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第43話「世界を救え!プリキュア対ラビリンス!!」

○今週の出来事
①虎穴に入らずんば

 パッションを加えて4人で館を目指します。ノーザが罠張ってそうです。
 館の中では、ウエスターが出向いて倒すと意気込みます。ところがノーザから浅はかと叱責。香水の瓶のようなものを持ちながらノーザは待ち受けます。

 OPは通常営業。タイトルコールはOPでお馴染みの対峙シーン。パッション手持ち無沙汰です。

 プリキュアに入ってこい、と言わんばかりに館の扉が勝手に開きます。息をのむプリキュア。ピーチはシフォンとタルトに館の外で待つように言います。それ逆に危険じゃないの? 敵がその隙ついてシフォン奪取してきたら防衛しようがないのでは? とはいえ、一緒に中に入るのもカモがネギ背負っていくようなもの。ベリーとパインもシフォンに待つよう優しく言います。
 
 中に入ると自動的に扉が閉まります。自動扉、実はハイテクなのかもしれません。後戻りは出来ない、と覚悟を決めるプリキュア。パッションがアカルンを出します。って言っているそばからこの便利アイテム出すのかよ。これ使えばいつでも後戻り可能なのでは? 一気に不幸ゲージがある場所まで移動します。ほんと、便利です。

 目の前の巨大な不幸のゲージに驚くプリキュア。さすがにシリアスな場面なので「FUKO」ってそのまんまだろ!とツッコミを入れたりはしません。前回パッションが居たのは最下部でしたが今回は中段の足場です。
 ようこそ、と現われるノーザ。無謀な勇気は褒めてやる、ここがお前達の墓場となる、とおそらく悪役教本に書かれているだろう悪人セリフを吐きます。緊張しながら対峙するプリキュア。
 結束などというものが如何に脆いか教えてやろう、と言うと香水の瓶を取り出します。それを見てパッションはたじろぎます。香水からもうもうと煙が吹き出して辺りを包み込みます。不幸のエネルギーが入っていると言うパッション。お互いの姿が見えなくなります。動揺するプリキュアをあざ笑うようにノーザの笑い声が響きます。
 

②望まない世界
 ラブが気づくとそこはクローバータウンストリート。美希はファミレスで和希を発見します。祈里は動物園に。何故か動物達は檻の外に出ています。せつなは明かりの点いていない桃園家に。
 街を走るラブ。商店街はどこも閉店しています。よそ見をしていると人とぶつかって尻餅。見上げるとカオルちゃんです。ボケーっと突っ立っていてやる気が感じられません。お店は?と尋ねるとやめた、と答えが返ってきます。驚いて理由を聞くラブに、ドーナツを作ったって意味ないでしょとやる気無く答えるカオルちゃん。周囲を見回すと街の人々はみな気力を失って座り込んでいます。失業率が高そうな街です。炭鉱が閉鎖した街みたいな活気の無さ。
 和希はもう駄目だ、と弱音を吐きます。何もかも嫌になったと言う和希。医者の夢は!?と聞く美希にどうでもいい、と答える和希。その姿に美希は困惑と戦慄が入り交じって立ち尽くします。大変です、弟がニートになりそうです。
 動物達は人間に対する憎悪と敵意をむき出しにして祈里の方へと向かってきます。動物達の声を聞いて当惑する祈里。
 家の中を探索するせつな。いくら探せど父も母もラブも居ません。

 その様子を面白そうに見るノーザ。心の裏を移す異空間の中に居るとサウラー達に説明します。自分が一番望まない未来、深い悲しみに覆われる不幸の世界。悲しみはやがて絶望を生み、心を折り、戦う気力を奪う。と淡々と話します。あまりのあくどさ、もとい、見事な策に声が出ないのか聞き入るサウラーとウエスター。なるほど私にとってはプリキュアの無い世界というわけですね。そんな世界こっちから願い下げだ!

 みんなが明るく元気に暮らす世界を望むラブにとってこんな世界は自分の知っているクローバータウンストリートではありません。そこに気づくラブ。
 病弱でも将来の夢のために頑張る和希を知っている美希は目の前に居るのが和希ではないと気づきます。
 自分の知っている動物達は素直で優しい心を持っていると信じる祈里。彼らは素直です。そうたとえば、ハムスターは「妖精?そんなもん知るか。知ってても教えるか。大体、男に向かって可愛い~とか言ってんじゃないっつーの。失敬な小娘どもだなぁ全く。いいか?人に聞いて楽しようとしないで手前の力でなんとかしろ。まっ、ちっとは世間の荒波にもまれて苦労ってことを覚えろってこったな」ととても親切です。祈里達の将来のためになるよう助言してくれます。またツバメの雛達は「もしかして今日はこの人がお世話してくれるん?なんやめっちゃ好みなんやけど」「うわ、ほんまほんま。たまらんなー。いや~こんなべっぴんさんにご飯貰えると思うただけで」「食欲も増すわな~」と本心から喜んで餌を食べてくれます。(詳しくは14話を参照されたし)
 両親、ラブ達が自分を置いてどこかに行ってしまう事など無い、と確信するせつな。
 「この世界は」「偽物だよ!
 自分達を包み込んでいた霧が吹き飛びます。そうです、プリキュアが放送していない世界など偽物に違いない。きっと私が死ぬまで放送しているって信じてる(どんだけ長寿なんだよ、っていうかお前いつまで見続けるんだよ)。しかしノーザにはまだ手が残っています。これからが本番。


③プリキュアVSプリキュア
 気づくとまた見知らぬ場所。ピーチは砂漠の中に立ち、目の前に巨大な怪物が出現します。ベリーは嵐の海岸に立ち海の中から怪物が出現します。森の中に立つパインの前には木の化け物。岩場に立つパッションの前には岩石の巨人が。

 ノーザが居る部屋のモニターにはプリキュア同士が戦っている姿が映ります。お互いが魔物に見えていると解説するノーザ。またもや自滅を狙う作戦です。お互いに気づかないまま戦い続けるプリキュア。

 外にいたシフォンは異変に気づきます。ケンカだめ~と一人で館の方へと向かいます。それを追うタルト。シフォンは力を使って扉を開けます。ツッコミを入れるタルトですが、こうなっては腹を括るしかありません。
 ウエスターがインフィニティとドーナツ好きのしゃべるフェレットが館に侵入していることに気づきます。いや、その前に外に居たことに気づくべきだと思うのですが、ノーザはおそらく自分の策に夢中だろうし、サウラーはノーザさんパネーとか思ってて気が回らなかったのだと推測されます。しかしノーザはやはり自分で飛び込んできたか、と取り繕います。さすがノーザ、ポーカーフェイス。サウラーはこれも計算ですか、と簡単に騙されます。言った手前格好を付けないといけないのでここはサウラーに任せてインフィニティ奪取に向かいます。呼ばれなかったウエスターは勝手にノーザについて行きます。
 ちなみに、私の感想、ときどき平気で嘘や曲解を言います。本編未視聴の方は注意してください。

 交戦が続くプリキュア。お互いに何故か本気で攻撃できないことに疑問を持ちますが、自力でこの幻術を解くには至りません。

 シフォン達の前に現われるノーザとウエスター。出し抜けにノーザはシフォンを捕まえようとします。回避。シフォンはシャンデリアに乗ってノーザに反撃を試みます。ノーザの出すつたを軽やかに回避して突撃。ノーザは防御壁を張って防ぎます。思わぬ反応に驚くノーザ。実はシフォン強いことが判明。
 タルトを追うウエスター。ドーナツ好きのしゃべるフェレット!と追いかけるウエスターに例によって可愛い可愛い妖精さんだと返すタルト。現在のところ誰も可愛いと言ったことがありません。自称です。タルトは身をかわすと勢いを止められなかったウエスターは階段の手すりに頭を挟んでしまいます。力任せに壊します。手すりを滑って逃げるタルトを追いますが転んで階段から落ちてノックアウト。大変です、プリキュアがあんなに苦戦したウエスターにタルトが勝ってしまいました。プリキュアの戦力的意義が問われます。
 
 一進一退を繰り返すプリキュアは、次の一撃に全てを賭けると決意します。自滅へのカウントダウン。お互いに踏み込んでまさに一撃が放たれようとした瞬間、シフォンが介入。作戦が失敗したノーザはシフォンも不幸の煙に包もうとしますがシフォンの力によって瓶が割られてしまいます。
 シフォンの声のおかげでお互いの攻撃は未然に防がれ、霧も晴れます。上からシフォンとタルトがシャンデリアに乗って落ちてきます。追ってくるノーザとサウラー。ウエスターはノビているのか。
 ノーザはソレワターセの実を不幸のゲージに憑依させます。地鳴りと振動。館全体が揺れています。脈を打つように一定のリズムで膨張・縮小を繰り返すゲージ。退避。アカルンの力でプリキュアは外に脱出します。


④不幸のゲージ
 館は崩壊し、巨大なソレワターセが目の前に出現します。たぶん怪獣映画に詳しくても詳しくなくても見たことがある人なら気づくであろう、ビオランテを彷彿とさせるデザイン。
 不幸のゲージ自体をソレワターセ化、しかも破壊したとしても溢れだした不幸に飲まれてしまう二重の罠。
 ソレワターセはより強力になった不幸の煙を吐きます。その状況の中でシフォンはインフィニティ化の兆しを見せます。強い圧力にプリキュアは反撃どころの状態ではありません。しかしシフォンの泣き声を聞いたプリキュアは瞬時にその煙を払います。ピーチかっこいいな、この娘、可愛くて男前です。
 シフォンを守る決意のもと、グランドフィナーレを放ちます。パスするときの呼びかけが通常よりも緊迫した叫びになっています。ソレワターセを破壊。

 しかしこれもノーザの想定内。空中に浮いたゲージにヒビが入っていきます。安堵するプリキュアを笑うノーザ。ソレワターセ化させたのも、館を破壊して外に出たのも、ゲージから溢れた不幸のエネルギーを世界中にばらまくためだ、と真の目的を告げます。ゲージは完全に割れて中の不幸の液は禍々しいオーラを放ちます。腐臭のように広がるそれ。
 突然の吹き上げ。突風が起こります。スカートがめくれ上がる絶好の機会ですが、モコモコにはそんなのはあまり意味がありません。いや、めくれるのは良いことですが。しかしさすがプリキュア、手で押さえなくてもスカートは鉄壁です。
 雨となって世界に降り注ぐ、世界中の人間がお前達の巻き添えになるのだ!と笑うノーザ。今や不幸はどんどん拡大して世界中を巻き込もうとしています。その言葉にプリキュアは自分達が大きな罠に陥ったことに気づきます。自分達の命どころの話ではありません。立ち尽くすパッション。
 そんな中、ピーチはもう1回グランドフィナーレを使うと言います。しかし不幸の液はすでに広範囲に飛び散っておりもはや収拾がつかない。そう言うパインとパッションに、ピーチは泣き出しそうになりながら自分達がやらなきゃ本当にみんなが不幸に飲まれて消えてしまうと訴えます。
 シフォンが突然何事か叫び出します。上手く言葉にできないのか言っていることは分かりません。キルンが飛び出てパインが翻訳します。キュアスティックとパッションハープの力を自分に向けろと言っています。躊躇うプリキュアですが、シフォンは大丈夫だと言います。
 決心して、みんなはスティックとハープを構えます。バンク使わずに即座にこういうアイテム呼び出すのかっこいいなぁ。バンクがあるからこそそれを省略したときのかっこよさが引き立ちます。シフォンは不幸の液のもとへ飛びたちます。
 4人の必殺技が一直線にシフォンに集まり、それを受けたシフォンは一気に不幸のエネルギーを消滅させます。ええー!? そういう解決方法!?

 忌々しくシフォンを見上げるノーザ。しかしシフォンの額に輝くクリスタルのようなものに気づいて即座にそれを奪います。シフォンは無邪気に喜んでいて気づいていません。クリスタルを回収したノーザはそのまま撤退します。状況的には作戦全部失敗したのにも関わらず余裕が感じられて器の大きさが感じられます。

 ピーチの胸へダイビングするシフォン。いいな~私もシフォンになりたいな~。と思った人は私だけではないと確信します。
 厚い雲に覆われていた空から太陽の日差しが地上へと伸びます。不幸の雨は降らず、太陽の恵みが地上へ降り注ぎます。クローバータウンストリートの人々は空を見上げます。OPのあのシーン。もちろん街はラブが知っているとおり、みんな店を持ち、カオルちゃんもお客がいなくてもドーナツを作ります。
 ラブと祈里はシフォンを褒めます。喜んで答えるシフォン。美希はタルトを抱っこしてお礼を言います。結局ふたりに助けられたと言うせつな。結果オーライ。幸せゲット。

 クリスタルを持つノーザは極上の笑みを浮かべます。


⑤次回予告
 まさかの2Pカラー。


○トピック
 12月、それは子どもも大人も注目のクリスマスのシーズン。子どもはサンタさんを、大人は年末の決算に望みを託します。今回はシフォンに隠された凄い力が判明し大活躍するお話。ここで一気にシフォンの在庫を売り切り、売上げを確保、子どもも大人も幸せゲットの大作戦。当然クリスマスが過ぎれば次期プリキュアを大々的に告知してさらなる需要を作り出す。幸せと不幸は表裏一体。満たされたいという欲求は幸福と不幸の種。それを適度にバラマキ、回収することで飯を食っている。スポンサーも製作も必死だということが伝わる回です。

 そんな感じで2重3重の罠を一話で終わらせました。通常だったら最終決戦に使われても良い内容ですが、6年目にして4代目プリキュアであるフレッシュにいまさら結束がどうのこうの、絶望の世界がどうのこうの、不幸が世界に広まるなんてのは物足りない。すでに過去作品で乗り越えてきた課題です。べっ、別に前回の感想で不幸のゲージがどう解決されるか興味深いと書いたのにそれがあっさりとこともなげに解決されたので居心地が悪いとかそんなんじゃないんだからね!

 私は、物事を捉えるときに重要な部分を基軸にします。それ以外は枝葉末節です。本当に大切な部分がキチンと支えられ、そこまでの道がちゃんと作られているのなら細かいことにはこだわらない。フレッシュの物語がどこまで行くのかは分かりませんが、罪に対してどうのこうのなんてのは私(が想定しているフレッシュ)にとってはどうでもいいことです。罪も罰も贖罪も、どうでもいい。本当に大切なものは、人が幸せを求め、幸せを作り、生を肯定しうることです。これは私の願望です。そうやって生きたいっていう。それをプリキュアに見いだしています。プリキュアは一切のブレなくそれを一直線に進めている物語だと思っています。その点において、本当に真摯で誠実だと思う。

 前述したように、今回の内容はこれまでのシリーズでも乗り越えてきたことです。自分が望まない世界、それは自分が知っている世界、自分達が作ってきた絆が無い世界です。だからその関係や経験を持っている彼女達は確信を持って偽物だ!と言える。大切なシフォンを守るためにどんな絶望的な状況、強大な敵にも立ち向かう。世界を覆い尽くそうとする不幸に対しても、シフォン(子ども、赤ちゃん、幸せの象徴、無限の可能性)が逆転の鍵になることも分かります。シフォンに楽しいことや愛情を注いだのはプリキュアであるラブ達です。それが紡がれて大きな力になるのも、知っている。
 でもフレッシュはまだ終わらない。まだあるんですね。フレッシュプリキュアがやらなければいけないことが。私達に見せてくれるものがまだある。

 最終回本当に楽しみです。
[ 2013年05月22日 12:14 ] カテゴリ:フレッシュプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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