六畳半のすごし方 TOP  >  プリキュア5GoGo! >  第41話「りんちゃんイケメンとデート!?」

第41話「りんちゃんイケメンとデート!?」

○今週の出来事
①アクセサリー

 新しいアクセサリーのデザインを考えるりん。目の前をごちゃごちゃとアクセサリーを付けた男性が通り過ぎていきます。それを見てたじろぐりん。思わず男性を凝視してしまいます。りんの視線に気付いた男性が声をかけてきますが、何も用はないと答えて男性もそれっきり行ってしまいます。
 りんは何であんなにアクセサリーを身につけているのか疑問に思います。

 今週のOPはいよいよシャイニングドリームのお披露目。必殺技まで見せる大盤振る舞い。戦いの中で時折見せるドリームの表情の変化が見所。


 エターナル。アナコンディの執務室に入るムカーディア。ブンビーが居ないことをアナコンディに尋ねると、彼女はあっさりと知らないと答えます。アナコンディさんがエターナルで知らないことなどないのでは?と言うと、アナコンディはご案内しましょうか?と極上の笑みを返します。危険信号真っ赤か。これは触れてはいけない方の素敵なアナコンディさんです。獲物を確実に、いたぶりながら仕留める狩人の目です。それを察知するムカーディア。あなたを買っている、と言うアナコンディ。裏を返せばその期待に応えられなければどうなるかは明白。猶予の時間は僅か。


 ナッツハウス。相変わらずみんな居ます。りんはアクセサリー作成。うららは何かの台本らしきものを読んでいます。のぞみが新しく出来たケーキ屋さんのチラシをうららに見せます。りんは今朝方会った男性の話をします。くるみはケーキ屋の方が気になるようです。
 りんはアクセサリーはたくさん着ければお洒落というわけではないのに何故あんなにたくさん着けるのだろうと言います。のぞみは構わずケーキ屋の話を振ります。自分の話聞いてないし…と呆れるりんにのぞみはりんの作ったアクセサリーなら全部付けたいと言います。冗談のように見えて実は今回の正解を言ってしまうのぞみ。気付いてはいないでしょうが、彼女は理屈ではなく本質を見抜く娘です。
 のぞみに礼を言いながら、そういう風に付けるものでは…とりんが言いかけたところナッツがアクセサリーはお洒落だけのために付けるものなのか?と言い残して部屋を出て行きます。ナッツの言葉とその答えが分からなくて戸惑うりん。


②りんのデート
 実家の店でお手伝いをしながらナッツの言葉を考えるりん。そこに百井がやってきます。りんが悩んでいるのを察して相談に乗る、一緒にお茶でもしませんか?と誘う百井。ここでキザ野郎め!とか言うと私がひがんでいるように見えるので軽率な発言は危険です。そうですね、この優男め!にしておきましょう(あまり変わらない)。
 誘いに悩むりん。店番があります。そこに母親が帰ってきます。店番はもういいよ、と言われます。色々と察したのでしょうか。

 ナッツハウスではのぞみ達がアクセサリーを身につける理由を考えます。お洒落のためと答えるうらら。くるみも可愛い、綺麗だからと同意します。装飾品を一切見に付けない私にはよく分からない話です。時計も付けません。基本はスッキリ、最軽量、機能性重視。むしろ私自身が人を魅せる!…すいませんちょっと見栄を張ってしまいました。
 こまちは昔は権威や身分の象徴として付けていたと言います。読書家な意見です。うららは仲良し同士とかおそろいのものを身に着けると言います。君はキュアモをのぞみと同じように首にさげているよね。ナッツの言っていることはそういうことかしら?と疑問を口にするかれん。口を開かず考え事をしていたのぞみに視線が集まります。自分がりんのアクセサリーを好きなのは綺麗や可愛いだけからではないと考えながら言います。
 のぞみ達の話を聞きながらココはナッツにのぞみは何かを感じ取ったみたいだ、と言います。ナッツものぞみとりんなら答えにたどり着くと言います。頷くココ。今回は珍しくも本来のあり方である大人として指導するふたり。


 百井と一緒に外を歩くりん。アクセサリーを身につけています。内心でデート!?とドキドキしています。百井はりんからさりげなくのぞみ達のこと、特に苦手なものを聞きだそうとします。ところがりんは百井の話は聞かずアクセサリーショップの品に興味が移っています。苛立ちを覚える百井。この人自尊心高そうだからこういうことには敏感そうです。
 アクセサリーを身につける理由を考えるりん。気を取り直した百井がアクセサリーが好きなのか?と尋ねます。百井が身に着けているネックレスを見てどうして着けているのか尋ねるりん。ファッション、自分に似合うから着けていると答える百井。一般的な回答です。その答えに頷きながら、りんは他にも理由があるのではないか?と考えていることを口にします。自分にふさわしいもの、似合うものを身に着ける以外の理由は無いと答える百井。
 百井はみんなの苦手なものを尋ねようとします。あからさま過ぎて不信感もたれそうです。しかしちょうどベソをかいた女の子が通りかかります。兄を探しているようで迷子のようです。りんがすぐに駆けつけます。
 交番に女の子を連れて行くりん達。百井は警察に任せようと言います。りんはその言葉に答えず泣いている女の子に自分のアクセサリーを与えます。泣くのを止めて喜ぶ女の子。女の子はりんのブレスレットを見ます。それも気前よく与えるりん。女の子はお兄ちゃんにあげる、と言います。その答えに戸惑うりん。女の子用のデザインなので男の人が喜ぶとは思えません。しかし女の子はお兄ちゃんは着けてくれると言います。


 りんの実家を訪れるのぞみ。りんのお母さんが色々アクセサリーを着けて行ったと言います。その言葉にお洒落をしてケーキを食べに行ったのではないかと考えるのぞみ。いや、それは無いんじゃないかなぁ。りんを追ってのぞみはケーキ屋へ行きます。

 カフェに来るりんと百井。りんはこのお店がのぞみの言っていた店だと気付きます。のぞみの推理は間違っていませんでした。いや、間違っていたんだけど一回転して正解になりました。恐るべし。
 りんはのぞみにお土産を買っていかないとと言います。百井はりんに気前がいいんですね、と言います。ケーキ、アクセサリー、迷子の面倒と無駄なことばかりしていると言います。何も見返りがないのに与えてばかり、自分の欲しいものを手に入れることの方が大事だと言います。本当はそう思っていますよね?と見つめる百井。世の中には自分の卑劣さや下品さに気付かず、自分がそう思っているから他の人もそう思っているに違いないと考える人がいます。卑劣や下品は別としても、自明のことは他者にとっても自明と考えがちなのはよくあります。
 百井の言葉を否定しようとするりん。そのときのぞみがやってきます。ケーキ食べる気満々です。ようやく百井に気付きます。百井とりんを交互に見るのぞみ。特に他意や冷やかしの態度は見られませんが、後ろめたさを感じるりんは慌てて何かを否定しようとして止めます。動きが可愛い。
 店の人がケーキを持ってきます。聞きなれた声、見慣れた顔。ブンビーです。みんな一斉に指を指します。ブンビーもびっくり。展開が読めねぇ。


③百井の正体
 のぞみとりんが口火を切る前に百井がどうしてここに!?とブンビーに言います。ブンビーはそっちこそのん気に茶など飲んで、お前もプリキュアのリーダーになろうと考えて?と言います。いや、それは無いだろ。心外だと言わんばかりに声を大きくする百井。エターナルを裏切って地下に落とされた…と言ってからのぞみとりんの視線に気付きます。覆水盆に返らず。ブンビーも同意して百井がエターナルであることを暴露します。ついでに自分が出したお茶を紅茶に変えた恨みも言います。いや、それは別にいいんじゃないかな。ひとりだけアナコンディさんに気に入られようと小ズルイ…と言いながら逃げ出すブンビー。お前も小ズルイな。
 逃げるブンビー。エターナルには戻らないと言います。頼まれても戻らない。お願いされたら戻ってもいいかな~と言います。懲りない人だなぁ。名前が「文尾」になってますがそれ本名? 街の中に消えていきます。この人ほんと、どうなるんだろうなぁ。テキトーに、報われるとは言い難いけどしぶとく生きてそうなだぁ。


 百井が現れたときに不思議なことが起こったのはそのせいか、と気付くのぞみとりん。今更言い訳は通じません。気づかない方が悪い、と開き直る百井。怪人体になります。対抗して変身です。

 ムカーディアはホシイナーをテーブルに投げてホシイナー化させます。襲ってくるホシイナー。ムカーディアは与えるのが好きならパクトをくれと言います。却下。ムカーディアは鎧を幾本の棘に変えて攻撃してきます。なかなか面白い兵装です。プリキュア達を観察していて一つ分かったことがある、無駄が多い、と言います。スコルプと同じかよ。効率のいい自分達には適わない、と言います。あまり効率がいいようには思えませんが、きっと経費とか効率化されているんだと思います。
 ルージュに無駄なことで悩んでいるのでは?と言うムカーディア。アクセサリーもパクトも持つにふさわしいものが持つべきだと言います。それを判断するのは誰だ? 自分がそれを判断するのならその正当性はどこにある?
 違う!と断言するドリーム。こういうときのドリームの即決・即断は頼りになります。ふさわしいかどうかは関係がない、フローラさんが自分達に渡してくれたのだからそれに応えるだけ!と言います。その言葉に何かを感じるルージュ。

 ホシイナーを使って攻撃してきます。追い詰められるふたりですがローズがピンチを救います。レモネードも颯爽と駆けつけホシイナーにキックをお見舞いします。ドリーム達三人も続いてキック。アクアとミントもキックをムカーディアにお見舞いします。プリキュアはキックが得意です。
 戦いながらミントとアクアのことを言うムカーディア。ドリームとルージュが相手の正体は百井でエターナルだと言います。散々迷惑をかけられたことに怒りを燃やすプリキュア達。ココ達が駆けつけたので、早速必殺技を使います。メタルブリザードでホシイナーを瞬殺。フルーレの攻撃に壁を作って耐えるムカーディアですが耐久限界を超えたので撤退。合体必殺技と言えど相手幹部を倒すには至りません。


④アクセサリーを身に着ける理由
 ナッツハウスを訪れる兄妹。りんは新しいアクセサリーが完成します。
 アクセサリーたくさん身につけた男性が持っているアクセサリーのひとつを示して作った人に会いたいと言います。男性がこの前会った相手だと気付くりん。男性も気付きます。男性の後ろに隠れていた女の子はりんを見ると喜んで前に出てきます。アクセサリーの人は女の子の兄だったようです。お礼を言う男性。
 女の子は自分があげたアクセサリーを兄がずっと着けていてくれると言います。照れながらもりんの疑問に答える男性。優しいお兄ちゃんだねと言うりんに女の子は兄に抱きつきます。

 ナッツに答えるりん。
 「誰かの想いが込められているから身に着ける、それがアクセサリーを身につけるもう一つの理由なの
 頷くナッツ。女の子はりんがさきほど作ったアクセサリーを楽しそうに手に取ります。のぞみはりんの気持ちがたくさん詰まったアクサセリーをたくさん着けたいと言います。


⑤次回予告
 シロップ増殖し過ぎ。


○トピック
 りんとみんなの話。個人の夢や思いが他者と繋がっているシリーズ第三弾。
 これは横道の話ですが、ナッツはお店をやっていて色んなお客さんを見ているので、その人達がどういう理由でアクセサリーを見に着けるのかそれとなく知っていたと思います(そうでなくてもプリキュアの大人は良識と指導を兼ね備えているので答えを子ども達に見つけさせるのですが)。また女の子がナッツハウスを訪れたのも、いつも買っているアクセサリー屋で似たようなデザインのアクセサリーを見たからかもしれませんね。

 アクセサリーを作ることが夢のりん。彼女のアクセサリー話はGoGo!の6話と21話の料理の話。6話でスコルプにも指摘されたようにお店の手伝いやフットサルなども行うりんは色々と多忙でそのため中途半端で無駄が多いと言われました。これに対してプリキュアの答えは、それでいい。と直球。色んなことをそれでも一生懸命やるりんをみんなが応援します。
 21話ではアクセサリー作りを一旦やめて、のぞみの料理に付き合うという無駄を行いならもそこからアクセサリーデザインの案を見つけることで、一見無駄に見える中からも自分の糧として見出せることを見せています。
 今回の話は、アクセサリーを何故着けるのか、言い換えればそれを持つ人にとってのアクセサリーの意味や価値を知る話になっています。それを迷子の女の子のお世話をすることで知ります。アクセサリーは付加価値の塊みたいなもので、実用性などほとんどありませんが、その付加価値の意味や幅を知ることはりんにとって良いことだったと思います。

 他者に何かを施したり、与えたり、何事かを行うことは決して損なことではなく、それによっても自分が何かを与えられたり、見出すことができて、そのことでさらに様々な可能性が生まれることはこの作品が証明し続けていることです。そしてこれは損得勘定の問題ではなく、日常の中で自らが能動的に行い、価値や意味を見出していくことの一つの実践的手法でもあります。彼女達は得だからそれをやっているのではなく、相手に応えたい、自分がそうしたいから動いています。この主体的な判断は一種の独善・独断ではあるのですが、それが他者を介在して結果が出ているため一般的には独善とはみなされません。主体が自己であってもその視野の中にどれたけ他者がいて、その行為がどれだけ他者に関わるものであるのか、独善と寛容さは表裏一体です。

 これに対してエターナルは他者の期待や思いに応えられないか、上手く自分のために転化させることが出来ていません。アナコンディの毒を含んだ期待にムカーディアは焦りを感じるし、アナコンディの気持ちを館長は無視しているし、館長の期待に応えようとするアナコンディは部下を使い捨てていきます。
 来週はよく見れば緑繋がりのミントとシビレッタ。物語を自分に都合のいいように利用するシビレッタにこまちは何と応えるか楽しみです。
[ 2013年05月22日 10:19 ] カテゴリ:プリキュア5GoGo! | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL