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スピリットサークル5巻

スピリットサークル  5巻 (ヤングキングコミックス)


 相変わらず巻を重ねる毎に面白さも積み上がっていくなぁ。

 この漫画も10巻くらいで終わりそう。この作者は終わりに向かって描いてるから話しがブレないし、尻上がりに面白くなっていく。「惑星のさみだれ」もそうだったけど、必要なことだけやってさっと終わるみたいな。戦国妖狐はどうなんだろう。今度友人から借りよう。

 さて、この漫画は転生ものっていうか、現代の主人公とヒロインが過去の自分の人生を体験するっていう話しで、ヒロインの方は比較的能力もポジションも同じなのに、主人公は凡人だったりマッドサイエンティストだったりバラツキがある。たぶん、ヒロインは秀才を越えないタイプ。良くも悪くもブレーキがかかる。主人公は閾値を超えるとそのまま突っ走っちゃうタイプ。本質的に主人公は危ない。


 なんの本だったかは忘れたけど、何か凄いことをやれる人は人より秀でたものを持っていることよりも極端に何かが欠けている場合の方が多い、みたいなことが書かれていたんだけど私も同意見。
 分かりやすいのはコンプレックスなんだろうけど、極端に執着する、非合理的、道徳観や倫理観が欠如している、非社交的、あるいは極端に感じやすい、バランスが悪くて能力が高い人なんかは特化しやすい。

 例えば、性格の傾向で循環気質(サイクロイドパーソナリティ)という(マイナーな)分類があって、これはいわゆるリア充です。明るくて社交的でみんなと一緒に協力して仕事をやりとげるようなみんなに好かれる人柄。何も問題無いように見えそうだけど、実はこのタイプは他者との一体感を必要以上に求めがちで、未熟で幼稚な感性を持っている。でも、この人達はその未熟さを高度なレベルで社会適応させると非常に優れたリーダー性や人柄を発揮する。
 シゾイドも他者との境界が未分化なんだけど、こっちはそれ故に自分が飲み込まれてしまうのではないかという不安感が先立つので人を極端に避ける傾向がある。でもこれも高度なレベルで昇華するとオリジナリティが強い芸術作品や研究を残すことがある。
 意外とね、人の才能って強さ(所持)よりも弱さ(欠如)だったりするんじゃないかな。漫画とは全然関係ないんだけどね。

[ 2015年09月01日 20:28 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)
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