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第41話「ファファ~♪最後の音符はぜったい渡さないニャ!」

○今週の出来事
①最後の音符

 今日は加音町音楽会。広場では本番前のリハーサル。団さんが王子隊に指示を出しています。それを離れたところでこっそり見ていた奏は黄色い声で「王子先輩!」を連呼。もはやツッコミすらせず、響達は参加したかったものの今はそれどころではないと話し合います。危機感が全くない奏に3人+1匹の視線が集中。視線に気付いた奏はようやくそれどころじゃないよね、と話しを合わせます。奏さん、もうそろそろその作戦は通じないと思うんだよ。響の気を引きたいのは分るんだけどさ。大体、相手が寝ても起きないとか、早朝にベランダを訪れても全く躊躇うことなく響だと思える仲なんでしょ?
 こちらが保有している音符は一つだけ。しかし音楽会なら音符も集まってきそうです。まだまだチャンスはある。

 残念なお知らせ。楽譜完成に必要な音符はあと一つ。つまりファリーが持っている音符が奪われたら終わり。音符集めは終了。いよいよ伸るか反るかの大勝負へと進んでいます。
 ノイズが出す音波に心地よさを感じるトリオ達。音を使うという意味ではクレッシェンドトーンもノイズも同じ領域に属するような気がするけど、さて。

 4人バージョンOP映像。ビートかっけぇ。ミューズ持って帰って良いですかね?
 ビートとミューズ、メロディとリズムでお互いにアイコンタクトを取り合っているのは面白い動きです。相手を見ながら一緒に一つを目指す。


 バスドラとバリトンは鼻水を垂らしながらこの乗り物は冬はキツイと寒がります。乗り物がどうこうっていうか、その姿でも寒がるんだ。パワーアップしてもその辺は融通が利かないらしい。残る音符は一つだけ。やる気を出して街へと向かいます。
 ちょうどその話しを物陰で盗み聞きする4人。音符探しのためなのか、人気の無いところでイチャイチャするためかは分りませんが、展開早ぇ。なるほど今回はこういうノリなのね。
 肝心要のファリーはキャッキャはしゃいでいます。どっかのたおやかな人並に緊張感ねぇ。持ち主(相方?)に似ています。ファリーが持っている音符は世界の最後の希望だと響は真面目に言います。隣に居るアコは少々呆れた表情を浮かべています。心許ない。ハミィは響の言葉を継いでもし取られたら世界は不幸のズンどこになると真面目な顔で言います。するとファリーも真面目な顔でその言葉を受け止めると、ハミィと一緒にズンどこ踊りをし始めます。ダメだこいつら早く何とかしないと。レリーがファリーはお調子者だと言います。細かく分類して見ていませんがトーンには個性があります。ドリー、レリー、ラリー、ドドリーあたりは真面目でしょうか。ラリーは少々臆病。
 ミリーが預かると言うと、ファリーは脚も早いしこんなに高く飛べると身のこなしの軽さを強調。が、匂いをかぎつけたのかバスドラ達がもの凄いスピードで駆け戻ってきます。間一髪ハミィが救出。幸いバスドラ達は気にぶつかって気絶。その隙に退却。

 街に戻ったものの、何か策を講じないと奪取されかねません。マイナー側の有利な点は音符をわざわざ人間界に持って来る必要がないので取られるリスクがないことです。対してプリキュア側はトーンが保管しているとはいえ万全ではないのでリスクを負っています。ま、結局収集物は敵に奪われるのがお約束なんですけどね。
 響は映画のポスターを見て閃きます。

 
 バスドラ達は街で地道にファリー探し。子ども達が目撃します。当たり前と言えば当たり前ですが、どうやってもこいつらは目立つ。子ども達に化け物呼ばわりされてこれにはバスドラも堪えます。隣で不格好な自分の姿に泣いているバリトンと共に悲観に暮れます。不幸のメロディ作ろうとしている奴が一番不幸な目にあってるってのは皮肉な話しです。
 街中に響の声が響き渡ります。これから映画の撮影が始まる。妖精ファリーが獣のような悪者ふたりに追いかけられるストーリー。セイレーンと奏も手伝って、街のみなさんも登場人物、ファリーを見かけたら助けてあげてと説明します。撮影スタート!と啖呵を切る響。こういう時の彼女はとても活き活きとしている。学校でミューズ探しやったときもそうですが大胆なことを堂々とやります。


②映画だよ全員集合
 ということで、不思議なことが起きたらテレビの撮影か?的な疑問を逆手にとって「映画です」で乗り切る作戦。街の人々を巻き込みます。
 その話しを聞いて、何故か嬉しそうな顔を浮かべるバスドラとバリトン。いよいよ自分達が主役かとワクワクしています。いやいや話し聞いてました? あんた達悪者だよ。子ども達もふたりを指さして絶対悪者だと言葉を交わします。当然の反応です。

 「見つけたぞ、この悪者め! 変・身! 正義のヒーロー太陽マン!」
 以前工作で作った仮面を付けて奏太が挑みます。行動早ぇ。あの小道具が陽の目を浴びるとは。映画に出れると聞いて速攻準備したのでしょう。奏太の隣にアコがいます。たぶん奏太がやろうと言い出したのだと思いますがアコも付き合いがいい。
 奏太は偽ファリーを見せてバスドラ達の気を引きます。奏太は行くぞ!と啖呵を切ると、謎のポーズをアコと取って逃げ出します。アコの表情は分りませんが、たぶん色々と諦めていると思う。っていうかてめぇ、アコの手を掴んで走るとか役得すぎんだろ。バスドラは逃がすものかとバリトンを投げつけます。回避。電灯に命中してバリトンはノックアウト。しかし足止めには成功。バスドラが追いつきます。奏太はファリーを捨てて逃げ出します。慌ててファリーを掴んだバスドラはそこでようやくそれが偽物だと気付きます。それを見て笑う奏太。イタズラ成功。

 なんだ狡いなぁ、と悔しがるバスドラ。そういう問題なのかな。面白いなそのリアクション。使い捨てにされたバリトンはバスドラを怨みます。
 そこに本物のファリー登場。分身の術、と黄色く塗装されたトーン達が出現。よく見ると一人だけ瞳が違います。ドドリーだな。本物はひとつドド。ちゃんと正しいのを捕まえられるレレ? や~いベロベロファ~!とおちょくるトーン達。語尾で見分けられそうです。
 
 トーンを捕まえようと開けた場所に出るとそこには黄色、黄色、黄色、ファリーの人形や置物が至る所に置いてあります。なんという黄色プッシュ。いくら東堂いづみが黄色贔屓だからといって、ここまでなりふり構わないとは。
 「名付けて、ファリーを隠すならファリーの中作戦!
 調べの館でポーズを決めて説明する奏。誰に言ってるんだそれ。木を隠すには森ってわけですね。後ろでは響とセイレーンが新しいダミーを作っています。学芸会的なノリですね。
 バスドラ達はしらみつぶしに探しますが本物は見つけられません。音吉さんも製作に関わっているらしく残念じゃったな、と素知らぬ顔で言います。この際この人が手先器用なのは驚くことでもないけど、この資材と資金どこから出ているんだろう。まさか…メイジャーの金!?
 
 散歩するように飛んでいたファリーはバスドラ達を見て思わず自分はファリーではないと言って墓穴を掘ります。語尾で見分けられるのでバスドラ達は全力で追いかけます。作戦そのものは悪くないと思うんだけど、肝心のファリーを引っ込めないでどうする。
 追いかけっこを見て響達は誰があんな本物っぽい偽物を作ったんだろうと話し合います。作れるわけないじゃんと至極真っ当な返事をするアコ。この面子、まともなのが小学生ってどうなんだ。仕掛け人が本物と偽物見分けられないでどうする。プリキュアのボケ率の高さは異常。益々オールスターズでりんやくるみの負担が大きくなりそうです。そのくるみもボケに近いので実質りんとアコしかいねぇ。ゆりさんは、遂にプリキュアも小学生かぁ…と切ない空気出してると思います。

 本物が見つかっては作戦もへったくれもない。困った時の和音。響は指笛を吹きます。いや、だからそれで呼べるのってどうなの。
 「お助け和音ちゃん参上!
 いや、だからそれで来れちゃうのってどうなの。
 シュートを決めてバスドラに会心の一撃を与えます。割とマジで痛いと思うよ、これ。
 すると今度は聖歌先輩登場。お久しぶりです。弱いモノいじめは感心しないと言います。いや~この状況だとどうなんだろ。聖歌は両手にクリームが入った絞り袋を持って構えます。え?
 「そこで大人しくなさってて
 バスドラとバリトンを使って特大ケーキをこしらえます。ちょ、君そういうキャラだったの!?
 「かっこいい~聖歌先輩!
 もうなんていうか、スイーツ部すげぇな!!
 「やめてよ聖歌先輩~」
 バスドラきめぇ。

 「ファリーを、助けなきゃね!
 王子隊見参。流れ的にオチ担当だよ、これ。
 「悪者捕獲!
 バスドラ達を縛り上げます。奏は狂喜乱舞。っていうか王子先輩何もしてねぇ。どんだけこの街の人映画に出たがりなんだよ。
 「ふざけおって!」
 脚本と演出の人に言ってください。
 黄色い声が近づいてきます。王子のファンが押しかけてきてバスドラ達は下敷きに。「もう嫌だ」「お家に帰りたい」。辛い仕事です。しかし容赦なくお仕置きの雷が落ちます。ファルセットは使えない部下に不満を表わします。言い訳するふたりに、ファルセットはファリーの性格を利用してやればいいと余裕を見せます。

 上手いこと逃げられた、やっぱり自分は凄いと自惚れるファリー。他のトーンが諫めます。しかしファリーはトーンの中で一番強くて賢いと聞く耳を持ちません。
 そこにトリオが表れます。思わずレリーの後ろに隠れるファリー。言ってる傍からこれかよ。ミリーが呆れた視線を送ります。
 トリオ達はファリーが見つからずテンテコ舞い、ノイズ様に叱られる、こうなったら良い人間になろう、と芝居をはじめます。その話しに乗ったファリーは前に進み出てしまい捕まってしまいます。したり顔でお前が本物のファリーか、と本性を表わすファルセット。本物見分けなくても全部捕まえられたんじゃない?と言ってはいけないんだろうなぁ。

 ファリーが敵の手に渡り大ピンチ。響は大声で街中に映画のクライマックス、ファリーを助けてとお願いします。
 すると街の人々が大勢押しかけてきます。何を勘違いしたのかコスプレしている人がチラホラ。なんでだ。この街よくイベントやってるし、のど自慢の時にも本番が明日と聞いても動じなかった人達なのでお祭りに慣れている上に好きなのかもしれない。毎週不幸の音波で被害者が出ているけど、アレも何かのイベントと勘違いされているのかもしれない。

 街の人達にもみくちゃにされてファリーがファルセットの手を離れて上空に逃れます。ラストチャンス。響とバスドラは同時に上空へと躍り出ます。生身でその跳躍力はすげぇ。っていうか、物語が終盤戦に入ろうって時にギャグを全力でやれるこの番組がすげぇ。


③ファリー救出大作戦
 交差する両雄。手応えを感じた響は手の中を確かめます。ハズレ。本物はバスドラの手に。
 勝ち誇るもバスドラは着地に失敗してボロボロ。500mくらいジャンプしたんじゃないかな。響は安全に着地。突っ込むのは野暮だと分ってるんだけど、プリキュアの生身身体能力選手権やったらゆりと良い勝負出来るかもしれない。
 
 最後の音符を手にしたファルセットが勝ち誇ると切り札が発動。
 団さん指揮下の音楽隊による演奏が始まります。苦しみはじめるトリオ。忘れてたけどそういやそんな設定でした。プリキュアいらねぇ。
 辛抱堪らずネガトーンを召喚します。強制的にファリーから音符が飛び出て偽ファリーを依代に実体化。ファリーも巻き込まれてしまいます。最初っからそれでよかったんじゃないですかねーー!??
 ネガトーンの出す音波を浴びて団さん達は悲しみます。いや、あんた素晴らしい音色しか耳に入らなかったんじゃなかったっけ? ネガトーンパワーアップしてるから団さんでもダメなのかな。

 ファリーがネガトーンの中に捕らわれてしまったと響に教えるドドリー。身体の色を落としているのはこれから変身するためでしょう。芸が細かい。
 「最近の映画は凄いな」と感心していた人々はネガトーンの音波で悲しみに暮れます。そろそろカメラが無いことに気付いてください。
 ファリー救出のためプリキュアが躍り出ます。発注されていないのに作曲者が勝手に作ったBGMが流れます(詳細はサントラ2を参照されたし)。困ったことにこの曲がスイートで一番カッコイイ。ビートとミューズは左右へ分かれ、正面からメロディとリズムが挑みます。ネガトーンは小型の分身体を飛ばして迎え撃ちます。先頭を走るリズムは回避。メロディは迎撃しようとしますが弾き損ねて爆発に巻き込まれます。構わずリズムはネガトーンに一撃。しかし分身体が取り憑きピンチ。ビートがフォロー。ミューズが垂直落下でネガトーンを地面に沈めます。いいチームワーク。ファリーを助けようとしますが爆発で後退。この直前ファリーが危ない!と言っているシーンでミューズのスカートの中が見えています。モコモコ?それがなんだというのだね? 勝ち目が無くても私は絶対に諦めない。
 プリキュアの周りを分身体が取り囲みます。形勢は一気に悪くなりました。
 メロディは勝ち目がなくても絶対諦めない!と戦意を高めます。私の同志がここにも居ます(一緒にすんな)。プリキュア達は再び挑み分身体を各個撃破していきます。戦闘中に背中がぶつかったビートとミューズはお互いに笑うと位置を変えて戦闘継続。メロディはネガトーンに肉薄し見事ファリーを救出。後はお約束の必殺技で残処理完了。

 安心したのも束の間、ピーちゃんことノイズが最後の音符を咥えて去っていきます。
 不幸のメロディが完成します。


 街の音楽会は無事催されて人々は音楽を楽しみます。和音と聖歌は映画を楽しみにしますが、いつ公開するのかと疑問を持ちます。ん~まあ、アレだ、色々やり過ぎちゃったんで丸々カットということで。
 時計台で響達は落ち込みます。恐れていた最悪の事態。そんなことはつゆ知らず眼下で奏でられている音楽とそれを聴く人々は心地良い時間を過ごしています。音吉さんもズレとらんと高(?)評価。音楽がある限り世界は大丈夫じゃ。ずばり映画でもやっていたメッセージです。本編ではどう表現されるのか。
 響は街のみんなの笑顔を守りたいと言います。奏もファリーを守ってくれたもの、と同意します。そんな優しい人達を悲しませるわけにはいかないとセイレーンも言葉を継ぎます。なるほどここでこの無茶なバカ騒ぎは物語の本流に加わるのね。
 「私達がみんなの笑顔を守らなくちゃ
 音符が全て敵の手に渡り不幸のメロディが完成しようとも、彼女達の意思はいささかも鈍ることなく太陽のように輝き続けます。


④次回予告
 1話や偽ミューズの時にセイレーンが言ってた「ト音記号が無いと楽譜が始まらない」ってやつですね。


○トピック
 街全体で学芸会。例年だと文化祭や修学旅行などのイベントが行われるところですが、今年は街中を巻き込んでイベント化。嵐の前の静……静か?…いや、まあ、番組も最終決戦が目前に迫ってきたので最後の息抜きと言ったところでしょうか。次回もドタバタしそうですが。
 余談ですが、先日発売されたサントラ2の歌詞カードに工藤真由さんと池田彩さんの対談と番組BGMを作曲している高梨氏のインタビューが載っています。トーンの性格は演じている真由さんが決めたようなのでそこから今回の話しが練られたのかもしれません。1年ものアニメはこういうことが出来るのが強味でもありますね。

 さて、和音、聖歌、王子隊などのサブキャラクターが勢揃いしてドンチャン騒ぎしているわけですが、街全体で一体感を作りだしているのがポイント。毎回毎回街にネガトーンが現れて悲しい音波を出しまくっているわけですが、街の人々は音楽を愛し楽しんでいます。そこはまあ、ご都合なんですが音楽を奏でる側も聴く側も一緒に楽しむ、楽しめる、音楽は良くも悪くも人と共に在るのが音楽と人間の関わり方です。そしてスイートの音楽とは人の心でもある。自ら唄い、人に届き、人の心に響き、一緒に唄い奏でられるもの。
 音符が全て敵の手に渡り不幸のメロディが完成するという最悪の事態が起こるわけですが、それと諦めることとはイコールではありません。響達は街の人々を巻き込むことで逆説的にこの戦いが人々と関係していること、その人達を守ることを再認識しています。メフィストと戦ったときのように全ての人々の幸せを守る、それが改めて示されています。同時にその動機によって彼女達は諦めることなく立ち向かう意思を宿しています。人の心というのは、状況にどっぷり浸かって沈み込むこともあるけど、活路や希望を持ちうるものでもあります。ま、現実逃避とも言うんですが。これも余談ですが、人の心をへし折るのに一番良い方法は手段を一つ一つ潰してやることです。どう足掻いても好転できない。その絶望感が人を殺す。
 次回モジューレも奪われそうな勢いですが、響達はこの状況をどう覆していくか。何を希望とするか、どんな幸せのメロディを奏でるのか楽しみです。
[ 2013年05月22日 19:34 ] カテゴリ:スイートプリキュア♪ | TB(0) | CM(-)
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