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第36話「自由を掴め!番人決死の大脱走」

○今週の出来事
①ジャアクキング
 プリズムストーンを欲するジャアクキング。ちゃんとしゃべっています。ベルゼイは余裕の体で答えますが、ジャアクキングは石の力は凄いので器を壊しちゃいかんと注意喚起します。イルクーボさんは器まで壊そうとしたので心配なのかもしれません。

②執事
 洋館。見知らぬ顔。ザケンナーのようです。執事っぽいザケンナーは掃除をしています。すると喰い散らかしを発見。同様の背の高いザケンナーがパンを食べながら双眼鏡で番人を監視しています。あまり双眼鏡を使う距離でもないと思います。あと語尾に「ザケンナー」を付けてしゃべるのは急いでいる時とか億劫にならないでしょうか。ゴメンナーとかしゃべったら聞いているだけで可哀想な気持ちになりそうです。っていうか、今まで紅茶とかを淹れていたのはこの人達?
 番人はザケンナーがどの程度の奴らかを試して見ますが、案の定かなりマヌケのようです。

③晴れのち曇り
 雪城邸。新聞の天気図を貼り付けているほのかにポルンが何をしているか尋ねます。学校の宿題で一ヶ月の天気を調べているようです。こういうのは夏休みの宿題とかで出した方が良いと思います。単純に新聞を捨ててしまって資料が無い可能性があります。それに一ヶ月分溜めておいて一気に作れというのもかなり大変です。
 なぎさも新聞にハサミをいれながら前回の回想に浸ります。浸りすぎて切りすぎました。と、メップルとミップルは新聞の記事(写真)に感嘆の声。季節外れで咲いている水仙が綺麗だったようです。ここぞとばかりにメップルはミップルの方が可愛いといつものイチャイチャトークです。そんなバカップルの間にポルンが割り込んでメップルに「おんぶ~」と遊んで欲しい様子。しかし、ミップルとイチャつきたいメップルは素っ気無い態度です。駄々をこねるポルンに一同も呆れ気味。メップルも「可愛くないメポ」と悪態をつきます。それを聞いたミップルはメップルを注意して代わりにポルンと遊びます。メップルは「甘やかしてばかりもどうかと思うメポ~」と不満のようです。その様子を見たときの心配げなほのかとちょっと呆れ気味ななぎさの態度の違いが面白いです。なぎさにとっては日常的なケンカでありメップルをよく知っているので心配というよりは「やれやれ・・・」といった感じなのでしょう。対してほのかは対立やケンカを好まないでしょうし普段大人しいミップルとコンビなのでこういう雰囲気は心配になるのかもしれません。それはそうと、あの体型でおんぶってできるのでしょうか?側面を見てみたい衝動にかられます。

 ちょっと間をおいてお互いにアイコンタクトをするなぎさとほのか。こういうときのコンビネーションは見事です。ケンカ状態のメップルミップルの仲裁をします。しかし、双方意固地になっているので和解は難しい様子。子どもに怒鳴る父親とそれを庇う母親みたいな構図です。今回のポイントはここでしょうね。ポルンは「お花ポポ」と寝言。予言なのか寝言なのか判断に迷います。

④大脱走大作戦
 洋館。掃除をするザケンナー(ちび)。しかし、またしても喰い散らかすザケンナー(のっぽ)に不満です。食べるのか掃除するのかどっちだ!と問うちびにやる気の無いのっぽは食べる方を選択します。もっと腹を立てるちび。番人はそれを見ながら逃げるなら今しかないと決断します。インコの真似をして餌を散らかす番人。ザケンナー(ちび)は必死で掃除(というか単に掃いているだけ)しますが埒があきません。さらに「もたもたすんな」と追い討ちをかける番人とインコ。ほのかの「もたもたしてません!」が思い出されます。腹を立てたちびはのっぽにとっちめてやれと命令します。のっぽは「人の悪口いっちゃいけないんだぞザケンナー」と言いながらも従います。このセリフがメップルに被っているような気がするのは気のせいでしょうか。
 カゴを開けて指を入れるのっぽですが、インコに噛まれ体勢を崩してカゴを落としてしまいます。その機会を逃さず逃げ出す番人。ホーピッシュをバタバタ言わせながら飛び跳ねて逃げます。酷く効率が悪い移動です。瞬間移動は力がないので無理なのでしょうか。ホーピッシュそのものは消せないようです。何とかして外に出る事に成功します。ホーピッシュは持ち上げて運ぶことができるようです。

 3人が戻ってきて事の失態が公に。ベルゼイ老に直立不動で詫びます。ベルゼイ老が召還したザケンナーなのかな。レギーネ嬢も「何のための見張りなの」と悪態をつきますが、小声なので聞き取れません。「ハァ?」とこぼすちびに「ドジ」と言い替えますが今度はのっぽが「ハァ?」と何かこっちが腹立たしくなるような言い方で問い返します。毎度の事ながら大声で「ド~ジ~」と張り上げるレギーネ嬢。一同驚きます。気を取り直してベルゼイ老は連れ戻して来いと執事に命令します。「逃げても無駄だ。束の間の自由はより大きな絶望を生む」と意味深です。

 アイキャッチ。ほのか7連勝中。

⑤番人捜索隊
 森の中を逃げ回る番人とそれを追う執事ザケンナー。当てもなくさまよっているので番人も疲労困憊です。曇っていた空が晴れだすと直感のようにポルンを感じる番人。時を同じくしてポルンもコミューン形態になって番人と交信します。番人の声に喜ぶ一同。ポルン凄いと褒めるミップルにメップルはポルンが凄いんじゃなくて番人が闇の力の影響の無いところに出たんだメポと突っかかります。またケンカを始める2匹になぎさが割り込み、番人の所在を聞きます。しかし、森の中なので目印も無く埒があきません。暫く周りの様子を探索すると、水仙の花畑を発見します。しかし、番人にその花が水仙という名前である知識無い上に音声だけの交信なのでなぎさ達には分りません。しかし、予言と共に予言先のイメージが分るポルンは「これポポ」と先ほどの新聞記事を見せます。ナイスアシストです。ポルンの能力役に立っています。
 水仙は春しか咲かない花。新聞記事の水仙は限定された条件の下で咲いているので他の場所でも咲いているとは考えにくい。新聞の場所が番人の居場所であると判断したふたり(主にほのかが推理担当)は即行でその場所に向かいます。

 執事ザケンナーに見つかってしまう番人。広大な森の中で発見できるというのも何気に凄いです。番人も見つかりやすい花畑にいるよりは森に隠れた方が無難でした。追い詰められる番人。しかし、そこにポルンの導きによってなぎさとほのかが助けに現れます。

⑥曇りのち雷
 お互いに臨戦態勢をとる両者ですが、地震のような揺れと雲行きが悪化し始めます。不穏な気配を察して逃げるよう促す番人ですが木の根が番人を捕捉します。次いでポルンも捕捉。そしてつんざくような音を轟かせて稲妻が樹木を真っ二つにして現れます。派手な登場の仕方をするベルゼイ。出番が少なかったので印象に残る演出を狙ったのかもしれません。変身です。

 「こんなところでお前達と出会うとはな。世の中上手く出来ているではないか」と余裕。獲物が自ら出てきたといわんばかりです。木の配置をずらして戦う場所を作ります。根城は自由に移動できるようですが、この場所でプリキュアを倒せばその必要もないと構えます。この人の言葉使い好きです。ところで角澤とレギーネ嬢は今頃館の掃除でもしているのでしょうか?
 先手を打つプリキュア。しかし、体術で勝るベルゼイに圧されます。石の力を言うまでは生かしておいてやろうとメッチャ余裕です。必殺のマーブルスクリューを放つプリキュア。3人いなければ破られ無さそうです。しかし、ジュナ初戦と同じように相殺の可能性があります。先ほどまでの余裕は無いにしても、スクリューを片手で受け止めもう片方の手で突いてスクリューを粉砕します。「必要なのは覚悟と気迫だ」と精神論的に語ります。原理がどうのこうの、はいらなくても良いみたいです。
 スクリューが破られ驚愕する一同。イルクーボ戦から分っていたんですけどね。今ではザケンナー級にしか通用しません。ポルンを生け捕ったのはレインボーブレスを使わせないためらしく作戦を立てているベルゼイ。強敵です。
 「放してポポ」と涙を流すポルン。その狙ったかのような哀れっぷりと可哀想な雰囲気にベルゼイ以外の一同は同情を禁じえません。メップルでさえほだされています。堪らず石の力は自分しか知らないと叫ぶメップル。さりげに嘘を言います。人質の開放を条件にしますがベルゼイにそんな手は通用しません。雷の束縛がメップルとブラックを苦しめます。
 お約束というか、当たり前というか束縛を破り力を解放するポルン。この程度でどうにかなるほどプリズムストーンの力はヤワではありません。「プリレット」のカード(カードダス3弾で収録)をスラッシュし閃光を飛ばします。ブレス装着のプリキュア。
 「覚悟と気迫なら」「誰にも負けない!」と高速戦闘モード。おおっ、やった!装着→ストーム発射のシークエンスに飽きてきたところなので絶妙のタイミングです。先ほどまでの余裕と打って変わって防戦一方になるベルゼイ。パンチとキックの同時攻撃の直撃を受けて態勢を崩します。その隙を逃さずレインボーストームを発射するプリキュア。戦闘のテンポ良いです。流石にこれは弾けないベルゼイは撤退します。さり気なく番人をさらう執事。仕事はします。

⑦雷のち晴れ
 番人がさらわれ、敵の居場所も分らなくなって振り出しに戻る。ポルンの無事に安堵するメップル。何だかんだ言っても大事な仲間を心配します。命がけで守ろうとしたメップルにミップルも再評価してキスします。ポルンもしようとしますが、こっちはお断りなので拒否しますがなかなか止めません。「やめろメポ」はいいんですが「やめろちゅーとろうがメポ」はヒットしました。

⑧次回予告
 「志穂がないんじゃない」うおっ、ほのかがボケた。なぎさが褒めた。いつものほのか突っ込みに対して意趣返しをするのかと思ったんですけどね~。さり気なく夏子と京子(にせプリキュア)が出ていて好感触な次回。個人的にほのかは「ジュリエットは私、ロミオはなぎさね」と裏工作をしたのではないかと疑っています。ただ、志穂を買収し切れなかったのが誤算でしょうか。いきなりジュリエットが死んだら笑います(そりゃ脚本だ)。ちなみに(正式に見たことも読んだ事も無いのですが)ロミオとジュリエットは最終的にふたりとも死んじゃうんですよね。
 それにしても「またみてね」のイラストは何なんでしょう。なぎさがギャグ担当なのは分りますが、ここまで凄いとヒロインとしての威厳が・・・まあ、ほのかが可愛ければ万事OKですけどね。
 

○トピック
 すいません。書いてみたら長くなったんで、メップルミップルポルンに興味の無い人は以下は読まれなくて構いません。
 今回はメップルミップルについて賛否が分かれそうな気がしないでもないです。まあ、「どうせお前は賛なんだろ?」と言われれば全くそのとおりです。メップルミップル喧嘩の回は19話が記憶に残るところですが、比較するには状況が違いすぎるので19話とは別物として考えます。
 賛否ありそうな点として、メップルミップルのポルンに対してのスタンスでしょう。メップルは良く言えば注意することができるが悪く言えば大人気ない。ミップルは良く言えば寛容的で保護者的ですが悪く言えば過保護で甘やかしです。今回の流れで言えば、メップルに折れてもらう形になり、結果してポルンのワガママは放置という風に見えなくもありません。昨今の「子どもに怒れない親」という情勢と相まって一層そう思えそうです(本当にそうなのかは知りません。一部の情報として一人歩きしている気もします)。それはそうなのですが、違う視点で今回の出来事を捕らえれば決して今回の流れが寛容だとか甘やかしでは無い事が見えると思います。

 ポルンの実年齢や精神年齢は具体的には分りませんが、人間で言えば3~5歳程度だと思われます。この年齢は保護・擁護されてしかるべき年齢だと言えます。劇中のポルンがワガママ全開なので嫌気がさす人もいるかもしれないし、成長しろよ、と思う人もいるかもしれませんが、現実としてこの年齢の子どもにそれを求めるのは理不尽です。また、視聴者である5~7程度の女の子から見ればポルンはちょうど妹(弟)にあたります。傍から見れば姉も十分にワガママですが、主観的には妹(弟)の方がワガママだと感じるでしょう。お父さんもお母さんも関心がいってしまい不満がある年代です。
 一旦メップルに話を移すと、メップルは唯一ポルンを怒れる存在です。なぎさも最初はそんな感じでしたが現在では特に口出しはしていません。そういう意味では貴重な存在です。注意する動機がイチャつきたいから、というのはどうかと思いますが。立場的には先ほどの妹(弟)から見た姉と映ります。もしくは姉から見た父親。口うるさく母親とイチャつく存在。何となく今「エディプスコンプレックス」という言葉を思い出しましたが、別に詳しくは説明しません。知らない人は今説明している状況がそれに当たると思ってください。
 このふたつから考えると母役であるミップルを中心にしていますが、まあ、ミップルはこの際どうでもいいので置いておきます。今回この人は何もしてないし、する必要が無いからです。
 問題はポルンとメップルの関係がギクシャクしていることです。ポルンはメップルを怖がるし、メップルはポルンを邪魔だと感じます。34話のラストでポルンがメップルを怖がっていたのは記憶に残るところです。その後も無邪気に遊んで欲しいとメップルに呼びかけるのは子どもの愛嬌でしょう(子どもの頃って喧嘩しても次の日には何事も無かったように遊んでいたりする)。しかし、フラストレーションは溜るし、怖い人という印象も完全には拭えません(34話から伏線を張っていたのか)。
 改善するためにはどちらかが折れるのが妥当ですが、ポルンは先にも書いたように保護の対象であるためいきなり成長させるには無理があります。メップルも性格的に角がとれるのは存在意義に関わります(生意気キャラなので)。そこで導き出される方法として今回の展開が正解だと思います。ポルンから見て「怖いし遊んでくれないけど、自分を守ってくれる人」。メップルから見て「ワガママで邪魔だけど、守るべき人」という展開です。トピック冒頭でメップルが折れたとは書きましたが、メップルが男を魅せる事でポルンは信頼回復を、メップルは自分の使命に気付くという流れは一石二鳥・乾坤一擲の手だと思います。何よりも「大切な人を守る」はプリキュア前半であったテーマです。別物と言いましたが19話はミップルを介してなぎさ・ほのかとの絆の話でしたが、今回はミップルを介してのポルンとの絆の話だと考える事が出来ます。
 実世界の話に戻せば姉妹(弟)の関係の絆であるし、父親娘の絆の話であったと思います。絆(信頼)とは無条件で結ばれるのではなく、意思と行動によって裏打ちされていくものです。本当に悪態しかつかない人やイザという時に何もしない人に信頼などおけません。メップルは自分の意思とそれに見合う行動を持って信頼を築いた(取り戻した)のでした。巻き込まれたなぎさにキチンと謝っているのもナイスです。抱きつくポルンに嫌がるのも彼の彼らしいところです。
 注意するにも信頼感がなければただの文句になってしまいます。信頼感があっての注意です。今後もワガママなポルンにメップルは注意するでしょうが、今までのような嫌悪はないでしょうし、ポルンも安心して怒られることが出来ると思います。成長のように上に上がるのではなく、お互いの距離が縮まる(横に移動する)お話でした。
[ 2013年05月21日 19:08 ] カテゴリ:ふたりはプリキュア | TB(0) | CM(-)
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