六畳半のすごし方 TOP  >  Go!プリンセスプリキュア >  第25話「はるかのおうちへ!はじめてのおとまり会!」

第25話「はるかのおうちへ!はじめてのおとまり会!」

○今週の出来事
①帰省

 夏休みに入ったので生徒達は各々帰省。約1名帰る場所がありません。
 独りナイーブになっていると、はるか達がお泊まり会の算段。あまり浮かれるな、とみなみが大きなスーツケースを3つ抱えながらやってきます。一番浮かれているのはこの人。
 見送りするつもりが実はメンツの中に入っているトワさん。用意もアロマが済ませています。みなみが手を掴むとグイグイと引っ張っていきます。そういうわけで今回も拉致。

 はるかの実家は、古風な外見の商店街の一角。あー、これ有形文化財的なやつで、自由に改築とかできないパターンだわ。他人が見る分にはいいけど、自分で所有して住むには不便、という話しを旅行したときに地元の人から聞いたことがありますね。

 春屋。
 のれんをくぐるとももかを含め家族が働いています。待ってましたとばかりに父親が飛びだしてきますが、お客さん達がブロック。さすがはるか、地元のおばちゃん達に大人気。ノーブル学園はエリート校の可能性が高いので地元でもはるかは有名人な気がします。
 みなみ達も挨拶。とりあえず、親父、うるせぇ。


 客間に通されます。そういうわけでまずは第一のケース解放! 高級メロン詰め合わせ!
 最初から金持ちアピールとか飛ばしてます。っていうか、メロンだけそんなに貰っても困る。近所に配ればいいだけですが、またしてもノーブル学園=金持ちエリート校のイメージが。
 忙しそうなのでお手伝いすることに。どうせなので色々やってみましょう。

 全員エプロン着用。一人裸エプロンに見えてしまいそうな人がいますが、心眼を開眼している視聴者ならそう見えます。ゆいちゃんとけ込み過ぎ。
 テキパキとはるかが指示を出して仕事をこなしていきます。慣れてる、やるじゃん!とはるかを褒めるゆいちゃんときららですが、全員普通に仕事出来てるのがすげー。さすがエリート校、職業訓練も学科に入っているのでしょうか。
 おやつタイム。望月が奢ってくれたときからなのかあんみつはトワの好物。申し分ないと舌鼓。


 銭湯シーンカット。なお、DVDにも収録されませんのであしからず。ガッデム!!
 宿場街というだけあって温泉も近い。相変わらずきららは12歳に見えませんが、それ以上にみなみんの服のセンスが気になる。イベントも目白押しで、お盆には肝試しも。時期が被らないのでみなみは一安心。事情を知らないトワにきららが暴露。誰にだって苦手なものはある。トワにも。彼女の態度にみなみはどこか違和感を持ちます。


②夜の花
 翌日。アロマは日光浴。パフは水浴び。はるか達は流しそうめん。
 苦戦するみなみとトワとは裏腹に、きらら、ゆいちゃん、はるかは器用にそうめんを掴み取ります。意外とゆいちゃん欠点無いよね。不器用なふたりにはるかがレクチャー。指導どおりにやるとようやくそうめんにありつけます。
 続いては茹でたトウモロコシ。丸かじりするきららを見てカルチャーショックを受けるトワですが、隣にいるみなみはこれも夏休みの体験とすすんでやります。個人的にトウモロコシはちぎりながら地道に食べていくのが好きです。食べ終わった後が綺麗だとその分満足感ある、みたいな。
 お次はスイカの種飛ばし。親父が仕事を抜け出して見本を見せて怒られて帰って行きます。忙しない人だな。これも夏休みの体験。これを言い訳にすれば大抵のことやりそう。学園のプリンセスは種飛ばしでも優秀。……トワが帰郷した後に種飛ばし大会とかが国技になったらどうしよう。

 その後も川船、記念写真、お参りと満喫。
 満喫し過ぎて眠くなったので畳に横になります。なんという無防備さ。銭湯シーンはカットしてもさりげないところで仕込む。個人的にはゆいちゃんの太ももが熱い。スタッフ有能。
 畳に横になった彼女達を見てはしたないと窘めるみなみ。つい30秒くらい前の映像を見せたいんですが。どうやら畳に慣れていないだけらしく、はるかに促されて横になります。正座しているトワをきららが不意打ち。ゆっくりと時間が過ぎていきます。

 夕暮れ。夢を見るトワは、何者かに追われます。背後から魔女の影。恐怖のあまり目を覚ますとみなみがうちわで扇いでいます。他のメンバーは和菓子作りのレクチャー。それを断ったトワに、うなされていたようだけど悪い夢でも見たのか?とみなみが尋ねます。なんでもない、その返事を聞いたみなみは自分もよくその言葉を使うと一歩踏み込みます。前回のきららとは良い意味で対照的。きららは何かにつけて世話していましたが、みなみは自分が範を示すことでトワの行動を促しています。このシーンでもみなみは距離を測りながらも彼女の内面に踏み込む意思があります。
 「夕方…この時間になるとトワイライトのときの記憶を思い出すの。また闇に飲み込まれてしまうような気がして
 「夜がくるのが…怖い
 存外トワイライト(黄昏)のネタ使ってきますね。これは幼児的に見ても暗いのが怖いのと重なるのでトワをとおして視聴者に訴える効果もあるでしょう。

 はるかがやってくるとみなみに合図。まだまだイベントは続きます。


 川原で花火。
 楽しむはるか達と距離を置いてトワはしょんぼり。消防団の人達が人声かけていきます。
 花火タイムも在庫切れで終了。終わるとちょっと切ないよね。そこで第二のケース解放! 花火! なんという大人買い。金にモノを言わせた物量作戦。みなみんのポーズがジワジワくる。この人絶対将来スーツケースに札束詰めるわ。なお、ゆいちゃんときららはドン引き。パフ怖ぇ。
 トワに花火を手渡します。「美しい光ね…」。闇を打ち消すように激しく燃える炎。
 近所の人達がつられてやってくるとそのまま仲間に入れます。子ども達とワイワイやっている横で、みなみとトワはふたりで静かに花火を楽しみます。
 「まだ怖い?
 「今はそんなに
 夜が怖くなったらみんなと一緒にいればいい、もっと頼ってもいいとみなみはいいます。そのセリフは彼女自身にも言えることですが、最近ははるか(フローラ)に任せているイメージが強くなっていますね。みんなといればオバケも怖くない? ちょっと意地悪な質問にみなみはたじろぎながらも快く答えます。トワは面白いキャラをしているなぁ。ここでハイそうですかと受けるだけだと受動的なイメージが付いてしまうんですが、切り返しをすることで彼女の機転の良さが見て取れます。前回のラストもそうですが、彼女は我の強い部分があって、そうしたものを残しつつ受け入れ、受け入れられていく様子が描かれています。


 土左衛門の如く船で流れていたシャットさん。何やってんだお前。ロックの命令で絶望集めをしているようです。しかし本人はやる気がなく、気晴らしに旅していたらしい。居場所がないのか窓際族的な雰囲気。普通、今の時期って幹部強化されるんだけどなぁ。独特なポジションだな、この人も。
 黄昏れていたらトワ一行とばったり。ついカッとなってゼツボーグ召喚。こいつらほんと思いつきで仕事してるよな。

 ゼツボーグ出現に逃げ惑う子ども達。ゆいちゃんは避難誘導が板についてきました。
 黒く深い霧を発生。闇の中でシャットはトワをターゲットに。みなみが助太刀に入ります。トワイライトに用があるというシャットに、みなみはそれなら用事はないはずだと切り返します。ここにいるのは紅城トワ。彼女の呼びかけにトワは応えます。
 海と炎のプリンセス。

 思わずシャットは美しい!と感嘆。お前のストライクゾーンわかんねぇな。
 まだまだ新キャラ補正は効いていますが、話しの都合上ピンチにならないといけないので、マーメイドがフォロー。残りふたりもやってきます。必殺技連発して形勢逆転。ゼツボーグは宣伝のためのサンドバッグ。
 闇に追われるのが宿命なら、何度でもそれを払う、と覚悟を決めるスカーレット。盛大な花火を打上げます。


 帰り道。折角の花火が台無しと愚痴るきららに、トワは悪くないと口を開きます。
 「眠るのが勿体ないくらい楽しい夜ですわ
 なら早く帰ってもっと遊ぼう。夏休みだしちょっとくらい夜更かししても…?とみなみに振ると、彼女も最後のケースを取り出します。果たして何が入っているのか。
 「それは開けてのお楽しみよ


③次回予告
 はるか回と思わせて妖精回。


○トピック
 プリキュアでは珍しい結末を視聴者に委ねるラスト。枕詰め合わせだと思っていますが、どうでしょうか。

 ゆっくり丁寧にアフターフォローをするようで、今のトワは楽しむことを受け入れています。自罰感情、恐怖心を克服しながら、温かさをチャージしながら彼女は強くあることを望みます。
 トワのエピソードは全て罪が前提です。彼女がプリキュアになっても過去の負債は消えません。これははるか達とは逆のベクトル。はるか達は未来へ向かう困難さが課題(プリンセスやトップモデルになれるか?)になっているのに対して、トワは負債に押し潰されないか?という課題になっています。この二つの課題に対して本作は共通の答えを一貫して言っています。

 強くなってその壁を突破しろ。

 要するにこれは困難を前提にした上で、なお輝くことがプリンセスの条件なのだと言っているわけです。しつこいくらいトワが罪を強調していること、その消滅は不可能であることを述べているのはそのためです。人は過去にも未来にも課題があり、葛藤があり、苦しみ、おののき、嘆く。その理由は様々でしょうが、突き詰めれば過去に苦しむか、未来に苦しむかということになるでしょう。
 これまで本作は夢に向かって進むという一方向だけにスポットを当ててきましたが、トワの加入によって一気に多層的なものになっています。できなかったことができるようになっていく。これはわかりやすい成長です。怖かったものが平気なるのもそうです。自分自身の存在に対しての問い、肯定することもまた成長です。苦しみを受け入れ、そこに居場所を見つけること。自由に笑い面白く生きられるようになること。それらを称して私は成長と捉えています。そのため死ぬまで人は成長できるし、それが止まったときその人は精神的に死ぬのだと思っています。
 話しが逸れましたが、(努力的な)成長一辺倒だった本作も深みを増してきました。プリキュアは終盤でダイナミックにかっ飛ばしてこそ。そのための助走はすでに始まっています。


[ 2015年07月26日 21:33 ] カテゴリ:Go!プリンセスプリキュア | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL