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第2話「小さな天才キュアカスタード!」

○今週の出来事
①有栖川ひまり

 謎のしゃべる鞄。
 ペコリンが鞄を開けると、そこにはファンシーな建物が。それを見たいちかは「可愛い~!」と大喜び。流石です。この切替えの速さ。器が違う。頭空っぽの方が夢詰め込める。
 中は意外と広く奥にはキッチン。さらにテンションアゲアゲないちかは引き出しを開けまくって物色。石窯オーブンも!と勢いこんで中を開けると……
 「どうジャバ? スイーツ工房は」
 見てはいけないモノを見てしまいました。訳あって今は実体の無い身体になっているがオバケではないと弁明。世間一般ではそれをオバケと言います。見た目もそれっぽいし。
 「ところで、プリキュアに興味あるジャバか?」
 知らないオバケに誘われてもホイホイ付いて行ってはいけません。


 OPに説明追加。プリンセスがプリンセスと言い張ったように今作もパティシエと言い張るようです。ところであなた誰?
 今さら気付きましたが本作ではビーム主体で戦うためかエフェクト作画担当を貼り付けているようです。


 スイーツには人を元気に、幸せにする力キラキラルが満ちている。プリキュアとはキラキラルを操り世界を元気にする伝説のパティシエ。本作のプリキュアはそう定義されます。その女性は始祖?
 要するに戦士→プリンセス→魔法つかい→パティシエと転職。仕事選ばないぶりが半端ない。ガンガンお菓子(玩具)を売って人々(製作サイド)を元気にしようということです。力(金)のない奴に語る資格はない。そんな世知辛さを教えてくれます。
 軽く説明したところでいちかにそれとなく頼もうとした矢先、
 「うん! いいよ!
 あっさり快諾。決め手はスイーツ作り放題、食べ放題。世のため、人のために奉仕しようなどという理念をかなぐり捨てて実利に走るその姿勢嫌いじゃないです。一方的な片務契約は良くありません。当人の奉仕精神に依存したシステムは破綻と不幸に陥ります。Win-Winな構造であれば恒常性が望める。
 早速コンパクトを取り出して混ぜ混ぜしながら呪文を唱えます。何も起きません。それできるのはーちゃんだけだから。
 食べたかったら自分で作れ。苦笑いするいちかにペコリンとジャバは開いた口が塞がりません。人選を誤ったかもしれません。しかしこの状況に耐えられる異常な精神を持った人間がそもそもこういう連中しかいないのも事実。とにもかくにも彼女に頼るしかありません。


 学校。
 休み時間に女子生徒グループと男子生徒グループでバスケ。片隅のベンチでは女の子が本を読んでいます。
 いちかにボールが渡ると勢いをつけて跳躍。あ、靴紐が。不可抗力なのでしゃがむのは仕方ない。でもゲームが気になるので前を向く。決して不自然な行動ではありません。私が言いたいのは、そこの男子俺と代われ。
 しかし勢いがありすぎてゴールを大幅にオーバー。いちかの先には女の子が。突然現れた不細工な物体に顔面狙われるとか厄日ですね。
 怪我はないかと訊ねると、何故かテンパった女の子は物凄い勢いで後退。君アメフト部に入らない? どうも極度の人見知りらしい。彼女が落とした本を拾い上げると「スイーツの科学」と書かれています。が、詳細を確認する前に女の子が物凄い速さで奪うとそのまま去っていきます。君陸上部に入らない?
 彼女は有栖川ひまり。同じクラス。でもいつも一人なのであまり目立たないようです。

 家に帰ると母親から手紙が届いています。例の患者は快復したらしい。写真付き。それとは別にスイーツ店のチラシが。ドデカプリンの案内。それを見たいちかは一も二もなく走り出します。きっと彼女の通信簿には落ち着きがないと書かれているに違いない。本作はだいぶコミカルな作風で行くようです。ギャグ顔もそうですがリアクションが明確で極端な傾向。個人的には下手すると気付かないんじゃないかってくらい微妙な感情の揺れ動きをする心理描写が好きなんですがどうなるかな。キャラが出そろって落着いた頃にそういう芝居をやってくれるとよりメリハリが付くんですが。
 店に入るとお目当てのプリン発見。もうそこにしか目が行かない。先客と同時に指さし。気付けば有栖川嬢。やや遅れていちかに気付いたひまりは物陰に隠れます。大丈夫かこの子、塾行く前にカウンセラー付けた方がいいんじゃないか。ふたりがそんなコントをやっている間に幼稚園児が店に来るとプリンを買っていきます。


②苦い記憶
 一段落して一緒に店を出るふたり。プリンが好きなのかとひまりに訊ねるいちか。物語の時系列や関係がややわかりにくいですが、例年のパターンであれば春先で、ひまりとは2年生になってクラスが一緒になったと考えるのが妥当でしょうか。いちかのフランクさはそれが彼女の自然体だと思われます。
 ひまりが首肯したのを見るといちかもスイーツが大好きと返します。生返事のように「はぁ」と頷くひまり。後々のシーンを見るに苦い経験から距離を置いている節があります。本音ではがっつきたい話題。
 アレが最後の一個だったらしく食べたかったとうな垂れるとペコリンが作ればいいと話しかけてきます。慌てて鞄の中を見たいちかは話を止めるどころか話に乗ります。お前見られてるって意識ないだろ。ひまりの予定を確認すると買い物に誘います。

 買い物が終わるといちかに案内されて人気の無い場所へ。
 そこには見慣れない派手な建物が。中に通されたひまりはキッチンを見て感嘆。改めて見ると確かに広い。これなら5人入っても問題無い。有栖川さんがいれば百人力と素直に頼るいちかに、ひまりもまんざらではない様子。
 実際の調理はいちかが担当。まずはカラメル作り。砂糖を煮詰めます。適当に鍋に投げ入れ。夢中になっているいちかにひまりの声は届きません。
 何度やっても失敗。なんかヤバイ物体になったり。貴様は暗黒料理の使い手か。いい加減見かねたひまりは大声で叫びます。
 「砂糖が結晶化してるんです!
 突然叫ばれてビックリ。ひまりは例の本を取り出すと
 「スイ―ツは科学。分量を守り正しい工程で作れば決して裏切りません!
 なんかスイッチ入った。
 「いいですか? 正しい知識がないと失敗を繰りかえします!
 前回もそうだったね。
 「じゃ、解説しますね!
 「そもそもプリンの由来をご存じですか?
 あ、これ長くなるやつだ。実際いちかの答えを待つまでもなくまくし立てるように解説を始めます。有栖川って好きな話題になると早口になるよな。とか言われるパターンだよ、これ。ずっとひまりのターン。

 日が暮れる頃になってもひまりの独演会は終わらずまだ説明が続きます。歴史はいいからどうやったらカラメルが作れるか、そこだけ教えて下さい。ようやく話を戻して
 「私が本で得た知識から察するには…あっ
 自分では作ったことがないのか? それは置いて、ようやくここに至りやってしまったと気付く有栖川嬢。先ほどまでとは打って変わって怯えたような声を漏らします。振り返えるとバツが悪そうな様子のいちか。「なんだか大変なんだね、プリンって」。やってしまいました。完全ドン引き。
 時計が鳴ります。シンデレラの魔法が解けるように、ひまりの時間も終わりを告げます。「その話いるか?」。脳裏に甦る声。
 ひまりは謝ると逃げ出すように出ていきます。

 甦る記憶。プリンについて調べたひまりはクラスの子に自慢気に語ります。嬉しそうに、饒舌に作り方を紹介。しかし男の子の反応は冷ややか。それに気付かないひまりは続けます。ウンチクも終わりみんなに作ろうと誘おうとしたところで「その話いるか?」。話題に興味を失った男の子はテレビの話題を振ります。話についていけないひまり。クラスの大勢はテレビの話題。ここではプリン(スイーツ)は一発ネタに過ぎません。膨らんだ風船が萎むようにひまりの存在感も小さくなっていきます。オタクとかマイノリティにありがちな情景。私もそういう経験はあります。個人的な処世術で言えば、気にしないことです。日本人だけでも1億人以上いる。そのうちの100万人、200万に嫌われたところで死にはしません。逆に言えば自分の話題に乗ってくれる人が1人、2人いれば十分。そう開き直れるなら問題ない。自分の居場所がなければ作ればいい。話に入れないなら入らずに、人が入ってくるようにすればいい。みんなに好かれる必要はない。必要なときに必要な相手を確保できればいい。確保できないならそれで問題ないシステムを構築すればいい。なお、これは人間関係を機会主義的、従属的な位置付けにできる人だけが可能なので一般論的な汎用性はありません。孤独を愛せる人だけの特権。何事も裏表あるのです。それを有効活用できるかどうかは発想と思い切りと環境による。人によって切れるカードは違う。だから重要なのはそれをコントロールする主体性と技術を持つことです。
 「また、やっちゃった
 彼女にはまだその力はありません。


③友達の作り方
 本棚にはスイーツノートとラベルされた自作ノートが並んでいます。右から並べる派なのか。個人的に数字は左から並べる派なんだけど。まずい、これじゃひまりちゃんと一緒に暮らせない。ちなみに私の経験上、大人しい人は案外人の話を聞きません。我が強いというか、回避力に特化しているか、防御力に特化しているかは別にして周囲に染まりにくい特性を持っていることが多い。自我が強固であるが故に他者との接触を多く持つ必要がないのか。強固であるが故に多く接触しても問題ないと捉えることもできるでしょうが。なお、自我の強さとその境界の確度は別の問題で、私は境界が曖昧です。だから人の影響を受けやすい。すると自我が脅かされる。なので回避特化にしてインプットを極力減らすことで負担を減らす処世術をとります。これは自分が周囲に脅かされるという発想が根本にあるんですが、これとは逆パターンもあって、同じく境界が曖昧でも自分が周囲を浸食できると考える人もいます(いわゆる陽気でリーダーシップがある人)。色々ですね。一人で居ることが多い、と一口に言ってもその実体(精神的機構)は様々です。

 学校。ひまりの心象を反映してかやや暗い図書館。いちかを発見して隠れます。
 トボトボと歩いていると公園に辿りつきます。奥に行くと例の建物。しかし諦めて踵を返したところで中から声。いちかがまた砂糖を焦がしてしまったようです。彼女の手には「スイーツの科学」。思わず声を出してしまいます。こうなってしまっては引返すわけにもいきません。
 いちかは昨日の事を気にした風もなく作り方を教えて欲しいと請います。裏表がないのか、細かいことは気にしないのか、詳しい人に素直に聞ける姿勢は大事です。人間関係が下手だろうが苦手だろうがこのスキルを持っているかどうかで難易度が変ります。
 ひまりが隣に張り付いてレクチャー。例のおまじないを唱えるいちか。今度は上手くいきます。
 大喜びのいちかはひまりをプリン博士、ミスプリンと褒め称えます。反応が堅い彼女を見て嫌がっているのかと思ういちかですが、本人は驚いてしまってと弁解。「スイーツは科学です」改めてそう話すひまり。分量を量って正しく作れば失敗しない。だから好き。
 「でも友達の気持ちは私には量れません
 上手いこと言った。案外ユーモアのある子です。
 自分の好きなことを聞いてもらいたかっただけ。心細そうに漏らすひまり。
 「うん、わかるよ
 素直に頷くいちか。本当にスイーツが大好きなんだってわかる。ちょっと話長いかなって思ったけど。舌を出して茶目っ気に答えます。これは良い舌だし。色々教えてくれて嬉しかった。次はプリンの生地を作ろう。ひまりが泣いていることには触れずそう促します。この心遣いは非常にありがたい。
 バケツプリンに挑戦。

 ふたりで器をとるとプリンプリンなバケツプリンが姿を現します。大成功。
 ちなみに小さい方のプリンはいちかがデコってひまりにプレゼント。リスっぽいのでリスプリン。ほう、彼女の発案なのか。魔法つかいの最終回でもモフルンスイーツを作ってましたが創作が得意なのかもしれません。

 その頃街ではまた怪奇事件が発生。黄色いプルプル言う敵が出現。
 外で食べようとしたいちか達の元へ飛んできます。怪物を目撃して驚くひまり。後ろからはオバケ。ジャバは外に出られない様子。地縛霊かよ。
 バケツプリンからキラキラルを吸収するプルプル。巨大化。さらにリスプリンを狙います。
 ふたりの間にいちかが割って入ります。二人で作ったプリンを渡すわけにはいかない。プリキュアになれば守れるんだよね? 長老ジャバに確認するいちか。冒頭ではスイーツ特典につられただけになっていましたが、動機を更新。自分とひまりで作ったプリンを守るためにプリキュアになります。なるほどこうして拡張していくらしい。それはそれとして正体バレを気にしないスタイル。


④キュアカスタード! できあがり!
 「変身した~!?
 変身の一言で色々理解してくれるこの便利さ。
 クリームをドリルに変えてキック。結局肉弾戦してるじゃないですかー。エフェクトつければなんでもありらしい。
 ひょっこり出てきたペコリンにひまりは事情を尋ねます。冷静だな。やはり剛の者は一味違う。
 戦闘は敵の方が上手。
 事情を知ったひらりは戦闘に介入。さらりとスイーツパクトと商品名を出すペコリン。プリンが結晶化するのはいいんですが、コンパクトはどっから出てくるんでしょうか。そんなことを気にせず勢いで突っ切るのがプリキュアの条件。プリンを勇気に換えて友達を守ります。
 「キュアラモード・デコレーション!
 「プリン!
 「知性と勇気を! レッツ・ラ・まぜまぜ!
 知性枠でした。2年連続プリンを頭に載せるプリキュアのドレスコード。カスタードは小動物的な可愛さとおしゃまさがありますね。
 「キュアカスタード! できあがり!
 キャラソンがここで流れます。カスタードの特性は加速装置。躓いて転んだところをホイップが抱き留めます。ちゃんとさっきの台詞も聞いていました。謝ろうとするカスタードに友達じゃん、と一発OK。嬉しそうにカスタードは頷きます。ピンクはジゴロ。これ常識な。
 俊敏さを活かしてプルプルを翻弄。クリームをムチ状にして捕縛。あ、これ強キャラだ。素早くて敵の行動を阻害する技とか必須キャラですよ。レモネードはそれで確固たる地位を築きました。あとはホイップが畳みかけて窒息死。
 敵が倒れるとキラキラルは解放されて元に戻ります。

 一件落着して一緒にプリンを味わいます。


⑤次回予告
 ロック×スイーツ×ライオン。ぶっこみすぎだろ。


○トピック
 ということでキュアマインちゃんの登場。え、名前が違う? でも通じるでしょ?


 5人体制のプリキュアは一人一人紹介していく手順なので、要するに友達になっていく式。
 やたらノリとテンションが高い主人公のいちかですが、主人公らしく素直で偏見を持たない姿は安心感があります。プリンに興味があるひまりは引き入れやすいキャラですが、来週は果たしてどうなるか。高校生組の動向も気になるところ。個性どころか属性(所属)も違う面子をどう纏めていくのか序盤の見所となりそうです。
 スイーツを題材にしているだけあって、トラウマのタネにもなっていたりしますが、この辺もどのように展開していくのか。5人で共通する仕事を持つのはプリキュアでも珍しいパターンなので楽しみですね。

[ 2017年02月12日 16:20 ] カテゴリ:キラキラ☆プリキュアアラモード | TB(0) | CM(-)
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