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第12話「めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!」

○今週の出来事
①テストで赤点

 テスト結果発表。誠司は学年2位。優秀です。文武両道。おそらく1位は氷川いおなでしょう。つまり誠司は劣化いおなってことですね。プリキュアになれないし。誠司は言動が大人びている(大人ポジションを兼ねている)のでこの設定は説得力があります。
 ひめは英語で唯一100点とった実力者。意外な事実。一応外国人なので、ペラペラなのかもしれません。みんなから注目を集めて照れます。漢字の書き取りはイマイチだったと謙遜。騒がしくなったところで先生が注意。近づこうとしていたのか、ゆうこが中途半端に位置に居るのがちょっと面白い。
 山崎君、と制止の声をあげる先生。部活に遅刻すると言い訳。そんな彼の成績はブービー。ワースト2とあっけらかんと話す山崎君。最下位争いの常連らしい。反省の色もないので追試を言い渡されます。山崎君に声援を送るめぐみも追試。なにしろ今回のビリは彼女。これは酷い。偏差値低いどころかドベかよ。
 めぐみは悪びれることなく、自分がビリのおかげで健太君はワースト2になったのだから人の幸せはあたしの幸せ、幸せハピネスだとのたまいます。これはアカン。割と真面目にこの子はまずい。テストでビリかそうでないかは意味が無い。点数制なのだから出来たかどうか。彼女が言う幸せは全く意味を成さない幸せです。つまり、彼女は自分が出来なかったことを無理矢理合理化しているに過ぎない。タチが悪いことにその自覚がない。後述するように彼女も逃避傾向を持っている。これはひめと同じだけど、ひめは自覚しているし、欠点が明確であるが故に分かりやすい。しかしめぐみは程度が酷くないからこそ自他共に見逃されている。今回の話しはひめが優位、めぐみが劣位のポジションになっていますが、めぐみの態度は彼女の潜在的な逃避傾向、問題に対する向き合い方を示唆しています。めぐみの人助け精神は現実認識を著しく欠いている。母親を元気にしたいという願いもそうだけど、彼女はあぶない。

 もし追試でも赤点なら毎日居残り勉強だと先生が脅します。え、それって先生とマンツーマンで勉強ってことですかね?


 キュアハート。
 プリキュア史上最も出来る主人公。彼女の恩恵によって周囲が活性化した点でも幸せの王子らしい存在でした。彼女が何故生徒会長や総理大臣を目指すのか、肩書きを欲するかというと人助けを堂々とするには肩書きが必要だとある人物に言われた影響だそうな。詳しくはオフィシャルコンプリートブックを参照されたし。後にも先にもあそこまで対話で解決しようとした主人公は彼女だけになるんじゃないかと思います。


 追試に失敗すれば居残り勉強。それを聞いためぐみと山崎君はガックリと肩を落とします。ゆうこはそんな彼女に一緒に勉強しようと声をかけます。喜んだめぐみは同じ苦しみを味わう山崎君にも一緒に勉強しようと声をかけます。なん…だと?
 もちろんひめも巻き込まれます。しょうがないと頷くひめ。間違ったことわざを使う山崎君を訂正すると頭良いと褒められます。お世辞に弱いひめは喜びます。さらに先生と呼ばれて有頂天。この子ちょろいわー。早速先生のコスプレしてノリノリ。つまりこれは放課後女の子3人(プリキュア)と勉強会。ちょっと赤点取ってくる!!

 勉強が終わりクタクタになる学年ワースト1・2。山崎君は野球部にも顔を出しに行きます。試合を控えているようです。勉強しなくていいのか、追試に落ちたら野球どころではないと言われても真剣に取り合う気はないようです。
 ひめはめぐみにうちに寄ってまた勉強しようと持ちかけます。幸いひめは勉強が不得意ではないのでやる気十分です。前回はネガティブ全開でしたが、こういう風にその人なりの得意・不得意、積極・消極的な事柄があることを明示するのは良いことです。お腹の虫が鳴るめぐみ。ゆうこが差し入れを持っていくと引き受けます。


②白雪大先生
 鯖の味噌煮。流石弁当屋の娘。飴だけじゃなく普通に料理をこなせます。腰がエロくて家庭的とかおっさんに絶大な人気がありそうです。私も大好きです。今年の黄色も隙が無い。
 めぐみだけでなくひめも一緒に食べます。これだけでも十分頭が良くなった気がすると言うめぐみ。うん、気のせいです。
 ブルーがやってきます。気楽な感じでめぐみがテストでビリになったことを話すひめ。ブルーが聞き返すとめぐみは得意じゃないと笑います。勉強よりもプリキュアの方が断然大事だと言い訳します。ほら、彼女は逃げている。人助けを言い訳にしている。おそらく彼女は自覚がない。他人をダシにして現実から目を逸らしていることに。この点で彼女はひめよりタチが悪い。
 彼女の願いや行為にどこか胡散臭いものを感じるのは、それが不健全だからです。病弱な母親が元気になって欲しいと願うのは自然で健全な発想です。しかし、魔法で病気を治したり死者を生き返らせることは通常フィクションでは禁止されています。倫理的にも現実的にもダメ(不可能)だからです。たぶんプリキュアもそれに準拠するはずです。めぐみは自分が頑張れば誰かが幸せになると考えている。それ自体は間違っていません。しかし彼女はその因果関係をあり得ない形で結びつけている。彼女がビリになったからといって誰かの成績が上がるわけじゃないし、彼女が頑張ったって母親の病気が良くなることはありません。どうも彼女は、自分を代価にすれば何かしらの報酬を得られる、または免除される、それも無制限に、と考えている節がある。ひめの方が現実主義的だと感じるのはそのためでもあります。ひめは実現不可能な要求はしません。妄想はするかもしれないけど、すぐに無理だと気付く。めぐみにはそれ(そのようなシーン)が無い。序盤はひめが主役になっていますが、めぐみの方が根が深い問題だと言えます。

 ブルーから追試に落ちたらプリキュア活動を禁止すると言い渡されます。
 「世界も大事だけど、めぐみの人生も大事だ」
 そう、彼女の根本的な部分はここです。彼女は自分を愛していない。自分で自分を幸せにしようとしていない。

 落ち込むめぐみにひめが上から目線で応えます。ひめのこのお調子者っぷりがうざ可愛くて好きです。
 張り切るめぐみですが、その夜、早速寝ます。


 翌日。早速張り切るひめ。上から目線が嫌いじゃないと言います。彼女のこの素直さは好感が持たれると思います。うざくても憎めない人柄。嘘をつかない、というのは地味に良い長所です。何だかんだ言って、今回もひめは山崎君と友達になっています。
 ひめは勉強は教えると自分の復習にもなるから一石二鳥だと話します。ひめが勉強を迷惑がっていないこともあってめぐみはひめに抱きついて感謝。おいおい、これが放課後も見放題とか勉強どころの騒ぎじゃないだろ。ちょっとカメラ仕掛けていいですかね?
 今日は自分も付き合うと誠司が申し出ます。ふっ、所詮こやつも男。この楽園の意味に気付いたか。「え?」とひめ。白雪大先生終了のお知らせ。山崎君は鬼に金棒と早速誠司を頼りにします。

 男子グループと女子グループに分けます。ゆうこは椅子を逆にして座っているのが面白いですね。いわゆるお上品な子ではなく、普通の子という性格が与えられています。社会の問題らしくドイツの首都を尋ねるひめ。フランクフルトではないかと答えるゆうこ。ブー。ハンブルク。ブー。ゆうこの成績は中っぽいね。ベルリンだと答えを言うひめ。フランクフルトにハンバーグ、世界地図を見ているとお腹が空いてくるとゆうこ。この子もすごいキャラだな。雑談を始めるふたりをひめが叱責。追試は明後日。ということで、ひめはノートを渡します。追試のために作ったらしい。中身も要点が纏まっているとめぐみは感心。ここでひめの有能さがアピールされているのも物語の順序的に正しい流れです。彼女の問題は気持ちの問題だったので、それが解消されつつある今、彼女本来の能力が発揮されていると見て良いでしょう。不安や自己卑下は往々にして自身の能力を引き下げます。葛藤を抱え込めばそれだけエネルギーを使うのでリソースが足りなくなる。出来なくても自分は仕方無いのだ、という諦めも悪い方向に行く。
 まためぐみはひめに抱きつくと押し倒します。カメラ! カメラはよ!

 山崎・誠司組も順調。しかし山崎君は今日も野球部に出るつもりです。たしなめる誠司。大好きな野球のために嫌いな勉強をしなければならない、とため息をつきます。気持ちは分かります。プリキュアを存分に楽しむためには仕事はとっとと片付けなければならない。その逆はない。
 すると誠司は作戦を変えます。野球の試合には作戦が大事。話しに乗る山崎君。食いつきました。数学が役に立つと話す誠司。例えば打率の求め方。スラスラと誠司は数式を書きます。山崎君の興味あることに関連付けて教える作戦。これはスマイルのときにもありましたが、こういう実利的で即効性のあるものの方が釣りやすいということでもありますね。
 誠司の説得と勉強法が功を奏して山崎君は自ら野球部へは行かず勉強すると言って下校。

 帰り道の途中、ナマケルダに目を付けられます。微分・積分・やな気分。上手いこと言うね。勉強なんて何の役にも立たない。ついでに野球もやめればいい。まなけるのが一番。ですよねー。


③チアガールがしたくてやった。今はみんな満足している。
 現場に到着。3人で変身。冒頭は早送り。かけ声は一緒。バスタオル巻いた女の子が三人並んでいると思うと、胸が熱くなりますね。脚好きの私としては、ひめの脚が見られるのは幸せなことです。三人でポーズ。やっべ可愛い。それぞれ個性が出ています。
 ハニーの新キャラ補正と販促は継続中なので早速カードを使っての範囲攻撃。珍しく技が終わっても変身したまま。しかしそれにしてもハニーは太ももが素晴らしい。
 テストと聞いたナマケルダはすぐに心理戦を仕掛けてきます。イヤイヤやっているのではないのかね?
 「そんなことない!
 「そうよ。勉強のあとのお夜食もまた最高なんだから
 ご飯が絡めばなんでもOKのようです。
 「……
 言い返せないラブリー。なまけるのは最高。君もこっちに来るがよいですぞ、と誘うナマケルダ。この人何だかんだ言って、こういう風に誘うんだよね。戦うのも面倒くせーとか思ってそう。
 勉強は得意じゃない。でも補習に付き合ってくれたり、美味しいものを差し入れしてくれたり、みんなが助けてくれる。だから頑張れる、みんなのためにも頑張ると答えるラブリー。何故だろう、彼女が言うとどうしても引っかかりを感じてしまう。彼女は自らの意志で、興味で、好奇心で、向上心で勉強を肯定していない。みんなが、だから。もちろんその動機付けが間違いってわけじゃない。けど、彼女が言うとそれが負債を返すためのセリフに聞こえてしまう。山崎君は勉強に積極的に向き合った。彼は野球を犠牲にして勉強するのではなく、勉強を野球に役立てられるのだと肯定していた。その姿を見た後で彼女のこの態度を見てしまうと引っかかりを感じてしまう。彼女はどこかゼロサムゲームをしているような気がする。

 交渉決裂。弾幕でプリキュアを圧倒するサイアーク。逃げてばかりじゃダメだと誠司。
 「わかった!
 ラブリーはバットを召喚。
 「さあ、野球で勝負よ
 うん。うん?

 「いいでしょう。プレイボールですぞ!」
 ナマケルダさんの優しさに全俺が歓喜。

 ラブリーがバッター、サイアークがピッチャー。サシの対決。互いにベンチに座って応援。どうやらハニーの変身が解けなかったのはチアガールさせるためだったようです。絶対これがやりたかっただけですよね。無駄に無駄がない流れで感心するわ。
 回転しながらストレートを投げるサイアーク。それボークじゃないですかね。
 空振り。そんな彼女を応援するベンチ。ハニーさんエロい。この黄色ずるいわー。しかしプリンセスの脇も見逃せません。
 2ストライク。そこからファール連発。千日手のように膠着。しかし誠司はあることに気付きます。
 ラブリーは目を回して倒れてしまいます。体力が持ちそうにありません。ところで、ここでサイアークに側面攻撃をしかけるのはやっぱりマズイんですかね。しかしそれにしてもベンチの光景がシュール過ぎる。妖精、学ラン、プリキュア、チアガールって全く統一感ねぇ。
 「本場、水戸納豆のような粘りっぷりね
 ゆうゆうは少し食べ物から離れた方がいいと思うんですよ。

 「タイム!
 「認めますぞ」
 ナマケルダさん絶対良い人ですよね。

 球種の見極めが難しいと苦戦するラブリーに誠司が敵の投球には規則性があると自信を持って答えます。一定のパターンで投げている。次に来るのはストレート。一応数学的には、統計的というか帰納的な推論ということになるでしょうか。
 ジャンプしたサイアークはそこから回転して分裂魔球を放ちます。真剣な表情で睨むラブリー。ここだけ見ると何の番組か分かりません。
 分裂していてもストレート。打ち返します。

 ガックリと膝をつくサイアーク。
 「サイアーク、勝負は勝負ですぞ。サイアークらしく立派に浄化されるのですぞ」
 ナマケルダさんのフェアプレイぶりに全俺が涙。
 必殺技の予備動作が可愛い。久々の単独技で浄化。

 悔しがるナマケルダはつい熱くなったと反省して撤退。良いキャラしてるなぁ。


 山崎君は意識を取り戻すとすぐに勉強するために家に帰ります。


 追試終了。全力を出して疲労困憊のふたり。結果は見事合格。山崎君は無事野球部に復帰。
 プリキュア禁止を免れたとめぐみも一安心。ひめが釘を刺しますが、プリキュアの合間にたまにやると言い張ります。めぐみの戦いはまだまだ続きそうです。


④次回予告
 敵のイケメンさん登場。フォーチュンの実力は如何に。とりあえず、四葉落とそうぜ。


○トピック
 ゆうこのポジションが自然過ぎてつい先週仲間に加わったことを忘れそうになります。

 なんで勉強するのか、というのはプリキュアでは恒例エピソードですが今回はさりげなく勉強が役に立つことや興味に関連付けることでお説教臭さを減じています。また、勉強を教える側の楽しさを見せているのも良いシーンで、勉強はやらされると思うと嫌なものですが、教えるのは案外楽しいものですし、自己効用感(自分が役に立っている、出来る)を満足させる点でも重要です。ひめが今回水を得た魚のように張り切っているように、得意分野が自信に繋がることは良いことです。完璧な人間がいないように、完璧にダメな人間というのはそうそういません。できることもあればできないこともある。それを正しく受け入れることはその人の糧になるでしょう。


 さて、問題はめぐみです。
 彼女は普段目立たないけど、根の深い問題があるように思います。
 端的に言って、彼女も自己肯定感が低い。ひめのような卑屈さやネガティブさはありません。人助けを進んでやろうとしている点でも彼女に肯定的な評価を与える人もいるかもしれません。しかし、度が過ぎる人助けが共依存の人にも見られる行動だとご存じでしょうか?
 マナとめぐみの人助けは印象が大きく異なります。マナも幸せの王子のような破綻が当初は心配されましたが、彼女自身の能力、友達との連携が見えてくるのにつれてその不安は解消されました。まだ序盤と言っていいこの段階でめぐみの能力を測るのは難しいですが、どうもめぐみには実務能力や実績の裏付けが乏しく、目的と手段が合致していない節が見受けられます。また、自尊心がめぐみには欠けています。彼女はブルーが指摘したように自分を大切にしていない。マナは決して犠牲を認めませんでした。自分も相手も、さらには敵であっても犠牲を認めなかった。しかしめぐみは自己犠牲を容認しています。自己肯定感が低い人がその穴埋めのために過剰な人助けをすることがあります。それは自分が必要とされたい、あるいは自分の無力感を補償するためであったり、イニシアチブを取ることで相手をコントロールしようとするためであったりします。具体的にどれがどうと説明するのは難しいのですが、めぐみからは足りないものを埋めようとするそうした類の危うさを感じる。地に足が付いていない印象を持ちます。

 自己犠牲はしばしば愛の証明として受け取られることがありますが、それは間違いです。愛の結果として自己犠牲が起ることはあり得るかもしれませんが、自己犠牲は愛とイコールではありません。
 愛とはドキドキが提起したように、他者と共に未来に進もうとする気持ちであり、エーリヒ・フロムの言葉を借りれば「愛はある対象を肯定しようとする情熱的な欲求である。その対象の幸福、成長、自由を目指す積極的な追求であり内面的な繋がりであ」。
 愛は他者のみならず自分も対象になります。自分を大切にせず、他者のみを大切にするのは、自分を愛していない、自分を肯定できていないということになります。自分を愛さずに他者を愛するのは、上述したように補償(代替)する意味合いが強い。もちろん、自分と他者を天秤にかけて他者を選ぶことはあるでしょう。我が子のために自分を犠牲にする親がそうであるように。しかし、それは相手を肯定し成長を願う意志が自分へのそれを上回った結果です。その決断を行った彼(彼女)は自分の決意に満足し、そこに責任を持ち、相手の成長に喜び、それを見守る自分に誇りを持つはずです。当然相手に見返りを求めるなんてことはしません。愛から生まれる自己犠牲は自らを貶めないし、顧みないことでもありません。愛は無償の贈り物です。これはフロムのみならず、精神科医をはじめ多くの人々がそう述べていることでもあります。私もそう思います。もちろん、全く見返りを求めないということは心理的に難しいし、人間関係は多種多様な依存と自立、支配と服従を内包しています。だから完全無欠の愛は無い。しかし原則的に言えば、愛は補償や代替行為、ゼロサムゲームではありません。めぐみの人助けは犠牲を伴うことが含意されている。プラスになる人とマイナスになる人が出てしまう。そのマイナスをめぐみは自分で引き受けようとしている。幸せの総量が増えてないんです。人助けのためには代価を支払わなければならない(損をする人が出る)と考える限りそれは愛ではありません。


 ひめが調子に乗って自分に自信を持つのは決して悪いことだけではありません。自分を誇れるのもまた健全さの証拠です。ひめは自己卑下して落ち込みも激しいですが、素直に苦しさと喜び、自分の無力さと力を感じているのはとても健全です。彼女が自分の気持ちに振り回されずに、それを制御しうる力を持ち、自分にできることできないことを受止められるようになる(欠点があってもそれは自分を損ねることではないと受止められる)のはそう遠い日のことではないと私は信じられます。

 めぐみの愛は片手落ちです。他者を愛するのが愛なら、自分を愛するのも愛であり、みんなも自分も幸せを目指すのが愛です。彼女が言う幸せには自分の幸せが入っていない。他人が幸せであれば自分も幸せだというのは、それはそれで傲慢です。自分が他人を幸せにできるとでも? あるいは自分は幸せになってはいけないという規制でもあるのかと。母親を差し置いて自分が幸せになってはいけないとか?(子どもにありがちな心理でもあります)。

 長々と書きましたが、実際のところめぐみが欠落を抱えていて、そこにスポットが当たるかどうかは分かりません。私の直感が物凄い勢いで明後日の方向に向いているだけかもしれませんが、この物語から感じるニュアンスからいってそんな気がするんだよね。もし本当にそれをやるのだとしたら、私は泣いて喜びます。
 どのような形であれ、
 「音吉さん、いくら幸せの世界になっても悲しみや苦しみが全て消えるわけじゃないわ
 「私達はピーちゃんを受け入れた上で前に進みたいの
 「悲しみを見ない振りをするのは幸せとは言えないもの
 「よく見れば可愛いよ
 これを言ってのけたプリキュアシリーズは、きっとやらかしてくれる。幸せであるということは、不幸がないということではない。不幸の上に、それでも幸せを築き上げる。それが人間ってもんです。

[ 2014年04月20日 23:10 ] カテゴリ:ハピネスチャージプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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