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第18話「プリキュアに会いたい!小さな女の子の願い!!」

○今週の出来事
①病院で出会った少女

 可愛い~と目を輝かせて一点を見るラブと祈里。いや、そんな、見つめられたら照れるな~。などとテレビの前でニヤニヤした視聴者は他にも大勢いると思うのですが、勿論ラブ達が見ているのは新しい衣装を着たシフォンです。
 2番目にプリキュアになったのにもかかわらず最後にピックルンを呼び出した美希はここぞとばかりにブルンの機能を紹介します。ラブと祈里にせがまれてさらに衣装チェンジ。さらにテンションが上がります。シフォンからも頼まれ美希もノリノリです。前々回の「どうして…私だけ」の雪辱を晴らすかのようにシフォンのリクエストに応えます。今間違い無く美希は輝いている。クマのぬいぐるみの衣装を着てラブと祈里のテンションも最高潮です。ちなみにこれらの衣装は全て市販されています。そんな親ばかっぷりを呆れながら見るタルト。ちなみにタルトのぬいぐるみもありますが、実はシフォンの着せ替え衣装よりも安いという事実を知ったら彼はどう思うでしょうか。

 美希の部屋をノックする音。母が深刻そうな声で弟の和希が学校で倒れたと言います。

 病院に着くと、和希は元気そうです。貧血で倒れたようですが問題はなさそうです。それでも本当に大丈夫なのか、と心配する美希。ラブに呆れられてしまいます。
 クマの衣装のままのシフォンはおねむモード。するとそれを見つけた女の子が歓声をあげて近寄ってきます。千香、と母親が女の子を制止しますがかまわずシフォンを抱っこ。


 森の洋館。本を読むウエスター。サウラーはティータイム。ウエスターが本を読んでいるのを見つけてイースが様子を見ます。サウラーもつられてウエスターに活字を読む楽しさを理解したのか、と言うと、活字ってなんだ?と返事をするウエスターさん。この人基礎的な語彙すら入ってないようです。
 ウエスターはそれよりも、と読んでいた本を見せます。そこにはプリキュアの特集が記事になっています。「黄色のプリキュア」と書かれた写真には可愛い感じで飛び跳ねているパインが使われています。この絵を選んだ人は趣味が入りすぎていると思いますが、評価します。ちなみに12話のアフロ事件の記事のようです。
 サウラー「大したものだな」と冷ややか。イース「忌々しい」としゃくに障るようです。それに引き替えウエスターはビルの屋上にちょこっと小さく映っている自分の待遇に不満を持ちます。呆れ果てるイース。問題視しているところが全く違います。
 頭の回転の速いサウラーはこれは名誉挽回のチャンスでは、と言います。これほどまでに子どもに人気のあるプリキュアを倒せば…、イースも意図を読みます。しかし一人だけ事情が飲み込めていないウエスターはふたりに見捨てられてしまいます。最近冷たいと嘆くウエスターさん。君は最近出ばり過ぎだと思うよ。


 女の子の病室。シフォンに自己紹介する女の子。名前は千香です。母親が千香にシフォンを返すように言いますが、もう少し居たいと懇願します。ラブ達は躊躇しますが、とりあえずは自分達が近くに居れば大丈夫だろうと、千香のお願いを承諾します。
 何して遊ぼうと考えた千香は、アクセサリーを作る玩具を使ってシフォンにプレゼントします。ラブ達もアクセサリー作りに興味を示します。営業活動は大事です。
 一方その頃タルトは病院の外で待ちぼうけ。動物は入所禁止です。自分は動物ではない、可愛い可愛い妖精だと主張するタルト。おいおい、妖精ってのはもっとプリティで神秘的なもののことを言うんであって、関西弁しゃべるフェレットがその座にいるわけないでしょ。

 結構ハマるかも、あたし完璧と上手に作る祈里と美希。視聴者にアクセサリー商品を売り込む活動です。バカにしてはいけません、そうプリキュア関連の商品が売れるということはひいては彼女達の2年目続投にも関連することであり、これは生き残りを賭けた切実な活動なのです。
 お約束どおり不器用なラブ。千香は容赦なく自分の方が綺麗だと言います。ね?と呼びかけられたシフォンは「プリ」と声を出してしまいます。不思議がった千香を誤魔化すために、ラブは大声でプリキュア~!と叫びます。千香はシフォンのことは忘れて、プリキュアの方に興味を示します。プリキュアはもっとカッコイイと言って、自分で色々集めたのかプリキュアのアルバムを見せます。イースの写真まであったりします。奇遇だなぁ、実は私も持ってるんだ。パソコンの中にあるよ、キャプチャ画像。
 例によって機密意識が無いラブは自分の写真を見てこれ私、と言ってしまいます。高速でラブを口止めする美希と祈里。そんなのがあるのかと写真に感心する三人。
 プリキュアが好きな千香はプリキュアに手紙を書いたと言います。内容を尋ねると、千香は顔をうつむかせながら自分に会いに来て欲しいと答えます。千香のただならぬ様子に気付いて息をのむ一同。シフォンにも自分を抱きしめる腕に力がかかって心情が伝わっています。

 母親と看護婦が来て検査の時間だと告げます。さきほどまでとは打って変わって元気なく答える千香。
 母親から明日手術だと知らされるラブ達。プリキュアに会いたい千香は手紙を書きましたが、それをどこに届けて良いのか困っている母親。前作GoGo!なら確実に届いているでしょうが、フレッシュではそうはいきません。不安な気持ちを紛らわすためにもプリキュアに来て欲しいと話します。
 検査室で不安とプリキュアに会えない無力感に涙をこぼす千香。ラブは決心し、千香を散歩に誘います。屋外へ出て、自分達はプリキュアと友達だと言います。良いの?と迷う美希と祈里を遮って、プリキュアに会えるように取りはからうと千香と約束します。こういうときに率先して決断するのが主人公の役目です。待っていると答える千香に、笑顔で答えるラブ。この笑顔、可愛くてカッコイイ。

 帰り道、タルトにも事情を話します。変身して今から会いに行くの?と訪ねる祈里にただ会いに行くだけではつまらないと言うラブ。何か思いつきがあるようです。


②みんなのプレゼント
 Bパートの始りから変身。何をするのかと思いきや、プリクラです。誰かに見られてはいないかと心配するタルト。どちらかというとフェレットが二足歩行していることの方が気になります。撮った写真を色紙に貼って千香を励ますプレゼントの完成です。余談ですが、さきほどのプリクラ写真はちゃんとキャプチャしました。私もプリキュアのファンなんだ。きっと千香とプリキュアトークで盛り上がれる(それどうなの)。

 これで千香も喜ぶだろう、と言うラブ。祈里も頷きます。ラブにしては考えた、と褒めているのか貶しているのか美希が言うとちょっと納得がいかないラブ。これで一安心、とシフォンに言うタルト。シフォンはなにやら思うことがあるらしい。

 その夜、シフォンは千香の病室に姿を表わして、超能力で千香のぬいぐるみ達を浮かせて幻想的な世界を作り出します。千香に頑張って、と伝えるシフォン。瞬く間に時間は過ぎて朝になります。
 目を覚ました千香は夢かとがっかりしますが、枕元にはシフォンへあげたアクセサリーが置いてあって現実だったと思い直し、プリキュアへのプレゼントを作り始めます。

 変身したプリキュアは屋上を蹴って病院へと向かいます。


③みんなの応援が待ってる
 ウエスターは電波塔に立って、一日考えたと言います。一日かかったのかよ、とツッコミ入れる気にならないほど、おバカっぷりが板についてきました。クリスタルを電波塔に憑依させます。
 電波ジャックしてプリキュアを呼びつけます。街を破壊すると宣言するウエスターを放置することも出来ないので、誘いに乗ります。

 千香の手術は刻一刻と進んでいきます。プリキュアへ渡すアクセサリーは完成しています。

 ベタな悪役の模範的な行動のままにナケワメーケに乗って笑いながら街を進むウエスター。プリキュアが呼び止めます。こちらもヒーローの模範的な行動のままにビルの屋上に並び立ちます。ベリーとパインは座って構えています。意外と余裕があります。
 カメラ映像を切り替えてプリキュアを映します。準備完了。ナケワメーケに攻撃を指示するウエスター。ナケワメーケの攻撃を回避したプリキュアは一斉にウエスターを狙います。俺狙い!?と困惑してなんとかよけるウエスター。しかえしにナケワメーケが倒れ込んできます。巨体を活かした攻撃方法です。

 手術の準備が進んでいきます。今かとプリキュアを待つ千香ですが、なかなか来てくれません。不安が持ち上がってきます。

 苦戦するプリキュア。ウエスターが意図を説明します。街中にプリキュアの様子を中継しているのでプリキュアが負ければそれを見ている子ども達が不幸になる。
 「な~んだ、そんなことだったの
 「じゃあ、なおさら負けるわけにいかないじゃない
 「みんなきっと私達を応援してくれているはず
 「みんな、いくよ!
 「レッツ!プリキュア!
 ヒーローはみんな応援と期待に応えるものです。

 泣き出してしまう千香に看護婦がプリキュアの映像を見せます。プリキュアの戦う姿を見て応援する千香。テレビを見ている子ども達も一斉に応援し出します。

 応援に比例するように勢いづいていくプリキュアの攻撃。完全にナケワメーケの体勢を崩します。ナケワメーケから落ちたウエスターは逃走。
 必殺技。三人同時です。フレーッシュって部分が重なるのカッコイイ。プリキュアがスティックを回すのに合わせて千香も回します。ナケワメーケは破壊されます。良い作戦だったのに~と帰っていくウエスター。まずプリキュアをどうやって倒すか考えろ。

 プリキュアに勇気付けられた千香は手術を受けることを承諾します。


④千香とプリキュアとシフォン
 夕方。手術は迫っています。千香が手術室へ向かう途中、プリキュアが窓の外から自分を見ていることに気付きます。

 手術は無事成功し、再会するラブ達。別に怖くなかったと強気発言の千香。プリキュアへのプレゼント、とラブ達へのプレゼントを渡します。ふたたびシフォンにアクセサリーを渡します。シフォンはぬいぐるみのように黙っています。
 ラブ達が部屋を出て行きます。見送りながらちょっと寂しそうな表情を浮かべる千香。シフォンが入り口に顔を出してバイバ~イと挨拶。笑顔を取り戻す千香。
 部屋にはプリキュアの色紙も飾られています。


⑤次回予告
 さっそく四人目の予告。


○トピック
 あんなに頑張ってゲットしたキュアスティックも今週で三人一括にされ次回はせつなの話に進んで見せ場が少ない美希さんにちょっと同情しなくもない。アクセサリーよりもなによりも、シフォンの販促が凄まじい回。シフォンお世話になります(シフォン本体)、と着せ替え衣装のセット購入は定額給付金を充てましょう。

 シリーズ6年目にして、プリキュア(とシフォン)が一般人に対して大いに活躍するお話。これに近い話はプリキュア5のときの増子さんがプリキュアに応援される話、GoGo!の街中で市民に応援されながら戦う話でしょうか。
 フレッシュの世界ではプリキュアが一般人に認知されて、しかも人気者扱いされているので今回のような話が可能になっています。これまでのプリキュアは一般人に認知されることもなく、戦っても特に一般人の生活や日常に介入することはありませんでしたが、GoGo!の最終回(みんなの応援を手紙として受け取る)を経て、自他共に認める人気ヒロインへとステップアップしています。
 プリキュア自体は変身ヒロインですが、ストーリーの骨子としては、あくまで日常において日常的に少女達が努力して成長していくものなのでプリキュア自体にさほどの意味はありません。変身して強くなってもそれは敵を倒せるだけであって、日常のなにがしかを解決できるような力を持ちません。プリキュアが一般人に認知されない、される必要がない理由はそこだろうと思います。

 本作フレッシュでそれを変えて認知されるようになっているのは、今回のようにプリキュアの存在が人々に勇気や希望を与えうる存在として描写するためだろうと思います。ウエスターが言うようにプリキュアが負ければ大いに不幸が溜まりますが、プリキュアが勝てば笑顔が広まります。相も変わらずプリキュアは病気を治せるわけでも、手術を成功させることもできないという意味でプリキュアの限界は変らないのですが、一人一人の勇気や努力を引き出せるよう背中を押す役目となっています。プリキュアになれる主人公達だけでなく、プリキュアに助けられて、プリキュアを応援する人達に効果が広がっているのがフレッシュのポイントです。
 そこまでやっているのに、FUKOゲージは増えることはあっても減ることがないのが面白いところ。不幸そのものが消えないなら、それ以上の幸福を持って対抗するしかない。


 「プリキュア」という作品の中でプリキュアが成長拡大していくとともに、最初は赤ん坊だったシフォンが少しずつ成長していることが分かるお話でした。プリキュアとシフォン、ついでに自称可愛い妖精のタルトの一行がこの世界でどう活躍し、何をなし得るのか、楽しみですね。
[ 2013年05月22日 12:02 ] カテゴリ:フレッシュプリキュア! | TB(0) | CM(-)
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