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第43話「いざ妖精の里へ!あかされる魔法界のヒミツ!」

○今週の出来事
①妖精の里

 初めての光景に感嘆とする一同。綺麗ってよりどことなく怪しい雰囲気がするのは気のせいか。濃い霧を幻想的と捉えるか何か怪しいと捉えるかってのもあるんですが。
 その光景にとりわけ感じ入るはーちゃん。気づくと何故か妖精の姿に。人間の姿はエメラルドが彼女の願いに力を貸している的な話しだったと思うので、記憶に感化して戻った感じだと思われます。みらい達にとっては懐かしい姿ですが、事情を知らないチクルンにはさっぱり。
 そこに女王様登場。原形はハチっぽい。感動の再会……からのおしおき。知ってた。

 OPは通常営業に戻りました。この色んなものごちゃまぜにしました感のOPは本作らしいと改めて思いますね。彼女達が最後にいる花の海と樹は今回で明らかになります。


 妖精の里は魔法界の外れにある場所。ポジション的にはラピュタみたいな。訪れた人間もあなた達が初めてだと女王は言います。彼女に案内されて大きな樹のお城に。
 客人に食事を振舞います。パクパクと食べる彼女達を物珍しそうに見る妖精達。早速チクルンが話を盛りながら紹介します。仲間達から女王が自分を探していたと聞いて神妙な顔になります。女王というか、おっかさんみたいな感じでしょうか。ちょっと怖いけど面倒見いいっていう。
 はーちゃんの口の周りについた花粉を拭き取ってあげるモフルン。初期を思い出すやりとり。妖精に戻っても彼女達の関係は変わりません。改めてどうして戻ったのかと疑問を浮かべるリコ。花の海を思い出したから? その単語に思い当たる節がある女王。
 かつて世界を覆っていた美しき花園。
 古い伝承らしく現女王でもそれ以上は知らないとのこと。3000年では足りないようです。ということで先々代の先々代に聞いてみることに。レジェンド女王。こいつら長寿だな。


 だからダメだったじゃん、と今は亡きシャーキンスに語りかけるオルーバ。
 ドクロクシーの本は彼の目から見ても悪くないらしい。降って湧いた蜘蛛に見よう見まねで魔法をかけます。


 花粉のカステラと薬膳茶で一息つく先々先々代(レジェンド女王って語呂悪いのでこの呼称)。校長も薬膳茶飲んでたけど、この世界の薬膳茶ガチで効果があるんでしょうか。
 彼女にとってみらい達は単に珍しい人間の客というのではなく、ナシマホウ界人、魔法界人と感慨深い組合わせのようです。彼女のはーちゃんを見る瞳はどこか遠くを見ているよう。
 彼女は古い物語を語り始めます。

 同じ頃、校長はリアンから報告を受けます。結論に至ったと話し始めるリアン。災いとこの世界の関わり。魔法界側の歴史に登場するナシマホウ界発見よりも遥か昔にナシマホウ界にも魔法文字が存在した事実。つまり両者が関わる前から同一のものが存在したという事実(アルファベッドは魔法文字が変化したものという設定でしょうか)。魔法文字で刻まれたナシマホウ界の伝説をリアンは語り始めます。


②神話
 人、動物、妖精や精霊たちが仲良く暮す楽園があった。その世界は一面の花に覆われた世界。ペガサスも人魚もドラゴンも共生。その世界の中心にはあまねく命の母マザー・ラパーパと母なる樹。ラパーパの恵みと祝福のもとで幸せの時代は長く続きます。魔法の杖の木もその祝福の一つで、ラパーパが人々に与えたもの。その魔法を使って人々は文明を築いていきます。割りと真面目に神話ですね。
 先々先々代が生まれたのはその時代の末期。青天の霹靂のように突如現れる災い。デウスマストとその眷属。もちろん人々に戦う力はありません。ラパーパが単身世界を守るために戦います。彼女がかざした手の中にあるのはおそらくエメラルド。世界の始まりよりも古く絶大な力を持ったリンクルストーン・エメラルドという校長の説明は本当でした。ちなみに見えている眷属の数は12。これまで本編で登場しているのは4。その全てをデザインして声当てて、なんてしたら面倒この上ないのでほのめかす程度なんでしょうが、眷属側が数という切り札を持っているのは事実です。回想シーンでもラブー、ベニーギョ、シャーキンスが登場。
 神同士の戦いは熾烈を極め、デウスマストを遠い彼方へと追いやった代償に、世界は砕けラパーパもまた母なる樹と共に大地から離れていった。言葉で説明はありませんが、彼女が使っていたダイヤが二つに砕けてその後別々に落下していったのはダイヤのリンクルストーンがナシマホウ界と魔法界に存在した理由だと考えられます。ところでこのBGMやめてください。ドキドキの終盤、王女を巡る話の時も使われた曲なんですが、これクるんですよ。
 ラパーパを失った大地はその姿を変え、母なる樹も時空の狭間を漂ううちに一つの世界を形作った。それこそが魔法界。残された大地はナシマホウ界に。なお、妖精の里は先々先々代が居た折れた母なる樹の一部(今は城になっている)だと思われます。人魚が以前空を飛んで他の種族と交流していたというのもこの頃の話か、分離した初期の話なのかは微妙なところですが、他種族の伝承とも合致しています。
 歴史からも忘れ去られるほどの遠い記憶。言わば原初の時代、神話なので眷属達がプリキュアを知らないのは当然の話。オルーバが何かとほのめかしていたのもラパーパのことで、ラパパはそれを語源にしているのだと気付いているでしょう。オルーバ達からすれば世界が一つだったはずなのになんでこんな面倒臭い形になっているのか?という疑問、プリキュア(視聴者)側からするとこいつらいつの時代の人だよ?という疑問がここで解消。

 では何故そんな古い時代の記憶を自分が持っているのか?と疑問に思うはーちゃん。やべぇ、この子女王なんてレベルの子じゃなかった。一人でハートキャッチ無限シルエットと戦えちゃうレベル。

 聞き覚えのある声が彼女達にかけられます。


③再生
 この作品はプリキュアが敵の名前を呼ばないので、スパルダと自分で名乗ります。
 何故ここに? その疑問にオルーバが答えます。闇の魔法のテスト。彼の姿を一目見て眷属だと気付く先々先々代。歯がみするチクルンにオルーバは気楽に声をかけます。
 姿が変わったはーちゃんを苦々しく思うスパルダ。ヨクバールを召喚。幹部が召喚した幹部が怪人を召喚するという珍しい展開。ヨクバールの攻撃で妖精の里は大惨事。燃えている中で木に隠れるのって危険なんじゃないですかね?
 チクルンがスパルダに抗議。前回禊ぎを済ませているので、ここらで改心したことをみんなにアピール。でもペチンとデコピンされます。妖精の里を燃やし尽くす力があるのにデコピンで済ませる優しい世界。でもはーちゃんが激怒。エメラルド(スマホン)の力を使って人間の姿に戻ります。プリキュアに変身して制裁。女児向けアニメが敵を殴るのに大した理由は要りません。

 エメラルドへの執念を燃やすスパルダ。プリキュアがピンチになりますが、クリスマス商戦を控えたフェリーチェがフラワーエコーワンドでフォロー。久しぶりのエメラルド・リンカネーション。フェリーチェの気迫にオルーバはかつて見た力の片鱗を感じ取ります。
 ヨクバールを倒したものの大技で隙ができたフェリーチェにスパルダが襲いかかります。ここはプリキュアがフォローしてオーバーザレインボー。さりげにカットインにモフルン入ってるの面白い。折角復活したのに分解されてしまう再生怪人の悲しい性。
 フェリーチェの横顔にかつての面影を見る先々先々代。

 オルーバの足元に蜘蛛。その執念に感心すると再び再生。お、再々生怪人とは珍しい。旧式幹部とはいえ再生産が可能なのは脅威。
 「さて、こういう時は…」
 「オボエテーロ!」
 魔法つかいのこういうとこ好き。


④神話から続く願い
 先々先々代は話を続けます。
 マザー・ラパーパが散り際に残した言葉。「いつか必ず世界は再び結ばれる」「そう魔法をかけた」
 魔法は願い。奇跡を願う思いが繋がり、いつか世界に届いてくれるよう祈りを込めて与えた魔法の名前『プリキュア』
 先々先々代は全てを語り終えます。と同時にどこでもドアが出現。彼女達が知らなければならないことは以上のようです。
 妖精の里を出て行く彼女達をチクルンが見送ります。とりわけ交友の篤かったモフルンと手を握ります。涙をぬぐいながら憎まれ口。再会を約束して別れます。

 ラパーパ様はもういない。けど、彼女達プリキュアがきっと世界を結ぶ。女王と先々先々代はそれを確信します。

 魔法界に戻ったはーちゃんは自分の記憶の謎が解けつつもさらに謎が増えたと言います。しかし彼女に不安はありません。自分の傍には家族がいるから。


⑤次回予告
 赤いキャンディーでも食べたの?


○トピック
 8時半だよ!全員集合! みたいなノリになりつつある再生怪人祭り。
 でもそんなことよりクリスマス商戦が大事。


 今語られる世界創世の秘話。
 いつ何時もギャグを忘れない作風のクセして、真面目な神話を持つ魔法つかい。世界とダイヤが二つある由来、魔法の始祖であるマザー・ラパーパの存在が明かされます。リコの誕生日会で朗読された物語も神話の後の昔話に位置づけられるでしょう(みらいとリコが出会う前からナシマホウ界と魔法界は接点がある)。これまで広さがあった物語でしたが、時系列的にも奥行きが出て壮大になってきました。
 ここから考えられることは、今再び世界が一つになるという展開ですが、それは神話の時代に戻ることを意味しません。レジーナと亜久里が一つになって王女になるかって言ったらなるわけがない。はーちゃんはラパーパの生まれ変わりなのかもしれないけど、はーちゃんははーちゃん。生まれ出た命は命です。ナシマホウ界も魔法界もそれぞれに生活圏が確立されている。かつての理想郷が今の理想郷とは限らない。神話の時代は終わったのです。だからこそラパーパはもういないと明言されている。むしろそれらを一緒くたにしようというのは敵方の発想です。闇鍋のように混沌と一つに飲み込んでしまうのがデウスマスト。彼は神話の亡霊です。

 この世界は神話から続く願いで創られている。しかし今この時代にその願いを、魔法を唱えるのは今を生きるみらい達。プリキュアの名が全世界に届くかは彼女達の手にかかっています。


[ 2016年12月04日 13:53 ] カテゴリ:魔法つかいプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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