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第38話「二人の力!ドリーム&ローズ!!」

○今週の出来事
①記憶

 この前のファイブdeチャンスの話をするかれん、こまち、うらら。坂本さんのおかげでみんなの名前が残せたとこまちも嬉しがっています。
 シロップはメルポが何かを訴えているのに応えて台所へ行きます。うららが尋ねると薔薇が水を欲しがっているとのこと。メルポは薔薇の気持ちが分かるようです。それはそうと、こまちの足を組んでいる姿は珍しい。
 シロップがジョウロに水を汲んでいると、くるみがりんに赤い薔薇を持ってきてと頼みます。薔薇の手入れをしながら簡単に言わないの、と答えるりん。青い薔薇は自然界に存在しません。最近品種改良で作られるようになったと話します。初耳だったらしく感心するのぞみ。
 シロップは薔薇に水をやりますが、手元が狂って水がメルポへと飛びます。それを回避するメルポ。が、今度は掴っていた薔薇の植木鉢がバランスを崩して落下。ギリギリのところでシロップがキャッチします。その瞬間、薔薇の園が脳裏に浮かびます。一気に表情が硬くなるシロップ。
 のぞみはココとナッツにパルミエには青い薔薇があるのか尋ねます。ココとナッツも見たことがなくどの国にもなかったと言います。りんが青い薔薇の花言葉は「奇跡」だと言います。くるみは凄いんだね~と褒めるのぞみ。青い薔薇こそ私にふさわしいと自画自賛するくるみ。流石くるみです。居間で聞いていたかれんは自分で言うのはどうかしら?と呆れ気味。こまちも同様です。
 シロップはさらに薔薇の園の光景を思い出します。幼い自分が薔薇に水をやっていること、一輪の青い薔薇、そしてフローラの姿。手に持っていたジョウロを落として呆然と立つシロップ。キュアローズガーデンに青い薔薇が咲いていた、と呟きます。


 今週も映画宣伝仕様OP。この映像は実際の映画のOP映像でも使われています。


 落ち着いて話すシロップ。キュアローズガーデンに行ったことがあると話します。完全ではありませんが、断片的に記憶が思い出されています。いつも見ていた夢は現実でした。
 青い薔薇についてミルクは自分が育てた薔薇と関係があるか尋ねますが、そこまではシロップにも分かりません。おさらいになりますが、ミルクはみんながパルミエに来たとき(7話)に種を拾い、育てたら突然光が発生して変身できるようになりました。その種がローズパクトから出たものであることは誰も気付いていません。
 何故青い薔薇の種があったのか分からないココナッツミルク。ここはご意見番に伺ってみましょう。


②青い薔薇の使命
 パクトを使ってドーナツ王を呼び出します。言い伝えでは、青い薔薇は世界で一つだけキュアローズガーデンにのみ咲き奇跡の力を放つそうです。世界に一つだけの花を咲かせるなんて凄いとミルクを褒めるのぞみ。しかしミルクは表情を落としてしまいます。ミルキィローズは特別な存在で重要な使命があるはずだと語るドーナツ王。ミルクは自分が置かれている立場に気付きます。唯一の存在、特別な存在。しかしそれが彼女に具体的に何かの目的を与えてはいません。自分が背負っているものに責任を感じるミルク。ミルクの様子にのぞみも気付きます。
 シロップはなかなか記憶が思い出せないことに苛立ちを覚えます。気を遣ううらら。少しずつ思い出せばいい、と優しく声をかけます。うららは過去(母親の記憶)から未来を志向していますが、シロップは過去を知るために未来へ進まねばなりません。彼が過去を知ったとき、どのような未来が開けるのかは誰も知る由もありません。

 薔薇の園。しかし薔薇は萎れていて生気がありません。眠り続けるフローラ。青い薔薇の力と赤い薔薇の力…と呟きます。どうやらこの世界は少しずつ衰退しているようです。


 エターナル。館長の部屋で報告を行うアナコンディ。パクトは奪取できていませんが、最後の国王も見つかっていないため先を越される恐れはないと言います。だいぶ消極的な報告です。突然館長はフローラの名を呼びます。フローラの力が弱まっていると話す館長。この人突然何か言い出すから周囲は困ります。アナコンディは好都合、フローラが消えれば容易くキュアローズガーデンが手に入ると言います。漁夫の利です。フローラが消える前に行かなければ意味が無いと答える館長。なお何か言いかけようとするアナコンディを制する館長。アナコンディは引き下がるしかありません。彼の目的はフローラなのかキュアローズガーデンなのか、その両方なのか。


 学校の授業が終わります。今日一日くるみは欠席。ココが置手紙があったと見せます。重大な使命があるので学校を休むと書いてあります。よく分からない欠席理由です。りんはドーナツ王の話を聞いてどうにかしなければ、と思ったのだろうと推測します。しかしあてがあるわけではないので途方にくれているかもしれないと心配するかれん。ナッツが探しているようです。
 のぞみは探しに行こうとみんなに言います。ミルクは悩んでいるからみんなで傍に居ようと言います。こういう場合の彼女の直感と決断力はどのメンバーよりも勝ります。
 のぞみの言葉にすでに表情で了承しているみんな。授業も終わって生徒会も無いと答えるかれん。練習が休みと答えるりん。こまちもうららも同意します。うららは仕事が無いわけじゃありません。たまたまオフなだけです。きっと。みんなの答えに笑顔で応えるのぞみ。


 イソーギンとヤドカーンは水中で待機。何故に水中? も~いいかい?ま~だだよ。


 その頃くるみは街中を駆け回ってパルミンを探します。珍しくパルミン探しです。基本的にプリキュアの収集品はシナリオの進行に応じて勝手に集まるので積極的に集める必要はありません。しかもくるみはキュアモが無いので見つけたとしても捕獲できません。
 郊外まで来ると、橋の上でナッツと会います。ナッツはパルミンは呼んで来るものではないし、ショットできないと適切に問題点を指摘します。みんな心配している、帰ろうと呼びかけます。
 ナッツの言葉に逆らうくるみ。自分の責務に気付いた彼女は使命を果たすことにやっきになっています。無言で見つめるナッツ。彼女の焦りは彼にはわかるような気がします。彼も王としての力に焦りを抱いたことがあります。

 も~いいかい?

 モンブラン国王を見つけて、ミルキィローズの使命も分かるはずだ!と語気を強くして言うくるみ。ナッツは冷静に、だからといって勝手に学校を休んでみんなに心配をかけていいのか?と言います。何かを重視するあまり周囲が見えなくなるのは危険です。
 今は学校より使命です!とくるみは走り出します。

 も~いいよ

 どこからともなく聞こえてくる声。突如橋の下から現れるイソカーン(久しぶりなので注釈を入れると、合体名が分からないので無理やりくっ付けています)。視認したものを爆破する能力を使って橋の上に居るナッツを襲います。
 何か出た! 何か来た! 久しぶりです。


③焦燥
 攻撃を受けて傷つくナッツ。くるみは変身して単独で挑みます。
 ドーナツ王の言葉を脳裏に浮かべるローズ。適度な使命感と責任は能力を引き出させますが、過大な場合はプレッシャーとなり焦りを生みます。
 先制攻撃を行うイソカーン。反撃に転じるローズ。川に落ちたかと思うと上手く隙を突いて攻撃を仕掛けます。しかし動きが直線的で単独であるためすぐに動きが読まれかわされてしまいます。イソカーンも相手が一人では楽勝とタカをくくります。その言葉でますます気負うローズ。
 ピンチに陥りますが、シロップが間一髪助けに入ります。

 攻撃のタイミングが外され川に落ちるイソカーン。プリキュアが揃いましたが何か策があるのか余裕があります。水中戦は珍しいので面白い戦闘場所です。

 プリキュアに変身。ローズを心配するドリーム。ローズは強がりを言います。再び襲ってくるイソカーンにローズは攻撃を仕掛けます。しかし捕まってしまい助けに入ろうとしたドリームも弾かれてしまいます。さらにフォローに入ろうとしたルージュとレモネードも上手くローズを盾に使われ攻撃が出来ません。迎撃されてします。第二波であるアクアとミントも同様にローズを投げつけられ動きが止められてしまいます。その隙に視認爆破を仕掛けられてします。戦い方が上手い。
 川に落ちるプリキュア達。ローズを川岸に引き上げるミントですが、イソカーンに川へ引きずり込まれてしまいます。ローズが気付いた頃には5人は捕縛された状態で気絶しています。
 イソカーンはお前がバラバラにしてくれた、とローズに事実を突きつけます。嫌らしくありがとうと言うイソカーン。去年のカワリーノの策に嵌ってコレットを渡してしまったのを連想します。一つの焦り、一つのミスが大きな影響を引き起こしてしまうことはまま有ります。
 伸びる髪を使って攻撃。直撃を受けます。シロップが特攻をかけてドリームの捕縛を解きます。しかしドリームはまだ気絶中です。自身もダメージを負ったシロップは不思議生物形態に戻って倒れます。
 パクトを持っているシロップを狙うイソカーン。プリキュア達は未だ気絶中。ローズは傷ついて戦闘行動もままなりません。しかしそれでも立ち上がってシロップを守ろうとします。
 自分のせいでみんなが傷ついてしまったことを気負う彼女は自分が何とかしなくてはと叫びます。邪魔過ぎ、一人のくせに、と苛立つイソカーン。視認爆破を行います。それはそうと、ローズの脇は良いと思います。


④赤い薔薇と青い薔薇の力
 爆発が起こり土煙の中から現れたのはドリーム。身を挺してローズ達を守ります。
 「ミルクは青い薔薇を咲かせたんだよ。種を植えて、一生懸命お世話して、世界でたった一つの青い薔薇を咲かせたの
 「ドリーム…
 「そんな頑張り屋さんのミルクが傍にいるだけで私も元気になれるの
 ドリームが話す間、プリキュア達は意識を取り戻しドリームの言葉に態度で同意します。
 「青い薔薇の使命が何かは分からない。でも、ミルクは独りじゃない。私達がついている。だから
 ローズの手を取るドリーム。
 「一緒に頑張ろう
 「ドリーム…ありがとう

 その言葉がどれほど人の心を落ち着かせるか、自分を見てくれる、一緒に居てくれる存在がどれほど勇気を与えてくれるか。
 シロップは立ち上がり、赤い薔薇と青い薔薇がキュアローズガーデンに一緒に咲いていたことを思い浮かべます。

 2対2であるが、あいつらはなっていないと分析するイソカーン。同時に仕掛けるドリームとローズですが弾かれてしまいます。コンビになってない、と言われてしまいます。即席のコンビではイソカーンには通じません。視認爆破。勝ち誇るイソカーン。
 いつの間にかドリームとローズは手を繋ぎながらイソカーンの背後に立ちます。
 「確かになってないと思う
 「私だってどうしたらいいのか分からない
 「でも、同じだよね
 「うん
 「私達はね
 「とっても諦めが悪いの!

 同時にダブルパンチをお見舞いするドリームとローズ。もろに入ります。そのまま攻撃し続ける二人。
 ナッツは赤い薔薇と青い薔薇の伝説を思い出し、二つの力が一つになれば強い力が生まれる、その伝説を今見ているのかもしれないと言います。なるほど、それはいいけど、君とココはもう少し何かしたらどうだね? 隣に居る今日のMVPのシロップを見習いなさい。
 
 自分達を圧倒するドリームとローズの予想外の力に内輪もめを始めるイソカーン。典型的な負けモードです。コンビが売りの敵が揉めたらそれは敗北必至。というか用済みのサイン。
 ドリームに力を! ローズに力を!
 とそれぞれフルーレとミラーを召還するココナッツ。武器供給が彼らの役目です。

 ドリームとローズは背を合わせながらお互いにフルーレとミラーを握ります。空いた方の手で手を繋ぎ力を溜めると、フルーレとミラーは姿を消し(多分エネルギーになっている)繋いでいた手をイソカーンへと突き出します。
 二つの合わさった力、そうこれはシリーズを知っている人ならお馴染みの「マーブル・スプラッシュ」です。いや、違ったかな、ああ、「ツインストリーム・スクリュー」だ。……なんとなくボケてみました。
 直撃を受けたイソカーンはダメぽい、無理ぽいと灰燼に帰します。凄まじい威力。いや、それよりもスカートがヒラヒラしてスパッツが良い感じで見れることがポイントだと思います。
 フローラは目を覚まし、ドリームとローズが力を合わせたことを労います。

 イソーギンとヤドカーンが敗れたことを報告するアナコンディ。ドリームとローズの力を知ると館長はフローラが今しばらくは持ちこたえると言います。部下の敗北よりも重要なようです。アナコンディを下がらせます。複雑な心境のアナコンディ。力になりたくて、一緒に居たくてもそれが伝えられず、聞く耳も持たれないのは辛いことです。


 力を使い果たしてミルクに戻るミルク(この表現変だな)。お疲れ様とみんなが声をかけます。ナッツは口を辛くして注意します。
 シロップはフローラと一緒に居る幼い頃を思い出しながらフローラの期待に応えられたと言います。なかなか気の利いたフォローです。こいつ、悔しいが良い男だ。
 シロップが記憶を思い出したことを喜ぶうらら。カッコイイ男はモテます。照れるシロップ。待て、うららはのぞみ一筋なのでそれはいけない。
 ミルクは奇跡を呼ぶ準お世話役♪といつもの調子に戻ります。少々ゲンキンな娘ですがこれがミルクの持ち味です。ミルクの頭突きを受けたのぞみは、それでも笑っています。不思議な踊りを踊っているミルク。
 「だって、やっぱりミルクはこうでなくっちゃ


⑤次回予告
 最後の国王モンブラン王。かれんの夢と関わりそうです。


○トピック
 GoGo!のストーリーであるキュアローズガーデンとフローラに関わる回。本筋だけならおそらくプリキュアのストーリーは複雑でも長くもないのだろうけど、彼女達の日常的な生活から描かれる重要な要素がその本筋を支えることになるので、実は本筋と関係無い話の方が重要という面倒くさい物語だったりします。

 お調子者ではあるものの、基本的に真面目なプリキュアの性格の例に漏れずミルクも自分が背負っているものに改めて気付かされます。彼女は力を得ましたが、それにつり合う目的や責任は課されていません。世界に一つしかなくてきっと重要な役割があるはずだ!と思ってみても何をすればいいのかは分からない。今度は力よりも責任感や使命感が大きくなってしまって負担になってしまいます。
 今回の話も夢や目的に向かって独りで突っ走ってしまいがちになることへの、プリキュア的な提示がされています。すなわち「一緒に」です。(余談だけど、つくづくOP曲と同期したテーマだと思う)

 手を繋ぐことはプリキュアにとって友情を交わし、力を合わせ、相互理解を示す最も端的で特徴的な行為です。おそらく今回の必殺技は単発的なものであろうと思います。名前も無いしバンクというわけでもなさそうです。単純に力が合わさって出た技かなと思います(あるいは未完成の技)。
 単発的だとする理由はただ一つ。今回はのぞみの受容性が発揮されただけだからです。赤い薔薇と青い薔薇の力を合わせることが一つの大きな要素となっています。具体的に言えばこれは、のぞみ(達)とくるみの関係が深く結びつくことを意味します。今回それがなされているかと言えば、そうではないと思います。彼女達はまだお互いに完全な連携も取れません。今はまだ蕾になったばかりと言えると思います。これが開花するのはくるみがのぞみ(達)を完全に受け入れたとき、6人が手を繋ぐようなときだと思っています(物語としては登場人物全員手を繋ぐぐらいの昇華が必要)。それがプリキュアといえど如何に難しいか、時間がかかるかは人間関係や信頼の紡ぎ方を考えれば一足飛びには出来ないでしょう。

 終盤へ向かって少しずつ、でも確実に"みんなで一緒に"進んでいますね。確実に最終回が近づくことでもあって、今から寂しさも感じるのですが、それ以上に見事な最終回、この物語のフィナーレを見てみたいと思います。
[ 2013年05月22日 10:18 ] カテゴリ:プリキュア5GoGo! | TB(0) | CM(-)
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