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第41話「ゆいの夢!想いはキャンバスの中に…!」

○今週の出来事
①ゆいちゃん回

 前回の体験を元に城のスケッチをとるゆいちゃん。なかなかの出来にはるかときららも絶賛。
 ちょうど夢ヶ浜美術館でコンクールをやるので出品してみてはどうかとみなみも水を向けます。絵本作家を目指す夢に近づけるかもしれないと考えたゆいちゃんは渡りに船と話しに乗ります。

 OPは平常モード。色々キャラが足されています。トワの両親一瞬だな、おい。フローラが振り返るカットで白っぽいノイズがかかっていたのはやはり意図的な演出だったようです。


 テーマはみんなの笑顔。
 早速どんな絵にしようかと考え……手が止まってしまいます。競争相手のレベルも考えると完璧でないといけないと口にするゆいちゃん。余計な力が肩に掛かってしまっています。
 一日中悩んで筆を走らせたものの進まず。そんな彼女を横に、はるか達は現状説明。カナタはホープキングダムで調査中。橋頭堡もあるので安全性は保証されています。久しぶりにプリンセスレッスン。ゆいちゃんを残してみんなで行ってしまいます。いや、そこはほら、一応人声かけてもよかったんじゃないかな。気分転換にどうか?とか。
 部屋に持ち帰り。リアルなプリンセスを描いてみるもののやはり他人を気にして自信が持てません。抽象的な絵にしてみると自分でも疑問がわく始末。
 「…っていうかそもそもプリンセスの絵でいいのかな?」
 袋小路入りました。
 レッスンが終わってお土産にケーキを持参。しかしゆいちゃんは寝落ち中。寝言でも悩んでいることが見て取れます。
 起きるとすでに朝。その体勢で朝まで寝れるって逆に凄くね? 肩には上着。机にはケーキとメモが置いてあります。ベッドで寝ているはるかに感謝。


 ケーキを食べながら気を取り直してスケッチ……したいところですが手が止まります。
 望月先生がやってきます。手を付けていないキャンバスを見られたゆいちゃんは急いで隠すように畳んでしまいます。上手くいかなくて…と素直に打ち明けます。すぐに状況を察した望月先生はあまり思い詰めるな、とアドバイス。まあ、思い詰めてる人にそれ言っても無駄なんですけどね。
 テニス、演劇、チアリーディング、花、みんなそれぞれ目標に向けて努力を重ねるクラスメイト達を横目に、ゆいちゃんは自分が置いていかれていると引け目を感じ始めます。ほらね。実際には彼女もほかのみんなと似たり寄ったりなんですが進んでいる実感が無いのでそうなってしまうのでしょう。自信がなくなると人の目が気になるのも厄介なところです。


 コンクールも近くなりみんな声をかけます。厚意からの行動なんですが逆につれぇ。はるかは肩と言わずに色んなとこ揉んでいいと思うんですよ!(力説)
 期待を裏切ることに後ろめたさを感じながら、ゆいちゃんはコンクールを辞退すると言います。泣きそうになりながらもぐっと堪えると用事を思い出したと一人になります。彼女は見た目から想像できないほど強い子です。実戦に何度も参加していますが弱音を聞いたことがありません。あんだけハブられても愚痴一つ言わない。トワにプリキュアになりたかったと打ち明けてフォローする余裕すらある。視聴者で彼女を守られているだけの弱者だと思う人はいないでしょう。


 そろそろ番組も佳境。(話数の)猶予はないぞ?とディスピアが部下の尻を叩きます。
 でもやることは変わりません。クローズは部下のストップとフリーズに命令。結局しわ寄せは下の兵隊に。


②確信を形に変えて
 丘にやってくると先客が。子ども達を連れた望月先生はそこで絵画教室を始めます。
 思い思いに描く子ども達の絵は独創的。目を止めたゆいちゃんは実際とは違う色を使っているのは何故かと問いかけます。「可愛いから」「こっちの方が可愛い」。ですよねー。ピンク髪の子なんて現実には存在しない。けど可愛いから二次元では許される。そういうことです。
 同意すると女の子は力強く頷きます。確信を持って描いていることが分かります。彼女にとって絵は自らの心を映すものなのでしょう。一度もゆいちゃんの方を振り返ることなく女の子は質問に答えていきます。絵を描くのが楽しい、そう言う彼女は夢中で筆を走らせます。望月先生もステキな色と褒めます。

 コンクールを諦めかけていたことを正直に話します。絵を描く楽しさを忘れていたのかもしれないと自分で答えを見つけます。
 最初は好きでやっていたのが、気負い過ぎて辛くなることはよく耳にします。特に趣味が高じて実益を伴うものは。趣味だったとしても、ブログやっている人がモチベーション維持できなくてやめたり、コメント投稿者の意見に影響受けて辛くなってやめたという人もチラホラ見かけます。当然のことながら、私にそういう経験は全くありません。何故なら私が趣味でやることは完全に趣味だから。このブログは何万人ひとが見ようと一銭にもならない。むしろ広告邪魔だから金払ってる。そうやって自分が好きにできる場を作って好きなだけ好きなことを書く。プリキュアの感想とか言いつつ、全然関係ないことも書く。プリキュアを触媒にして自分の中身をぶちまける。読んでいる人の都合や意見は知ったことじゃない。読みたい人だけ読めばいい。全部私の都合。そもそもこんな文章量が多くて癖が強いものを読める人の方が少数なのは最初から分かっている。それでふるいにかけてもいる。日本人だけで1億人以上いる。そこで千人や一万人に嫌われたからどうだって話し。100人も面白い人、使える人、友好的な人がいれば持て余す。私のキャパシティじゃ友人は数人いれば十分。私は人を選ぶ。だから人も私を使えると思ったなら使えば良いし、使えないと思ったなら捨てろ。
 その確信と自信が私のモチベーションと個性を支えています。この12年間毎週欠かさずマイペースに感想書き続けてきたことがその証拠です。自分の中身をかき回していくつかの結晶に変えていく作業。それができるのもプリキュアが好きだから。本当に相性がいい。

 と言っている内に瞳に輝きを取り戻したゆいちゃんは画用紙を望月先生に求めます。
 子どものように夢中になって筆を走らせます。そこにストップとフリーズ。今度は影絵か。

 子ども達を狙う二人の前に立ちはだかるゆいちゃん。やはり期待を裏切らない。ついに3回目。熟練の技を見せてくれるはず。鍵穴オープンからの阻止。メンタル強ぇ。こいつは一体!?とふたりも困惑。しかし彼らが本気を出すとさしものゆいちゃんも…

 物音に気付いたはるか達は変身して現場へ。ゼツボーグが出現しています。
 フローラの姿に見覚えがある望月先生。それは誤魔化しつつ現場から離れてもらおうとしますが、彼女もなかなか引いてくれません。ようやくゆいちゃんが犠牲になったことに気付きます。心配する望月先生を説得して引いてもらいます。

 ゼツボーグの中でゆいちゃんは夢を放棄。なるほどこうなってるのね。遠くからフローラの声が聞えてきます。僅かな隙間からプリキュアの姿を見ると彼女の朦朧とした意識は鮮明になっていきます。
 自分の夢のために戦ってくれる人達。その姿を目に焼き付けるとゆいちゃんは立ち上がって、確信を言葉に変えます。
 「私の描きたいものは……私にしか描けない、強く、優しく、美しいプリキュアの姿!
 鉄格子を掴むと脱出を試みます。精神世界と連動して、実際に閉じ込められている肉体も覚醒しかかります。かっこいい戦闘BGMとも相まって破格の待遇。メンタルの強さにおいて彼女は本作最強。

 ゆいちゃんの覚醒と反比例してゼツボーグの戦闘力は低下。あと3分もあれば完全覚醒できそうですが、それだと玩具が売れないので宣伝タイム。ここで毎回出てくるアロマとパフは、監督曰く別にいなくてもアイテム呼び出せるそうです。じゃあなんで変身してるのかって? 箔が付くからじゃないですかね?

 夢を解放するとプリキュアの本が。
 「(自分にしか描けない物語をえがいて、夢の力と夢を守ることの大切さを伝えたい)」
 フローラの手の中で、意識を取り戻すと同時にお礼を言うゆいちゃん。逆にフローラの方がびっくり。今回の戦闘は彼女の戦いでした。自分が描きたいものをハッキリと見定めたことをみんなに伝えます。

 望月先生が教師達を連れてくるとすでに人影無し。
 白金さんが生徒達の間で噂になっているプリンセスではないかといいます。初期は「ドレス姿の女性」と呼ばれてましたが、一般人にもプリンセスで浸透しつつあるようです。


 無事絵が完成しコンクールに出展。望月先生は絵に気付くと、彼女が立ち直れたことを知ります。
 「夢の虹」と題された絵は佳作を取ります。妖精のように舞うプリキュアの姿。
 「少しでも多くの人に輝く夢の力を届けられますように


③次回予告
 彼女の120%は200%へと届くか。


○トピック
 後の東堂いづみである。っていうかほんとに名乗りそう。


 ゆいちゃんの物語としては28話の直系。その時の彼女の夢は『絵本作家になって夢の力をみんなに伝えたい』。今回はそこからさらにビジョンが明確になってついにプリキュアという形を取るに至ります。キャラクターものの版権取って将来ウハウハになれるかもしれません。
 プリキュアはヒーローものですが、主人公は女子中学生。本シリーズはその根幹から孤高のヒーローのような例外性や大儀と相容れません。本シリーズが目指してきたのは誰もが理想として抱けるような強く、優しく、美しい姿です。しかしそれはみんなが全く同じ形を取ることを意味しません。生まれつき金持ちで多才な子もいれば、目標意識の強い子、特に得意なものは無いけど頑張り屋、など人の数だけステータスは異なる。要は配られた手札で勝負するしかないって話しですね。
 そんな中で本作が一席ぶったのはプリキュアになれない子。プリキュアのカードすら配られていない。彼女が自分にできることを最大限発揮し夢を守り抜くことは、本作の夢が一人一人に内在する力、輝きの証明になります。プリキュアで有るか無いかは夢の強さ、尊さとは関係ない。それぞれが自分の夢を磨き、互いに取り入れ、讃え合うことで昇華されていく。夢とは心の形。

 今回これと並んで感心したのはプリキュアの使い方です。ぶっちゃけ、ゆいちゃんがどんなに活躍しようが女児はプリキュアにしか目がいかないでしょう。プリキュアごっこしたら当然みんなプリキュアやりたがる。彼女に共感するのはもう少し長じてから。でも今回彼女を通じて提示されたのはプリキュアを語ることの良さです。プリキュアを描くのも、語るのも素晴らしい。大好きなものを通じて自分を表現して楽しむ。それこそが夢を叶えるための一歩。これまでにない方法で、しかしストレートにプリキュアの魅力とメッセージを贈っています。
 プリキュアを語る人がいる。とても面白い試みです。

[ 2015年11月22日 19:49 ] カテゴリ:Go!プリンセスプリキュア | TB(0) | CM(-)
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