意味がないとフォロー。このコンテストに一番張り切っていたあおいが不調ではどうにもならない。
 そこに堂々と入ってくるいちか。この物怖じしない態度。そして後ろから控え目についてくるひまり嬢の落ち着かない態度。そのうち胃薬常用しそう。
 最高にバッドなタイミングで現れたいちかは空気を読むことなく差し入れを持ってきたと言います。この図太さ買い取りたい。今それどころじゃ…という声を無視して、クーラーボックスからアイスを取り出します。このメンタル強ぇ。
 ライオンに見立てたアイス。青空に吠えるライオンみたいだったから。この個性があるからこそ、こうした独創的なものが作れるのかもしれません。変なものを作るのは変な人的な。
 アイスに見入ったあおいはそこからイメージが湧上がってきます。料理もの特有のリアクションタイム。固有結界作ったり、時間飛んだり、仮装したり、口からビームでたり、料理考えるよりもむしろリアクション考える方が大変なんじゃないかと思ったりします。アイスを一口。かつて見た光景。白のワンピース。手にはバイオリンケース。視線の先には岬さん。やはり彼女との出会いが今のあおいに大きく影響しているらしい。お嬢様と対照的な岬の姿。しかしそこにあおいが求めたものがある。
 「美味し~い!
 このアニメはスイーツアニメ。解決はスイーツで。お母さんが好きで、大好きなプリンのことを聞いてもらいたくて、青い空に自由に響くあんな歌を歌いたくて。心を形にしてそれを押し出すのがスイーツ。いちかの作ったアイスは彼女の原体験を呼び起こします。思い出した!と自分の中から湧き出る衝動を抑えきれないようにあおいは動き出します。なお、無粋なことを言いますが、この自分の中にこそ真実がある、という論調は近年多く見受けられますが、あまり真に受けてはいけません。ある人はありますが、当然無い人もいます。そういう人は借りてくればいいのです。何も問題ありません。自分の中にあるからそれが真実であり本物なのだという保障などどこにもありません。そう思い込んでいるだけです。その思い込みで現実対処できるならそれでいいしできないなら意味がない。真実、本物、原体験、オリジナル、などというものは幻想(イメージ)です。諦念を以て道理とする……ということを確信をもって言える私はある人の側になるのでしょうが。まあ、無駄に年齢食ってるわけじゃない。

 呆気にとられるメンバー。歌詞はどうするのだ? 歌はここにある、と自分の胸を指すあおい。即興でやるつもりかよ。やるか! やるのかよ。どんだけ臨機応変なんだよ。メンバーに恵まれました。
 「行こう! ステージがあたしたちを呼んでるよ!
 東堂いづみ先生の次回作にご期待下さい。
 「ねぇ、そのアイス後で食べてもいい?
 むしろ一度口を付けたのでちゃんと食べきって下さい。あ、ひまりちゃんは残していいですよ。


④キュアジェラート! できあがり!
 ステージに立つワイルドアジュール。
 時間なので怪人が出現。アイスを狙ってきたようです。……これ、敵方を倒すために世界中のキラキラルを封印するってのはダメですかね? 抗がん剤で自分が死ぬのが早いか癌細胞が死ぬのが早いか的なやり方。
 果敢に立ち向かういちか。やや気圧されながらもひまりもまた挑みます。ダブル変身。並べて見るとそれぞれに個性と特徴があります。
 先制で捕縛。これで終了かと思いきや拘束されながらもアイスを求めて進み続けるホットー。みんな逃げる中、一人逃げないあおい。プリキュア要件を十分に満たします。なんかホットーはキラキラル補充しないとオーバーヒートして自滅しそうな気がするんですが、大丈夫なのかこいつ。つねに汗かいてるし。ホットーの粘り勝ち。拘束が解け自由に。
 しかしそれ以上の勝手は許さない。あおいが空に向かってシャウト。
 食べかけのアイスが変身アイテムに。……結局食べられませんでした。
 変身導入部の曲調が各自違うのは面白い試み。
 「キュアラモード・デコレーション!
 あ、これヤバイやつだ。明らかに作画の勢いが違う。リボン外す仕草だけでパネェ。
 「アイス!
 「自由と情熱を! レッツ・ラ・まぜまぜ!
 サファイアみたいに氷の柱が湧き出ます。それを受けると4つのアイスを描き…ってほら、もうおかしい。なにそのシークエンス。バニラとブルーハワイを混ぜてスカートに。このイメージ考えた人頭ぶっとびすぎだろ。実は彼女のイメージカラーは白を含みます。回想もそうだし普段も白のシャツを着ています。案外多層的なキャラになるかもしれません。スカートから膨れあがったジャケットを腕を使ってビシっと決めます。はっちゃけたイメージと少しませた少女っぽさもミックス。まさか今年のバンク優遇は青だったとは。最近は黄色とは限らない模様。まあ、だいたい板岡氏のせい。
 「キュアジェラート! できあがり!

 新たなプリキュアが現れて驚くふたり。「(その作画力私に分けてよ)」などと黄色は思ってません。今まで黄色が特権過ぎたんです。
 めっちゃ物理・氷属性的なジェラートさん。
 歌いながら殴りかかっていきます。どこのバサラさんだよ。しかし単純な物理攻撃ではダメージがとおりません。ならクリームを手に纏わせて(凍らせて)殴ればいい。口に突っ込むと冷たさに悶えるホットー。暑がりなのに今度は冷たさに悶絶するとか忙しない。隙が生じたところを見逃さずホイップとカスタードが再び捕縛。それでも粘るホットー。ジェラートが雄叫びを上げると体勢が崩れます。追撃で勝負を決めます。結局殴って倒す。
 「so cool!」
 その台詞はいいんだろうか。


 人も逃げてしまいコンテストは台無し。一応メンバーが心配して戻ってきてくれます。
 歌い足りない、と彼女達は誰もいないステージで歌い始めます。すると歌を聞きつけて退避した人々が戻ってきます。彼女の歌に岬さんは何を感じるのか。
 「明日にとびこもうよ♪


⑤次回予告
 追加なしで一呼吸。シュークリームの皮って独特だよね。


○トピック
 黄色派で確定したわけではないのだけど、なんかついついいじりたくなるんだよね、黄色って。


 一見するとボーイッシュ系だけど実はお嬢様っぽいおあいの登場。バンクの見事な舞。只者ではなさそうです。独自のルートも持っているので個人回でも引っ張ってくれそう。赤い人と被りそうですがあっちは宝塚系なので問題なし(そういう問題か?)
 キャラ立てにリソースを割いた分、3話になっても妖精や敵情報はほとんど不明ですがいちか、ひまり、あおいのアクの強さはバッチリ。あおいと岬のその後が気になりますがそれはまた別のお話。全体的に解決の糸口や進展を仄めかしながらあくまで彼女達が持っている背景や大切にしていることを見せることに力点が置かれています。
 そういうわけで次回はインターミッション。ひまりとあおいの顔合わせも必要ですし。いちかとひまりだけだとテンションに差がありすぎる節があるので、そこをあおいが仲立ちしてくれると面白そうです。少人数制はキャラの噛み合せをカッチリとさせる必要があってそれ故にバディものとしての面白さがありますが、大所帯は大所帯でそれぞれの位置取りや距離感が面白さになります。その辺の味の違いを楽しめるのもシリーズものの醍醐味。


[ 2017年02月19日 18:11 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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