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第28話「ハワイ上陸!アロ~ハプリキュア登場!」

○今週の出来事
①世界のハニー

 パリ。サイアークにメルシィプリキュアは苦戦。そこに現われたのはキュアハニー。歌でサイアークの動きを止めるとともにプリキュアに活力を与えます。見事敵を浄化。
 その様子を増子さんが世界のキュアハニーと伝えます。どうやらハニーの海外遠征は珍しいことではないようで、これまでも世界中に飛び回っていたようです。なるほど、キュアハニーのカードが売れる→増産→版権でウマウマ。流石黄色です。


 キュアマリン。
 うざ可愛いに定評がある元祖プリキュアになっちゃダメな子。色々な意味で規格外。オールスターズでは画面に登場するだけで笑いが取れる特技を遺憾なく発揮。おそらくこれほど使いやすいプリキュアは彼女の前にも後にもいない。彼女がプリキュアなれるんだからそりゃ女の子は誰もプリキュアになれる。


 テレビでハニーの活躍を知っためぐみ達は早速ゆうこに尋ねます。海外出張はめぐみ達も知らなかったようです。ってことはハピネスチームの仕事をこなしつつ大森ごはんで働きつつ海外出張までこなしていたってことなのか。有能すぎる。
 大分前からと答えるゆうこに、水くさいといおな。すると神様が依頼したのだと話しに入ってきます。彼女のサポート力を買ってのこと。相談役としても期待できる。なるほど、前回からの繋がりなのね。ゆうこの大人びたメンタル、包容力、サポート能力、そして食欲があれば海外でも臆することなく活躍できる。見る人が見れば彼女の有能さを埋もれさせるなんてもったいないと考えるでしょう。今回の話しは如何にゆうこが傍から見て頼りがいがあるか、評価されているかが分かる回です。
 依頼をこなせば世界中のプリキュアと友達になれるし世界中のごちそうを食べることができると喜色満面。文字どおり美味しい仕事のようです。彼女が独立する頃には世界中に広げたネットワークを使って大森ごはんを拡張、いずれは大森財閥に。やっぱり黄色か。
 引っぱりだこな彼女にひめは抱きつくとゆうこはハピネスチャージのもの、誰にも渡さないと我儘を言います。ひめにとってゆうこは善き相談相手、離れたり取られたりしたくない。これも前回のエピソードが特に効いています。ゆうこのポジションが確立していることが分かります。ひめゆう……これはこれで。
 泣き声。妖精がめぐみの顔に張り付きます。
 「なんじゃ!
 「アロアロ!」


②アローハプリキュア事情

 アロアロはアローハプリキュアの妖精。ハワイから救援を求めてやってきました。
 早速ゆうこは志願。もちろん目的は「ハワイ名物ロコモコを食べるために!」。知ってた。
 ひめは大反対。ハワイのプリキュアにゆうこが取られてしまうと不安がります。めぐみは一緒にプリキュアを助けたい。いおなはどうやってゆうこがサポートしているのか見てみたいと好奇心を持ちます。それならとみんなでハワイ遠征。ぴかりヶ丘の防衛力がゼロに。
 折角ハワイに行くなら、とそれっぽい格好をする一同。お前らアロアロが大ピンチだって言ってたの忘れてるだろ。

 鏡を使ってハワイに。こんな便利なものがあるんだからプリキュア同士で人員融通し合えばいいのに。4人でチーム組んでいるハピネスは恵まれている気がします。
 やってきたのはハワイというより南極。一面氷。プリキュアが負け続けているために半分占領されています。
 百聞は一見にしかず。目の前で戦闘。アローハプリキュアのサンセットとウェーブです。猪突猛進型のサンセットと慎重型のウェーブは言い争いになってしまいます。オカマぽいおっさん(マダムモメール)が隙をついて攻撃。あっけなく終了。
 モメールは姉のサンセットにあなた一人の方がマシ、妹は切れと火種を残して去っていきます。毎回勝っているのにトドメ刺さずに撤退していくとか親切難易度だな。
 ふたりを心配したアロアロが駆け寄ってきます。後を付いていくめぐみ達。ゆうゆうの持っている大きなバスケットは、アレだよね。アレしかない。

 家に戻って改めて顔合わせ。しかし姉のオハナは非協力的な態度。のっけからやりづらい雰囲気にタジタジになりながらもめぐみは姉妹でプリキュアをやっているのかと尋ねます。妹じゃなかったらオリナとは一緒に戦わないと辛辣な答えが返ってきます。ひめあたりは来なければ良かったと思い始めてそう(表情に出ている)。姉妹プリキュアはアイデアとしては良いモチーフだと思っていたんですがここで使っちゃってますね。いずれ主役が姉妹プリキュアってのも出てくるんじゃないかと思ってるんですが。
 オリナも言われっぱなしではなく、単純じゃないと言返します。アロアロが仲裁に入ります。泣いてしまう妖精を見て怒ったいおながふたりに説教しはじめます。部外者は黙ってろ!と声を揃えて返すハワイチーム。白熱しはじめたところでひめとめぐみが待ったをかけます。これでは敵を倒す以前の話し。
 ここで真打ち登場。すかさずふたりの口に飴玉を放り込むと、ゆうこは日本からごはんを持ってきたとバスケットを掲げます。とりあえず飯にしょう。

 大森ごはん特製「仲良しスペシャル」。いつものとおり恍惚な表情を浮かべるめぐみとひめ。いおなは…目が輝いています。どんなリアクションだよ。オハナとオリナも美味しいと絶賛。またすぐにふたりは険悪になってしまいますが、そこはゆうこのリード。ふたりを自分のぺースに巻き込んでしまいます。なるほど派遣するにしても適材でなければならないのね。

 マダムモメールが来てから一度も勝てていないと話すアローハ組。三人がかりでも一地域を落とせないナマケルダ達が無能なのかモメールが有能なのか。負けが込んでくるとケンカも多くなった。
 ゆうこ先生「大切な場所がこんな風にされたら誰だって辛いもの
 まずはふたりの悲しみと苦労に共感することから始めるゆうゆうの老練ぶり。続いてふたりはこれからどうして行きたいかと尋ねます。真っ先にオハナが答えます。みんなが自然と笑顔になれるあの太陽を取り戻したい。オリナも優しい海を取り戻したい。ふたりがハワイを大切に思っていることをおさらいした上でふたりにもう一度力を合わせられないかと聞きます。もちろん自分達も手伝う。とりあえず一旦ケンカを収めます。
 メンタルケアはハニーにお任せ。どんだけ有能なんだよ。そしてどんだけ無能なんだよ神様。そういうフォローもお前の仕事じゃないのかよ。鏡で盗撮してるだけかよ。
 ゆうこの姿に感嘆しながらも、遠くに行った気がして寂しくなるひめ。みんなに優しいのがゆうゆうなんだとめぐみは言います。ゆうこの凄さは本来ならどこへ行っても第一線で活躍できるのに、それでも敢えてハピネスチームに留まっていることです。それは彼女が選択したから。彼女なら新しい恋だって見つけられるでしょう。彼女は今の自分の幸せがどこにあるのか、何なのか知っていてこのような立ち回り方をしています。


③ありがとう!ゆうこ先生
 モメールが2体のサイアークを連れ立って再び現われます。
 アローハプリキュア変身。主役以外の初変身シーン。今更ですがこのふたりは主題歌とEDを歌っている人が演じているんですが、普通に上手いので言われなければ気付かないレベルです。日本チームも変身。
 ハピネスチームの出現に驚くモメール。戦力的には6対1。あのファントムを退けたチームであればなおのこと。
 サイアークに手こずるアローハを尻目に、ハピネス組は順調に戦闘を進めます。相変わらずラブリーはフラメンコ好きだな。ハワイと言えばフラダンス。そのままフォーチュンがもう一体のサイアークをお尻タンバリンで浄化。仕事早ぇ。
 ウェーブはサンセットを庇って負傷。仲違いを誘おうとしたモメールの目論見と違って、サンセットは妹を庇います。ゆうこ先生に教えられたことを胸にふたりは立ち上がります。
 ゆうこ先生も進み出ると「あなたは多くのものを凍らせるうちに自分自身の心まで冷たくしてしまったのね」と説教を始めます。なにこの貫禄。私もゆうこ先生のカウンセリング受けたい。ハニーはアローハチームをバトンで全快。
 モメール戦で初勝利。これで彼女達も立派に独り立ち。無事ハワイも元どおり。

 夕食はもちろんロコモコ。

 お別れの挨拶。オハナとオリナはゆうこ先生にお礼を言います。ゆうこもロコモコに大満足。
 ゆうこが世界で活躍している理由がよく分かったといおなも納得。マイハニー、と距離を感じるひめ。
 「ひめちゃんったらひどいなぁ
 ゆうこはあれで結構表情豊か。すかさずひめに寄り添うと自分はハピネスチームだと宣言。

 ハピネスチームの活躍と成長を見守る神様は新商品の前振りを始めます。


④次回予告
 珍しくひめが正装。今年は箱物か。


○トピック
 ゆうこ先生ぱないっス。
 プリキュアとしても万能な能力、コミュ力の高さを誇るゆうゆうなら世界でも通用するわな。と納得する回。

 前回のエピソードはひめの恋愛騒動に目が行きがちですが、失恋が決して悲恋(悲劇)にならないことを示した点でゆうこの果たしている役割は非常に大きい。また、ハピネスは人間関係に段差があるのでそれぞれの置かれた立場があって、そこでどのような立ち回り方、見え方をしているのかも顕著になっています。
 多様性を認めることはプリキュアに限らずよく言われることですし、肯定されるべきものとして考えられていますが、この多様性はそれこそ無数にあります。理解を得やすいのは夢や目標。これが受け入れやすいのは競争が働きにくいから。自分と違う夢を持っている分には口出しする必要もないし、好きにすればいい。結構厄介なのは似た方向で違う見解を持つ場合です。これは方法論の違いとしてバッティングしやすいし、優劣の差も見えてきます。例えばサラリーマンなら年収が気になるでしょう。また、趣味の問題であればプリキュアを観ている人でも感想が違うわけですが、その人達が同じ掲示板とかに集まると意見が色々でる反面、対立したり揉めたりと面倒なことになることもあります。人は全く違うものは許容できても、微妙に似ているものには拒絶感(反感・対抗心)を抱きやすいという性質があるように思います。宗教でも全く別の宗教よりも異端(同じ系列なんだけど違う派閥)の方が迫害がひどいことがあったという話しは聞いたことがあります。もちろん程度の問題はありますが、たぶん「自分のやり方」「自分の方が」というような競争意識が働きやすいのだと思います。

 同等同列で別々の夢を持っている関係はとても安定しやすい。これはプリキュアシリーズでも過去何度も多用された関係です。しかしドキドキやハピネスのように微妙にブッキングしている関係、優劣や一番と二番が出来てしまう関係は気むずかしくなります。勝者と敗者、優越感と劣等感という風に対立的になってしまう火種を抱える。
 前回話したとおり、ゆうことありすは負けた側です。一番になれなかった人達。でも彼女達は卑屈にならず、自分の世界を築き上げて活躍しています。人にも認められている。その気になれば自分を中心としたチームだって作ることが出来る。端的に言って、私そういうのに憧れるんですよ。だって凄いじゃん。彼女達は自分の幸せとか自分が求めているものが何なのか分かっていて、それを守ったり作り上げるために活動している。彼女達は最初から勝負する気がないんです。勝ち負けにこだわらず自分なりの工夫と努力で業を磨いている。ゆうこは作中でも先行的に模範的態度を見せることが多いんですが、それは彼女が彼女なりの愛の形に気付いていて実践しているからなのだと思います。対して未だ愛を構築しきれていないめぐみが話しに出張ってこれないのは当然の帰結だと思います。
 勝ち負けを無視して自分の土俵を作ってしまう(自分ルールを構築してしまう)。そしてその土俵を自在に他者のそれと繋げられることは凄いことです。前者ができても後者ができないとこれまた酷いことになる。争わず、さりとて無関心でもない。競争しない。敗者もいない。それぞれが幸せを求め得ることができる。人間って上手いことできるんだと思いますよ。人間にはそういうバイタリティがあると私は信じています。それを実践できる人がいること、そういう人を評価し認めるエピソードが入るとグッと広さと深さが増します。プリキュアシリーズもこの10年で本当に色んな人間関係、在り様が描かれています。

 「ごはんが幸せ」なゆうこは一見するとネタキャラですが、そんな彼女の意外で奥深い人間性、そして幸せを常にその手に持ち続ける努力は多くの示唆に富みます。


[ 2014年08月17日 16:16 ] カテゴリ:ハピネスチャージプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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