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第25話「イース対パッション!?私は生まれ変わる!!」

○今週の出来事
①新しい生活

 真剣に机に向かって何かを作っているラブ。タルトとシフォンも見守ります。完成。タイミングを見計らったように母から呼ばれます。
 ラブの隣の部屋がせつなの部屋なのでその準備です。今準備しているということは前回はきっとラブの部屋で寝たんだと思います。ラブと寝たんだと思います。同衾です。せつなゲットだよ♪ 最近暑いですよね。
 母もノリ気でお揃いにしようなどと持ちかけます。それ良い、と頷くラブ。せつなも異論はないようです。庭では父が日曜大工でせつなの机を作成。一家総出でせつなのマイルームを作るようです。
 大物は揃ってきたので、小物が必要。色々あってせつなは戸惑います。遠慮しないで、と母。ラブもいっぱい甘えればいいと言います。慣れていないせつなはどうしらたいいのか迷います。歯ブラシの色を訪ねるラブ。この調子でいくと小物を揃えるにも一日かかりそうです。歯ブラシは…と躊躇いながら赤が良いと答えるせつな。歯ブラシはラブのが良いと期待した自分は暑さで脳がやられているんだと思います。そういうことにしておいて下さい。
 小物を買いに行くついでに母から買い物を頼まれます。ご褒美はドーナツ。美希と祈里も巻き込んでせつなの新生活が始まります。


 森の洋館。いつもの調子でお茶を飲むサウラーといつもの調子で落ち着きがないウエスター。ウエスターは前回パッションとの戦いに腹を立て壁を壊して苛立ちをぶつけます。あとで修理代請求されて不幸ゲットです。サウラーはいつもの精神的嫌がらせを思いつき出陣します。


 笑顔で走りながらドーナツ屋にやってくるせつな。ラブ~とあたりを探します。カオルちゃんに訪ねられると、ラブとみんなと待ち合わせ、と答えます。せつなもすっかりプリキュア色に染まっています。女の子同士仲が良いという意味で。せつなの笑顔が柔らかくなっていることに気付くカオルちゃん。ギャグを交えて茶化します。良いオッサンです。
 近くにフリスビーが落ちて拾うと、少年と犬がやってきます。せつなはそれを見てハッ息をのみます。以前(3話)イースが犬を使って街を壊し、少年にも危害を加えたことがあります。たけし君とラッキーです。
 動揺するせつなにラッキーはうなり声を上げます。しかしすぐにラッキーはせつなに懐いてしまいます。順応力高ぇ。

 せつなの生活用品を買いそろえたラブ達はせつなと待ち合わせ場所のドーナツ屋に向かいます。カオルちゃんから場所を教えてもらったのか、林の中へ行くとせつなとたけし君が遊んでいます。
 フリスビーを上手く投げるせつなにたけし君は絶賛。ラッキーもせつなに従順です。せつなも先ほどのような動揺はなくなり喜んで応えます。ラブ達はその様子を見ながら心配します。祈里はラッキーは分かっているような気がするといいます。キルンで聞いて「イースは好みじゃないけど、せつなは好みだからOK。ブッキーも悪くないけどせつなの方が好みかな」とか言われたらまた耳をふさいでしまいそうです。
 夕方。たけし君は明日も遊んで欲しいとお願いします。近々犬の運動会があるらしく、一人では上手く練習できないからお姉ちゃんと練習したいと言います。心につかえているものがあるせつなは答えを躊躇いますが甘えてくるラッキーとたけし君の強引さもあって明日も遊ぶことになります。一人になったせつなはたけし君達の笑顔を奪っていたことに罪の意識を持ちます。
 どうやらずっと離れたところで様子を見ていたらしいラブ達。ラブはせつなを心配しますが、美希が先を読んで「これはせつながせつな自身で決着をつけるべきことよ」と忠告します。せつなを信じるラブと祈里。せつなに声をかけます。


 夕食。早々とおかわりをするラブ。元気ハツラツです。しかし隣のせつなは元気がありません。ようやくごはんに箸をつけます。
 犬の本を読みながらメモをノートに取る祈里。美希もアロマを作ります。

 寝間着姿のラブは落ち着かない様子で身体を動かします。せつなのことが気になっているようです。ベランダに出て隣部屋を伺います。すでに明かりは消えています。そのうち覗き窓とか出来ていたら大変です。
 悪夢を見るせつな。荒涼とした大地に立つせつなの前にたけし君とナケワメーケ化したラッキーが現れます。恐れおののき後ずさるせつな。しかし後ろにはラブ、美希、祈里が立ちます。物言わず見つめる三人。突き放すような余所余所しい視線を向けています。ラッキーはうなり声を上げます。せつなはたまらずその場から逃げ出してしまいます。どこへ逃げても闇の中に光はありません。


②イース対パッション
 朝。部屋を出たせつなは自室の扉に自分の名前が書かれたプレートが付けられていることに気付きます。それがラブの手による物だと気付いて表情を明るくするせつな。冒頭でラブが作っていた物はこれのようです。
 両親が出かけてしまっているので朝食はラブが作っていました。満面の笑みを浮かべたせつなの似顔絵が描かれたオムレツを渡します。そこから目を逸らしてこんな風には笑えていないと言うせつなに、ラブは素直に頷きます。真摯に自分を見つめるラブに、せつなは嬉しいと答えます。
 「私嬉しいの。プリキュアになれて、仲間になれて、生まれ変われて凄く嬉しいの
 「うん」
 「なのに、何故イースのときのことを思い出すの? 生まれ変わったのに何で、何でこんなに胸苦しいの?
 「やっと相談してくれた
 「あのね、胸が苦しいのはせつなだからだよ。イースじゃなくてせつなだから

 ラブは言うべきことを言い終わると、外の天気を見ながらたけし君も遊びたがっていると言います。何故そのことを知っているのかと尋ねるせつなに構わず公園に誘います。完全にラブのペースです。


 公園に到着すると美希と祈里が待っています。たけし君はまだ来ていないようです。祈里はせつなにノートを渡します。ページをめくるとイラスト付きで犬のトレーニング方法が記載されています。美希もリラックスできる香りを作ったとアロマを渡します。昨日みたいに深刻な顔をしていたらたけし君もラッキーも遊ぶどころではない、と付け足します。みんなの気遣いに感動するせつな。
 そこにサウラーが現れます。

 クリスタルをせつなの影に憑依させるサウラー。影が実体化します。我が名はイース、と叫ぶナケワメーケ。せつなの心の闇を掘り起こすように攻めます。
 逃げだそうとするせつなを呼び止める美希。またみんなを不幸にしてしまうと躊躇うせつなにラブは、不幸はいつでも幸せに生まれ変われるんだってせつなが一番分かっているはずだと優しい声で言います。
 「みんなは私に教えてくれた。辛い思いはいつか喜びに変えられることを。私の本当の姿はプリキュア! キュアパッション!

 4人で変身。各々ジャンプしたり、滑ったり、落下したり、潜ったりするのですがその辺はカットして装着シーンメイン。やっぱどう見てもパッションの変身シーンは特殊。というか、一人だけかっこよさの次元が違う。しかしながら、この変身シーンの一番の見所…いや聞き所は着地音。前から分かっていたけど、さらに明確になっています。
 カッ、カッ
 カッ、カッ
 ドッ、ドッ
 カカッ
 これはきっとパインの靴が他と異なっているために着地音に違いが出ているのであって、決してパインが重いとか、鈍臭いとかそういうことではなく、そのような疑いはブッキーに失礼です。よしんば重かったとしてもぽっちゃりしているブッキー好きだぜ! それに美味しいポジションだろ。いや、っていうか何でいつの間にかパインからブッキーって呼び方変えてるんだよ? とかそういう話は脇に置いて、たぶん着地音聞くたびに私は笑ってしまうと思います。
 4人揃ったバージョンで、レッツ・プリキュア。


 戦闘開始。ちょうど良いところにたけし君とラッキーが到着。ナケワメーケを見てイースを連想するたけし君。サウラーはたけし君を狙わせます。阻止するプリキュアですが、影から影へと移動するナケワメーケに苦戦。ピーチ、ベリー、パインは捕縛されてしまいます。
 残ったパッションに近づくサウラー。たけし君はパッションの手を掴みます。パッションはたけし君の笑顔を失わさせない!と啖呵を切ります。たけし君に退避するように言いますが、自分は大丈夫だから負けないで!と懇願されます。ラッキーが影を示すとそこからナケワメーケが出てきます。どうやら察知できるようです。
 居場所を察知して体勢を崩すと、パッションが必殺技で自らの影に別れを告げます。

 お前の闇、本当の姿思い出させてやる、と言い残して去っていくサウラー。
 パッションにお礼を言うたけし君とラッキー。パッションは涙を零しながらありがとう、と答えます。


③ファン第1号
 たけし君がフリスビーを投げると、ラッキーはそれを上手にキャッチします。パッションキャッチと名付けると言うたけし君。一番カッコイイプリキュアから名前を取ったと言います。頬を赤らめるせつな。反則的可愛いさです。


④次回予告
 夏だ! 海だ! でも映像に水着が映らない!!!!


○トピック
 ラブとせつなの新婚生活。あるいはプリキュアの体重測定。またはせつなを愛でる回。


 せつながイースと決別してパッションであることを完全に受け入れるお話し。たけし君に信頼されることで、他者からも承認される手続きを取っているのはプリキュアらしいところです。

 たけし君に自分のやったことを告白するガチ展開を予想したのですが、その辺はすんなり行く方向で。まあ、その辺をやりだすとじゃあ、今まで迷惑かけた人全員に赦しを乞いに行かなくてはならないのか?ということになるし、それで罪は帳消しになるのかと言えば、微妙なところ。個人的に、どんなことをしようが罪は消えないと思っています。過去の行いはどうやったって変えられないからです。その行いを罪だと思うなら思っている人がいる限り無くなることはない。罪とか赦しとか償いとか書き出すとまた長くなるので省いて結論だけ言ってしまうと、自らの良心の告発に対しての成すべきことは、良心のとおりに生きること以外に無いと思ってます。死んで詫びる必要など無い(社会的制裁としての死刑は別として)。生きることに全てがある。それも後ろ向きに生きるんじゃなくて前向いて生きることにある。私の人生観なんですけどね。

 話を本編に戻すと、非常に分かりやすい話です。せつなが夢の中で見た出来事も、影のイースも自らが作り出した幻影です。罪の意識の実体化ですね。ラブが言うように、生まれ変わっても苦しいのはせつながイースの心ではなくせつなの心を持っているからです。イースならこんな悪夢を見ることは無いでしょうが、せつなの心では苦しさを感じてしまいます。これは完全なトレードオフです。価値観、良心の持ち方が変わってしまったんだから、過去の行いに対する感じ方も変わってしまいます。この苦しみは受け入れるしかありません。受け入れないことには新しい心で進めない。
 希望と絶望は表裏一体というのはシリーズでお馴染みですが、同じように幸福と不幸も表裏一体です。表裏一体というか、希望を感じるから絶望を感じるし、幸せを感じるから不幸も感じるというように概念的・感覚的に同時に存在していなければならないものなんですが。過去の行いに苦悩を感じていたせつなは、今持ってる価値観、良心のとおりに動くことを意志します。それは良心の痛みに耐える生き方ではなく、良心の産声を聞いて育てていく生き方です。良心の痛みを感じることは苦痛を伴うある種の不幸ではあるのですが、それを幸福へと転換して生きようとする姿勢と意志は大好きです。理屈や根拠はありません。直感的にそれが正しく素晴しいことだと思う。
 罪を感じて罰を受ければ赦されるのか、直接本人に赦されれば贖われるのか、そこに囚われれば幸せはいくら求めても感じることは無いんじゃないかと思う。赦されたら幸せなの? 赦せたら幸せなの? そうではなくて、良心と誠実さがあるのならそれに従って自分にも他者にも真摯に働きかけて生きることがより広く、新しい幸せを生み出していけるんではないかと思うのです。それが本来の生きる姿だと思う。呪縛や罪や悲しみを背負っても人は幸福に生きることが出来る強さを持てると思う。カッコイイじゃんそういうの。
 たけし君の「ありがとう」に「ありがとう」と返すパッションの姿は素敵です。ありがとうが新しいありがとうを産みだし、過去の苦しみから人を解放して、そしてまた新しいありがとうを作っていく。それは過去の罪への赦しではないのかもしれないけど、人を生かす救いになり得る。自分が幸せにならない生き方をして、結局それで他者をも幸せにしない生き方よりも、自分も他者も幸せにしていける生き方を目指す。肯定によって肯定を生み出していく物語こそがプリキュアです。

 せつなの物語は始まったばかり。サウラーもまだ諦めていない様子。そして4人の物語も始まったばかり。来週から夏休みイベント。海です! 果たして海に行っても水着にならないという過去の呪縛から解放されるのか。ウエスターが水着で出てきて終了じゃないかな、とすでに諦めムードですが、そのときはす巻きになったプリキュアを楽しみます。あとたぶんOPED変わるようなので楽しみ。
[ 2013年05月22日 12:05 ] カテゴリ:フレッシュプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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