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第1話「地球が大ピンチ!残された最後のプリキュア!!」

○涙で始まる物語
①人のために東奔西走
 出だしから大事件発生。王国が襲撃されます。崩れる城。紫のプリキュアが孤軍奮闘。今回の敵は動物をモチーフにしているようです。ゴリラ型を倒すと今度はイカ型が。さらにコンドル型も。紫のプリキュアは一人でそれらを撃退します。
 しかし大勢は決しています。遠くに見える巨大な禍々しい影。それを見たプリキュアの頬に雫が伝います。
 「何も守れなかった…何も…

 プリキュアの敗北から物語は始まります。


 OP。フレッシュのシフォン以来の赤ちゃん妖精。子どものお世話したい願望につけ込む気満々です。私はここでマナちゃんのニーソ絶対領域の所有権を主張します。六花さんの眼鏡姿を毎週見られるこの喜び。黄色はもう、なんだ、突き抜ける気か(資産的な意味で)。紫さんが出ているところの歌詞がスマイルを見てきた視聴者にとっては泣きが入ります。正妻戦争勃発の予感。
 六花ちゃんの素足が眩しすぎて胸がキュンキュンしちゃう!!
 提供絵もう少し下!


 やってきたのは東京クローバータワー。全高999m。世界一の高さの電波塔。そこに大貝第一中学校の生徒達が見学にやってきます。ところが先生はバスで仮眠。生徒会長に一任。
 早速他校の生徒とケンカを始める男子生徒達。独特の言語を使って意思疎通を図っています。会長を呼ぶ声。
 バスで酔った子が。会長を呼ぶ声。
 財布をなくして泣いている男子生徒。会長を呼ぶ声。
 駆ける女子生徒。
 ピッ。「速い!」「全国レベルです」いや、君たちここに何しに来たの?

 三村君、と女子生徒が財布をなくした男子生徒に財布を渡します。すると今度はバスで酔った子を日陰のベンチに連れていって介抱。さらにケンカをしていた二階堂君のところへ。小さいことでいがみ合っているとクローバータワーに笑われると仲裁に入ります。呆気にとられる他校の生徒に自己紹介。
 「はじめまして、あたし大貝第一中学生徒会長、相田マナです
 機先を制します。もう完全にマナのペース。手と手を握ればお友達、と手を握って挨拶。よし!ちょっとケンカしてくる!(おまわりさん呼ばれて終了)
 あっと言う間に丸く収めてしまうマナの手腕に同級生達の信頼も篤い。先生も任せるわけだ。ただ、得てしてこういう子は人に任せるということができない懸念があるのだけど。
 運動部の生徒達も勧誘する気満々。っていうか、お前ら見学しに来たのになんで部活の小道具持ってるんだ。あっさりと承諾するマナ。頼まれたら断れない、というより断らない。それに対応できるスペックがそれを許している。見かねた六花がマナを連れていきます。

 いつもトラブルを背負い込む、とお説教をはじめる六花。落とし物は会計委員、車酔いは保健委員に任せればいい。ケンカの仲裁なんてかってでる必要はない。マナの行動をたしなめますが言ってるそばからマナはどこかへ。
 マナは迷子の不安を払おうとおまじないを教えます。母親と再会。六花は彼女の姿に呆れと安心を抱きます。

 どうしてそんなに他人の世話ばかり焼くのかとまた小言。つまり意訳すると、人の世話ばかり焼いてないで私の世話を焼いて!ってことですね、わかります。誰かが喜ぶ顔を見るとこっちも嬉しくなると答えるマナ。愛を振りまきすぎだと返します。
 今度はあー!と大声をあげます。驚く六花にマナはマコPじゃない?と指し示します。この子はなんていうか、動いてないとダメなタイプかもしれない。六花は眼鏡をかけて人垣を見ます。日常生活に支障はないが細かい作業や遠くを見るときに足りない程度の視力か。いずれにしても眼鏡っ娘は大歓迎です。
 芸能人に詳しくないのか誰?と聞き返す六花に、剣崎真琴と説明するマナ。CMでもお馴染みのようです。そのペットボトル私も味見していいですかね? あ、そのままで結構です。新品じゃなくそれで。
 ようやく合点がいく六花。最近売り出し中のアイドルだそうです。かっわいい~、顔小さい!とマナは飛び跳ねて人垣の方へ。なかなか振り向いて貰えない六花さんの苦労が忍ばれます。

 人に押されて真琴の髪飾りが落ちてしまいます。それを拾ったマナは彼女に返します。相手がアイドルでも舞い上がらずいつもと変わらない態度。メンタル高いな。


 そろそろお時間。ジコチューの闇の鼓動。三人の妖精は希望の星、最後の切り札を探しに行きます。


 アイドルに礼を言われてマナは大喜び。そんな彼女を呼ぶ声。綺麗なノッポさん。近くに着ぐるみはいないようです。知り合いらしくマナは挨拶すると商品を眺めます。民芸品っぽいものが色々並んでいます。その中でブローチに目をとめたマナは手に取ります。お目が高いね、とお兄さん。間違いねぇ、この人関係者だ。キュアラビーズという骨董品だと説明します。妖精じゃなくてお兄さんがアイテム渡すのは珍しい。真琴が付けていたのと意匠が似ています。ラビーズを魅入るマナ。ラビーズに魅入られるという方が正確かもしれない。不思議な感覚に包まれます。
 貰ってくれないかな、とお兄さん。タダより高いものはないとお爺ちゃんが言っていたと断るマナ。またお爺ちゃんか。どんだけプリキュアのお爺ちゃんは影響力強いんだ。まあ、初期費用0円です、とか言ってもその後で追加費用とか課金を迫られるかもしれないので安さに釣られるのは危険です。最近の玩具は追加アイテムで稼ぐタイプも多い。
 物の価値なんて付ける人次第で変わるとブローチを付けて引き渡し完了。マナもまんざらでない様子。ある意味お金などよりも高い代価を払うことになるのかもしれません。それが負債となるか、資産となるかは彼女次第。
 六花がマナを連れていきます。六花さんの一途さに涙しそうです。
 「よろしく、マイスイートハート」


 展望台の入り口は大行列ができています。マナが勝手にいなくなったりするからだと六花が注意します。さしずめ六花はマナのブレーキ役なのでしょう。全く制御できてませんが。アクセルの方が勝っています。
 二階堂君は行列を見て横入りしようかと企みます。「二階堂君、こっちこっち~」終了。むしろマナ・六花と一緒に並べるとか勝ち組もいいとこ。おい、坊主、そこどけ。
 みんなと一緒に並んだ分だけ感動が待っているとマナは言います。

 ピンクのリムジン。レッドカーペット。並ぶ従業員達。ありすお嬢様と呼ばれる少女。タワーの支配人らしき人が展望台へ案内しようとしますが、ありすは素直に列に並んでいます。後ろの執事でけぇ。ありすはタワーのオーナーらしい。並んだ分だけ感動が待っている、マナちゃんならそう言うと思うと答えるありす。


②自分に忠実
 もう少しで展望台へのエレベーター。先ほど迷子になっていた親子が一足先に展望台へ。マナの姿に気づいた美智子が手を振ります。それに応えるマナ。
 その一方で、他の男性客は何時間並べばいいんだと不満を募らせます。横入りできたらいいのにな。心に黒い影が広がっていきます。自制。影が小さくなっていきます。「やっちゃえばいいじゃん」。第三者の声に驚く男性。
 「遠慮はいらない。心の闇を解き放つんだ」
 セリフはカッコイイんですが、その闇が「横入り」な件について。今回のプリキュアの敵はスケールが小さい。
 指パッチン。男性は苦しがると胸から黒いハートが飛び出します。ハートの穴が開いて倒れる男性。マナが駆けつけます。黒いハートを取り出した少年(イーラ)はこれなら極上のジコチューが生まれそうだと満足げ。横入りしたい気持ち程度で極上とかどんだけ極上品大量生産できるんだよ。今回のプリキュアはこういうシチュエーションで行くようです。
 ジコチュー召喚。カニ型。ハートがそのままデザインになっているあたりが上手い。

 突然出てきた怪物に驚く一般人。でもケータイで写真を撮るあたりまだ危機感が薄い。ジコチューは猛然と横入りをはじめます。ああ、だからカニなのか。味な真似を。
 これには驚き戸惑う一般人。横入りしまくる怪物。やべぇ、こいつ動機がそうであるようにやることも小さいぞ。世界征服とか、不幸を集めるとか、そんなんじゃなしに「横入りしたい」ただそれだけで動く敵。なるほどこういうノリなのか今回は。その様子に腹を抱えて笑うイーラ。妖精も駆けつけます。
 巨大カニを見てありすは家で飼いたいと言い出します。「いけません、さあ、こちらへ」。主人も主人なら執事も執事。この人達順応力高いなぁ。

 エレベーターが開くとジコチューは中へ。展望台へ向けて壁を垂直に走っていきます。願望に忠実です。
 展望台には美智子ちゃんが。マナは非常階段を伝って展望台へと向かいます。妖精の一人シャルルもその後を追います。ジコチューが展望台に到着。さしものマナも疲労が隠せません。大声で叫びながら階段を駆け上がります。
 景色を独り占めしはじめるジコチュー。厄介なのは、コイツは人に危害を加えるのが目的ではないので他人が巻き込まれていることに全く無頓着なこと。美智子ちゃんが巻き添えを食いそうになったところをマナが間一髪助けに入ります。すげぇ、何メートル階段上がったんだよ。流石全国レベル。
 親子を見送るとその場でバタンキューになるマナ。展望台からの眺めを満喫します。どさくさに紛れてショートカット成功。今ひとつ危機感がありません。
 「ね?
 ジコチューに言います。ああ、この子…。
 景色を独占しようとするジコチューにマナは説教をはじめます。間違いない、マナは凄い人なんじゃなくて、凄いバカなんだ。頭のネジ何本外れてんだよ。この子は自分の世界がキッチリ出来上がっていてその法則のとおり自分を動かしているんだ。人に染まらない世界観、自己基点。周囲がどうであろうと彼女がやることは変わらない。ある意味でそれもまた自己中と言えるのかもしれないけどね。自分の使命を果たそうと行動する人と、自分の願望を叶えようとする人と、その差、その境界はどこにあるのだろう?

 シャルルがマナに声をかけます。自己紹介。「あ、ども、相田マナです」。ロスタイム無しかよ。さらっと受け入れたと他の妖精もビビるレベル。いける、このバカなら突拍子もないことでも受け入れられる。
 「もう慣れた
 逆に凄まじい鈍感を疑うレベル。
 シャルルがスマートフォンに変身。今回はプリキュアで久しぶりの妖精=変身アイテムのシステム。淡々とシャルルと会話を進めるマナ。後ろで待っている人が居るんですが。「さあ、変身するシャル」「わかった。とにかくやってみる」。深刻なツッコミ不足。見方によってはこの子は自分に絶大な自信があるのかもしれない。だから揺らがない。
 「変身!
 しかし何も起こらなかった。
 「変!身!
 MPが足りない。たぶん、アレだ、電池が入ってないんだ。


③二人のプリキュア
 危機一髪。紫のプリキュア参上。ジコチューに跳び蹴りを食らわせます。ダビィを呼ぶとデコル的なものをセットしてタッチ。
 「閃け! ホーリーソード!

 主人公が変身する前に他のプリキュアが倒すのは斬新だな。ジコチューを浄化。ハートは元の持ち主へ帰ります。ジコチューがやったことは本人も憶えていないようです。しかし男性の隣にもう一人ハートを失った女性が。お、これは面白い。ちなみに男性がイライラしていた隣で彼女もイライラしていました。

 プリキュアにお礼を言うマナ。ついでに自己紹介。しかしプリキュアが口を開く前に「キュアソード!」と呼ぶ声。イーラが忌々しそうにソードを睨みます。突然天井が崩壊。伸びるハサミ。マナを庇ってソードがジコチューに捕まってしまいます。2体目のジコチュー。マーモという女性幹部が現れます。これもプリキュアでは珍しいパターン。大抵初回の幹部は一人だけなんですが。色々とパターンを変えています。
 マーモの作戦に自己中な奴!と抗議するイーラ。お前らは自己中を歓迎しているのかないのかハッキリしろ。
 ソードにプリンセスの居場所を尋ねるマーモ。彼女は答えません。マナは天井を登って彼らのやり取りを見ます。って、どうやって登ったの!? いや、待て、足場が不安定なはず。私が下から支えよう!
 ソードが痛めつけられるのを見たマナは身を乗り出して止めに入ります。「あっ、ポイ」とマナを足蹴にするジコチュー。完全にマナは部外者。
 自分のせいであの子は捕まってしまったと罪責感を抱くマナ。変身アイテムに願うとラビーズが光り出します。シャルルはそれをセットして叫べと言います。今頃になって変身の仕方を説明するとか妖精としてどうなの。
 「プリキュア! ラブリンク!
 「L・O・V・E
 今回の玩具はスマートフォンタイプでタッチパネルが売りのようです。キューピッドの矢をあしらったデザインといい、愛を繋げることがテーマなのかな。プリキュア恒例の原型を留めない髪型の変形。黄色いポニーテールに。今回も太ももが素晴らしい。比較的オーソドックスなシークエンス。単独変身のプリキュア主人公はクセがない変身です。問題は黄色。
 「みなぎる愛! キュアハート!」 
 「愛をなくした悲しいカニさん、このキュアハートがあなたのドキドキ取り戻してみせる!

 新しい物語の幕が開きます。


 ED。そろそろこのCGでアニメ作るんじゃないかと思えるレベル。流石アイドル兼務。ステージは3Dシアターの流用かな。新3Dシアターの布石か。


④次回予告
 バレたんじゃないですよね、バラしたんですよね、それ。


○トピック
 マナと六花がいちゃつく光景を想像するだけで胸がキュンキュンしちゃう!(おっさんがこの文章書いているところを想像してはいけません)。

 シリーズもいよいよ10年目。まさかこんなに長い付き合いになるとは思っていませんでしたが、また留年したので感想を書きます。もはやプリキュアが打ち切りになるのと私が飽きるのとどっちが先かという気がしてきましたが。
 冒頭で王国が崩壊する展開はハートキャッチを彷彿とさせますが、なんで紫の人はこんな面倒事を背負い込んでるんですかね。王国の復興費を稼ぐためにアイドル業に励む真琴さんは愛国心溢れる御仁です。お前が弱いから滅んだんだというツッコミはしてはいけません。
 人のために東奔西走のマナと自己中達との戦い。はてさてこの物語はどこへ行くのか。スマイルの感想でも書きましたが、今作を以て東映アニメ側のプロデューサーは梅澤氏から柴田氏に交代しています。私の感覚だとプリキュアはプロデューサーの意向がよく出る作品なので、本作からどのような作風になるのか楽しみです。作り手が変わってもプリキュアの意志は不変であるのか。虚心坦懐に一からまた見ていきましょう。


 感想の留意点。
 この感想はプリキュアを見た私が何を考えたのかを書くのが目的です。本編を細かく書いているのも物語を飲み込むためのもので、本来の目的からすれば副産物です(この方法が結果して最も効率が良い)。プリキュアをテキストにして自分の考えを深める。楽しく、面白く、ツッコミながら、セクハラしながら考えていく。今年もプリキュアからガッツリ学びます。
[ 2013年05月22日 21:49 ] カテゴリ:ドキドキ!プリキュア | TB(0) | CM(-)
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