六畳半のすごし方 TOP  >  ハピネスチャージプリキュア! >  第42話「幻影帝国の決戦!プリキュアvs三幹部!」

第42話「幻影帝国の決戦!プリキュアvs三幹部!」

○今週の出来事
①この気持ち、伝えたい。拳で

 いよいよ城内に突入。残存戦力があまりないのかチョイアーク達が待ち受けます。
 先制。右に左に動くプリンセスカッターかっこいいなぁ。神様は今週も走るだけの簡単なお仕事。クリスマス前のアピールタイム。在庫整理が近づいています。

 ファンファンの案内でミラージュの元へ。
 ミラージュを想う神様にラブリーは複雑な心境。女が絡むと途端にやる気出す神様に「ちゃんと仕事して欲しいなぁ」と思っているようにも見えるのがなんとも。
 神様ガン無視で現われる三幹部。ちょ、後ろ後ろ! どんだけ相手にされてないんだよ。絵面酷ぇ。
 攻撃能力がないことを見越してか、神様に背を見せながらプリキュアに戦いを挑みます。如何に岡田が仕事できたかがわかります。神様の登場で再評価された人ですよね。そこそこ戦える、神器持ってきてくれる、解説してくれる、王女さま一途。大統領の座も頷けます。
 仲間が気を利かせてラブリーと神様を先行させます。向かってくるラブリーと神様を見たミラージュはジェラシーの炎を燃やします。めっちゃ怒ってます。

 フォーチュンはオレスキーと、ハニーはホッシーワと、プリンセスはナマケルダとタイマン戦に。ホッシーワさんの居る場所どこだよ。プリンセスはナマケルダがお気に入りなようだけど、ナマケルダもプリンセス好きだよね。ステッキで尻叩くのはらしい感じ。帽子を脱いで本気を出します。
 傘をしぼり袋に見立ててチョコレートを発射するホッシーワ。便利だな、強度も高いし。ハニーを圧倒するとごはんの歌をバカにし始めます。以前歌対決で負けたのを根に持っているんでしょうか。
 オレスキーは珍しく凄く強そうに見えます。いい動きでフォーチュンを投げ飛ばします。

 避けるのも面倒臭いと煽るナマケルダさん。「めんどくさい」って言うのがめんどくさそう。ハニーさん、そのポーズ色気ありすぎるので控えて下さい。いや、でもたまにしてくれると嬉しいです。
 窮地に立たされながらも一番や自由を求めても分かち合える仲間がいなかったら意味なくね?と反論。
 人間が面倒臭いと言うナマケルダさんに全力で同意せざるを得ない。プリンセスに一人で居る方が楽じゃないかと問いかけます。同意しながらもプリンセスは友達ができたことで面倒臭いよりもドキドキやワクワクで幸せがいっぱいになったと答えます。三幹部戦は消化試合の感がある上に、イノセントフォーム取得回で概ね幹部達の背景は見えているので特に細かく見る必要はないんですが、やはりここで一番説得力を持つのはプリンセス。1話では友達さえできれば万事解決と考えていた彼女が、その友達のことで悩み、休日には学校に行きたいと言うまでになったのは成長めざましい。プリキュアも三幹部も結局何を言っているかといえば、より楽しく面白いのは何だ?って話しで、人と居た方が面白い派と人と居ると面倒臭い派に見えて、実際は三幹部も人を求めていたりします。単に気疲れした人達というか。私のように絶対的に独りの方が充実する人間はそもそも人と関わることを避けます。時間の無駄だから(薄情に聞こえますが、逆に言えば嫌がらせや支配、過剰な干渉、自分を認めさせるために意地をはる、操作するなどをやらない)。なので私から見るとプリキュアも三幹部も似たもの同士です。
 プリキュア的には、幹部の言っていることを真っ向から否定せずに、相手の主張に同意しつつオプションを付け加えて提案しています。前回の感想でも触れたように、ここ最近は二項対立の図にはしていません。

 イノセンフォフォームにチェンジ。このイノセントな思いをあなたに(殴って)伝えたい。気持ちを物理で伝えるプリキュアさんマジぱねぇ。ここは昔から変わりません。いざとなったら鉄拳制裁で言うことを聞かせる。力こそ正義。泣き落としだけが女子力だと思うなよ。
 みんなのおかげでここまで強くなれたよ、と笑顔を見せるプリンセス。大したものだとナマケルダは彼女を認めます。絶対プリンセスの成長楽しんでると思います。三幹部に必殺技を叩き込みます。

 一番面倒臭いのは人と向き合うことができない自分の弱さだったと知るナマケルダに、プリンセスはあなたもいつか信じ合える人に出会えると伝えます。ひめの声はその時の感情によって大きく幅がありますね。それはまためんどう…と言い残して消えます。あ、消えるんだ。ミラージュと一緒に封印されていたようだから過去の人だと思うんですが、成仏的な扱いなんでしょうか。
 彼を見送るプリンセスの表情はどこか寂しげ。このシーンは音楽がズルイ。なんだかんだいってもナマケルダはひめの成長に役立っていたような気がします。たぶん容姿のイメージからだと思うんですが、足長おじさんとかそういうのを連想します。あるいは公園で面倒臭がりながらも遊び相手してくれる人がいいおっさんみたいな。他のふたりと違って個人的な感情も見えるシーン。
 自分の本心を認めるホッシーワをハニーは看取ります。超可愛い笑顔を残して消えます。
 フォーチュンに認められたオレスキーもまた満足して消えます。


 奥まで進むと床に大きな鏡が。そこに飛び込むんでミラージュとご対面。めっちゃ不機嫌そう。


次回予告
 出オチかよ。別人に見えるのは作画の問題なのか、そういう形態変化なのか。


○トピック
 ナマケルダさんとホッシーワさんいいキャラだったなぁ。

 三幹部戦の終了。出自が不明だからか成仏路線のようです。去年の幹部は人の欲の権化なので不滅の存在らしく、その前のスマイルは妖精だったのでこの3年は結末が異なっています。とはいえ、ベースは一緒で、プリキュアは相手を否定せずに決着を付けることで一貫しています。
 一番分かりやすいのは幹部と友達になることなんですが、女子中学生が中年のおっさんおばさんと友達になる絵がそれはそれでシュールになることと、どこに住んでるんだ?という問題もあるので面倒臭いところです。ノイズが最終的にアコのペット的なポジションに収まったのもそれしかないからで、救済路線は収まり方を描く必要があります。実は妖精でしたパターンはその折衷案と見てもいいでしょう。なので、居場所が用意できない人達は退場願うのが恒例です。ハートキャッチのダークプリキュアがそんな感じ。父親も責任とって爆死しましたし。その意味で理念的には同調できないとしても折り合いをつける形になったドキドキは渋い落としどころでした。
 話しをハピネスに戻して、前回の感想で述べたように現在のプリキュアは相手の気持ちを受け取る方向にシフトしています。対比として分かりやすいのはハートキャッチの幹部戦でしょうか。あちらも幹部自身に葛藤があったと思われますが、プリキュア側は毅然とした態度で叩きつぶしています。ナマケルダ達は成仏した(殺した)と捉えても差し支えないでしょうが、最大の違いは看取っていることで、戦わなければならないとしても相手への敬意や愛情を失ってはならないというのがプリキュアのスタンスと見れます。これは共感を大切にしている本作らしいアプローチ。
 前回、今回と終始一貫しているのは相手を対等に見る姿勢であり、そこから交流が生まれていることです。それは彼らの最期を看取る彼女達に多くのものを遺すはずです。人間的な感情の交流、共感はそれが強いほど遺るものが大きい。この戦いは彼女達に強さよりも愛情深さを与えています。

 毎年、毎回シリーズ的にこういう流れで進んでますね、と確認・整理しているのは、それがプリキュアシリーズの希有な特徴だからです。長期タイトルで主人公や設定を毎年変えている。それでいて継承しているものがある。勿論変わっているところもある。これを年単位で追っていくとある種の定点観測的な比較が可能になります。なによりも方向性が見えてくるので予想が可能になる。でもその予想を良い意味で裏切ってくれるのが本シリーズの面白いところで、死なないようで人が死ぬし、死ぬようで助かるし、人間の本質的な苦悩を描出しながらそこに希望的なエピローグを持ってくる。一口に救済と言っても多くの段階と形がある。今年もどこまで行くのか楽しみです。

[ 2014年11月30日 15:57 ] カテゴリ:ハピネスチャージプリキュア! | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL