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第42話「とまどいのゆりさん!ラブレター見ちゃいました…」

○今週の出来事
①宛名は?

 砂漠の使徒。砂漠の使徒とプリキュアどっちが勝つ?と訪ねるコブラージャに興味ないと答えるクモジャキー。強さを求めことがプリキュアを倒すことに繋がると言います。そんな彼に僕も美しいものをひたすら追求するだけさとコブラージャは返します。勝手にするぜよ。勝手にさせてもらうよ。
 そんな口先ばかりでロクに実績を上げない部下達に見切りを付けたのか、サバークは培養液に入ったダークプリキュアを見つめます。両目を開けるダーク。両目とも同じ金色の瞳。

 OP。通常運転再開。ちょっと差し替え。コッペ様やべぇぇぇ。強いのは知ってるけどこれは怖ぇよ! どこのモンスターだ。うっかり浄化対象になってしまいます。


 植物園で水やり。これを一瞬でもシャワーシーンと思った人はアウト。ワタシハソンナコトオモッテマセン。ゆりの姿にうっとり見とれるつぼみ達。普段圧倒的に強かったり厳しい口調だったりとその戦闘力にばかり目が行きがちですが、この人は美人の部類に入ります。孤高なところも大人さを感じさせます。
 ゆりの真似をするつぼみ達を妖精達が訪ねます。素直にゆりさんの真似をしていると答えるつぼみ。その答えに驚くゆりに大人の女性って感じでカッコイイとえりかは答えます。まあ、ゆりとえりかでは180度くらい方向性が違うわな。憧れていると言うつぼみ達。彼女達の反応にゆりは戸惑います。自然体でやっていることを評価されてもいまいちピンと来ないものです。
 植物園の外に人影。
 気配に気づくえりかといつき。いつきは分かるとして、えりかすげぇ。人影に気づいて外に出ますが姿はありません。つぼみ体力ねぇ。
 手紙が落ちているのに気づきます。ハートのシール。ラブレター!とはしゃぐつぼみ達を余所にゆりは一人中に戻ります。マイペース。彼女の嗜好からするとつぼみ達のノリに合わせるのは大変だと思いますが、最初から合わせないのであれば案外気楽にやれるかもしれない。

 ラブレターに興味津々のつぼみ達。えりかは開けてみる?と言います。マナー違反だと思うけど、と釘を刺すゆり。積極的に話には入らないけど話しを聞いているタイプでしょうか。
 素直に言うことを聞いたえりかは手紙を置きます。それをポプリが開けて中身を暴露し始めます。昔からずっとあなたのことが好きです。耳を塞いでいるわりにはちゃんと聞いている三人。色恋沙汰に興味のある年頃。
 もしかして私宛?とつぼみ。つぼみは無いでしょ、とえりか。春に引っ越してきたばかりのつぼみは対象外。ポプリはいつきを推します。モテモテ。しかし女の子に。
 「これ、とうとう来ちゃったかな、あたしの時代が
 「あ、もしかしてこれゆりさん宛だったりして
 完全スルー。つぼみもなかなかやる。えりかの体をはった自爆ギャグに早変わり。えりかも黙っていればモテると思うのだけど、口を開けば即終了な可能性大。告白されたのに振られた、そんな展開になりかねません。
 ゆりは夕飯を作らないといけないからこれで失礼すると断って帰ります。クールです。


②差出し人
 外で捜し物をしている少年。その姿にピンと来るつぼみ達。
 ひったくるように手紙を受けとる少年。つぼみといつきは中を読んでしまったと謝ります。えりかはいたずらっ子のように笑うと、好きなのは誰?あたし?と訪ねます。
 「はあ? お前らみたいなお子ちゃまには興味はないねー」
 お子ちゃま!?と怒りを表すつぼみとえりか。ガラの悪い人達に絡まれた少年の不幸に同情してしまいます。
 「じゃあ、もしかして僕?
 青い顔をする少年。っていうかさりげにいつきも酷い。自分はお子ちゃまの対象にないと表明しています。慌ててこの人はお姉さんです、とフォローするつぼみ。少年は安心して思わずゆり姉ちゃんの彼氏かと…口を滑らせてしまいます。

 場所を植物園の中に移して、改めて詫びるつぼみといつき。えりかは洗いざらい話しちゃいなさいよ、と絡んできます。面倒な相手に引っかかってしまいました。ゆりさんのこと昔から好きだったんでしょ?の顔が面白い。玩具を見つけたという表情。獲物を見つけて遊んでいるネコ科みたいな。えりからしい感じです。
 えりかを抑えながら、ハヤト君の気持ちが分かる気がするというつぼみ。彼女達から見てもゆりは憧れに写ります。

 ハヤトが言うにはゆりと同じ団地なのでよく遊んで貰ったそうです。ゆりの若かりし頃の映像が流れます。いや、今も若いですが。
 ハヤトはどうしてゆり姉ちゃんが昔みたいに明るくなったのか知っているのか?と聞きます。答えに迷うえりかといつき。暗くなった理由も明るくなった理由も込み入っています。つぼみはとにかく元気になって良かったですよね、と話題を避けます。物憂げな少年。ハヤトが気にしているのは「何故ゆりが明るくなったか」ではなく「ゆりに役立てられなかった」ことです。自分が子どもだったから…と顧みる少年。
 ハヤトの志に打たれたのかえりかは感動しています。顔に出やすい娘です。いちいちリアクションが可愛い。少年が好きな人のために背伸びしたい、大人になりたい、力が欲しいと思うのはよくあります。大丈夫 す、大人になっても大して変わりません。大人であっても大抵無力です。「~になれば~できる」が適応されるのは権力や権限くらいじゃないかな。大人になったからといって人を守れたりするわけじゃありません。それは、やってみて出来るかどうかです。蛇足になりますが、理想に燃える人は大抵現実的な手続きを軽視しがちです。希にそうした抽象的な事柄を達成するために至極現実的に必要な権力、必要な権限を手に入れた上でやってのける人もいますが、これは本当に希な人です。
 今度こそゆり姉ちゃんの笑顔を守りたいんだ!と言うハヤト。「ハヤト君、あんた男だよ」と冷やかし気味だったえりかはいつの間か応援モードに。そしていつの間にかラブレター大作戦に。少年の受難(?)は続きます。


③想いの行方
 学校。お昼休みにゆりに作戦会議を開くと提案する三人。砂漠の使徒との戦いを考え承諾するゆり。まずは場所とゆりの行動を確定させます。

 丘にやってくるゆり。雲の書き割りを使って様子を監視する妖精達。…バレるだろ、それ。
 一人やってきたゆりにハヤトは声をかけます。状況をトランシーバで伝え合います。用意が良い。っていうか、その雲どこから吊ってるの?
 たわいのない世間話で盛り上がらない二人。突然盛り上がりだしても困りますが。キャー久しぶり!元気してた!?実は私彼氏いなくて寂しいの♪とか言われても困ります。っていうかゆりさんがそんなこと言ってきたら怖すぎる。
 三人はジェスチャーでハヤトに指示。要するに告白しろ。

 最近何してるの?忙しそうだけど。ハヤトの問いに「最近は……」しばし考えて「色々よ」眼鏡の位置を直します。…もしかしてゆりさん面白い人ですか。
 俺には言えないの?と不満を漏らすハヤト。俺が子どもだから? 思わぬ答えに振り向くゆり。
 言葉を続けようとしたハヤトを遮って、ゆりは昔を懐かしむようにこの丘で遊んだことを話します。衝撃映像!ゆりさんの中学生時代! 若い! いや、今も若いですが。ゆりさんの膝枕という今では想像することすらも恐れ多い回想が流れます。ゆりが子ども慣れしているのはこのためでしょうか。元々馴染みやすかったからかもしれませんが。
 昔の話しだよ!と不満げなハヤト。子ども扱いされているのが不満のようです。

 状況をえりか達に知らせます。思い出話はダメとえりか。妖精なんだからミラクルでスーパーなパワー使って話しを変えろと指示します。無茶です。妖精をなんだと思ってる。

 思い出話は続きます。二人の後ろには書き割りの雲が吊られています。だからその雲はどこから吊ってるの? 鉄塔から吊してる?
 「弟が出来たみたいで」少年のハートは粉々です。ゆり姉ちゃんの弟じゃない!と走り去っていきます。


 公園で一人になるハヤトを狙うコブラージャ。デザトリアン化。
 ハヤトを追っていたゆりはデザトリアンを発見して変身。久々の単独フル変身です。ただ走っているだけなのに風が巻き起こります。親父が失踪したのが3年前で、そのちょっと後にプリキュアになったようなのでおおよそ3年か2年はプリキュアやっています。オールスターズDX2でのフレッシュ組の活躍を見て分かるように、プリキュアは1年も実戦経験を積めば完全にベテラン戦士になります。その実務経験が2、3年となれば軍神の域と言って過言ではありません。

 もっと早く生まれたかった、大人の男になりたい!と叫ぶデザトリアン。子どもの大人願望ってのは確かにありますね。私は宿題が面倒だったので大人になりたかったです。…いや、それだけじゃなくて、大人は何でも出来る、何でも知っていると思うものです。大人になると分かりますが、それはただの幻想です。子どもの頃に戻りたいとは思いませんが、大人はなるものではなくなっちゃうものです。資格も審査もありません。大抵は就業と同時に大人としての責任感を自覚するようになりますが、だからといってそれ自体で技能が身につくわけではありません。如何に大人らしくなれるか自分の大きくなった身体に何を詰めていくかが問われる。この宿題は面倒臭い。

 サンシャイン達が助太刀に入ります。水晶も回収。
 避けながら紙を切断するブロッサムは芸が細かい。あまり意味はない動きですが。ムーンライトのニーキック炸裂。間近で太ももが見れるチャンス。ちょっくら私も心の花萎れさせてきます。
 ゆり姉ちゃんの弟はいやだ!と叫ぶデザトリアンにムーンライトは困惑します。ニブチンだな、つまりハヤト君は…と言ってしまいそうになるマリンをブロッサムが抑えます。サンシャインとブロッサムは本人がいうべきものだと注意します。
 コブラージャはデザトリアンを強化。ブロッサムはどうして戦うのか問います。
 「僕はただ美しいものが好きなだけさ、しかし人の心はどうだい? 簡単に弱り傷つき嫉妬や憎しみに染まり美しさの欠片もない。そうさ、心なんかいらない。砂漠の使徒が支配した人の心が枯れ果てた美しい世界。最高じゃないか。君たちには分からないのかい?」
 デザトリアンはプリキュア達に拳を打ち下ろします。
 「コブラージャ、あんた間違えているよ
 「美しい物を美しいと感じるのはあなたがいらないと言った、心です!

 オーケストラで鉄拳制裁。浄化されかかりますが脱出。決着をつけようとコブラージュに駆け寄るムーンライト達。映画でもそうでしたが必殺技を撃ち終わってもシルエット状態は継続可能なようです。
 ダークプリキュアが現れ、両目を開いて衝撃波を放ちます。撃ち終わると両目を閉じます。あ、やっぱそうなるんだ。微妙に不便なような。力の代償というか、完全なようで不完全というか。
 衝撃波で身動きできないプリキュアを余所にダークはコブラージャを回収して撤退します。


 目を覚ますハヤト。ゆりの膝枕。子どもになりてぇ(大人になるとこうも卑しくなるのか)。
 ゆりは弟扱いしたことを詫びます。違う、と訂正するハヤト。決心してラブレターを渡します。それを読んでゆりは戸惑いながら「ありがとう。でも…」。ハヤトは「いいんだよ」と言葉を遮ります。自分の恋心が実らないことは最初から分かっていました。彼は何も出来なかった自分を恥じて、今自分が出来る精一杯の気持ちをゆりに伝えたかったのです。
 たくさん食べてたくさん寝て、すぐ大人になる。ゆり姉ちゃんを守れるような一人前の男になる、と言うハヤトの言葉にゆりは頷きます。
 感極まって涙を滝のように流しながら感動するえりか。ああ、そうか、彼女が素直なのは分かってたけど、彼女はこうやって直接人に感動したり感心することで他者を認めているんだな。
 サクランボの花言葉は「小さな恋人」

 ふたりは夕日を見つめます。


④次回予告
 無印DVD-BOX発売。ほのかは初期の頃のノリですね。
 つぼみに新しい家族。環境の変化は人を変えていく。


○トピック
 子どもの大人になりたい願望を描きつつ、その対象の大人の女性を提示することで美人で大人な女性に憧れる女児にアピール。流石は女児向け玩具販促アニメ。シリーズの来期続投が決まり、オールスターズ映画も公開を控えていますが手を抜くつもりはありません。

 好きな女の子のために頑張りたい、大人になりたい(力が欲しい)というのは少年モノでは王道。ボーイミーツガールは基本これですね。出会いが新しい変化を生み、恋心が他者との距離、自分の存在、強さを自覚させていく。人を好きになることを通じて人は成長していく。甘酸っぺぇ。
 ハヤト君がもう少し歳を取ると同世代の女の子を好きになってそっちに夢中になるでしょうね。子どもの頃は大人憧れ補正があるので長じれば補正が無くなります。そうやって人というのは段階的に、その時の状況や気持ちに影響されまくっていくものです。そうした中で何を想い、その想いをどう形に変え、どう糧にしていくか、またそこから大切なモノを見出して物語にしているのがプリキュアの特徴ですね。こうしたエピソードを重ねながら、いよいよ砂漠の使徒との戦いもその意義を問う段階へと進んでいます。大幹部との戦いは心あるもの同士の戦い。その後ろにはダークプリキュア、サバーク、デューンとまだまだ控えています。人の心を通して、この作品は何を見せてくれるだろうか。

 それを見て私は大人の宿題を少しずつやりとげていかなきゃならない。人はその人生を賭して自己を磨き表わしていく。
[ 2013年05月22日 13:27 ] カテゴリ:ハートキャッチプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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