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第19話「サッカー対決!チームプリキュア結成!」

○今週の出来事
①バラバラな願い

 カード集めは順調。リボンが意気揚々とファイルを見せます。これってなんなんだろうな。アクシアを開けたせいで散らばったものなのか、神様の策略(カード集めれば願い事叶えられるからプリキュアになってよ)なのか。プリキュアの収集物って普通は何かしら関係性を持たせるのが通例なんだけど、今作は完全にスルーしてますね。
 願い事の再確認。ひめはブルースカイ王国の復活。めぐみは病弱な母親が元気に。ゆうこはみんながごはんを美味しく食べられますように。……ゆうこの願いを叶えれば一応みんなの願いが叶…うーん、病弱なままでも美味しく食べられるか。みんなが健やかに美味しく食べられますようにって願いではダメかな?
 「でも、叶えられるお願いは一つだけですわ」
 「え!?」
 爆弾発言にみんな困惑。汚いなさすが妖精きたない。願い事を叶えられるとは言ったが何個もとは言ってない。後払いなのに対象は一人分だけ。QBさんでもここまで酷くねぇ。ということは全世界で活動しているプリキュアも含めて1つなんでしょうか。ヘタするとプリキュア同士でのカード狩りに発展しそうなヤバさです。
 そういうことであればみんなでよく考えて願い事を決めようとめぐみが言います。まだファイルが満杯になるまでには猶予もある。このファイルって妖精一人につき一冊なんでしょうか。

 サイアークを撃破。独り黙々と働くフォーチュン。
 こちらも順調にカードが増えています。フォーチュンの願いは強くなること。ファントムを倒せるくらいに。え、お姉さんを助けて欲しいっていう願いじゃないの? 彼女の言葉にぐらさんは納得。いつも敵討ちばかり考えていると相づちを打ちます。復讐を兼ねているんでしょうか。幻影帝国の侵略が進んでいる状態では、強くなって逆侵攻をかける方が後々良いのかも知れませんが。
 しかしファントムは強い。世界中のプリキュアでも歯が立たない。ハピネス組と協力した方がいいのでは?と助言するぐらさんに「嫌!」と語気強く反対するフォーチュン。プリンセスが気に入らないようです。なるほど、変身シーンでは下着のちょい見せ、戦闘パートでは独特の語彙としゃべり方で媚びを売るキャラ付けが癪に障るのでしょう。こちとら真面目にやっているのにふざけやがって、と。


 キュアエース。
 大人の視聴者には変身すると劣化すると言われた愛の切り札。でも女児には人気だったらしくラブキッスルージュは売れた模様(友人の娘さんもねだっていました)。強キャラで時間制限有りはミルキィローズと共通してるがこちらはカラータイマー持ち。不思議な魔法を使えるアイちゃん、プリキュアに変身できる亜久里、プリキュア級のレジーナ、と三分割してもこれだけの戦闘力を持っているアン王女は一体何者なの?というのがドキドキプリキュア最大の謎である。


 大使館。みんなが帰った後でひめは神様にゲームが楽しかったと笑いながら話します。こういうシーンを見ると神様が普段役に立たなくてもひめと一緒にいる意味が分かりますね。話し相手としてはちょうどいい。もちろん、一緒に居る最大の理由は別にあるでしょうが。
 神様はシリアスな表情でめぐみとゆうこにちゃんと話した方がいいと切り出します。話しが見えないひめにリボンはアクシアの箱を指します。こちらの猶予はもう無いようです。この物語の人物達は結構隠し事が多い。そしてその隠し事は幻影帝国事件に絡んでいる。話したくないと拒否するひめ。
 友達に隠し事はいけないとリボン。アクシアの件はひめの立場が悪くなるのでしょう、ひめはふたりに嫌われてしまうと怖がります。神様が穏やかに諭します。しかし万が一でも、億が一でも嫌われる可能性があるなら秘密のままでいいと頑な。


②商店街サッカー対決
 めぐみに誠司から連絡が入ります。町内会のサッカー大会に欠員が出たので代役を頼まれます。二つ返事で引き受けます。
 ひめとゆうこも一緒に現地へ。急な頼みで悪かったと謝る誠司に、今日はゴロゴロする予定だったとひめは不満を唱えます。安定のクズっぷりです。ひめはこうでなくっちゃな。なんでまた欠員が出たかというと、一部メンバーが居酒屋で作戦会議という名の飲み会やってたら酔いつぶれたそうです。無駄にリアルな理由だな。
 めぐみ達に声をかけるやたら顔が濃いおっさん。商店街チームの監督ゴンさん、通称隊長と誠司が紹介。団子屋の2代目。対する中央商店街チームの監督は饅頭屋の2代目。しかも両者はライバルらしく私情が入りまくった試合のようです。団結団子VS満足饅頭。シュートを入れたら饅頭20個入りの菓子折を進呈とモノで釣る相手チーム。安いなぁ。ところが盛り上がるチーム選手。安い人達だった。こちらは団子30本とやっぱり安いゴンさん。やっぱり盛り上がるチーム選手。どっちもどっちだ。燃えてきた!とひめ達。この女子中学生もちょろいわー。
 絶対に負けられない戦いがそこにはある!と燃え上がるゴンさん。饅頭屋と火花を散らします。もう面倒臭いから団子と饅頭どっちが高く積み上げられるか対決で決着つけたらいいんじゃないですかね。

 「お団子もお饅頭もどっちも好きなんだけどなぁ
 私はそんなゆうゆうが大好きです。

 盛り上がってきたところで氷川さん到着。こちらも誠司が要請したようです。……。サッカーのメンツが欠けたから助っ人を呼ぶことになりました。それで同級生の女の子4人を連れてくるって、誠司さんどんだけリア充なの。男友達いないの? むさいおっさんの代りに女の子呼んだ方がいいよっていう配慮なの? 自慢なの? そうやってヒガむ俺らは河原でサンドバッグ殴ってろってことなの? これ絶対試合終わった後にチームのおっさん達から「で、誰が本命?」って聞かれるパターンだろ。

 いおなも誠司にはいつも世話になっていると友好的な態度。しかしひめの顔を見た途端眉をひそめます。いおなはひめを知っているけど、逆は知らないという非対称的な状況が今回ややこしいことになります。

 試合開始。
 めぐみはなかなかサマになっていますが、ゆうこは不慣れな感じ。ボールを取られてしまいます。しかしそれを誠司が取り返していおなにパス。ひめがパスを求めますがスルーしてそのまま単身つっこんでゴール。文武両道の評判どおり。団子30本ゲットです。
 悔しがるひめ。次こそ団子30本ゲットだ!と張り切ります。いおながパスをくれなかったのは団子のためだったと解釈したかは分かりませんが特に悪い印象はないようです。現金な子です。

 ひめにボールが回ってきます。パスを求めるゆうこ達を尻目にスタンドプレーに出ます。しかしへにゃへにゃシュートでは点は取れない。ドンマイ、とめぐみ。次こそ団子30本!と気を取り直したところでいおなに見咎められます。「ちゃんとパスで繋げて!」。自分のことは棚上げらしい。ひめから見ると身勝手なことを言う人と映っているかもしれません。いおなから見れば反省の色が無いと見えているでしょう。過去の経緯から言ってもいおなの反感が増しそうです。
 めぐみがひめにパスを出すと、それをいおなが拾っていきます。文句を言うひめにマークされていたからボールを救っただけだと反論。理屈はとおりますが絶対「ひめが気に入らなかったから」だろ。チームプレーが分かっていないとひめに説教し始めるいおな。やべぇ、全く説得力を感じねーぞ、この人。
 「アドバイスっていうか氷川さん上から目線なんだもん
 至極もっともな抗議。ひめからすると面白くない言い方。食ってかかられているような感じですね。
 隙が出来た瞬間を狙ってボールをもぎ取ります。が、相手選手に取られてしまい点まで取られます。これはかなり面目が立たない。苦虫を噛み潰したような表情を浮かべるひめにドンマイと優しく声をかけるめぐみとゆうこ。対照的にいおなの表情は険しくなっていきます。誠司さん、呼ぶ相手間違えましたね。

 前半終了。ひめといおなの険悪さに面食らうゴンさん。しかし気を取り直して自前の団子を振る舞うと言います。団子の味を知っているゆうこはうっとりとした表情を浮かべます。この子は食べ物の話しをするとほんといい顔するね。飯代出すから一緒に食べに行きたいわ。こういう人がメンバーにいると食事が楽しくなるよね。

 車から団子を取り出そうとしたところでオレスキーに狙われます。変身。

 サイアークの先制シュート。三人並んで立っていたのが災いしてみんなでボールを喰らってゴール。ネットを突き破ったあげく絡まって身動きがとれなくなってしまいます。戦闘開始10秒で大ピンチ。順調な滑り出し。
 そこでさらに追撃。フォーチュンが助けに入ります。助けられたラブリーがお礼を言うと、3人もいて連携がとれていないと口を開くフォーチュン。連携っていうか、出だしの位置関係が悪かっただけのような気もしますが、まあハピネスがチーム戦しているかと言えば、そういう印象が無いのも事実。ならフォーチュンも入って4人で連携すればいいと提案するラブリー。「え!?」とプリンセスとフォーチュンが同時に驚きます。何も知らないハニーは同意。プリンセスにも同意を求めるとやや間があって答えが返ってきます。「それはダメよ」とフォーチュン。一緒に戦う気はないそうです。その態度に反感を覚えるプリンセス。
 そんなふたりの微妙な関係を知らないラブリーは、単純にピンチのときに仲間がいるって心強いと言います。心当たりが無いわけではないフォーチュンはその言葉に言い返せません。フォーチュン的にはラブリーとハニーに敵対心はありません。絶対に独りで戦わなければいけない理由もないでしょう。ハピネスチームに入らない理由はおそらくプリンセスがいるからです。プリンセスが気に入らない。ツインテール、パンチラ、黒ニーソとか萌え要素の典型みたいな奴とは組めない。そんな意地があるのでしょう。

 チョイアークとの乱戦。遠慮しているチョイアークにも無慈悲なパンチをお見舞いするフォーチュンさんマジ怖い。プリンセスボールが避けられるとマシンガンに切替えて物量攻撃。マシンガン産廃疑惑を回避するためでしょうか。でも爆弾ボンバーで事足りたと思います。ハニーはララ~♪と歌って踊って洗脳。絶対このプリキュアは性能がおかしいって。そのうちチョイアークの中にハニーファンクラブが立ち上がるんじゃないかと思います。
 ラブリーは相変わらず目に悪そうなビームを使います。フォーチュンの隙をフォローしてフォームチェンジで範囲攻撃。決めポーズをとってこちらを見るラブリーに、フォーチュンは気まずそうな反応。これはツンデレの気配。ツインテールでニーソで可愛いポーズを取るとかどっかのお姫様とキャラかぶりしていますが、こちらは許せる模様。
 サイアークを瞬殺。何度見てもこの人の必殺技はテンションというか、毛色というか、番組が違うオーラだしてるな。

 一人でサイアークを倒したフォーチュンに感心するラブリーとハニー。後ろを気にしないで戦えた、一人ではこうはいかなかったと照れながらも素直に答えます。カードゲット。フォーチュンの「こしょこしょ」ってセリフ、ギャップあるよね。

 オレスキーも撤退。やったね!とフォーチュンに声をかけるラブリー。フォーチュンのラブリー達への好感度もさることながら、チーム内でのフォーチュンへの好感度も着実に上がっています。これはプリンセス的には複雑な気分。フォーチュンとプリンセスの間には軋轢があります。ラブリー達が打ち解ければ打ち解けるほど自分が蚊帳の外に置かれてしまう。なるほど、だからこのタイミングなのか。すなわち、プリンセスとフォーチュンを交換してもチームとして成り立つのではないか?


 試合再開。
 ゆうこからパスを受けとるめぐみ。ひめは棒立ち。いおなにパスしてそのままシュート。2対1でこちらの勝利。いおなさん団子60本ゲットです。勝利に沸くチーム。やったー!とめぐみ・ゆうこ・いおな・誠司は手を打ち合います。……。もうやめて! ひめの友達はゼロよー!
 約束どおりいおなに団子60本進呈とゴンさん。するといおなはチームのおかげ、みんなで分け合って下さいと辞退。


③意外な告白
 帰り道。団子も貰って上機嫌な三人。うかないひめに声をかけます。普段なら一番上機嫌でも良さそうなのに。ちょっと慣れないサッカーで疲れただけだと答えるひめ。
 「愛乃さ~ん、大森さ~ん
 いおなが走りながら追ってきます。一人名前呼ばれてねーぞ。
 合流するといおなは語り始めます。強くなるために自分を鍛えることばかり考えていた。道場に通い始めたのがプリキュアになる前なのか後なのか、祖父が師範だから前なのでしょうが、熱を入れ始めたのは後でしょうか。サッカーでチームプレーの醍醐味を味わった。背中を任せられる信頼できる仲間がいればこそ、集中力が高まり攻撃力が倍増。話しが見えません。
 「そんなチームワークがきっと、プリキュアハンターに打ち勝つ突破口となるはず

 いおなはプリチェンミラーを見せます。そうきたか。
 「そうよ、キュアフォーチュンの正体は私よ
 「キュアラブリー、キュアハニー、私と一緒にチームを組まない?
 ぼっち最大の試練が始まります。


④次回予告
 そして物語は動き出す。


○トピック
 今週も犬とひよこのカードが使われなったでゴザル。
 アレですかね、ああいうイロモノは氷川さんに使わせる算段ですかね。わかってらっしゃる。

 女の子グループは何かと難しいと聞きますが、まさかあんな露骨だとは。いや~マジ怖いわ~。
 話数的にフォーチュンの加入は目前。しかし周知のとおりフォーチュンとプリンセスには確執があります。その原因はひめの隠し事に絡んでいる。中盤の山場に向けて踏み出し始めました。
 今回願い事の再確認を行っていますが、これはそれぞれの願い、つまりプリキュアとして戦う理由が各自バラバラだという示唆でもあります。願い事ができるタイミングがいつになるのかは分かりませんが、彼女達がどんな願いを一つに纏め上げるか、それがいつになるのかは一つの示唆になるでしょう。各自の願いで絶対に妥協(代替)ができないのはめぐみの願いなのですが、どうなるのか。また、願いを叶えるために戦うというのは言わば取引になってしまいかねないのでその辺の兼ね合いも気になります。シリーズの伝統的にはこの手の願い事は叶わないんですが、チームとして一つに纏まるためには個人で妥協しなければならないこと、そして秘密を公開しなければならないこともあるでしょう。いおなとひめの関係と秘密は最早隠し通せない段階へと来ています。いおながめぐみ達を信頼して打ち解け始めたことと平行して彼女とひめの軋轢が公然となりはじめるのは必然的な流れです。これは絶妙。

 現段階でもひめが主役と言っていいほど彼女視点の物語構造になっています。自信を取り戻しみんなで結婚式を成功させることまでできたひめがここで再びぼっちへ逆戻りする可能性が出始めます。その理由は(おそらく)彼女の過失にある。彼女の疎外感は隠し事も相まって彼女を苦しめるはずです。後ろめたさが罪悪感、自己批判を生む。いじわるな言い方をすればめぐみ達を騙して友達になったという解釈も可能です。今までのプラスがそのままマイナスに反転してしまう。自分は好かれない人間なのではないか、好かれてはいけない人間なのではないか。世界の全てを敵に回す、全ての人に嫌われてしまうのではないか、という恐れはひめのような対人関係に強い不安を持っている人に付きまとう課題と苦悩だと思われます。
 つまり、ひめの隠し事というのは彼女にとって最大の負債(試練)でありこれまでの全て、これからの全てを失うかどうかという問題になります。そこに向き合ってこそ彼女は本当の勇気と友情を得る。そのためには自分を受け入れて貰えたという確信が必要になります。イザコザのない、価値観と価値観のぶつかり合い、本音と本音のぶつかり合いもない、薄い関係性はそれはそれでいいでしょう。しかしそれでは得られないものがあるのも事実で、その体験には多くの示唆、価値、人間の深さと広さがあります。お前そんなこと言ってるけど、他人に興味ないんじゃねーの? そんな体験してないんじゃないの?と思われるでしょうが、そのとおりです。でも問題ありません。私は対人関係において刺激を受けやすい性質があるので、少ない経験でも想像力と考察を深めることである程度は代替可能です。濃密過ぎる人間関係はむしろ毒性が強くなってしまうのでそれくらいがちょうどいいのです。……というのは余談ですが、不安を払拭するには確信するしかないのです。対人関係の不安、特にひめのような不安はほとんど合理性が無い不安です。どんなに理屈をつけたって不安なものは不安だ、となってしまう。「億が一でも」という彼女の言はそれを表わしています。だから合理性の無い不安を持つ人は「絶対(的な権威)」を信奉するというのはこれまた余談なんですが、ひめが置かれようとしている状況は最大のピンチであると同時に最大のチャンスでもあります。彼女は今、その存在全てを否定されるか肯定されるかの瀬戸際に立たされようとしています。
 自分の全てを受け入れてくれる人、自分の全てを賭けて受け入れたいと思える人と出会えたとき、その人の人生は大きく変わっていくでしょう。


[ 2014年06月08日 22:13 ] カテゴリ:ハピネスチャージプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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