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第7話「レッツゴー!パルミエ王国!」

○今週の出来事
①パルミエ王国

 パルミエの一大事と急いでパルミエへ向かうのぞみ達。ドーナツ国王は何の対策も立てなかった、とココナッツを責めます。ココナッツの尽力や想いを知っているみんなは弁護しますが、努力するのは当たり前、責任が分かっていないと反論されます。たとえどんなに努力しようと、想っていようと、守れなければ何にもなりません。そしてそれを見る第三者は結果でしか見ませんし、結果で見るしかありません。言い訳はいいわけ、です(ブンビー風に)。
 努力、責任、想いは実行してみせなければ相手に伝わりません。

 パルミエ。現在復興中。緊急事態…というようには見えないほど平和的に作業が進んでいます。ココナッツを想うミルク。ボーっとしているところをパパイヤに怒られます。お世話役のパパイヤも作業に参加しています。
 シロップ到着。ミルクに苦情を言うシロップ。毎日手紙書いているのか。手紙は届いているのかと尋ねると、ワッと姿を現すのぞみ達。みんなの姿を見てミルクは歓喜の声をあげて駆け寄ります。それに応えるように手を広げて迎えるのぞみ。感動の再会と抱擁…なわけもなく、期待のとおりにのぞみをスルーしてココナッツに飛びつくミルク。分かってた。そうなるって思ってた。むしろのぞみの頭を踏み台にして行くと思った。所在無げなのぞみ。それでも嬉しそうにミルクを見ます。折角なので代わりに私と抱擁しませんか?(帰れ)


 エターナル。報告書(?)を読むアナコンディ。部屋に入ってくる新キャラ。ネバタコスさんとアナコンディは呼びます。獲物を捕獲してきたようです。鳥のような生物。アナコンディが鑑定します。機械で鑑定するのね。特殊な力とかそういうのじゃなくて。本物ではありますが大分弱っています。注意するアナコンディにネバタコスはリストにあるものを捕ってくればいいんだろ、と睨みつけます。睨み返すアナコンディ。怖ぇぇぇ。
 捕獲物は館長のコレクションになるのか。ローズパクトの場所が何故館長に分かるのか。何者なのか。


②ミルクの我侭
 「ばっかも~ん!」とパパイヤに怒られるミルク。国の一大事というのは嘘だったようです。ミルクは国民が寂しがっていたと弁解します。ココナッツは何事もなくて良かったと安心しています。ミルクの我侭がふたりを危険にさらしたのだと言うパパイヤ。正式なお世話役だけあって言うことは至極真っ当です。一生懸命手紙を書いただけ、と主張して部屋から出て行ってしまいます。

 ココも復旧作業を行います。総出ですね。人間体で作業するココ。こちらの方が作業効率が良いように思えますが、そもそも城や建物の構造が人間体型基準のような気もするのだけど、パルミエ人基準ならもう少し背が低くないといけないんじゃない?というのは愚問なので捨てておきます。
 作業を手伝うのぞみ。まだ復興途中のパルミエ。のぞみに復興した国を見せたかったココは残念だと話しますが、のぞみは気にせずパルミエに来れたこと、手伝えたことを喜びます。とても前向きで素直だ。彼女の目は現実を直視している。自分の期待や思惑や想像などのフィルターを通さない。その目で見、その耳で聞き、その手で触れるものをそのまま受け、自身の心を返す。だから彼女は優しさや好意に対して同様に返し、不正や悪に対して毅然と立ち向かう。
 うかつにも、不覚にも、ココの隣に寄り添うのぞみを見たとき、いい夫婦だなーとか思ってしまった私は、心が折れた。

 ドーナツ国王の言葉を気にしているのでは?とナッツに尋ねるこまち。ナッツを心配します。ナッツは国王の言葉を真摯に受け止めます。未熟だから努力しないと。りんとうららが褒めます。お前達といると後ろ向きになるのがバカらしくなる、と返すナッツ。全くです。ミルクを探していたものの見つからなかったかれん。心配します。

 当のミルクは町外れの岩場に居ます。ため息をつくミルク。シロップとメルポがやってきて休みます。良い奴だな、心配して来たのか。場所を去れと注意するミルクにお世話役見習いの指図は受けないと返します。根は良い奴なんだけど口は良くない。見習いではなく準お世話役だと訂正するミルク。じゃあサボるなと返すシロップ。
 ミルクは膝をつきうなだれます。ココナッツの近くに居たいからお世話役を目指したのにココナッツは人間の世界に行ってしまいました。寂しかったと言うミルク。自分が寂しいから嘘の手紙を書いた、みんなのためじゃない、と言うシロップ。痛いところですが真実です。
 腹を立てるミルク。シロップは場所を移ろうとしますが倒れてしまいます。疲労。自分が一大事と嘘の手紙を出したばかりにシロップに負担をかけたと知るミルク。ココナッツに対する想いが強くても、それが個人的には正当性のあることでも、それによって身勝手なことをしてしまえばそれに伴って周囲の人々にも影響を与えてしまいます。
 シロップに謝るミルク。以前のミルクならその場を逃げてしまったかもしれませんが、今のミルクは素直に謝ります。ココもナッツもミルクも少しずつ誰かさん達の影響を受け変化してきています。

 大きな実を頬張るのぞみ達。両手に抱えるほどの大きさなので、人間でも食べきるのは大変だと思いますが彼女達なら問題なさそうです。「美味しい」と口を揃えて言います。「甘くて」「ジューシーで」「つ、しつこくない。そして」とかれんに振るうらら。トリを任されたかれんは「まったりしている」と恥ずかしそうに答えます。アドリブに弱そうですが実際弱いかれん。
 その名もズバリ「パルミエの木」という木の実。パルミエを象徴する植物らしい。種から育てて実が熟したようです。パルミエからの感謝の気持ちとのぞみ達に振舞ったようです。よく考えればのぞみ達はパルミエ国民を(直接ではないが)救った英雄であり、国王との接見もごく当然であり重要な賓客です。

 種を植えるのぞみ。「芽よ~出ろ~」そんなんで出るわけないだろ、と言っている傍から何か出た、とココナッツ。隕石のようなものが落ちて…って目の前に直撃かい!


③王国防衛
 ローズパクトを要求するネバタコス。怪人体になります。名前のとおりタコ怪人です。パルミエの木をへし折ります。大切に育てたパルミエの木が折られショックを受けるココ。そんなことより、尻餅ついているうららのスカートが気になります。カメラアングル的には完璧なのですが謎の物理法則によりスカートがガッチリガードしています。プリキュアの物理法則は良い子の味方。腐った眼の視聴者など歯牙にもかけません。
 大事な木なのか、と言いながら木をへし折るネバタコス。嫌な性格のようです。逃げ惑う国民達。
 プリキュアに変身です。5人同時変身。珍しく変身順序がりん、こまち、かれん、うらら、のぞみの順です。人気順ですか? 5人で降り立つシーンがカッコイイ。久しぶりにプリキュア5の口上をします。

 歓声が湧き起こります。パルミエの英雄であり伝説の戦士なのですから当然なのですが、ここまで第三者の支持を受けたプリキュアは初めてです。戦闘開始。攻撃に巻き込まれた国民を救助するプリキュア。ココナッツが避難させます。岩石ホシイナー召還。
 アクアとミントの攻撃を回避するネバタコス。意外と敏捷です。
 足が震えて立てない3人の子どもにナッツは深呼吸をするよう言い、一緒に深呼吸をします。安心させるように言葉をかけ3人を立ち上がらせます。ココもテキパキと避難経路を示して避難させます。
 シロップとミルクが何人かを連れて帰ってきます。ナイスフォロー。国王といっても無力、ミルクやパパイヤ、みんなの支えがあって心強いと言うココナッツ。謙虚です。感激するミルクにシロップが水を差します逃げ遅れた人がまだいます。ミルクを乗せて避難を手伝うシロップ。
 ローズパクトに入ったままのドーナツ国王は情けないと自分を責めます。パパイヤは国民は幸せだと言います。国王の気遣いを知っているからです。流石ポジション的に宰相(?)なだけはあって国王に仕えた発言です。

 ネバタコスがココ達の前に迫ります。パクトを持っているとほのめかすココを追って捕まえるネバタコス。プリキュアはホシイナーに手こずっています。このホシイナーは背中に空を飛べそうな推進器つけてますね。ココの身を挺したハッタリにまんまと乗せられたネバタコス。じゃあ、泣き叫ぶ声を聞かせてあげようと素敵な悪役ぶりを発揮します。
 ナッツがローズパクトをもって現れます。ドーナツ国王が出てきて構えます。おお、何か凄いことをやるのか。ドナドナ…と力んで強烈な光を発生させます。目が眩むネバタコスとホシイナー。目くらましかよ、とショッパさを感じつつも、ココナッツの無力ぶりを考えれば強力な力です。もしかしたら完全な体調なら殺傷力すらあるかもしれません。流石国王だけあって他とは違います。5で必殺技要員だったミルクや、単体で使える能力を持っているシロップを考えると、ココナッツが戦力的に一番無力のような気がします。
 チャンス到来。動くプリキュア。このホシイナー空飛べるね。もろ推進器の噴出口があるんですけど。
 力がつき倒れる国王。ナッツはローズパクトを放り出して助け起こします。あのー、一応重要アイテムなので扱いには注意してください。パクトから種のような小石のようなものが出現します。

 ルージュとの連携によりココを助けるドリーム。ミントとレモネードが陽動をかけ、空中で無防備になったネバタコスをアクアが狙い打ちます。アクアの動きが物理法則無視したみたいに飛翔しています。プリキュアの物理法則は良い子の味方です。
 アローの直撃を受け、ベタっと地面に落ちるもまだ元気なネバタコス。シューティングスターを回避するもホシイナーは倒されます。負け犬の遠吠えを残して撤退。

 ドーナツ国王を介抱するココナッツ。国を想う気持ちは皆同じ協力したくなったと話すドーナツ国王。ドーナツ国王が国を想うように、ココナッツも身を粉にしても国と国民のことを考えています。


 人間の世界に帰るのぞみ達。ココナッツも一緒です。国民達は残念がりますが、ミルクが他の国王達を助けるために頑張っている、応援しよう、自分達も頑張ろうと励まします。ミルクは意外と有能です。
 力強くのぞみ達を見送るミルク。のぞみの植えた種のお世話は任せろ、と胸を強く叩きすぎてむせてしまいます。誰も笑うことなくその姿を見ます。飛翔するシロップ。

 最後まで見送り思わず涙ぐむミルク。ふと輝く石に気づきます。フローラの手?


④次回予告
 こまち冷静。突っ込むのやめたのか。のぞみアホすぎ。これでは嫁のもらい手もあるまい。私がもら(諦めの悪い奴)。


○トピック
 新技も揃い、幹部も追加され、謎のアイテムも登場でストーリーが動いてきました。といってもプリキュアの場合はまったりストーリーなので劇的に動くことはないでしょうが。

 今回は「気持ち」についてシビアな面がある回。どんなにココナッツが王国を想って努力していても結果が伴わなければ第三者に評価してもらえない。どんなに相手を想っても自己中心的な我侭は迷惑をかけてしまう。

 のぞみ達はココナッツとの度重なる経験によって相互理解に至っています。これは何も最初から理解されていたわけではなく、ココナッツの言動をとおしてのぞみ達は理解しています。プリキュアは基本的に気持ちは伝わり気持ちは力になるとしていますが、それはある程度以上の信頼関係を前提としており、逆に信頼が無い状態や気持ちを伝える手段が不適切な場合については気持ちが伝わりません。のぞみ達の以心伝心は経験と実績に裏づけされたものです。
 気持ちや想いというのはそれ自体伝わりません。他人の気持ちをテレパシーのごとく知ることは出来ません。その人が優しいだとか、気持ちがこもっているだとか、意志が強いだとか、それを知ったり判断するには言葉や行動として知る以外にありません。何もしていないのに自分の心を知ってくれというのはただの我侭と怠惰です。言葉や行動にしても見る側の解釈で本人の意図とは180度逆の解釈をされることすらあります。しかしそれでも気持ちを伝えるには言葉と行動によって伝達するしかないのです。
 優しい人は優しい言葉と行動、正しい人は正しい言葉と行動、責任ある人は責任ある言葉と行動を行っているからこそ、そういう人足り得る。常にそういう言動を続けていかないと継続して信頼を得ることは出来ないし、新しく出会った人にも認めてもらえない。
 ココナッツは実際に国と国民の危機に冷静に対処します。戦力としては無力ですが指導者として必要な冷静さや配慮、臣下を想う気持ちが表れています。ココナッツに対する臣下達の信頼が厚いのにはこうした実績があるからでしょう。それを見たドーナツ国王はココナッツを認めます(国王として承認したかは分かりませんが)。


 気持ちを行動に移しても、ミルクのように我侭や自分勝手な振る舞いは(許されるかどうかは別として)理解や結果を得られることは少ない。気持ちに応えるために誰かが動いていたらその人に迷惑をかけることになります。のぞみ達、ココナッツはミルクの気持ちは知っています。しかし相手の気持ちや迷惑を省みるとこなく巻き込み、自分にしか還元されないならそれは身勝手な人だと周囲は見る事になります。余談ですが、シロップがミルクに文句を言わないのはかなり出来た心構えです(それだけにミルクにとっては痛い)。
 見送りのときに自分の気持ちを抑えて国民を励ました彼女は少しずつ準お世話役としての務めと責任を身に付けていますね。そのことで彼女がココナッツを想い仕えている行動として他者に伝わることになります。

 この作品は相互理解や意思伝達についてシビアで誠実な態度をとっていて面白い。
[ 2013年05月22日 10:05 ] カテゴリ:プリキュア5GoGo! | TB(0) | CM(-)
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