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第17話「どうする!?悩めるほのかの研究発表会」

○今週の出来事
①科学発表のテーマ

 ラクロス部。練習に励む部員。なぎさはキャプテンらしく後輩にも活をいれます。何だかんだ言いながらも段々キャプテンとしての務めを果たすようになってきました。
 科学部。西南地区中学校科学研究発表会に向けてテーマの選考を行います。「ゴミと私達」「雷の発生(小さな地球Part2)」の2案から選びます。決を採るほのか。しかし、どちらも一人程度しか手を上げません。ユリコはHONOKA1号を再び作りたいのでしょうか?
 誰も手を上げない事に疑問を口にするユリコ。野々宮さんをはじめとする後輩達はあまりよく理解していないようです。これは先輩の指導に問題があります。まあ、中学一年生だと理解するのが難しいかもしれません。理論優先ではなく実験から理論を学ぶのも一つの手ですし。後輩の一人から雪城先輩はどっちが良いですか?という質問にほのかは「みんなのやりたい方のもので良いと思うわ」と言います。ヒソヒソと話す部員。どうもやる気が無いというか、楽で無難な方へと思考が行っているようです。もう一度決を採ります。

②それぞれの苦労
 自室で回想のなぎさ。傍目にはボーっとしているのでメップルとシークンに目を開けたまま寝ていたと言われてしまいます。回想中は無防備です。宿題をやれとせまるハーティエルのシークンとインテリジェン。ひかりの近くに居なくていいのでしょうか?インテリジェンはほのかの近くに居るべきでは?研究の邪魔になると思ってとりあえずはなぎさをしごくことにしたのでしょうか。
 インテリジェンからの数学のコツやら何やらチャチャを入れられるなぎさ。集中して勉強できなさそうです。でも、なぎさのペースでやると終わらなさそうです。


 洋館。外をじっと眺める少年。執事はその姿に耐えられず、お笑い幹部に相談を持ちかけます。外に連れ出しては?という意見を具申しますが、あっさり却下されます。「まだ早いしな」ビブリス。聞き返した執事を怒鳴りつけ追い払います。刺激が少年にとってどんなことをもたらすのか予想がつかないため、まだ外へは連れて行きたくないようです。過保護です。まあ、お忍びとして誰かが付き添うのだと思いますが、どいつもこいつも変装とかには向かなさそうです。
 話をさえぎってウラガノスは「よく言われるんだけど俺ってそんなにカッコイイ?」と言い出します。誰もそんなことは言っていません。ファンレターでも届いたのでしょうか?「貴様の顔には興味は無い」と即答のビブリス。歯に衣着せません。「カッコイイからプリキュア倒す」と全く脈絡無く部屋を出て行きます。ウラガノスがたてる振動に揺らされながら「人の・・・話は・・・最後まで・・・聞けっての」とサーキュラス。生真面目というか苦労しそうな人です。バルデスはヘアサロンに行っていると思います。


 科学部。雷のテーマに決まったようで、去年作ったYURIKO1号のパーツを部室に並べます。どこにしまっていたんでしょう?懐かしいな・・・と回想のユリコ。愛の思い出です(違う)グランプリを狙いたいところですが、去年このネタはやりつくしているのでどうにも調子が出ないユリコとちょっとふくよかなツインテールの人。ほのかも筆先が進みません。とはいえ、元気とノリが持ち前のユリコは「あたしも頑張るぞ!」とコブシを固めて気合を入れます。この人のこういうところ大好きです。
 しかし動きの悪い後輩達。後輩達は勝手がわからないようで戸惑っているようです。野々宮さん意外とハッキリ言います。分らなければ聞いてくれば良いでしょうというユリコですが、実際なかなか難しいものです。とりあえず、YURIKO1号を組み立てろと命じるユリコ。先輩の指導方法に問題が無くもありませんが一から懇切丁寧に教えるほど時間的余裕も無さそうです。その様子を見るほのか。

 下校。ほのかとユリコ。改訂版の設計図がなかなか描けず謝るほのか。気にしないで、とユリコは笑顔で言います。しかし、ほのかの表情には陰りが見えます。ほのかが乗り気ではないことに気付いたユリコはそれを率直に聞きます。このテーマに手を上げたのはユリコでしたが、自身も乗り気ではないと話します。無責任だなぁ。でも、こういうユリコの態度はほのかと非常に相性が良いです。ややもすると自分の中に閉じこもってしまうほのかに対してザックバランに核心を突ける存在は貴重です。また立場が逆の場合、ほのかは(現在では)直接的に言わずにアドバイスをするか見守る方向の行動を取ります。無論、それは間違いではないのですが、相手が閉じこもりがちな人だとあまり効果があがらないかもしれません。悩むほのかに対してストレートに聞けるユリコは友人としても部員としてもパートナーとして申し分ないです。キチンとなぎさ以外にも良い友達を持っています。なぎさとほのかのパートナー性やなぎさの友人関係については言うまでもありません。
 ユリコはほのかが部長になってから皆に遠慮していないか?と聞きます。ほのかはその問いに歯切れ悪く答えます。自分でも迷っている事は明々白々です。遠慮というか、ほのか部長の行動というと野々宮さんを怒ったシーンしか出てこないのですが、実際のところ彼女は他人をグイグイ引っ張っていく人ではありません。。むしろテンションとノリではユリコの方が適任です。ほのかは元々学者肌の人であり、チームを組んでやるよりも個人で研究する方が向いているハズです。去年の研究発表会でもほのかは自分の研究に熱中しており、実際の指揮はユリコが執っていました。
 無言で歩くほのかをユリコは後ろから「やっぱりゴミと私達の方やろ」と言います。科学部はほのかがグイグイ引っ張っていくべきだとしてほのかのやりたい事をやるべきだといいます。迷うほのか。「私は、私は別に自分の案が採用されなかったから悩んでいるわけじゃ・・・」と言いよどみます。部員は私が説得するとユリコは引きません。この娘かなり行動派です。「私はなんで科学部にいるんだろ?」と自問するほのか。ユリコを置いて独りで帰ります。ハマってしまいました。ユリコに核心を突かれた分、揺らぎが大きくなってしまったのでしょう。このままでは危険です。でも、悩むほのかは萌えると思う(←変わった趣味だな)。

③目覚めよその魂
 タコカフェ。目的を見失ってしまい悩むほのか。そこになぎさが声をかけます。悩んでいるほのかにあっけらかんと研究発表が上手くいっていないの?と聞きます。「そんなことないよ」と言うほのか。以前野々宮さんを叱ってしまった時もそうですがこの娘は自分の悩みを隠しがちです。逆に問うほのかですがなぎさはあっけらかんと答えます。上手くいかなくても頑張るポジティブさがなぎさです。「うらやましいなぁ、なぎさは」最初聞き流しましたが、これ凄い発言ですね。そして萌える(←特殊な趣味だな)。今までほのかがなぎさを羨ましがるということはいくつかありました。でも、それは負の感情が伴うのではなく肯定的に自分も幸せになれる意味で使うか感情として表れていました(なぎさの明るさや亮太との兄弟愛とか)。しかし、今回は完全に自分を引け目に感じて言っています。ほのかがこういう本音を言うのはかなり珍しいです。元々本音を語らない上に自分を引け目に感じることも無いので、無意識に出たとしたら(実際無意識だろう)今回はかなりほのかにとって切羽詰っている状況です。でも、本音が出るということはそれだけなぎさを信頼していることの表れでもあります。普通、あまり知らない人に本音は言いません。

 ひかりがやってきます。手には何かを持っています。どうやらほのかがアカネさんに渡したものらしいです。解説をはじめるほのか。表情が途端にイキイキとし始めます。「ハンディ」というものらしくなぎさは聞き返します。ファミレスで使われる注文する時に使う携帯端末ですね。ハンディをいじるなぎさ。思いつきで作ったみたいに事も無げに言うほのか。っていうか、コレほのか作ったのかよ!ほのかってそんなキャラだっけ?博士か!?来週からプリキュアには試作実験兵器が登場ですか。パワーアップはほのか博士の新兵器ですか。流石科学部。こんな形で新商品が登場するとは思わなんだ。

 たこ焼を5皿持ってくるアカネ。なぎさいじり過ぎです。ピッピッと数回押してましたな。注文のことは不問にしてか、ほのかを褒めるアカネさん。ほのかは「私はただ好きで作ってみただけですから」と謙遜します。なぎさも「ほのかってこういうもの考える好きだね」と言います。その言葉にほのかは沈黙します(目は輝き出す)。なぎさのふとした言葉(ほのかも無意識に言っているのだが)を聞いて大切なことを忘れていた彼女の本心は目覚めます。急に立ち上がって傍目には意味不明に帰ります。「思い出した。やっと思い出せた。私は、私は」夕日が美しい土手をほのかは走って帰ります。その表情に陰りも憂いも悩みもありません。我らがほのか嬢が帰ってきました!これですよ。これがほのかです。ただ静かに笑みを浮かべていたり超然とたたずんでいたりするのは彼女の表面的なものです。本来の彼女は心の奥に情熱を宿した娘です。普段は理性で覆い隠していますが、その理性を超える情熱が灯った時、自分の殻も周りの目も気にせず彼女は本来の力と姿を見せます。本来の彼女はなぎさもかくやと言うほどのアクティブさがあります。一番萌えるな!(←結局ほのかならなんでも良いらしい)


④心機一転
 科学部。提案があるとほのか。テーマは「ゴミと私達」にするとほのか。間に合わないんじゃ・・・と心配する部員。しかし、ほのかはいつの間にか設計図やらなんやら取り揃えています。やること早いです。しかしここまで段取りしているとほのか自身はもう分っているんじゃないかとすら思えるのですが、そこはそれ、実験して初めて分る事もあるのでしょう。
 入賞できるんですか?という野々宮さんの問いにほのかは私達は大事な事を忘れていると言います。去年グランプリを取ってしまったせいで余計なプレッシャーがかかり、去年の実績を使って手堅くする方向に向かってしまった。そのせいでやりたいことが出なくなってしまった。テーマを選んだのではなく、手堅く評価される安心できるものを選んだだけだと言うほのか。かなり本質を突く娘です。「リスク」を知らない野々宮さん萌え。ほのかを信頼して見るユリコ萌え。
 ほのかは笑顔で純粋に研究に没頭できるテーマが良いと言います。「私が科学部に入ったのは、科学が大好きだったからです。今回の発表会を通じてみんなにも研究や実験の面白さを知ってもらいたい。科学部のことをもっともっと好きになってもらいたいんです。純粋に科学を楽しむために未知のテーマに取り組んで新しい発見をする。当たり前だけど大事な事、もう一度みんなに思い出して欲しいんです」自分の思っている事を真剣に話すほのか。押し付けるのは無く、後ろから見守るのでもなく、ほのかは自分の情熱をみんなに伝えます。賞を得るために勉強するのではなく、勉強したことから何かを得るために勉強します。今一度原点へと回帰します。
 それはそうと、このほのかのセリフですが、プリキュアという作品そのものにも反映されてほしいと願ってやみません。前回の感想の最後で「この作品に最も期待することはドキドキではなく、なぎさ達の日常と小さな幸福です。そういう小さな世界を胸を張って肯定できる物語です」と書きましたが、決して安全な橋を渡れという意味ではなくて、忘れられそうなことを真摯に見つめる洞察とそれを完膚なきまでに昇華させる力強さがプリキュアの魅力だと思っています。2年目だからとアグラをかかず、突き抜けて欲しいですね。実際、最近は原点に立ち返りつつありますね。

 研究に精を出す科学部一同。ユリコはアクティブです。ゴミをあさる姿は何とも言えません。そしてなんであんなに粗大ゴミが学校にあるのか気になるところです。鎖を肩にしょっている野々宮さんは何か可愛い顔して強そうです。野々宮さんなかなか良いキャラです。

⑤リサイクル
 発表会当日。なぎさとひかりは会場へ向かいます。ほのかはギリギリまで完璧を目指すようで遅刻を心配するなぎさ。メップルがチャチャを入れます。「わかんないよ、ほのかだって人間だし」さり気に今回の本質を言うなぎさ。ほのかについてはこのなぎさのセリフが全てを物語ると思います。
 科学部。リモコンを作っていたほのか。何に使うかはわかりませんが、リモコンとかって最後に作るもんでしょうか?それ無いと発表の練習とかしにくくない?完成したので急いで会場へ向かいます。
 会場で待つなぎさとひかり。ひかりは「ほのかさんって不思議な存在ですよね。一緒にいるだけで何かホッとするっていうか」と言います。なっ、なんだってー!?ひかりはほのか派だったのか!?こっ、これはある意味問題発言だ(勘違い)。ひかりが感じているのは母性なのか。突っかかるなぎさが面白いです。危険を察知するポルン。

 学校のゴミ置き場のゴミがなくなっていることに気付くほのかとユリコ。さっき部品を取りに来たって言いましたが大丈夫なのかリモコン。というか、なんでも落ちているんだねゴミ置き場。そこにイキナリ巨大な足がゴミ置き場を踏み潰します。吹き飛ばされるほのかとユリコ。ザケンナーを見たユリコは気絶します。割と普通です。場を離れるほのか。ウラガノスも現れてピンチです。でも何かほのかなら生身でも十分戦えそうなのは気のせいでしょうか。あと、ザケンナーは環境を考えてかリサイクル品です。環境に優しいザケンナー。人には優しくありません。
 学校に駆けつけるなぎさとひかり。しかし、容赦無くザケンナーの攻撃がほのかを襲います。かなり飛ばされるほのか。いくら木々がクッションになるからといって無傷なのは凄いです。制服着てても無茶苦茶タフです。ちょっと気絶しているほのかはムッチャ萌えます。髪の乱れ具合とか特に色っぽい。あとアングルがもう少し下だとさらに萌え度向上です。
 ほのかを守るため、ひかりは生身でザケンナーを引きつけます。最近とみに勇敢に立ち向かうようになりました。ゴミに埋もれるひかり。クイーンになんたることを。変身です。眩い光がゴミを吹き飛ばします。光り輝くシャイニールミナス見参です。ザケンナーの攻撃を側転で回避します。
 その隙にプリキュアも変身です。ザケンナーに取り付いてくるくる回します。その勢いでウラガノスにアタック。なかなか巧妙です。発表会を邪魔されることに憤るブラック。しかし、ウラガノスは知ったことかと笑い飛ばします。笑い事じゃないんですから~とザケンナーに追われていたルミナスはジャンプ。プリキュアの元に着地します。凛々しいです。動きが尖鋭化してきました。
 ザケンナーの強力な一発が迫りますユリコを抱えて退避するホワイト。悪逆非道許せません。別にプリキュアがユリコの近くに行ったわけじゃありません。多分。
 ブラックに促され、ルミナスは自発的にエクストリームルミナリオを発動させます。さらばゴミザケンナー。リサイクル品にしては頑張った。

⑥土壇場発表会
 息を切らして会場にたどり着くなぎさとひかり。舞台裏でほのか達を待つ部員。ほのかとユリコが駆けつけます。息を切らすユリコに比べてほのかは何とも無さそうです。凄い体力です。やっぱり生身でもザケンナーと戦えそうです。
 間に合ったものの、リモコンを忘れてしまうほのか。肝心のリモコンは壊れてしまってどうにもなりません。うろたえるほのか。いつになくパニックです。こういう時はユリコの出番です。自転車を借りて全力疾走です。あの制服で自転車はかなり萌えるシチュエーションなのですが、ユリコだと燃えます。減速の仕方がプロです。アカネさんがユリコを知っているのはこの前の誕生日パーティーがキッカケかな。ほのかと一緒に来ているのかもしれませんが。

 タコカフェのハンディを使っての発表。本当に大丈夫でしょうか。発表でいよいよ使うほのか。会場からは爆笑の声。気付かないほのかですが、舞台裏からユリコに言われてタコカフェの絵が映っていることに気付きます。なぎさも笑います。
 何とか発表は終わり退場するほのか達。なぎさは楽しそうに手をふります。ひかりも笑顔で拍手を送ります。舞台裏に戻り失敗したと凹むほのか。しかし、誰も責めません。みな充実した表情でほのかを励まします。今回の実験を通して科学の楽しさや知る事の喜びを知った部員。「私、発表会に肝心の実験器具を忘れちゃうダメな部長だけど、これからもよろしくお願いします」と頭を下げます。ユリコをはじめ「よろしくお願いします」と科学部一同。彼女達が今回得た最も大きな成果はこの団結だと思います。

 帰り道。茶化すなぎさに照れるほのか。アカネさんが商売道具を持っていかれて怒っています。勢いよく謝るユリコ。今回最大の立役者です。


○トピック
 MaxHeartほのかスペシャル第2弾。ほのかが絡むと私の文章は密度が濃くなって、読みにくさがアップします。ごめんなさい。
 ほのかの魅力が如何無く発揮されていて面白いというか胸が熱くなりました。全体としては11話のラクロス話の科学部版であり、ほのか単体で見れば前回なぎさのほのか版であり、その総体として初期化(本来の自分に戻)されつつも人物関係が強く結ばれるということをやっています。

①ほのかという女の子
 くそ長くなってしまったので、結論を書くとほのかは「理の人」ではなく理の鎧を身に着けた「感情の人」。

 理の人というイメージのあるほのか。実際私もそう思っています。でも、彼女は完全に理の人だとは思いません。むしろ今回の夕焼けのシーンのように子どものようにはしゃいだりする娘なんだと思います。プリキュア開始の一話で彼女が「面白そー」と言ったように彼女は自分の興味や欲求を内に宿しています。その動機から豊富な知識を身に付け、また生活環境も自立を促すものなので理性的で物腰が柔らかくなったと思います。最初から理詰めの理の人ではないと思います。本当に理性的で理の人があんなにはしゃいだりするでしょうか?あんなに我を忘れるくらい怒るでしょうか?ピーサードや宝石強盗やキリヤに怒ったように、MH7話で手抜きの食事を作ろうとしたなぎさを怒ったように、それはただの正義感とか理の規範として言えるものでしょうか?違うような気がするんですね。彼女には自己の確かな「我」があってそれを内に秘めているのだと思う。だから、その「我」に反することを見た時に強く怒ったりする。彼女にとってそれは理屈ではなくて、確かな自分の意思があるから怒れるのだと思う(どうでも良いと思っている人は他人が何しようが気にしない)。彼女の「我」が理想や正論に近いのはそれはさなえさんとかの影響なり彼女の気質だと思う。知識で得た観念かもしれない。
 私の見立てでは彼女はある意味なぎさよりも感情的だと思う(この場合の感情的というのは負の意味は微塵も無い。心から湧き出る情熱と言い替えても良い)。普段うんちく言ったり理屈ぽかったりするのは彼女のその勉学に対する情熱があまりに強いので出ているだけで、基本的な原動力は感情だと思う。だから、あれだけ絆を結べるし、プリキュアになって大きな力を出せるのだと思う。
 補足1:私が言っている「理の人」は感情よりも何よりも論理を貴ぶ人であり、その行動は演繹的になされる。要は利口な人(クールで冷たいイメージ含む)。個人的な印象だとほのかは怒り方や怒る理由があまり利口とは思えない。「理の人」ならさらりと流すか、別なアプローチするだろうし、スマートな気がする。彼女はその逆で下手すると相手が逆上しかねない言い方をする。それは彼女が「理の人」として年齢的に若いとか未熟な部分があるというのではなく、本質的に彼女は「理の人」ではないのだと思う。つか、あれですよ、「理の人」が一作目8話のように心から友達になりたいと日記に書いたりしませんよ。

 ただ、ほのかはその身に付いた知識や振舞い方があまりにも定着しているために本来の自分を出す事が少なくなっていると思う。キリヤとの対話がそれに拍車をかけたわけで、あの一件でほのかは自分の意見を安易に押し付けてはいけないということを知ったけど、その代わりにズバリと言うことを止めた。より理性的で寛大な人物へとはなった。でも、彼女は神でも仏でも無い。なぎさが言うように人間だ。中学生の女の子だ。15話で活躍したなぎさとほのかだけど、16話でなぎさを引き降ろすことをした。ただのアホみたいなキャラにまで下げた。同様に今回はほのかを何でもこなす完璧超人から人間に引き降ろしました。それは無理やり降ろしたのではなく、ほのかが持っている本来の姿を今一度再確認したのだ(なぎさも同様。若干アホっぽく見えるが)。彼女だって悩むし、なぎさを羨んでしまう。決して超然としていて何でも出来る少女ではない。自分の気持ちに気付いた途端周りが見えなくなってしまう。理性なんて知ったこっちゃ無いというくらい研究に没頭したりする好奇心と情熱を持っている少女。大人びているけど一番子どもなのかもしれない。

 だからこそ、彼女の純粋な学問への興味はインテリジェンを感激させる。知る事の喜びを感情的に知っているからだ。「理の人」がそのまま学問に集中してもそれはただの勉強だ。好きだからやるんであって、やるべきだからやるんじゃない。インテリジェンが言っているのは内から沸き起こる知への衝動だ。くどいんですが、知への衝動と本人が知の存在であることは違う。

 補足2(上記文章書いてから約一週間立ちますが):え~っと、色々と引用していただいたり参考になさって頂いたりして大変嬉しく思います。特にえみさんに引用していただいた事に恐縮しております。また、色々と視野の広さと奥行きのある記述もされており自分で書いていて気付かなかった点もあって参考になりました。独身男性の私には実感として限界がある部分があります。ありがとうございました。
 で、この補足は上が読みにくいのと意味の曖昧な部分があったので補強します。上で言っている事は何のことは無く、単にほのかは普通の人だよ、ってことです。これで納得された方は以降読まなくても全く差し支えありません。
 結果論で言えば彼女はミスしないし言う事は正しいし大概成功している。個人の能力も申し分無い。本当に凄い人です。でも、やっぱ普通なんですよね。マドンナである小田島先輩が対外的に成功しつつも内心苦労していたように、ほのかは自分の努力そのものには苦労を感じなくても、他者との関係に悩んだり、悩んでいる事を打ち明けられなかったりしています。
 それくらいの悩み程度なら良いじゃないか、なぎさに比べれば(酷いなぁ)凄いよ。とも思えますが、そうでもなくて、ほのかが悩みを打ち明けないのは他の人に心配を掛けたくないか迷惑をかけたくないかという理由だと思うのですね。家庭環境を考えれば分りやすいんだけど、得てしてああいう環境ってのは甘える存在も甘える事も経験しにくくて、従って自立しなければならない。もっと極端に言えば良い子ちゃんでなくてはならないわけです。我慢してしまうんですね。幸か不幸かほのかは個人能力が高いので知らず知らずにその役をこなせてしまうわけですが。
 でも、経験していないということは事実だし、結果としてほのかは人に自分の悩みを言わない・言えない。一作目の28話でなぎさが不安を口にしたときに彼女も内心を吐露しましたが、そんくらいなもんです。あとは8話か。その時はなぎさも言ったから口に出てしまったのでしょう。親友なんだからなぎさに言っても良いんじゃないか?とも思えるんですが、逆だと思われます。親友だから言いにくい。ほのか視点で見た時になぎさはかなり凄い人に見えていると思われます。それこそ尊敬しているとも言えるくらい。それはほのかの普段の態度の節々に現れています(愛情に近いけど)。ほのかにとってなぎさの自分に無い長所が輝いて見えるはずです。そんな相手だからこそ余計に言いにくいんじゃないかと思う。カッコ悪いとかプライドが云々ではなく、心優しいなぎさを心配させたくないんだと思う。
 長くなったけど、以上が推測というよりほのかへの感情移入による考えです(ほのかに対しては個人的に似る部分があったので主観的に見てしまう)。んで、纏めますが、先に書いたようにほのかは原動力として情熱を持っていて子どもぽかったり、良い子ちゃんとして頑張るも内心はそんな完璧でもなく、色々と表に出せないでいる。それらっていうのはよくあることだと思う。程度の差はあれそういう子どもはいるだろうし、私も内心心当たりがある部分がある。長男(女)とか一人っ子とか親が共稼ぎという家庭の子どもには現れやすい傾向なんじゃないかなと思う。能力は突出していますが、人格的には非常に現実的な娘だと思います。
 ほのかは対外や結果で見れば凄い女の子なのですが、なぎさとは違うタイプの普通の女の子で、その(本人の)感じ方と(周りからの)見え方には多少のギャップがあるのでしょう。みちたろさん(6月2日付け)がほのかを見る視点の違いを述べていますが、ほのかは見る人によって印象が大分変わると思います。ユリコから見れば、なぎさから見れば、さなえさんから見ればというように。なぎさが比較的誰から見ても同じように見えるのはなぎさが感情を表に出しやすく、人当たりが良いからだと思います。プリキュアの人物造型はかなりリアリティがあると思います。
 補足なのに長くてごめんなさい。ほのかは普通の子で、彼女のひた向きさは我々と共感可能であり、だからこそなぎさと同様に魅力的なんだと思う。結局、読みにくいし長いなぁ・・・・。


②科学部
 ほのかのこと書いたら十分な気がしてきたんであっさり流します。ほのかの指導によって部員達は科学部本来の目的を再確認するわけですが、ほのかもその部員達に皆でやることの大切さや協力と云ったものを教わります。自分を責めるほのかを皆は許すどころかほのかへお礼を言う。「よろしくお願いします」と言ったほのかは科学部との繋がりを結びつける事ができた。今回はほのか自身のことも含めて(さらにインテリジェンのテーマを含めて)原点回帰を果たす内容でした。

③私の原点回帰
 ほのかを惚れ直した。
[ 2013年05月21日 19:57 ] カテゴリ:MaxHeart | TB(0) | CM(-)
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