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第36話「新たな敵!その名はノーザ!!」

○今週の出来事
①シフォンの成長

 森の洋館。インフィニティが出現し、ラビリンスはFUKO集めからインフィニティ捕獲へシフト。ウエスターはメビウス様のために!と意気込みます。珍しくシリアスです。
 クライン登場。メビウス様からの贈り物があると言います。無邪気に喜ぶウエスター。いつもの彼です。インフィニティレーダー♪とポケットから出した風には言ってくれませんが、便利道具を出すクライン。インフィニティが現れると反応するそうです。…ラブ達のところに行けばいいんじゃないかな。ラブの家に行けば高確率で居ると思うのだけど。
 もう一つ素敵な贈り物があると言うクライン。益々喜ぶウエスターとは対照的にサウラーは少々警戒しています。それは後のお楽しみ。


 ラブの部屋では恒例の超能力いたずらが発動。ラブはあたふたしています。慣れたのか美希達は冷静にジュースなどは確保しています。そんなことよりもですね、服ですよ、服。ラブ、美希、祈里は番組開始当初の私服に衣替えしていますが、せつなもチェインジ。黒タイツです。パッションの黒タイツより断然こちらの方がイイと思います。有りだと思います。可愛いです。と言いながら隣に居る祈里の太ももも見ますが。こういうのを抜け目がないと言います。
 ラブはリンクルンを使ってケーキを出します。ピルンは食事担当、アオルンは衣服担当、キルンは翻訳担当、アカルンは……シフォンと無関係。ある程度シフォンが話せるようになった今ではキルンもシフォンに対しては存在意義が薄れています。よくよく思い出すとシリーズ最初のコミューンはカードを使ってお世話をするアイテムでしたが、シフォンはリンクルン+ピックルン3種と分業させることで販売数拡大を狙う戦略がとられており、ワークシェアリングを逆手に取った手法です。早い話、顧客単価を高くしているわけです。売り上げゲットで、買って貰えなかった子ども達はFUKOが溜まる。同じ玩具が幸せと不幸を生む。プリキュアはそんな現実の表裏が垣間見える女児向けアニメです。

 そんな与太話はさておき、シフォンは手近にあった(シフォン用)テーブルに手をついて立ち上がります。それを見て驚く一同。シフォンが、シフォンが立った! 果たしてこの「クララが立った」セリフはいつまで語り継がれネタにされ人々に親しまれ使われていくのか興味は特にないのでさらっと流すとして、シフォンはヨタヨタと歩きながらラブのもとに一歩一歩近づいていきます。途中でしりもち。シフォンの成長を驚くと同時に喜ぶ一同。タルトもトキメキを感じます。
 ラブはシフォンを抱いて公園に散歩に行こうと提案します。その提案に顔を曇らせる美希達。ラビリンスが狙ってくるかもしれません。現状シフォンはインフィニティの側面も持つので危険があります。みんなの沈んだ顔を見て泣き出しそうになるシフォン。しかしラブは大丈夫だよと言います。シフォンにはたくさん楽しいことを教えたいと言います。ラブの言葉に理解を示す美希達。教育方針として正しいように思えます。それに、と言葉を続けるラブ。宝物が落ちていると言います。


②宝の森
 公園に駆けていくラブ達。シフォンを抱いた祈里の走り方がちょっと面白い。ラブは嬉々として目的の場所へ向かいます。

 目的の場所に着くとラブは早速地面を探索。あった!と声を上げるとそこにはドングリが落ちています。秋の森の特産品です。よく見ると至る所にドングリが落ちています。タルトはノリノリでドングリを集めに行きます。こういう時に小動物担当はわかりやすくで便利です(タルトの精神年齢はラブ達より多少上だと思われますが、役目に応じて作中で使い分けされています)。
 美希と祈里はようやく思い出します。ここはドングリ王国。小さい頃にそう呼んでいた場所です。リスのようにドングリを集める幼いラブ達の姿が回想されます。その光景を見た大人が幼女王国などと呼ぼうものなら警察に職務質問された上に留置所に問答無用でぶちこまれることになるので、思い出と願望はそっと心の中にしまっておくのが大人の作法です。では、女子中学生の黒タイツや太もも云々と言うことは良いのか、ということについては断固として国家権力と戦いましょう。土下座という手段を用いて。

 ラブは宝物探しみたいですっごく楽しかったと言います。私も子どもの頃はよく集めました。色つやとか厳選して。話を聞きながら、せつなは足下のドングリを拾います。拾うときの仕草が可愛い。本当に宝物みたい、と言うせつな。だから宝物なんだって、と強調するラブ。シフォンの方を見るとタルトと一緒に楽しそうにドングリを探しています。タルトテンション高けぇ。
 ラブは言います。シフォンにはこれから先もっともっとい~っぱい楽しいことが待っているだ~って。
 同意する美希と祈里。
 大人になると、むしろ子どもの頃の無邪気に遊んでいたときの方が面白かったと思ってもしまうのですが、大人も大人で面白いもんです。無制限とはいえないけど、子どもに比べていろんなことが出来るし、自分で計画・実行することが出来る。暇だと思えば遊びに行けば良いし、友人も作ればいい。ただ、それが億劫で精彩を欠いた印象が拭えないのは経験による感性の摩耗(慣れ)によるもので、だからこそ初めての出来事というのは新鮮で驚きと輝きを持つ。失われた感性は理性や知性では埋められない。子どもにはまだ新しい出来事が待っているのだけど、大人にはその余地が少ない。新しいことをやってもまた新鮮さは失われていく。刺激を求めすぎてエスカレートしていけば日常に支障をきたしかねない。この渇きは如何にして潤すことが出来るのか? というのはプリキュアと全く全然関係ない話なんだけど、何に満たされ、何に幸福を感じ、どう日常を彩って生きるかは労働(現代の先進国はある程度働けば暮らせるので、暇な時間が大昔に比べれば長い)から解放された現代人の悩みではあります。まあ、暇ゆえの贅沢な悩みというか。


 タルトのもとに駆け寄ってラブは一緒に遊びます。それを呆然と見ていた美希達も一緒にその輪に入ります。マツボックリ発見。これは男の子にとっては手榴弾の代りです。秋の森で楽しい時間が流れます。
 シフォンの目の前にドングリが落ちてきます。枝に生っていたドングリが落ちたようです。面白がってシフォンは枝のところまで飛ぼうとしますがそれをラブが抱き上げて止めます。枝に生っているのは赤ちゃんドングリなのでまだ取ってはいけません。ドングリが目を覚まして落ちてくるまで待とうと諭します。喜んで聞き入れるシフォン。


③ラビリンス最高幹部 ノーザ
 突然の突風。よしきた! カメラさん!祈里のもとへ走れ!スライディングで下からのアングルを狙うんだ!! 押さえてもいないのに鉄壁のガードを誇る祈里のスカートに敗北を認めざるを得ません。
 ドングリ探しを再開したラブ達のもとに怪しい足音と視線が向かいます。

 突如シフォンはインフィニティモードに。あ、やっぱこのモードは解決されてないんだ。インフィニティレーダーにも反応。
 先ほどまでの愛らしい表情は名残もなく不気味なシフォン。早速持ってきていたクローバーボックスを奏でるタルト。新商品の出番です。お宅のシフォンもいつあんな状態になるかもしれません。お子様の不安を取り除くためにも是非クローバーボックスのご購入を検討なされてはいかがでしょうか? とスポンサーが言ったとか言わないとか。
 オルゴールのメロディで元に戻るシフォン。これは厄介な問題です。ラビリンスをぶちのめせば完全に元に戻るような問題でもなさそうです。シフォンがインフィニティである事実を再認識して戸惑うラブに、せつなはシフォンはシフォンだと言ったのはラブでしょ、と励まします。心を落ち着かせるラブ。

 ウエスターとサウラーが現れます。ふたり一緒にクリスタルを投げます。最近仲いいな。上手い具合にドングリに刺さります。小さい標的でしたがナイスコントロール。毎週投げているだけはあります。こちらも変身です。
 4対2。グリ(丸い方)が回転して襲ってきます。迎撃の構えを整えたピーチとパッションは足を大地に強く踏み込んでダブルパンチでグリを跳ね返します。1カメ、2カメ、3カメ、とカメラさんも大活躍。先ほどのつむじ風のときにこの頑張りを見せて欲しかったと思います。跳ね上がったグリはそのままウエスターとサウラーの上に。退避。
 ピーチとパッションを上空から奇襲するドン(細長い方)。グリと同時に仕掛けていたので連携攻撃です。しかし連携ならプリキュアの方が一日の長があります。ベリーとパインがすかさずダブルキックで迎撃。これも1カメ、2カメ、3カメとカメラさん大活躍。蹴った後のちょっと呆けた表情面白い。ドンはウエスターの方へ落ちます。また退避するウエスター。
 ウエスター以外にも人が。ピーチ達が助けようと駆け出します。プリキュアに変身してしまえばカメラをどんな角度で傾けてもOKというのがフレッシュの特徴です。モコモコ便利すぎ。しかし件の女性から只ならぬ気配を感じ取るパッション。制止の声をあげます。

 女性が睨むと突如ドンは殻を割ってツルが伸びると自分を包み込むとその場で落下。
 まったく情けない、とサウラー達を罵る女性。その言葉に憤慨したウエスターは何者だ!と叫びます。
それプリキュアのセリフですよ。スイッチオーバー。カッコイイ。悪そうな感じが出てて。その姿に愕然とするサウラーとウエスター。パッションも驚きを隠せません。
 ノーザと名乗ります。嘆きと悲しみを植え付ける者、とこれまた悪人セリフとしてお決まりなことを仰ってくれます。指先で摘んだ丸い物体。何かを丸く畳んだようです。それを投げると、球は人の形に広がって地面に突き刺さります。粘土というよりかは植物に近い。マンドラゴラ(マンドレイク)的な感じです。それが気持ち悪く膨張すると、ソレワターセと叫ぶ怪人になります。ホシイナーの親戚でしょうか。形としては、藁に包まれた納豆を連想します。
 手近にあったドンとグリを飲み込んで一つになるソレワターセ。どうでもいいけど、文章にするとナケワメーケ同様書き(キーボードで打ち)にくいな。
 攻撃してくるソレワターセ。ピーチの隣にいたベリーとパインがぶっ飛ばされます。それに遅れて気づくピーチ。プリキュアの反応が追いつきません。パワーも上々。ノーザの顔芸も上々。こやつ出来る。

 4人同時必殺攻撃が発動。時間的にもこれでいけそうです。必殺技の波状攻撃がソレワターセを包み込みます。なんだ折角の新幹部も必殺技でいつもどおり撃退かよ。などと思っていたらタルトがやったー!と声をあげます。タルトー!それはダメだ!それを言ったら効かなくなっちゃう!
 案の定、必殺技を押し返すソレワターセ。ハートにヒビが入ります。プリキュアも踏ん張りますが時間の問題です。その光景に泣き出しそうになるシフォン。ピーチがそんな顔しないで、と優しく声をかけます。もっともっといっぱい楽しいことしていっぱい笑おうね、と微笑みます。この子強いな。番組当初は一番メンタルが弱かったんだけど。母強し。
 しかし相手の方が上手、だめ押しの衝撃を受けて枝からドングリがもがれてしまいます。それを見たシフォンはラブの言葉を思い出して泣いてしまいます。すると、クローバーボックスがオルゴール機能だけじゃないよ、と力を発揮してプリキュアの必殺技を後押し。無事ソレワターセを撃破します。
 敗れたもののノーザは余裕の体で異空間トンネルみたいなのを開いて撤収。一方サウラーとウエスターは徒歩で。幹部でも上の方になると移動方法も違うらしい。どっかの幹部はタクシーで領収書発行してもらっていたましたが。

 戦いが終わり呆気にとられるプリキュア。シフォンとクローバーボックスにはまだ秘密があるようです。


 FUKO液を水差しに注ぐノーザ。蛇口がついています。このタンクってもういらないんでしょうか? ウエスターがノーザと呼ぶと、ギロリと睨み付けてノーザさん、でしょ?と訂正を強いります。怖ぇ。クラインが言った最後の贈り物とはノーザのことです。心配しなくてもインフィニティは手に入れさせてあげる、と上から目線。これにはプライドが高いサウラーが屈辱を感じざるを得ません。またトンネルを開いてどこかへ行ってしまいます。
 植物が所狭しと部屋に生えています。その内の一つの植木鉢に先ほどのFUKO液を注ぐと、植物は貪欲にそれを吸い込み、人の形をした実をつけます。
 人の不幸は密の味、嘆いて育て、悲しく育て。


 シフォンがぐっすりと眠るのを見ながら、ラブ達はノーザが強かったことを噛みしめます。しかし絶対にシフォンは守らなくてはなりません。彼女達は改めて胸に使命を宿らせます。


④次回予告
 プリキュア初の特訓話。さりげにトレーニングマシーンを御子柴が操作しているんですけど…。どーなるんだこれ。


○トピック
 東西南北最後の人、ノーザさん登場。知略担当でプライドが高そうなサウラー、アホ担当の力自慢ウエスター、ヘソ担当のイースと来てラストは悪役担当のノーザ。魔女ですね、ありゃ。

 シフォンのいろんな可能性や未来がここでも提示。立って歩き始めたり、色々な体験を通じて楽しい未来が待ちつつもインフィニティとして、それを奪おうとする敵も出てきて争奪戦勃発。終盤のため本作の重要要素である「幸せ」と「不幸」が改めて対比されているのも見逃せないところ。ラブ達はシフォンを幸せにしようとするし、シフォンとの楽しい時間を過ごすことで幸せが生まれていくのに対して、ラビリンス側はシフォンを不幸(の材料)にしようとするし、今まで溜めてきた不幸を使ってさらに不幸を生み出しています。シフォンは両者の争点でもあります。
 シフォンが元に戻るというか、いかにしてインフィニティの要素をプリキュア側に持ってくるか、無限のメモリーをプリキュア側に昇華させるかがおそらく物語上の焦点だとは思うのですが、その辺は後のお楽しみ。まったりゆったり最終回を楽しみにしてます。
[ 2013年05月22日 12:10 ] カテゴリ:フレッシュプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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