六畳半のすごし方 TOP  >  スイートプリキュア♪ >  第5話「ドタバタ!テレビレポーターに挑戦だニャ♪」

第5話「ドタバタ!テレビレポーターに挑戦だニャ♪」

○今週の出来事
①犬も食わないケンカ

 今週は最初からバトル。浜辺でクラゲ型のネガトーンと対戦。触手を使って中距離にも対応出来る敵に苦戦。同時に側面攻撃を仕掛けますが見切られ正面衝突してしまいます。お互いに責任をなすりつけ。またケンカが始まります。
 困ったらビーム。必殺技を促すメロディにリズムは一拍遅れます。動きも声も表情もすぐれないモーションでは必殺技は発動しません。

 浜辺で反省会。ハーモニーパワーが足りないと言うハミィ。前回セイレーン達が言っていた単語です。オウム返しに訊くふたりによくぞ訊いてくれた、と自信満々のハミィ。ハーモニーのパワーニャ、と分かりやすく説明してくれます。OK把握した。夕日が見える浜辺でふたりで手を繋いでイチャイチャしていればいいんだな。
 説明になってないと言われ「お互いを信じ心を合わせる力」と今度はちゃんと説明。音楽の練習が一番、ふたりで一つの曲を演奏すべきとアドバイス。なるほどこうやって音楽のテーマに繋がっていくのね。胸を張って言うハミィ。波が押し寄せて飲み込みます。びしょ濡れになりつつもこれが海とのハーモニーパワーと言うハミィ。いや、それ打ちのめされてるだけじゃないのか。

 OPはいよいよオールスターズDX3宣伝仕様。どさくさに紛れてつぼみの胸に手を伸ばす響は後で奏に怒られたに違いない。三つ編みつぼみ最強すぎる。色々カオスな状況になっているのに夢中でチョコやパンを食べ漁っている歴代お馬鹿主人公には恐れ入ります。つぼみ普通すぎる。犬も歩けばハモり出すのところのシンクロが上手い。マリンはこういう役所だよね。黄色チームは不安要素しかねぇ。


 帰りがけ。奏は響を音楽練習に誘います。これで誰はばかることなく一緒にいられる口実が出来ました。誘わない手はありません。ところが響は部活してたくさんご飯食べて寝るからやる暇がないと断ります。これにはカチンとくる奏。恋人としての自…もといプリキュアとしての自覚ってものを!と声をあげます。しかし響も負けじと技を出せなかったのは奏が出遅れたせいだと蒸し返します。言い争いになり響と練習なんてこっちがお断り、と去っていく奏。もはやこのケンカは定例。イチャイチャするための前振りです。


②テレビレポーター
 夜。自室で反省する響。割とどっちも我が強い。どっちかが妥協するか落としどころがないと収まりが悪いものです。販促要員でもあるハミィがモジューレを取り出してオカリナとしても使えると宣伝します。妖精は勧誘だけが仕事ではありません。宣伝で売上げを伸ばすのも仕事。
 ドリーがくっついた後に吹くと幸せな気分になれる響。脳内のドーパミンを増やす効果でもあるんでしょうか。ドリーのドはドリームのド。傷ついた心を癒し夢見る気分にさせる効果があると説明するハミィ。ファリーとかどうなるんだろうか。
 幸せな気分になってお腹が空いた響は夜食を摂りに行きます。

 リビングでは父が母と連絡を取っていたようで響に声をかけます。ところが響は素っ気ない様子。頼みたいことがあると言われ渋々パソコンの前へ。どうやらウェブカメラで通信できるようです。プリキュアでは珍しくハイテクな技術を使います(すでに一般的な技術ですが)。
 母(まりあ)はボンジュール元気だった?と挨拶。響は今朝話したばかりだと言います。なるほど頻繁に連絡は取り合っているから素っ気ない態度なわけね。母は嬉しそうに奏と最近会っていることを話題にします。父が気を利かせたようです。流石親公認の仲。本題、加音町のテレビレポートのレポーター役に推薦したと唐突に振る母。粋な計らいです。父も納得。流石親公認。話しが早い。

 ということでレポーターの話を奏に伝えます。「一度食べたらクセになる美味しいケーキ屋さんとかを紹介するアレ!?」とえらく具体的な例え方で確認する奏。響はどうして奏とレポーターやんなきゃいけないのよ…と不服な様子。それを見て奏も同様に不満そうな態度を返します。これはポーズです。ここであからさまに喜んでは尻の軽い女だと見られかねません。あくまでさりげなく、多少つれなくした方が盛り上がりも大きいことを承知しています。全ては後々の甘いスイートな展開を迎えるための下ごしらえ。事前準備は細やかに瑕疵も遺漏もなく表面下で進めることが肝心。奏のしたたかさが光るシーンです。
 お互いに不服がある点で息を合わせるふたりは絶対に断るということで意見を一致させます。人差し指を立てた響の指を握る奏の動作が細かい。「この指止まれ」は子どもの頃やりました。子ども向けアニメとしての配慮が利いています。

 「やります!
 「やらせてください!
 分かってた。絶対こうなるって分かってた。こうなる以外の展開が思いつかない。お礼のピザ食べ放題につられた、と響を糾弾する奏。奏も王子隊のインタビューにつられた、と響も言い返します。ノーマルの振りをするのも大変だなぁ。
 予定調和の如くレポーターを引き受けるふたり。テレビの前でイチャイチャぶりを見せつけるチャンスです。


 本番を迎えます。展開早っ。カメラの前で自然体の響と緊張している奏が対照的です。
 口火を切るのは奏。しかしカミカミで言葉になりません。茶々を入れる響。響はきっとカチカチになっている奏を見て内心可愛いと思っているに違いない。奏はちゃんと自分で台本を作って準備してきたと言います。
 ウィキペディアあたりで調べたようなテンプレートな説明を始める奏の隣で響は退屈そうにしています。まあ、この手の説明は概して退屈なものです。大きなあくびをして堅苦しくてつまらないと言う響。ひでぇ。カメラ回っているのに痴話喧嘩を始めるバカップル。これは酷い。
 ドーンと盛り上げて見せると啖呵を切る響。いざ仕切らせると何のひねりもない紹介。盛り上がらないと突っ込む奏。さらに無理矢理話しを進めていきます。これはこれで周囲から爆笑をとりますが、全くレポートになっていません。そろそろスタッフの堪忍袋の緒が切れるかもしれません。

 レポートの様子を見に行くハミィ。案の定というか、公衆の面前で口げんかを始めています。完全にレポーターのことは忘れて自分達の世界に入り込むふたり。歴代プリキュアの中でも高レベルなバカップルぶりです。

 時計台から撮影の様子を見るセイレーン。テレビを利用して不幸のメロディを聴かせれば一瞬で世界を悲しみのどん底に突き落とせると考えます。ギターを持ちながら歌っているセイレーンの姿がシュールです。
 なるほど、と特徴的なあごひげを生やしたバスドラがようやく番組開始以来まともなセリフをしゃべります。こいつら普通にしゃべれたんだ。人間の姿になって鏡の前で身繕い。しかし服装が気に入らないと何度もお色直しを始めるセイレーン。一人ボケツッコミまで始めます。この人、面白い人なのかもしれない。「まだスか?」呆れてるトリオを尻目にセイレーンの衣装選びは長くかかりそうです。


 仕切り直し。奏は響に耳打ちして今度はちゃんとやってと釘を刺します。路上で演奏する人々を取り上げる響。今度はそれなりにレポーターっぽい感じです。やればできるじゃない、と奏は見直します。
 商店街の人達で構成される音楽隊がやってきます。おばちゃーん、と仕事の事を忘れて食い気に走る響。見直したそばからこれだよ。奏がしかめっ面で注意します。実はツッコミを担当する奏の方が変顔が多いかもしれない。すかさず奏はフォローを入れます。これはこれで街のレポーターっぽい感じになるかもしれない。あとは編集で何とかしてくれる。
 奏に感謝する響。アドリブくらい出来ると奏は返します。ただ叱るだけでは好感度を下げるだけです。自分の良いところを見せながら相手をフォローする巧みさをアピールする奏の深謀遠慮ぶりが凄い。
 
 いよいよ王子隊のインタビュー。ここの担当はもちろん奏です。王子を前に緊張してしまい言葉が上手く出ない奏。ワラ人形あと2グロス追加発注で。
 見かねた響が奏の尻をつねります。素知らぬ顔の響。奏は緊張が解けたのかスラスラとインタビューをします。今の奏にとって目の前の王子などカボチャに等しい。今は尻を触られた喜びに多幸感ダダ漏れのはずです。…自分で書いててこの感想酷ぇなって思うな。
 音楽をやって良かったと思うことと訪ねられ考える王子。その間に響と奏はアイコンタクト。プリキュアにとって男の子の存在など女同士の友情を深めるためのダシにすぎない。大切な仲間と出会えたことだとメンバーを示しながら話す王子。普段は「王子隊」と一括りにされているメンバーを持ち上げられるこの人はなかなか懐が深いのかもしれない。王子の言葉を聞く奏の乙女チックな表情が可愛い。
 王子はみんながお互いを思いやり心が一つになったときに美しいハーモニーが生まれると言います。「心が一つに?」ハモるふたりに今の君達みたいにね、と首肯する王子。言い終えると王子隊は去っていきます。

 時計台から心地よい音楽が流れます。聴き入った少女の手から風船が離れてしまいます。響はとっさにジャンプして掴もうとしますが高さが足りません。奏はすかさず体勢を整えて響を呼びます。一瞬で意図を察した響は奏の手に足をかけると跳躍。見事風船をつかみ取ります。奏すげぇ。あれはあれで足腰の強さが求められると思うんだけど。
 見ていた人達から拍手が起こります。監督(?)からも褒められます。心が通じ合ってる?と実感がないふたり。

 ハミィはカメラの中に音符を発見します。取りに行こうとすると何者かが阻みます。サンバカーニバルのような格好をしたセイレーン。散々迷ったあげくこの衣装をチョイスするセイレーンさんのセンスに脱帽です。この人面白い人に違いない。
 カメラクルーを呼び止め、街一番の歌姫だと自己紹介するセイレーン。興味を示した監督はカメラをセイレーンに向けます。このままでは不幸のメロディが放送されてしまうと察した響と奏がカメラの前に進み出ます。もみ合いになりますが、セイレーンも音符を発見。ネガトーンを召喚します。この音符、ネガトーンにせずそのまま持ち帰れば良いんじゃない? わざわざチャンスを作ってくれるセイレーンさんはいい人です。


③ホップ・ステップ・ジャンプ
 今週2度目のバトル。この街は自分達が守ってみせる!と闘志を燃やすプリキュア。カメラのレンズを伸ばして攻撃してくるネガトーンにやや気後れ。意外な攻撃方法です。ローアングルから盗撮とか期待していたんですが。
 跳躍して上空へ逃げるネガトーンを追ってプリキュアもジャンプ。しかし跳躍力ではあちらが上。プリキュアが反撃できない距離を保って攻撃してきます。弱音を吐くリズムをメロディは励まします。さっきは何も言わなくても息を合わせられました。心を合わせることがプリキュアの力なら強くなれる。
 またしても上空へ逃れるネガトーン。しかしそうは問屋が卸しません。リズムを踏み台にしたメロディがかかと落としを決めます。成功。思わず抱きしめ合うプリキュア。そう、全てはこの瞬間のために。奏の苦労が報われました。
 パッショナートハーモニーも完全に息が合います。ふたりの息、ふたりの喜びを表現するように発せられた技はネガトーンを浄化します。

 メロディはちょっと気まずそうにピアノの練習をやろうと誘います。一度自分から断っているので言いづらい。リズムは自分も同じ事を思っていたと誘いを引き受けます。


 例のふたりの密会場所…ではなくて、逢い引き場所でもなくて、半壊したホールでピアノを弾く響。後ろにはピザの箱がうずたかく積まれています。って、これ全部食べる気かよ。一箱食べきったハミィは満足してお昼寝。
 響のピアノの出来に唖然とする奏。小3以来触ってなかったと言い訳する響。どうやら練習を嫌がっていたのはこのためのようです。ピザを食べようと言う響を却下する奏。一曲弾けるようになるまではダメ!と鬼コーチぶりを発揮。せっかくの響とのピアノレッスンと称したデート。じっくり楽しまなければ損です。

 テレビでは響と奏が街の紹介をしています。祝賀会を用意していたセイレーンはがっかり。この子案外ハミィと同じくらい幸せ者の思考してるかもしれない。


④次回予告
 ツンデレっぽいメガネ幼女…だと…!!


○トピック
 キング・オブ・バカップル。お前らどんだけイチャつき足りないんだよ。

 相思相愛であることは疑いもないんだけど、今ひとつその意思が伝わり合っていない事と、お互いに我が強いこともあってケンカの種が尽きないふたり。自然とお互いの短所を埋め合い、長所を伸ばし合うようになるまでには時間がかかりそうです。
 ふたりの息を合わせるためにピアノの連弾の練習を始める、と先日発売された「プリキュアぴあ」の監督インタビューにありましたが、その前振りが今回のエピソード。音楽から遠ざかってしまった響がどう向き合っていくのかにも関連していくでしょう。

 街を守るために戦う。強くなる方法は戦闘訓練でもなければ愛郷心でもない。お互いが好き合っていることを示す、それだけ。というシンプル構造。プリキュアはヒロインが戦うアニメですが、戦う理由や目的にさほど重要性はありません。女の子達が友達と仲良く今日をより良く、明日もより良く一生懸命努力していくのが作品の目的であって、それを表現するためにバトルがあるだけです。日常の中にヒントがちりばめられておりそれを使うことで勝利できる仕組みになっています。ピアノの練習はふたりが仲を深めていくキッカケになり、それは同時にプリキュアの特訓でもあります。

 息が合わないと変身できない、必殺技も撃てない。というのは今までのシリーズでもあることにはあった要素ですが、本作ではそれが大きくクローズアップされているのが特徴です。息を合わせるには練習しなきゃなんない。一朝一夕に音楽が熟達しないように、人間関係もプリキュアも醸成には時間がかかる。そんなに都合良く本番で上手くいくと限らない。だから日々の努力が必要になる。プリキュアの重要なテーマでもある絆とも密接に関わるテーマ選定だと思います。音楽とコミュニケーション、本作も骨太な作品になりそうです。
[ 2013年05月22日 19:15 ] カテゴリ:スイートプリキュア♪ | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL