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第29話「謎だらけの男!カオルちゃんの正体!?」

○今週の出来事
①この番組はフレッシュプリキュア!です

 霧がかった港。倉庫がならんでいていかにも裏取引とかありそうな場所です。サングラスのお姉さんは目的の人物が来て声をかけます。ジェンマと呼ばれる男性。しかしすぐに言い直します。今の名は、コードネーム・カオルちゃん。お姉さん(たぶんジュリアーノという名)の前に佇んでいるのはドーナツ屋のカオルちゃんです。普段とは違ってスーツを着こなしています。「コードネーム」って言うと何となくカッコイイですよね。

 OPが終わって提供のときに表示される映像が変わったのですが、特筆すべきはピーチの前で堂々とポーズを決めるベリーです。本編の出番の無さを何とか補おうとするスタッフの配慮でしょうか。


 いつものように公園にやってくる4人。しかしお目当てのドーナツ屋が居ません。期待が外れてガッカリする4人。私は祈里がニーソ(膝上までの靴下)で大喜びです。せつな以外は衣装が変わっています。

 遊園地。観覧車の中でお姉さんはカオルちゃんにメクルメック王国の王子ジェフリーが昨日から行方不明になっていることを伝えます。どうやらケンカが元で家出したようです。しかも家出する際に家宝のポセイドンの冷や汗を持ち出したそうです。まさに冷や汗ものの出来事です。すみません、とりあえず言っておかないダメかなと思いまして。冷や汗ってどうなの?とも思うのですが脂汗よりは良いです。さらにはその宝石を狙った組織・ゲットマウスが動き出していると言うお姉さん。カオルちゃんに助力を申し出ます。渋るカオルちゃん。結構忙しいと言います。ドーナツとか振り付けとかですね。なおこの番組はフレッシュプリキュア!という日曜の朝8時半から放送されている番組で、4人の女の子が主役です。秘密諜報員みたいな人達とは特に関係がありません。今週から見始めた人は勘違いしてはいけません。毎週見ている人も「アレ?チャンネル間違えたかな?」とチャンネルを変えてもいけません。


 また公園を訪れる4人。しかしカオルちゃんは不在です。今日で4日目。タルトはドーナツの無い人生は耐えられないと泣き出してしまいます。ちなみに私はプリキュアが一週休むくらいなら耐えられます。キュートに穴のあいたやつたべさせて、と叫ぶタルトにシフォンは穴のあいたやつを渡します。かじりつくタルト。っておい!とツッコミます。ドーナツじゃなくてチクワです。シフォンもボケ担当のようです。プリキュアは慢性的なツッコミ不足です。
 ひょっとしてドーナツ屋やめたのでは?と言う美希にそんなことない!とラブが否定します。その証拠にドーナツ作っているときいつも真剣に…グハっ、グハっ、グハッ…思い出されるのは真剣に冗談を言っていた姿。もうダメかもしれない。
 数人の大人がベンチなどの荷物を抱えてやってきます。スペースが空いているので有効利用するつもりです。ラブがダメ!と身体を張って止めます。相変わらず無茶な娘です。カオルちゃんはきっと帰ってくるのでもう少し待って下さいと頭を下げます。それはそうとラブもニーソです。一応言っておかないと片手落ちになるかな、と思って。
 ラブに続いて美希、祈里、せつなも頭を下げます。思わず苦笑いする大人達。彼らもドーナツ屋のファンなのでもう少し様子を見る事にします。


②四ツ葉町探検
 街を歩きながら、カオルちゃんが帰ってきたらとっちめてやる!と言うラブ。とりあえずオゴらせるのがベターだと思います。
 見知らぬ外国人の少年を発見します。この少年は例の王子です。しかしラブ達はそのことを知りません。キョロキョロしている少年を見て迷子かと判断。ラブが任せて!と単身少年に向かいます。
 英語になっていない謎な言語とジェスチャーで少年に声をかけるラブ。明らかに不審者です。満場一致でこういう人は無視して良いと判断されるくらいの挙動不審さです。暑さでついに頭がやられたのか、とかそういうレベルです。
 ラブにツッコミを入れる美希と祈里。少年は日本語でここは四ツ葉町ですか?と訪ねます。ラブの日本語よりずっと上手ねと評するせつな。さりげに酷い。ショボーンヌと一昔前のネット用語(なのかは分からないけど、よくネット上では見た)でガッカリするラブ。
 両親や名前を尋ねても警戒して答えない少年。しかしお腹は空いているそうです。「そこは返事するのね」。せつなさん冷静なツッコミ要員です。ボケとツッコミを使いこなすとはなかなかの手練れです。
 お姉さん達と食べに行こう、とラブは少年を誘います。私もご一緒したいです。


 その頃、国王達と接見するカオルちゃん達。宝石とジェフリーの行方は分からないのか?とお怒りの様子。息子より宝石の方が優先順位高そうです。執事らしき人が王子は寂しかっただけでもっと国王夫妻が優しくしていれば…と口を挟みますが国王に一蹴されてしまいます。家宝を取り戻してくれ!と再度カオルちゃん達に言う国王。
 さようですな、とりあえず寝てみては如何でしょうか?と言い出すカオルちゃん。家宝と果報をかけているんですね。分かります。案の定真剣に冗談を言います。窘めるお姉さんを無視して、家宝なんてたかが石でしょ?と言うカオルちゃん。不遜です。国民を幸せにするという伝説の下、先祖代々守り抜いてきた歴史を持つ…と話し始める国王を遮ってカオルちゃんは先祖や歴史がなんだってんだ、と一蹴。ジェフリーの身体の中には未来っていう宝石がたっぷり詰まっていると言います。胡散臭い風体で臭いセリフを言います。そのまま国王夫妻を説教。家宝は国中の人を幸せにするかもしれないが、あの子の笑顔は世界中を幸せにすると言います。そのまま部屋を出ます。
 お姉さんとは別行動を取るカオルちゃん。


 街では少年と一緒にお食事。オメガバーガーのハンバーガーを渡します。ハンバーガーを初めて見る少年。ラブ達を見ると美味しそうに食べています。一人ジュースを飲んでいる祈里は空気が読めています。少年は思い切ってハンバーガーにかじりつきます。「美味しい」と笑顔で喜びます。
 少年の笑顔に「可愛い!」とうっとりするラブ美希祈里。あなたの笑顔完璧。見ているこっちまで幸せになっちゃうと絶賛の嵐。幸せゲットだねせつな、と話を振られたせつなは少年に背を向けて、可愛い~とうっとり。そんな様子のラブ達を見ている私も可愛い~とうっとりとしてしまいますが、そんな様子の私を見ても誰も安らぐどころか気持ち悪い、と思われてしまうであろうことを思うと世の無情さを感じずにはいられません。

 ボウリング、ゲームセンター、輪投げ、魚屋、駄菓子屋、クレープ。お家に帰ろうと誘うとするとやれやりたい、あれ食べたいと話題を変える少年。
 少年は四ツ葉町って本当に幸せになれる街なんだね、と言います。先生にそう教わったと言います。庭園で遊んでいたときによく話した人が居て、先生と呼んでいたそうです。日本に来たら訪ねてみろと言われたそうです。まず間違い無くカオルちゃんです。
 街頭モニターでニュース。王子失踪が伝えられます。少年がその王子であると知って驚くラブ達。思わず少年は逃げ出してしまいます。追いかけるラブ達。ニュースは王子が宝石を持っていることを伝えます。それ情報として流すと横取りしようとする人が出てくるからまずいんじゃない? それを聞いたウエスターはその宝石に目を付けます。ほら言わんこっちゃない。盗む気はなくても悪用する気満々です。


③応援してくれる人達
 公園に行き着く少年とラブ達。少年に家出した理由を尋ねます。嫌われていると答える少年。乗馬や学業が上手くいかないたびに怒られてばかり。父上や母上が欲しいのは立派な王国の跡継ぎなんだ、と話す少年。思いの外重い話に返事に躊躇う美希達。しかしせつなは甘えないで、と少年の正面に立って答えます。必要とされない人間なんて居ない、あなたが勝手にそう思っているだけ、と言います。時には自分は必要とされていると思い込むのも有りです。
 せつなに注意しようとした美希をラブが止めます。せつなは宝石を持ち出したのが悪いことだと分かるわよね?と訪ねると少年は首肯します。
 「あなたは自分が悪いことをしたと認める勇気を持っている。だったらそれ以上に、よいことをする勇気もきっと持てるはずよ
 彼女自身がその岐路に立たされたことがあります。悪いことだと気づけても、そのままで居ることが弱いことだと気づけても、そこから前に踏みだそうとすることは難題です。それは自分を変えなければならないことで、その労力は、自分が悪い、自分が弱いと認めることの比ではありません。
 ラブはせつなの言葉に賛同し、ジェフリーの笑顔はみんなを幸せにすると言います。表情と空気で賛意する美希、祈里、せつな。ありがとう、と少年はお礼を言います。立ち止まる勇気以上に前に進む勇気はその力を必要とする。では、その力をどこから持ってくるか? 持ってこれるか? 「ダンスもプリキュアも応援してくれる人がいるからよ! だから選んだものが大きくても重くて も幸せや寂しさを全部抱えてられるだけの力がわいてくるの!」と言い切った人が居たことを思い出します。
 気配に気付くせつな。この辺の勘は鈍っていないようです。黒ずくめ男達がラブ達を囲みます。

 ラブ達の危機を木陰から見ていたタルトはえらいこっちゃ、と慌てます。そこに現れるカオルちゃん。事情を話します。


④スーパーカオルちゃんタイム
 港の倉庫。少年とともに眠らされたラブ達が居ます。見張りが立っています。タルトに中の様子を見てきてくれと頼むカオルちゃん。入れ違いに執事がやってきます。倉庫の中に王子が居ると伝えると、執事は何故自分だけに連絡を?と訪ねます。王子のことを本気で心配していたのはあなただけだったからと言うカオルちゃん。応援は20分後。それを聞いて安心する執事。カオルちゃんを昏倒させます。隠していた牙を剥く執事。首謀者は彼です。
 王子と宝石を確保した彼らは逃走準備に入ります。ヘリの到着が遅れると聞いて慌てる元執事に手を貸そうか?と声がかかります。ウエスターです。普段ならお邪魔キャラですが、今回は逆です。毒をもって毒を制す。クリスタルを宝石に憑依させます。人々を幸せにする宝石で不幸にする作戦です。逃げ出すゲットマウスの人達。少年は意識を取り戻します。

 倉庫でもラブ達は意識を取り戻します。ラビリンスが暴れているとタルトが状況を伝えます。誘拐されたりラビリンスが出てきたりと忙しい状況です。変身です。カオルちゃんは気を失っているから大丈夫。私だったらタヌキ寝入りでチラ見してますけどね。
 
 ナケワメーケと交戦するプリキュア。宝石が原型だけあって防御力が高く手を焼きます。4人同時キック、クワドラブルキックも効果ありません。
 倉庫ではカオルちゃんが意識を取り戻します。割とさっきから目を覚ましていたようです。よう兄弟。やっぱ見るよな。勿論見たとは言わないのが礼儀。

 苦戦するプリキュア。どうだ堅いだろ、強いだろ、と自慢するウエスター。お前は働いてねぇ。
 巻き込まれながらもゲットマウスの人達は目的を達成しつつあります。ヘリが到着。そのまま元執事とともに逃走を図ります。宝石はウエスターに奪われましたが人質としては使えそうです。助けようにもプリキュアはナケワメーケに足止めされて動けません。
 
 誠に残念ながら今週のフレッシュプリキュア!はここで終了です。ここからは天使の微笑みカオルちゃんが番組を引っ張ります。黒服の男達をちぎっては投げ、ちぎっては投げの大活躍。プリキュアもビックリです。っていうか、視聴者もビックリです。プリキュアが全く目立ちません。おいおいそんなことをしていいのかよ、番組的に。しかしヘリで逃走する元執事とさらわれた王子は上空。いくらカオルちゃんでも手が届きません。警察や国王達が到着しますが、為す術がありません。
 タバスコ&マスタード味のドーナツを投擲して元執事の口の中にホールインワン。手を離されて落下した王子をカオルちゃんがキャッチします。先生!と気付く少年に、よう、と答えるカオルちゃん。私が少年だったら絶対将来先生みたくなるって決心するね。なにこのカッコイイ大人。

 まだ問題は全て解決していません。ナケワメーケが居ます。なんとか足止めから脱出したプリキュアに、カオルちゃんが助力します。宝石は一点に力を加えると割れやすいと言いながら、ナケワメーケの弱点を見抜いてキック。ヒビが入ります。どんだけ強いんですかこの人。
 今週もピーチロッドでトドメ。21話が最後ですね。何とは言いませんが。
 宝石は元に戻りますが割れてしまいます。

 ジェフリーを抱きしめる母と父。少年は宝石が割れてしまったことを謝ります。しかし父は息子の無事に安堵して宝石など惜しくはないと言います。少年を見守るカオルちゃん、プリキュア。少年はとびっきりの笑顔を返します。


 霧の埠頭。タルトはカオルちゃんに何者で何をしていたかは聞かないと言います。チクワをかじるカオルちゃん。タルトはあんさんのドーナツが必要だと言います。良いシーンなんだかなんなんだか分かりません。
 お姉さんがやってきます。背中にタルトを隠すカオルちゃん。ゲットマウスは逮捕されたようです。お姉さんは元に戻ってきて欲しいと頼みます。しかしカオルちゃんは自分を必要としてくれる人のところに帰ると言い残してその場を去ります。
 カオルちゃんの背中を見ながら、お姉さんは「ミスターカオル、いえジェンマ…あなた…尻尾が生えてるわよ!?

 ……俺はこの番組のタイトルが思い出せない。


 ドーナツ屋再開。ラブ達が駆け付けます。心配かけたお詫びに今日は無料サービス。でも明日から値上げするけどね、としれっと言うカオルちゃん。
 「ドーナツハートはうまさの印、挽き立てフレッシュ!コーヒーとセットだよ」とドーナツを持ってくるカオルちゃん。見られた!?と焦るラブ達をよそに、ありがとうとお礼を言うカオルちゃん。この場所を守ってくれたんだろ?と言います。少年のことではないと一安心のラブ達。
 カオルちゃんに電話がかかってきます。オペ、宇宙飛行士、ワールドツアーのボーカル…結局何者なのか分からない人です。
 ドーナツ屋の車に張ってある写真には、両親と共に笑顔で映る少年の姿が映されています。


⑤次回予告
 まさかの正体バレ話第2弾。


○トピック
 それよりもですね、最近の青子さんの出番について真剣に考えないといけないと思うんですが、という話……だったんだけど、いやそれよりも次回のブッキーは看護婦衣装だぞ!の方を語るべきではないのか、という話。

 とりあえず、この番組はフレッシュプリキュア!という(以下略)
 色々と無茶な話。女の子が主役のプリキュアでは男の子の助っ人が登場しない、というのが伝統的に守られていましたが、なんと今回にて男の子っていうか、オッサンっていうか、カオルちゃんが助けてくれます。家宝の宝石より子どもの方が大事だぜ!とか、甘えるな!前へ進め!とか、プリキュアは色んな人を助けているし助けられてもいるとか、そんな色んな話がごっちゃになって突き進むパワフルさが本作の勢いを作り出していて魅力でもあります。どんな無茶をやろうが、最後は笑顔♪がフレッシュの物語。

 プリキュアは強くて可愛い女の子ですが、決して全てを解決できません。世間では一介の女の子に過ぎない。大人の問題も、個人の問題も代わって解決して幸せにすることができない。そのような中であっても、人は人のために何かが出来て、人を幸せにする一助となり得る、というのがプリキュアの限界でもあり可能性でもあります。それはプリキュアの女の子に限らず大人でも誰でもそうです。そういう人々が集まる四ツ葉町はみんなが幸せになれる街として繰り返し番組内で語られているのは面白いところです。…ってな感じでギャグ満載な今回の話をそれなりに真面目に纏められたような気がする。


 次回、ブッキーの看護婦コスに刮目せよ!
[ 2013年05月22日 12:06 ] カテゴリ:フレッシュプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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