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第31話「マジ家出?ポルンは一体どこ~!?」

○今週の出来事
①囚われの番人
 3人組の棲む洋館。手に入れたはずのプリズムストーンだったが石には力が宿っていなかった。憤るベルゼイだが余裕はある。番人は手中にあるのだ。しかし、番人も臆することなく「うるさいぞ、おっさん」と小声で返すあたり流石である。石の力の隠し場所を脅迫するベルゼイに番人は石の力はホーピッシュに戻ってこそ発揮され、且つ戻す方法は番人しか知らないと自分の安全の保障を主張する。伊達に番人やっているわけではないようです。それを聞いたベルゼイは目的をジャアクキングの復活に切り替える。と同時に角澤(ジュナ)はプリキュアにコンタクト(強襲)することを提案する。レギーネさんは今回あまり出番ありません。

 数が多いのは強みですね。行動指針が一本道ではなく状況によって変えられるのも良い感じです。まだまだ手は残っているという悪役っぽさが出ています。基本的にはプリズムストーン争奪戦になるのでしょうが、この流れだと前半のようなワンパターンな感じにはならなさそうです。
 前回預け先を変えたプリズムストーンですが、やはり単独ではその力を発揮できない模様。パワーアップの鍵はやはりポルン。まあ、キュアホワイト最強伝説というのも見てみたかった気はします。単純に預け先を変えるだけだったので信頼感がありそうなほのかを優先したのでしょうが、実際の責任感と行動力はなぎさの方が適任だったりします(凡ミスで敵に渡る可能性も高いけど)。

 それはそうとOP最後のシーンでなぎさとほのかが交差するシーンありますが、最初の思い込みでほのかは水平移動(頭を上下させない)しているものと思っていましたが、ちゃんと上下していますね。軽く確認したら16話から直っていたみたいです。結構しばらく前から直っていたんだなぁ・・・あれは気になっていたので良い修正ですね。

②ポルン
 いつものとおり回想にふけるなぎさ。前回パワーアップしたことは当事者であるなぎさ達にもよく分っていないようです。プリキュアダイアリーに書きとめています。久しぶりですねダイアリー。促販でしょうか。と思っているとそれ以上の促販対象であるポルンが登場します。何しろポルン(プリティコミューン)は単体価格が税込み9975円という超強気高価格商品です。デカレンジャーのデカベースロボと同格です。しかも、ポルン専用バックは別売り税込み2310円とこちらも強気。2つ合わせるとスーパーデカレンジャーロボ(合計約13000円)に匹敵します。凄まじいコストパフォーマンスです。ポルンにどんな機能が備わっているか分りませんが、普通の親は尻込みしてしまいます。それを買わせるためにもポルンが如何に魅力的なキャラであるかを見せ付けなければなりません。・・・と書くと何か酷い感じですが、大概どの番組でもこうやって購買欲を刺激しているんですよね。あとはそれがあざといかどうかの問題なわけです。今ここで書いてしまうとプリキュアは良好だと思います。ダイヤリーとかラブチェッカーなんて基本的に見せ場が一回しかないし、ポルンも新キャラだけに存在をアピールする事を考えれば普通でしょう。元々が「可愛い」を売りにしているキャラであり、意外とストーリーに食い込んでいることから考えてもあざといとは感じません。ただ、(値段は)高いと思いますけど。「登場回数」よりは「魅力的かどうか」が重要です。さて、ポルンは子どもに受けるのでしょうか?

 余談が入りましたが本編。
 元気があり余っているポルンにメップルも付いていけずバテてコミューンになってしまいます。今度はなぎさにつっかかるポルンですが、なぎさは食事のため退室。ポルンだけが残されます。
 ポルンはなぎさの家に完全居候と考えていいみたいですね。交互に面倒みているというよりは前回からも考えてそのようです。「なぎさが主人公でポルンの登場回数を増やすためになぎさ邸に居候」という大人の事情を無視しても居候する説得力はあります。一番のきっかけは27話でなぎさがポルンを身を挺して守ったことが理由。好奇心と理解力があるほのかは最初の時点でとっつき易いですが、包容力と情に厚いなぎさの方が実際に暮らす分には適任なのでしょう。人徳のなせる技です。あと遊び相手としてほのかとミップルはイマイチ盛り上がりに欠けるというポルンの遊び事情もあるかもしれません。

 家族揃って昼食のカレーを摂ります。美味しいカレーに感嘆の声をあげるなぎさ。それに合わせてお父さんも「華麗なるカレー」と飛ばしてくれます。亮太とともに固まるなぎさですが、一家の団欒であることは変わりありません。すると、ポルンが食卓に顔を覗かせます。なぎさは即行でスリッパを飛ばし責任を亮太に押し付けポルンを回収して自室に駆け込みます。なかなか素早い対応です。亮太の反感と両親に疑念を生じさせますが構っていられません。しかし、肝心のスリッパを回収せずに自室に駆け込むのは不自然です。今ひとつ詰めが甘いです。
 ポルンに他の人に見られてはダメとダメ押しするなぎさですがポルンは「何でポポ?」と素直に疑問を口にします。困るなぎさですがとりあえず昼食に戻ります。またしても自室に残されるポルン。一家の団欒を耳にしながらホームシックに陥ります。個人的にここのシーンは燃え場。なるほどメップル達は精神的に成熟しているとは言えないものの、状況を理解するだけの理性は持ち合わせている。だから、不用意に他の人間に見られることを自分達も避けている。一人でいることは我慢しなければならないと知っているのだ。唯一の救いはメップルとミップルは恋人同士なので寂しさは紛れるということだろう。それに対し、ポルンは自制心が幼い上に心の支えとなるパートナーもいない。だから、素直に疑問や不満を口にできるし、寂しさを紛らわすこともできない。なぎさ達は親のような存在であり、彼を庇護する立場(役目)についている。彼女達にとってポルンは幼い子どもであって対等な相手ではない。彼(ポルン)が真に感情をぶつけられる相手はいない。彼は孤独なのだ。

③プリズムストーンの力
 処変わってほのか邸。やっとほのかの出番です。いきなり顔のアップです。ベッドに腰掛けて話してますが、すらりとした足がステキです(変態的だな)。メップルはポルンがおかしいと訴えます。ポルンの稼働時間が異常に長いのです。元からの稼働時間も長いと思いますが、なぎさから見ても長いようです。ほのかはポルンに何かあったのでは?と推測します。ポルンに直接事情を聞いてみるミップルですが、「番人が・・・忘れたポポ」と肝心なところが、全く不明。とその時ポルンはコミューン形態にモードチェンジ。光の園にいる長老とコンタクトをとります。軽く近況を確認し合いますが、虹の園の状況は芳しくありません。すぐに事情を察した長老は番人に何かあったのか?といきなり当てます。痴呆が少々進んでいるわりに話が早いです。番人の気配は光の園からでも確認できるようです。無くなった番人の気配の代わりにポルンの力が強まったと話す。どうやら番人はポルンにプリズムストーンの力を宿したのではないか?と推測します。ついでに石の力は通常封印されていること、ポルンに宿ったことで潜在能力が目覚めようとしていることを説明してくれます。元々プリキュアの助けにと使わされたポルンですが、石の力によってその能力の開放が顕著化されたのでしょう。割とこの辺の説明はしっかりしています。逆に言えば、石の力にしろポルンにしろ単体ではあまり有効的ではないと言えます。揃ってこその力。合わせてこその力。プリキュアのテーマです。

 そんなシリアスな話には興味がないポルンは光の園の話を聞きたがりますが生憎時間切れ。そう長い事コンタクトは取れない模様。だだをこねるポルン。状況としては番人の変わりにポルンが狙われることになるので喜んでばかりいられません。番人も取り戻さなければならないので情勢は不利です。シビアな状況に鎮痛な表情の一同ですが、ポルンは皆に会いに行くと家を飛び出してしまいます。すぐに追いかけるふたりですが、その後には角澤が出現します。

 CMアイキャッチほのか勝ち。これ固定かな?負けるほのかも見たいのですが。

④ポルンを追いかけろ
 小さい上に跳ねて移動という一見遅そうなポルンですが意外と早いらしく手こずるふたり。ポルンが車道に飛び出しかけて肝を冷やします。しかし、危険もなんのそのポルンは木材を運搬するトラックに乗ってしまいます。手の打ちようがない・・・と思われた瞬間ナイスタイミングとばかりにあかね女史が乗った車が通りがかります。これ幸いと乗り込んで前のトラックを追ってくれと頼むふたり。あかね女史から見るとさっぱり訳が分りません。事情を問うあかね女史ですが、素直に答えられるわけもなく、ほのかは「いつもの車じゃないですね」と話を逸らします。とりあえず追いかけることに了解するあかね女史。ノリが良い人です。
 視認できる位置まで近づくと、どうやらぬいぐるみがぶら下がっている様子。あぶなく振り落とされそうになるポルンを見て思わず叫ぶふたり。あかね女史は不振顔。ついに振り落とされるポルンですが、なぎさがナイスキャッチ。無事生還です。後部座席で安堵する一同。しかし、安心のあまりに不用意に喋ってはいけません。ぬいぐるみが喋った?と不振がるあかね女史をなんとかフォローするほのか。その隣ではなぎさがポルンに家出した理由を聞いています。心配して聞くのは構いませんが状況が危険です。「寂しかったポポ」とポルン。「ん?」と不振がるあかね女史。すかさず「寂しかったポポ」と真似るほのか。うはっ、もうたまらんなほのか
 そんなほのかの健闘もあって、ポルンの家出の事情を理解したなぎさ。ほのかも安堵の表情。しかし、「ブブーンブブーン」とまたポルン。口真似するほのか。うはっ、ステキ!ここでも評価を著しく下げます。きっとあかね女史はほのかをヘンな子と再評価しました。ポルンの危険予知も時と場所によってはそれ自体が危険です。

⑤VSジュナ
 道を進むと道路工事。あえなく迂回することに。しかし、道路工事のおじさんは・・・・・・胡散臭さ爆発の角澤。サングラスはいらないんじゃないかな。面が割れているわけではないし。レギーネはバレているので直接的に関与できませんね。根回しとか直接対決要員かな?
 工事現場に入ってしまう一同。怪しい風が通り抜けます。すると、車の隣にはジュナが。寝入るあかね。車の扉を壊して迫るジュナ。ポルンを連れて逃げ出します。

 ザケンナーを呼び出すジュナ。おっ、ザケンナー健在。トラック型のザケンナーが迫ります。ブブーンの予知はこれらしい。石の力の在り処を尋ねるジュナですが正直には答えません。変身して反撃です。
 風の力を充電したジュナは突風で攻撃。かなりの力らしくメップルが警告を発します。ザケンナーを使いプリキュアを追い込みます。即席のリングを作るジュナ。こういうザケンナーの使い方は有りですね。ザケンナーは単体能力ではすでに雑魚。幹部であるジュナの補助として使うのが最も効果的でしょう。雑魚とはいえ数が多い事は何かと便利です。四方が固められ唯一の逃げ場である空中からも降り注ぐ鉄筋。ブラックは鉄筋の一本を獲物にして他の鉄筋を弾き返します。ホワイトも地表すれすれを回転して回避。これ有りなのかなぁ。流石プリキュア。鉄筋を構えるブラック。李さんポスターがカットインされます。おお、ただの奇抜なポスターではなかったのか!?
 ジュナの攻撃を何とか迎撃するブラックですがいつまでも続くわけでもなく追い詰められます。ブラックの危機に身を投げ出すポルンですが如何せん戦闘力は絶無。簡単に弾かれズタボロ。心配するブラックですが、ポルンもブラックの身を案じます。ここにきてポルンにも他者を思う気持ちが顕著化されてきました。
 ポルンが痛めつけられた事に怒りを表すプリキュア。ジュナに対して闘志を燃やします。ジュナもそれじゃ、とばかりに鉄筋の雨を降らせます。劣勢の中、ポルンの叫びとともに発動する力。わーい、パワーアップシーンだ。カードがくるくる回って出てくるとことか好きです。改めて気付くメップルミップル。新たなる力の正体は紛れも無くポルンから出現しました。レインボーストームを発動させ飛来する鉄筋を弾きあるいは消滅させジュナを捉える。離脱するジュナとゴメンナー化するザケンナー。ところであかね女史の車は直ったのでしょうか。

⑥友情・愛情
 夕刻を過ぎて夜。疲れて寝るポルンを抱きながらなぎさはポルンの心情を察する。共にポルンを見守ろうと決意する一同(ブラックだけではなく、ホワイトも今回ポルンを抱いて守ったというのもポイント)。彼は困ったチャンから見守られるべき存在(平たく言えばふたりの子ども)となる。②で書いた事と矛盾するような感じもしますが、今後はこの擬似親子関係と呼べる関係がメインになるのでしょう。そしてその中でポルンが真に心を寄せられる存在へとなぎさ達はならなければならないし、絆を強めていくことになる。親として友人としての対応が求められます。友情という単一のものから(親子愛のような)愛情を必要とする。「なぎさ(ほのか)―メップル(ミップル)とポルン」という関係からから「なぎさ(他一同)―ポルン」になった瞬間ですね。
 ところで、あかね女史は寝っぱなしでしょうか?

⑦復活
 今は荒れ果て静かなドツクゾーンに3人の影。その力を使いジャアクキングは復活する。闇の気配に気付くクイーンだったが時は既に遅し。再び闇は台頭する。


○トピック
 今回も面白かったです。ということで、本編について私が思う部分の補足文章を以下に書き出します。毎度毎度(中身が無いくせに)文章量だけは多い感想ですがご容赦。


○プリキュアの力
 今までふたり(と2匹)の力を合わせて戦ってきたプリキュアですが、馬力不足は否めずパワーアップとなりました。
 さて、プリキュアの必殺技であるプリキュア・マーブル・スクリューは使用者であるプリキュアの意思力(主に感情)でも火力が増減します。また、火力だけではなく、一度しか使ってませんが追尾能力も付与されます(4話)。これはプリキュアが精神的に強くなればその力も強くなることを示唆します。しかし、肉弾戦においてはポイズニーに、必殺技においてはイルクーボに手も足も出ません。どんなに意思を強めても、です。
 漫画とかだと気合と根性と修行でどうにかしてしまうところですが、「プリキュア」においてはこれがプリキュアの限界なのでしょう。ふたり(だけ)の力ではこれが限界。

○ポルン
 このプリキュアの限界に対して設けられた救済措置がポルンです。彼は潜在的な力を石の力を介在する(本来封印されている力を介在させる事自体凄いのでしょうが)ことで発揮し、プリキュアを強化させます。その発動条件はポルンの意思(感情)です。
 プリキュアは意思の力で強くなりますが、その意思とは最初ふたり(と2匹←あんま目立たないけど)だけの意思です。そこに第三者であるポルンの意思を合わせます。意思の強さが増せば、あるいはその数が増せば力も増大するでしょう。話が前後しますが、前半戦でもプリキュアは外部から力を借りて危機を乗り切ったように、決してプリキュアはなぎさとほのかのみの力で戦ってきたわけではありませんでした。・・・あー意味もなく長いなぁ。結局、力を合わせること、絆を結ぶこと、挫けない意思を持つことを主とするプリキュアはポルンを含めることでさらに力を得ることは必然なのでした。という話。単独では強くなかったり、無力だったりする力が結びつくことでより増していく。その鍵は友情や愛情といった絆である。と。そんな流れで。(締まり悪いな)
 26話の感想の時にも書きましたが、プリキュアの意思力というのはすでに自らが持っている力を凌駕していると思います。意思に力が付いていっていないと言っていいでしょう。だから、今回のポルンの力は多少棚ぼた的ではありますが、「意思≒力」くらいにはなったと思います(力が若干上かな)。


○ポルンの予知
 現時点でポルンの予知能力の的中率は100%です。3人組の出現は勿論の事、プリズムストーンが自分のものになることも予知している(「予知」と言うには少々はちゃけていたが)。そしてその予知はプリキュアにとって良い悪いは問わない。結果的には今のところ難題・問題を先取りするような形になっている。勿体ぶっても仕方無いので、ストレートに言えば、今後ポルンが「邪悪な闇が世界を覆い尽くすポポ」とか「プリキュア負けちゃうポポ」とか言ってもおかしくは無いし、またその可能性も高いと思う。
 個人的にはそこがポイントかと思っている。キリヤ編であった「運命を変える」「運命に立ち向かう」というテーマの再現であり、今度はそれがプリキュアにかかる。その前提としての的中率100%という壁。それをどう超えるか?この壁にどう対抗するか。その鍵を握るのが、やっぱり絆なんだろうと思います。燃え展開希望。
[ 2013年05月21日 19:05 ] カテゴリ:ふたりはプリキュア | TB(0) | CM(-)
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