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第47話「それぞれの願い!明日はどっちだー?」

○今週の出来事
①新しい朝

 朝。すっきり目を覚ましたみらいは窓を開けます。気持ちよく晴れた空。今日も一日ワクワクもんと新しい一日を迎えます。
 リコ、はーちゃんも同じ空を見上げます。最初からクライマックス。これフラグじゃないですか。

 魔法界の方では異常気象。常春にもかかわらず雪。災いの始まり。
 太陽を背にうごめく黒い影。……ミジンコ?


 魔法学校の生徒達はみんな困惑の表情。一人くらいやった!雪だ!とか喜ぶ奴がいても良さそうですが、深刻さが伝わらないのでカット。
 クシィの本を開きながら校長は解説。要するに予言されていた災い。執行猶予が終わりました。終わりなき混沌デウスマストの登場。見た目はミジンコですけど。


 数学の宿題に向き合うみらい。ちなみに明日から学校なのでギリギリですが、この子の場合好きでないやつは結局手が着かず最後まで残してたパターンでしょうね。
 リコとはーちゃんが部屋に入ってきます。はーちゃんの冬服もなかなか奇抜。なお、ふたりは宿題終わっている模様。はーちゃんの学力は不明ですが飲み込み早そう。…と話している内に宿題を終えるみらい。
 それでは何をしようか。ナシマホウ界でしかできない事の方がいいとリコ。それなら!と閃くみらい。

 人々にとっての脅威も眷属にとっては福音。主人の威光に感嘆するベニーギョ。相変わらずデウスマストさんは顕微鏡の中でちょちょこ動くミジンコみたいな感じですが、一応ラスボスです。
 主人が到着してしまえばそれで終わり。しかしこれまで散々辛酸をなめさせられたプリキュアを野放しにするのは癪に障る。自らの手でケリをつけるべくベニーギョは周囲の眷属達を引き連れて出陣。この人もフラグ立ってますね。


 外出すると親に断るみらい。今夜は鍋にしようとお婆ちゃん。すると親父さんが自分のところで作った最新IH鍋を持ってきます。「あら~?また黙って買ったの?」。お母さんの笑顔が怖い。ミジンコよりずっと怖い。
 鍋を知らないリコとはーちゃん。お婆ちゃんが美味しそうなイメージ映像付きで説明。プリキュア的に言うと今夜は鍋食うんだよ!パンチの前振り。まあ、それどころじゃなくなるんですけど。夕飯を楽しみにしながら出発。
 みらい達が出て行ってしまった後で校長から着信。災いが近づいている。しかし同時にみらい達のもとにあるレインボーキャリッジには精霊の力が充填されて残るは2つ。切り札となるのかどうか。一縷の望みを託す校長。


②それぞれのすごし方
 駅までやってくると見たことのある顔。魔法界人。里帰りだとリコが説明。そう言うリコは普段から往復しているのでナシマホウ界ですごしたいとのこと。そんなことを話していると「キュアップ・アパパ」の声。リコじゃなくても失敗しそうなかけ声だな。声の主は勝木さん。折角魔法つかいに会ったのだから呪文を覚えておけばよかったとちょっと後悔。「ホイップ?ララップ?」とまゆみ。だいぶ離れた。「キュピップ!」。短縮形?
 はーちゃんが正解を言いそうになったのですかさずリコが口止め。この動きは絶対予想してたな。予期しないふたりの登場に勝木さんは慌てて枝を隠します。魔法つかいの真似をしている人達と口止めしている人達。お互いに何でもないと言い訳から始まります。新年早々なにやってんだこいつら。

 今度は学校に行ってみると生徒会長のゆうとが花壇を手入れしています。明日からやればいいにのマメな子だな。先生もやってきて手伝います。こっちの冬休みはどう?と訊ねられたリコは楽しいと答えます。はーちゃんも同意見。先生は嬉しそうに頷きながら宿題の方も訊ねますがこちらも「バッチリ」と答えが返ってきて満足。

 さらに河川敷に行ってみると壮太がサッカーの練習中。こういう日常風景はプリキュアでは逆に珍しい。年明け早々最終決戦ムードになるのは毎年のことですがどうしても主人公メインになりがちでサブキャラまでは焦点あたりませんからね。本作の場合はナシマホウ界、魔法界の日常とそこに住む人々、そしてこの後の急激な変革が控えているのでどのような日常が正常であるかを明示するのは大切なことです。本作はいわゆる不思議の国というのが存在しません。リコとはーちゃんが留学生というのは事実そうで、ナシマホウ界での暮らしは正規なものです。お国がやばいので緊急的に避難しているとか、お忍びで来ているとかみたいな「仮の生活」ではありません。だからリコのこっちの生活を知りたい、すごしてみたいという希望は本人の自然な意思表示であり生活感があります。本作の肝はこの異国の地で自然に暮すという関係、それが当たり前になっている子どもの視点です。
 みらい達に気付いた壮太は足元にあるボールを取ってくれとリコに頼みます。そこははーちゃんじゃないのか。私?と突然の振りに戸惑いながらもボールを蹴ります。リコのことだから失敗して笑いの種になるんじゃないかと期待していたのだとしたらなかなかの策士。しかしボールは見事ゴールへ。「フフッ、狙い通りだし」。新年一発目からありがとうございます。そんないつもどおりな彼女をみらいは嬉しそうに見つめます。

 階段を登って神社へ初詣。日が過ぎているので境内は彼女達だけ。
 みらいが見本を見せます。はーちゃんがめっちゃ鈴鳴らします。わかる。やるやる。その間もみらいは静かに目を閉じて何かを願っています。それに見習ってはーちゃんも念じます。何をお願いしたの?とリコに聞かれてみんなと一緒に楽しくすごしたいと答えます。モフルンははーちゃんみたいに大きくなりたい。OP的なのを想像。大きくなりすぎ!とすかさずリコがツッコミをいれます。四葉令嬢に頼めば割りと実現可能。
 ようやくみらいの願いが終わります。彼女が願ったのは魔法界もナシマホウ界もみんな一緒に笑顔になれたらいい。リコとはーちゃんがそうであるようにみらいにとってもこの1年は大きな変化があった年でした。友達も増えた。出生や目標は違えど彼女達に共通するのはこれです。
 リコは立派な魔法つかいになって何をするか見つけると言います。それ順序逆じゃないですかね? この子らしいっちゃらしいんですけど。3年生になるしナシマホウ界でも魔法界で1番の成績をとって卒業したら……したらどうなる? 卒業したら今みたいに一緒にいられるのだろうか? いつの間にか今の生活が当たり前になってしまいました。留学期間が終わったのだから帰れと言われて、はいわかりましたとはいかない。はーちゃんもまた自分の出生に不安を抱きます。アレキサンドライト回もそうなんですがこのふたりはアイデンティティに若干危うさがあります。みらいにそれがないのは環境的に彼女が同一性を保持しているためです。基本的に日本人にアイデンティティの問題がない(実感が薄い)のは同一性が高いためです。生まれも育ちも人種も言語も文化も宗教も差がない。リコやはーちゃんが自分は何者なのか、今後どこに行けばいいのかと考えるのは今住んでいる場所と本来の帰属場所とが異なるから。みらいの視点ではこの世界は楽しくて広くてワクワクもんな世界に映っています。魔法界はナシマホウ界の延長。魔法も彼女に恩恵をもたらした素敵なものという認識。あくまで彼女はナシマホウ界に住むナシマホウ界人。これが主人公特権としてラストまで突き抜けるのか、後述するごちゃ混ぜ世界になったことによって彼女の同一性(世界観の同定)が揺らぐのかは次回以降のお楽しみ。
 不安がるはーちゃんの手を握ったみらいは明日も一緒だと呼びかけます。みんな明日は一緒に学校。ぶっちゃけその場しのぎの棚上げではありますが、事実そうであることも確かです。今それを考えても答えが出るはずもない。しかしいずれこの問題は向き合わなければならないでしょう。今平然としているみらいがその時にちゃんと向き合えるか。それまでの猶予はもうわずか。
 寒くなってきたので押しくらまんじゅうしようとリコ。


 その時がやってきます。躍動するデウスマスト。
 皆既日食のように太陽が黒く包まれます。
 ベニーギョを中心として出現する眷属。ポーズかっこいい。


③現出する神話の亡霊
 ナシマホウ界側でも異常事態を認識。人々の視線が黒い太陽に釘付けになります。
 不退転の決意で本気モードになるベニーギョ。眷属を取り込んで巨大化。ラスボスの前座。どうしよう、これ絶対負けフラグだよ。そしたら誰が司会役になってくれるの? あんなミジンコみたいなラスボスが饒舌にしゃべってくれるんでしょうか。
 変身。サファイア。空中戦で行きます。

 衝突。力負けしたプリキュアは地面に叩きつけられます。ベニーギョが地面を這うように追ってきます。うわ、超怖ぇ。一旦距離を置き連携して対応するもパワーが圧倒的すぎて一撃でダウンしかねない状況。前回のクリスマス回がとてもお気に召さなかったのか恨み節。口からビーム。地面をなぎ払いながらプリキュアのいるビルの屋上へと光線が伸びます。完全に街破壊してるがな。この容赦の無さ。間違いなく最終決戦(前座)。
 困ったときのピンクトルマリン。ビームを反射。ギリギリでかわすベニーギョ。やはりラパーパの力は脅威。ビームがダメなら物理。物理が最強なのは某ロボットアニメでも実証されています。殴ってビルごと崩壊。
 全ての世界は混沌に飲まれてなくなる。
 ダメ押しでビーム。でもプリキュアに効かない。さすがナノラミ(以下略
 私達には明日がある!とフェリーチェが先陣を切ります。背景的にこの子が一番重いワード背負ってるんで主人公っぽい。マジカルとミラクルも加勢。このまま好きにはさせません。
 オーバーザレインボーに対抗するベニーギョ。前座とはいえボス、それなりに頑張ります。でもプリキュアが押し切ります。敵のビームは効かないけどこちらのビームは効く。それってヒーローの常識でしょ? 纏っていた眷属の力を失いベニーギョも最期のときを……
 そのとき巨大な腕が空から振り下ろされます。

 腕の根本から何かニョキニョキと生えてきます。きめぇ。恍惚の表情で歓喜するベニーギョ。これこそ彼女ら眷属が待ち望んだ主の顕現。
 もう一本の腕が生えます。だからきもい。デウスマストに反応してスマホンが光ります。
 飛び上がる3つの目。すると弱体化していた眷属達が一瞬にして復元。倒されたラブー、シャーキンス、オルーバも復活。さすが最終決戦。絶望感を煽ってきます。眷属というだけあって本家がくればいくらでも再生可能。目が本体から離れると本来頭があるべき部分が盛り上がり巨人が立ち上がります。眷属が集まるとデウスマストを中心に魔方陣を描画。外8、内4。この辺は数といいリンクルストーンとの対比になってますね。
 腐ってない巨神兵というか、なんかやばい。見た目やばい。強そうっていうより存在自体がやばい。口が開き咆吼。人智を越えた何か。シリーズの数だけラスボスがいましたが、ぶっちぎりでキモイ。
 さらには台風の目のように風が吹き上げます。母なる樹。その中心たるマザー・ラパーパ。それに引き寄せられるようにダイヤとエメラルドを持ったプリキュアがその中心へと消えていきます。


④新しい朝
 朝。すっきり目を覚ましたみらいは窓を開けます。気持ちよく晴れた空。今日も一日ワクワクもんと新しい一日を迎えます。既視感。
 リコとはーちゃんが深刻な声で部屋にやってきます。
 窓の外には見慣れているようで見慣れない風景。浮島。空飛ぶ魔法つかいにペガサス。そして母なる樹。
 「どうなっているの?


⑤次回予告
 勝木さん大勝利。
 キラキラ☆プリキュアアラモード番宣開始。マカロンさんマカロンしか言ってなくね?


○トピック
 ミジンコ言ってすいません。


 色んな意味で予想外の事態。いや、以前デウスマストが示唆するのはごちゃ混ぜの世界と書いたのでこの事態は当然の帰結なんですがまさかストレートにくるとは思わなんだ。相変わらず一番良いところに球投げてくる。
 何が良いって、ナシマホウ界と魔法界が一つになるのは誰にとっても望ましいのだけど、でも何か違わね?って話だからです。
 一つになってしまえば魔法つかい放題だし、リコの悩みも軽減されるでしょう。はーちゃんも現人神みたいな感じで居とけばいいし、別に誰も不都合はない。これが本来の世界でもある。にも関わらずこの「でも違うでしょ」感。だいたい主人公なにもしてないし。これがデウスマストの本意なのかラパーパの干渉なのか、ただの幻なのかは置いても最終回前にこれがベストアンサーです。これで行きましょう。主人公含めみんな納得ってなったら別な意味で斬新すぎるわ。プリキュアの文脈的にも安直なごちゃ混ぜは否定されるべきものです。みんな一緒ってそうじゃねぇだろと。でも、魔法つかいの世界的にはこの形が原初であり本来。ざけんなまた神が人の生き方決めんのか……と堂々巡り。予告での平和な日常とは裏腹にかつてないくらいにのっぴきならない状況。
 明日もみんな一緒に笑顔でいたい。そう願うみらい達の前に出現するのは理想の世界。最終決戦に伴って世界が破滅することは度々ありましたが、まさかの世界創造。しかも神話の楽園。
 この世界に彼女達は何と答えるのか。彼女達が守るのは何か。この物語はどこに行き着くのか。理想郷から始まる最終決戦。ほんとこのアニメはなにやるか読めたもんじゃない。


[ 2017年01月08日 12:56 ] カテゴリ:魔法つかいプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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