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第37話「いざ初舞台!!負けるなロミオとジュリエット」

○今週の出来事
①配役

 なぎさが回想(シーン無)に浸る中「ロミオ美墨なぎさ」「ジュリエット雪城ほのか」と淀みなく紡がれる言葉。黒板に書かれる白線。こんなシーン2話であった気がする。なぎさが気付くと一人勝ちとしか言いようがないほどの圧倒的支持でロミオ=なぎさ、ジュリエット=ほのかが決定する。というか、他の配役に票どころか名前すら入っていないのはどういうことだ?
 いつもの如く驚くなぎさと照れ気味のほのか。大きい役で恥かしいのかなぎさと公然とカップリングされたのが恥かしいのか微妙なところです。内心「買収が上手くいった」とか思っていたら大物です。演出は志穂。「ハイハイハーイ、よろしく、よろしく、よろしくお願いしまーす」とメッチャやる気満々。衣装担当は偽プリキュアで定評のある京子夏子コンビ。っていうかこの人達同じクラスだったんだよなぁ。この2人もコンビネーション良さそうです。
 配役はハマり過ぎですが、キャラの面子が前途多難です。

②衣装合わせ
 仮衣装を身に着けるなぎさ。志穂がイメージどおりと褒めます。台本を丸めて叩くのもある意味イメージどおりです。そしてカーテンがオープン。クラス中に歓声が広がる。仮のお姫様衣装をまとったほのかです。仮なので継ぎ目とか縫い目が目立ちます。お姫様というより下働きのシンデレラをイメージしてしまいました。まあ、むしろそれはそれで中の人の魅力が引き立つのですけど。照れるほのか。(多分)資産家の割りに地味な衣装が多いので慣れないのかもしれません。高そうな服が無い代わりにバリエーションが多いのが特徴です。ストーカー衣装一式とか。
 照れつつも思い出したのか、衣装を作った京子と夏子が裁縫得意だったことを口にするほのか。それを聞いたふたりは傍目には封印しといた方がいい光景(コスプレ)を思い出し、忘れてくれと懇願。どうやら黒歴史扱いになったようです。喜んでやってたのになぁ。きっと子ども受けが悪くなって廃業したのでしょう。あと、これでほのかはこのふたりの弱みを握りました。従属が増えました(私の中ではほのかは策略家)。
 そんな光景をいぶかしんで(単に見ていただけか)見ていた志穂によし美先生が声をかけます。志穂は台本を修正したらしく新機軸のロミオとジュリエットをやりたい様子。先生から承認されます。演出兼脚本になりました。「さてさてさて、それじゃ早速稽古にいってみようか」と鼻を広げてメッチャやる気満々です、こんなキャラだっけか?

③引越し完了
 洋館。どこに引っ越したかは分りませんが立地条件は以前と同様のようです。角澤はベルゼイ老に詰問風に問います。前回ベルゼイが引いたことを聞きたいようです。さらに執事ザケンナーの失態も追及します。責任の擦り付け合いをする執事。失態がジャアクキングに報告されるのを恐れる執事ですが角澤はする気です。その間ずーっと歯を磨いていたベルゼイ老だったが、「結論は報告しない」。戸惑う角澤だがベルゼイ老は「何か文句が?」と押し切ります。角澤の口調からベルゼイが明確に格上でないにしても同格でもなくリーダーという地位が現れます。また独立的な権限を見せることでベルゼイが凄そうだということが分ります。報告しない件といいこの人怪しいですね。トラブル隠しの上司というわけではないと思いますけど。角澤の問いに即答するわけでも沈黙するわけでもなく歯を磨いていて答えないというのは緊張感があって良いです。何で歯を磨いているのかは分りませんが。
 レギーネ嬢も見習って歯を磨きますが、うがいとかは洗面所でやった方が良いと思います。あと、この人達は飯喰っているんでしょうか?ドラマCDではポイズニー達は食べないと言っていましたけど。ベルゼイ達は元が人間らしいのでそのなごりでしょうか。何にしても歯は磨いた方がいいですね。

④練習
 「SHIHO」のロゴが入った椅子に座って監督する志穂。演出兼脚本兼監督です。皆が見る中見事な大根っぷりを発揮するなぎさ。志穂の叱責にタジタジになります。志穂は映画監督を目指しているらしく夢はハリウッド。こんな人だっけ?凄まじいばかりの指揮力とワンマン監督ぶりを発揮して一同を引っ張ります。なぎさこういうのに弱いようです。役イメージと適正は別です。
 夕刻。あかね女史のたこ焼屋によるなぎさとほのか。話を聞いて羨むあかね女史ですが、当のなぎさとほのかは大変なご様子。あかね女史曰くなぎさは直感で動くので台本どおりに動くのは苦手らしい。そんなキャラですな。ほのかもあまり適正値が高く無いように思えますが(研究家だし)、ほのかなので普通にこなせそうです。基本的にほのかは欠点がありません。あかね女史に応援されるも不安気ななぎさ。

 練習。椅子に座りながら志穂は劇の風景を見ます(目を瞑っていますが)。相変わらず棒読み全開のなぎさに対しある程度まともなほのか。ロレンス(ジュリエットの兄)の理奈が出てきます。こちらも堂にいってます。セリフよりも振り付けが上手いほのか。なぎさのヘタレ棒読み演技に練習は中断。志穂がダメ出しします。「全然ダメ。迫力ゼロ。インパクトゼロ。説得力ゼロ」この人なんか妙にリアルな感じがするのですが、実際の監督とかもこんな感じなのでしょうか。実はスタッフの体験談が入ってませんか?

 自宅で練習するなぎさ。しかし、メップルとポルンに笑われてしまいます。セリフが頭に入らないなぎさはメップルとポルンに助けを求めます。思いっきり人選を間違っていると思います。


⑤ベローネ際
 ミップルの「ロミオとジュリエット」解説が入りながら当日。仲違いしている家柄なのね。あーだから「どうしてあなたはロミオなの?」みたいなセリフが出るのか。話の流れは知っているのですが中身を知らなかったので不思議に思っていました。

 お祭りムードな学園内。「二年楓組」ののぼりが気になります。「新説ロミオとジュリエット」のチラシ。果たしてアクション重視の劇とは如何に?
 メップルとミップルがロミオとジュリエットの会話の中で、なぎさとほのかが喧嘩したら会えなくなるという言葉にほのかは「大丈夫よ、私たちは。ねっ、なぎさ」とお互いの親密さを醸し出します。これはきっと最大級の伏線に違いない!喧嘩するに違いない!っていうかして下さい。ただ仲が良いのではなく、強い絆と相互理解の上に成り立っているという関係こそがプリキュアの真髄。
 話は戻ってほのかに呼ばれたなぎさはガチガチ。テンパり過ぎです。ふたりの衣装は正装なのでキッチリしています(ロミオは大差ないが)。化粧をしているほのかが可愛いですが普段の方が良い様に思えます。まあ、ほのかの可愛さは絶対的に揺るぎがないのでどんな格好をしてもOKです。
 保険であるメップルとポルン。不履行になりそうです。ポルンが台本を読むマネをしているのが面白いです。控え室に入ってくる京子夏子。なぎさの家族が来ていることを知らせます。ほのか宛てに藤Pが来ていることも伝えられますがなぎさがガチガチの石になってしまいます。

⑥開幕
 客入りは上々。なぎさ母と亮太。藤Pと木俣も居ます。校長と教頭の漫才も健在。
 ベローネ学院に入り込むサラリーマン風の男。

 幕の袖裏で出番を待つなぎさ。もうどうにもならなさそうです。ポルンは桶に隠れてサポートするようです。黄色い声援とともに登場するなぎさ。手足が左右同じ動きです。さらにコケる。開始から笑いを提供します。家族からも声援。さり気なくさなえさんも居ます。緊張のあまり我を失いかけるなぎさですが、ほのかがアドリブで助け舟を出します。気を持ち直して劇を続けるが、ダンスもボロボロ。亮太からの野次に素で答えてしまいます。どうにもならない状況に頭を抱える志穂。「はじけてよもう~」と言いますが、ある意味はじけてます。
 酷評する教頭によし美先生はフォローします。割と良い先生です。校長と教頭の漫才も健在。
 控え室に侵入する角澤。鍵はかけておきましょう無用心です。私だったらほのかの制・・・いえ、なんでもありません。

⑦中盤
 何とか進行して例の「どうしてロミオなの?」のシーン。理奈扮するロレンスが現れます。チープですが良い外装です。槍がやたら本物チックです。セリフを忘れてしまうなぎさ。早速保険のポルンに助け舟を求めますが、ポルンは予知を発動したらしく「近づいてきたポポ」としゃべります。それを堂々と振付けながらコピーするなぎさ。少しは考えようよ。流石にほのかもズレます。違うポポと訂正するポルンですがそれもコピーしてしまうなぎさ。どん底です。
 なぎさ一人のヘタレっぷりに台無しムードですが、幸か不幸か思わぬ展開が発生します。ゾロゾロと現れる兵士達。舞台裏に隠れた角澤の指示で兵士達が一斉になぎさに詰め寄ります。木剣で応戦するものの相手は真剣らしく結構ギリギリです。不振がるほのかの後ろにも現れる兵士。身をかわして兵士は落ちていきます。リアルな活劇に会場からは驚きの声。
 兵士がザケンナーであると気付いたほのかはなぎさに声をかけますが、劇中なので芝居がかって言います。ヘンなところで筋は通します。本当のトラブルと観客に気付かせないための配慮でしょうか。背後から襲ってくる兵士をかわし、落ちた兵士の上にお姫様的にダイビングするほのか。ようやく事態を飲み込めたなぎさも芝居がかってしゃべります。アドリブに強そうです。素手で兵士を倒すほのか。強えぇぇ!
 体勢を立て直すなぎさと構えるほのか。メッチャ強そうです。流石お姫様、護身術もたしなみの一つでしょうか。会場から声援が飛びます。どうやら劇として認識されているようです。
 構えるザケンナー軍団。こちらも強そうです。付いていけない理奈は退却します。正しい判断です。本当の刃傷沙汰が開始されます。その光景に目を輝かせる志穂。予想外の事態に感心しているようですが、明らかに問題だと思います。教頭もリアルなアクションに感嘆。校長との漫才も健在です。繰り返しはギャグの基本。
 変身を促すメップルミップルですが、衆人環視の中では流石に躊躇うふたり。別にバレてもペナルティは無いのですが、色々と日常生活に支障がでそうです。特になぎさは日常を重視しているので、その日常すら崩壊しかねない行為は避けたいところです。
 ザケンナー軍団に愚痴たれるなぎさですが、観客的には大見得らしく歓声が飛び交います。なぎさ母も感心です。ほのかのアクションが見たいです。しかし、バトル中はなぎさがヒーロー属性なのでヒロイン属性ほのかは後ろに隠れます。

⑧終盤
 舞台に現れるジュナ。スポットライトの中に躍り出ます。色んな意味で大変です。突風で袖裏に飛ばされるふたり。変身を決めるなぎさ。今なら劇ということで済むと踏んだようです。いや、かなり無理がある・・・というかロミオとジュリエットじゃないだろ。「何でもいいから」「早く変身するミポ」と実もふたも無いことを言うメップルミップル。ある意味そのとおりなのですが、素直に頷くには躊躇いがあります。
 王子お姫様変身。観客は皆目が点でアングリと口をあけます。亮太の隣にいるカメラ持っていた人だけは余所見しています。この人は何なんでしょうか?あと、さなえさんは映っていませんが、いつもの笑みを浮かべながら見ていると思います。バッチリ「キュアブラック」「キュアホワイト」と名乗るふたり。もう何がなんだか。ところでこの変身は観客的にはプリキュアが登場したことろから見えているのか、ふたりが変身するところから見えているのか気になります。「閃光とともに現れるプリキュア」って感じなのかなぁ。一応袖裏にいたし。
 ちゃっかりスポットライトの下に陣取り口論するプリキュアとジュナ。観客置いてきぼりです。あと視聴者も。
 話では決着が付かないので実力行使です。ジュナは天井を破壊して外へ出ます。目が点のままの観客。声も出ません。校長と教頭も点どころか目がなくなります。あまりの非現実性に意識が飛んだか。これはジュナが小細工したのか、本当に意識が飛んでいるのかよくわからないのですが、どっちにしても、プリキュアのバトルは一般人には相容れなくしているようです。
 雨雲を発生させ力を増すジュナ。攻撃したプリキュアが弾かれます。舞台ではスポットライトの明かりと音が空しく響きます。弾かれ屋根にぶつかった際に肩を痛めたらしいブラック。分が悪い状況にホワイトは一旦引いて体勢の立て直しを提案しますが、ブラックは諦めちゃだめと徹底抗戦の姿勢です。しかし、劣勢に変わりがありません。
 ということで、ポルンの力発動。便利だなぁ。黄金のキングフォームのポルンから閃光が飛び出します。レインボーブレスを装着したプリキュアは一気にストーム発動。対抗策を持たないジュナは退却します(っていうかそのままストームに持ってかれた)。
 何とか決着が付き、安心したのか肩を落とすブラックですが、「まだよ、フィナーレがのこっているわ」と今度はホワイトがやる気満々です。バトルはなぎさ優先ですが、日常はほのか優先です。

⑨終焉
 開かれる扉。
ロミオ様、どこにお出でですか?
 開かれる扉。
ここにいます
ああ、おいたわしい
 ロミオの元に駆け寄るジュリエット。観客(と視聴者)は目が点。一言も発する事が出来ない。ジュリエットを目で追う。
「どんなことでも、諦めちゃいけないと心に誓った」
 舞台に上がるジュリエット。スポットライトの下へ。ロミオは観客席真ん中の通路を重い足取りで進む。スポットライトは無し。
ロミオ様
君をこの胸に抱くまでは倒れるわけにはいかない
その願いは私も同じ
 スポットライト点灯。ロミオに焦点。(っていうか誰だよ。ライト点けたの。メップルミップルか?)
ジュリエット。僕らには守らなくてはならないものが・・・ある
 倒れるロミオ。ジュリエットは舞台から四つん這いになり呼び掛ける。
ロミオ様。しっかりして下さい。ロミオ様
 ロミオ這い蹲りながら。
倒れるわけにはいかない
ロミオ様。この手に、私一人の小さな力でも、そう、ふたりで力を合わせればきっと
 ロミオとジュリエット手を繋ぐ。観客なぎさ母感動。さなえさん普段と変わりなく(しかし内心ではきっと・・・)。
きっと、明るい未来が見えてくる
ロミオ様
ジュリエット
 ロミオとジュリエット抱擁。

 我を取り戻した教頭がブラボーと万歳。次第に客席から拍手の嵐。しかし、皆分っていない様子。あかね女史「よくわかんないけどグー」全くそのとおりですね。なぎさとほのかのワンマンショーかよ。まあ、プリキュア自体がそういう番組だから良いのか。

⑩エピローグ
 控え室。制服に着替えたほのかは髪飾りを付けながら一安心。今回の中で最も萌えたシーンです(何でだ?)。一時はどうなるかと・・・と漏らすなぎさですが、メップルは奴らが来なくてもどうにかなるとは思わなかったメポと突っ込み。全くです。
 ノックの音。藤Pと木俣が顔を見せます。石になるなぎさ。凄い演技だったと褒める藤P。演技以前の問題もあると思うのですが、その辺を流せるのは大物の証拠でしょうか。男子部の学園祭にもおいでよと誘う木俣。別々ですか。帰っていく藤P。終始石だったなぎさは元に戻るものの、メップルミップルポルンに突っ込まれて顔を真っ赤にします。横で楽しそうなほのか。というか、メッチャ可愛いポーズです。そこまで狙わなくても良いですよ。大団円・・・・なのかな。


○トピック
 「よくわかんないけどグー」あかね女史の言うとおりです。勢いとノリで乗り切りました。ドタバタコメディとして楽しかったですね。プリキュアが観衆の前に堂々と出ましたがこれが、如何なる伏線となるのか気になるところですが、何となく流されそうです(特にそれで期待外れになるわけでもない)。


○プリキュアはヒーローか?
 結論から書けばプリキュアはヒーローじゃない。あるいはヒーローの条件を満たせない。何を今更・・・という気もするのだけど、話を続けたい。もう少し厳密に書けば、プリキュアがヒーローものとしてのコンセプトで作られているなら失敗だし落第点だと思う。まあ、プリキュアは友情ものだとか百合アニメだよとか萌えられればいいんだよ、と言えばそのとおりだし、私もヒーローものであることを否定してもそれ以外の部分に関しては否定どころか良い作りだと思う。プロデューサーが公式HPでヒーローものと言っていたんで、「それはちょっとどうかな?」と思ったわけです。

①プリキュアのやっていること
 ヒーローではないと思う最大の理由。それは人々を守ってないよね。というか守っているのだけどその説得力が極めて低いと思う。「私達には守らなきゃならないものがある」とか「絶対ゆるせない」とか割とセリフではでるのだが、言葉でしか表現されていない(他のサイトで散々言われていると思うけど)。
 今回37話で観衆の眼前で変身して戦うというシーンがあったにも拘らず、観衆置いてきぼり状態(敵に狙われてもいない)なので守っていると感じない。というか「守る」ためには人々が危険にさらされないといけないのだが、プリキュアではさらされることがほとんど無い。これ、ヒーローものとしては致命的だと思う。というのも、人々を命に代えて守っているから自己犠牲とかカタルシスとか憧れを感じるわけで、その前提となる条件が希薄ではどうにもならない。
 そもそも、これはプリキュアに構造的な問題がある。ドツクゾーンの目的がプリズムストーンだからだ。別に虹の園の人を狙う必要が全く無い(イルクーボみたいにエネルギーを吸うならまだしも)。それどころか、35話でジュナはプリキュアが変身しやすいように仕向けたりするなど、一般人を巻き込むどころか遠ざけてすらいる。
 光の園とドツクゾーンの対立構造なので一般人は蚊帳の外。勿論、ドツクゾーンの究極的な目的は世界を闇で多い尽くす事なので、守っていることにはなるのだけど具体的な危機感や緊張感は無い。メップルミップルポルンは光の園の関係者であるし、人間でもないので「人々を守る」という印象は薄めだ。ポイズニーの時も客観的に言えばアレは一般人がとばっちりをくっている。
 戦っていればヒーローになれるわけではない。一般人(視聴者)が憧れやカタルシスを感じるからこそヒーロー足り得る。人々を守らずにヒーローであると納得させるのは難しいと思う。あるいは別のアプローチでヒーローとしてアピールできればいいのだが、話の展開が従来の(出てきた敵を叩く)方式なので極めて難しい。
 プリキュアの戦う理由や言動に強引さを感じるのは、プリキュアがヒーローに成りきれていないからだろう(構造的にそう感じにくくなっている)。
 ヒーローは弱き人々を前提にして存在する。弱き人々が不在のプリキュアはヒーローに成りきれない。ということで、プリキュアはヒーローものとしては失敗だと結論付ける。ヒーローっぽくないんだからしょうがない。

②プリキュアはヒーローに在らず
 プリキュアにはヒーローもの以外で頑張ってもらおう。っていうか最初からそういう番組か(微妙に番組内での方向性が定まっていない気がするけど)。
 「ふたりはプリキュア」はなぎさとほのかの物語であり、日常・非日常をとおしての自己肯定(成長)と他者との信頼・協力を描く。最初から弱き人々など要らないのだ。信頼や協力は相手を自分と同等として接することで生まれる。ありえないような非現実的問題、課題に対して自分の答え・考えを見つけて立ち向かう。「希望の力よ、光の意思よ」「未来に向かって突き進め!」と伊達に言っているわけではないのだろう。守ったり助けたりするよりも、自分達が成長し前に進むことを重視している。
 彼女達はヒーローにはなれない。しかし、プリキュアとしてお互いの親友として進む事が出来る。今回37話で戦闘シーンがぞんざいで、劇のラストがやたら重点的だったのはまさしくそんな感じだと思います。
私一人の小さな力でも、そう、ふたりで力を合わせればきっと
きっと、明るい未来が見えてくる
 28話のさなえさんの話を思い出さずにはいられません。さなえさんもあのシーンを見ながら感慨深い思いをしていたのではないかと思う。
 プリキュアとしての面白さ、らしさを昇華していって欲しいです。
[ 2013年05月21日 19:09 ] カテゴリ:ふたりはプリキュア | TB(0) | CM(-)
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