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第6話「ドーナツ国王目覚める!」

○今週の出来事
①ドーナツ国王

 朝からあくびを連発するりん。どうやら徹夜したようです。のぞみは寝ていればいいのに、と言いますが今日はナッツハウスの開店日なので眠くても来たようです。
 こちらに走ってくるシロップ。のぞみはお気楽に店の手伝いに来てくれたのだと解釈しますが、シロップは速達を届けに来たようです。赤い手紙が速達の印のようです。ふと気づくとナッツハウスから光が漏れ出ています。

 急いで中に入ると他の三人が光り輝くローズパクトを取り囲んでいます。謎の事態を楽しそうに待ち受けるこまち。マイペースです。
 王様復活。顔を寄せて見るのぞみ。どアップです。ジロジロ見るなと怒る王様。語尾は「ドナ」。ドーナツ王国だから「ナツ」かと思ったんですが、やはりナッツと被るので避けたようです。


 自己紹介するのぞみ。彼女は必ず初対面の人に自己紹介します。あからさまに警戒するドーナツ国王。りんは不眠がたたっているのか眠そうです。配下を呼ぶ王様にココナッツが不思議生物形態になって説明します。さらに怒りの炎を燃やす国王。戴冠式に招かれたら襲撃されたと憤ります。もっともな話です。気づいたら周囲は見知らぬ土地で見知らぬ顔。エターナルは人間の姿にもなれるので区別がつきません。パルミエの警護が緩かったのも事実なのでごく普通の反応です。
 あくびをするりん。パルミエの外交問題についてはどうでもいい話です。りんにも怒鳴りつける国王。早く王国に帰らねば!と話を一人で進める国王。テンション高けぇな。うららに落ち着きが無いと言われてしまいます。はじけるレモンにそこまで言われたらどうにもならない感じです。
 外に出ようとしたら結界が阻んでぶつかってしまいます。


 エターナル。三日徹夜して大量の報告書を提出するスコルプ。しかしチェックしたアナコンディは表紙、目次、ページ番号、誤字を指摘して付き返します。書類の仕事ってテンション上がらないよねー。


 ローズパクトの保護機能らしく体調が完全になるまで保護されるようです。逆に言えば完全復活するまで牢の中と言えます。テンションは高いけどやはり体力が万全ではない国王。かれんがゲットしたりんごを転送。珍しく玩具の販促をキチンとしています。「美味しそう」のぞみはいつでも食欲旺盛です。
 プライドがあるのか施しは受けない国王。のぞみ達、ココ達を信用しません。

 現状では信用を得られないことを察したのか、かれんは店の手伝いをしようと話を切り替えます。国王もりんごを本心では食べたくないとは考えていないようなのでジロジロ見ているよりは離れた方が良いです。
 りんは寝入ってしまっています。そのままにしておこうとのぞみ。


②りんの頑張り
 チラシをかばんに入れるのぞみ達。このチラシはピンキーを使ったのか自前でコピーしたのか。そういえばピンキーはどうなったんだろう。パルミエ住民はピンキーが居ないと病気も治らないのでおそらくは再収集したと思いますが。あ、そうすると王国にいるだろうからこのチラシは自前か。
 ナッツハウスの内容は以前と同じでアクセサリーの店のようです。わざわざ山だか丘の上に来る客がいるか疑問ですが。ちなみに私はのぞみ達が居れば毎日でも行きます。
 これ全部配るのかよ!?と呆れるシロップにうららはブレイクするためには宣伝は大切!と力説します。現役半人前女優は日夜営業に励んでおります。
 そんなわけでビラ配り。さも当然のようにシロップにチラシを渡そうとするのぞみ。りんに手伝わせればいいと断るシロップ。じゃあ、私が代わりに配ろう。のぞみが触っていたチラシはこっそり自分のポケットの中に入れて永久保存です。
 りんは寝ていないといけない、と話すのぞみ。部活や店の手伝いで忙しく、アクセサリーのデザインの時間を割くために徹夜していると話します。かれん達は知りませんでした。りんさんから聞いたんですか?と尋ねるうららに首を横に振るのぞみ。何故分かるんだ?と疑問なシロップに分かると答えるのぞみ。りんは昔からそうやって頑張っていると言います。

 公園でビラ配り。同じビラだと分かっていてもココナッツを除く4人からビラ貰うね。そして永久保存。可愛い女の子から貰ったもの、触れていたものは価値があるのです。って、エターナルの考えかよ。どうしよう…あんな報告書が面倒な組織に入りたくないなぁ。


 ナッツハウスでお留守番なシロップ。国王とりんは寝ています。速達を届けに来たのに…。忘れていました。この人手紙を持ってきたのです。速達ってことは結構重要なのでは?
 りんが起きだします。ビラ配りに行かなくてはと慌てるりんですが、のぞみが残した書置きを読んで落ち着きます。アクセサリーで徹夜したのか?と尋ねるシロップ。どうやら本当のようです。のぞみから聞いたと話すシロップ。りんも半ば分かっているのか驚かずにのぞみが察していたことを理解します。普段のぞみのお守りをしているように見えるりんですが、実際にはのぞみもりんのことをよく見ていて理解していて気遣っています。自分の行動を思い返すりん。部活、兄弟の世話、店の手伝い、アクセサリーとやることは多く、その全部に手を出しているためにどれも中途半端になっていると自戒します。のぞみからシロップの目的を聞いたと話すりん。のぞみの地味に素敵なところは、周囲のことを見ていてそのために自身を動かすと同時に周囲にもそれを伝えていることです。個人情報ダダ漏れではありますが、そのおかげで直接知りえなかったことも知ることが出来ます。りんが居眠りをした理由が分からなければそのままですが、りんが夢のために頑張っていると知ればより応援したくもなります。
 りんの話に感心するドーナツ国王。狸寝入りしていたようです。熱血系なのか、チャレンジやそこでの悩みを肯定的に捉えています。りんごを食べます。考えて悩んで前に進め、とりんを応援するドーナツ国王。人情肌です。
 フットサルのことを思い出して駆けて行くりん。忙しい娘です。

 りんを心配するかれんとこまち。のぞみは何でも挑戦するりんのために何かしたい、応援したいと話します。

 りんに感心する国王にシロップはあいつらはみんなああなんだ、と言います。留守番しているシロップにも感心する国王。仕事を優先するならシロップがナッツハウスに居る理由はありません。何ならローズパクトを持って行っていくことも出来る。それにしてもこの世界の人はローズパクトに詳しいと不思議がる国王。シロップは正体を明かします。評判が悪いらしいシロップ。

 フットサルの練習。りんは調子が悪くあさっての方向にボールを蹴り上げてしまいます。探しに行くと、こちらも眠そうなスコルプ。


③一人じゃない
 スコルプの気配を感じ取る不思議生物達。とりあえず、どこら辺にどんなものが出たのかくらい言って欲しいところです。まあ、周囲も慣れてしまっていると思いますが。
 ボールにホシイナーの素を付けるスコルプ。ボールにボール型。案の定ボールに手が生えた程度のホシイナーになります。主役特権で単独変身。ユニホーム変身です。これはポイントが高い。

 ホシイナーの先制攻撃に手を焼くルージュを助けるシロップ。人を乗せるのを嫌うシロップですがこれでかれんを除く4人を乗せたことになります。彼と彼女達の距離が縮まっていることが分かります(乗せていないだけでかれんも許容されているとみなせる)。スコルプに撃墜されてしまいます。
 ローズパクトを持っていたシロップを攻撃してパクトを奪うスコルプ。ナッツハウスに置いていくには無防備過ぎるので持ってきたようです。パクトが光りスコルプの手から離れます。国王が対峙します。しかし逆に喜ぶスコルプ。パクトに国王オプションで価値が上がったようです。近づいてくるスコルプに後ずさる国王。不思議生物は口が達者でも戦闘力は皆無です。

 のぞみ達が駆けつけます。一斉変身。忙しいのでシーケンスは短めです。
 プリキュアに驚く国王。流石に知っているらしい。

 ホシイナーがプリキュアを相手している隙にスコルプは国王を狙います。ルージュが阻みます。パクトに戻る国王。
 ホシイナーに振り回されるレモネード。ちょっとエロいなとか思いましたが、いい歳した大人が日曜朝にやっている女児向けアニメに下心を抱くなどということはフィクションであり実在する私とは関係していません。
 ルージュがサポートに入ってレモネードを助けます。男前なルージュ。決してレモネードは助けられるのならドリームが良かったな、とか思っていません。戦闘中にイチャつくんじゃねーぞ、こちとら仕事してんだ、と思ってかは分かりませんがボールを無数に飛ばして射撃してくるホシイナー。

 パクトを狙うスコルプを攻撃するルージュ。しかし反撃され、ムチで捕縛されてしまいます。先ほどからホシイナーを攻撃したりサポートしているルージュの動きを無駄が多くて中途半端だと指摘するスコルプ。自分の日常的な行動にも当てはまるその指摘に動揺してしまいます。結果して、居眠りやフットサルでミスをして周囲の足を引っ張ることになっています。
 ホシイナーの射撃がルージュを襲います。間一髪でフォローする4人。
 「あなたは一人じゃないわ
 「そうです!私達はいつでも一緒です
 「ルージュはいつも一生懸命で、どんなことだってチャレンジして、何にだって全力でぶつかって、すっごく頑張ってるの!
 「だから、私達はいつだってそんなルージュを応援するよ

 あくびをするスコルプ。プリキュアを最初から最後まで楽しめるかのひとつの目安は、こういう説教にも見える陳腐な言い回しを退屈だと思うか、そう思わないかにあります。
 スコルプにシューティングスターを放つドリーム。防御して逃げます。

 ホシイナーの連射を弾くルージュ。強ぇ。
 「ひとつひとつ力を振り絞って全力でやってみるよ。私は一人じゃない!
 「みんなが居てくれるならきっとできる!

 ルージュの必殺技発動。プリキュア・ファイアー・ストライク! おおっとこれは盲点。ルビーじゃないのかというのは置くにしても、シュート技というのは考えていなかった。ボール型のホシイナーをボール技で撃破。スコルプは報告書が待っています。

 プリキュア達の絆に感心する国王。赤い薔薇の力はあるが、青い薔薇の力は?といぶかる国王。


④パルミエの危機
 ナッツハウスオープン。商いを通じてこの世界の人と触れ合うとは素晴らしいと感心。ココも先生をしているとのぞみが話します。感心しているとはいえまだココナッツをパルミエ国王とは認めないドーナツ国王。先はまだ長いようです。
 ようやく速達を渡すシロップ。手紙を読んで驚くココ。手紙にはパルミエの一大事と書かれています。のぞみが読めるということは日本語表記なのだろうか。緊急事態なのでのぞみ達の誰が読んでも分かるように表記したのでしょうか。ミルク意外と本の翻訳家にもなれるかも。
 パルミエに行こうにも手段がありません。全員の視線はシロップに。しかしシロップは拒否します。全員の懇願にも頑なに拒否するシロップ。そこに一声、ドーナツ国王です。
 国王はこの場の状況を支配しているのはシロップだと言います。頷くシロップ。人を話しに乗せるときの常套手段は相手をまずこちらのペースに乗せることです。だが、と断りを入れ、彼女達の想いを運ばなくていいのか?とシロップに言います。のぞみ達のこれまでの言動を思い返すシロップ。シロップが運ぶ手紙は人の想いが込められているものです。それを運ぶのがシロップの仕事。想いを運ぶというのなら今ののぞみ達を運ぶことは仕事として成立します。それとも運べないのか?と国王に言われ、引き受けてしまうシロップ。御しやすいやつ。流石国王。外交に強い。

 開店早々臨時休業。残念なナッツ。
 シロップに乗り込むのぞみ達。パルミエに向けて飛び立ちます。


⑤次回予告
 どこに行っても君達は食べるんだな。


○トピック
 美味しいところは他のキャラに持っていかれていることが多いりん。今回は彼女の主役回です。りんの頑張りが国王の支持を得られるキッカケになり、彼女達の関係性を再確認させると盛りだくさんな内容。

 りんはプリキュアのツッコミ担当であり、常識人であり色々と気が利く娘です。今回の彼女も「5」の13話であった部活を選択する話を覚えているとより一層楽しめます。
 りんはスポーツ万能ではありますが、全能ではありません。スポーツをするにしても同時に全てをやることはできないし、スポーツ以外にも家事手伝いなどがあってその全てを満足のいくようにするには大変な労力と集中力、それに時間が必要です。
 一人で全てを賄おうとしたらどうしても手が回らないところが出てきてしまうし、または質が落ちます。うららが歌手デビューで懸念したことと同じですね。色んなことに手を出すとその分散漫になってしまい結果して中途半端になってしまうのではないか? と。(うららの選択の悩みについては5本編20話を参照されたし。ついでに41話と48話を見ておくと彼女の選択とその可能性が分かる)

 一人では大変。じゃあどうしましょう。好きなスポーツ、兄弟の世話、店の手伝い、夢、のぞみ達との関係、プリキュア、それらを全部出来ないのか。できません。だって物理的に手が回らないんだからできるわけがない。超人でもないただの人が全てをやりきるなんてことはそもそも不可能です。個人の努力の問題ではない。個人にはどうしても限界がある。
 だから、プリキュアは「一人ではない」と言います。疲れて寝る必要があるなら寝かせればいい。その間にその他のメンバーがビラを配ればいい。ピンチに陥っているなら助ければいい。一人で何でもしようとするからできないことや無理が出てくる。「あなたは一人じゃない」と言ってくれるプリキュアはとても暖かく心が楽になります。
 限界のある個人が限界を超えるのではなく、周囲がその人を応援することで個人の限界を超えたことを実現する。それは結果して個人では限界であったことを超えて個人の可能性を実現する。好きなスポーツ、兄弟の世話、店の手伝い、夢、のぞみ達との関係、プリキュアの全てに手をかけながら全てを満足させることができる。この欲張りなことを成立させる条件はふたつ。自分が全てを引き受け弛まぬ努力をし続けること。常に他者との関係を継続していくこと。このふたつ。
 一人では限界があるんだから、みんなでやればいい。という凄くシンプルな発想。でも、実際にそういうもんだと思います。大変な仕事だって皆で分担すればできる。個人の問題や限界を個人でどうこうするのではなく、周囲がそれを気遣い、応援することで達成していくのが5系の基本テーマですね。

 彼女達の応援は実利を伴わない、いわば奉仕的なものです。うららへ台本を届けたのも応援したい気持ちからで、あくまで彼女を助けることがのぞみ達の願いです。うららがオーディションを蹴ってのぞみ達を助けに来たのも元々はのぞみ達を大切だからと思っているからで、この気持ちと選択に対してのぞみ達が文句を言うことはありません。彼女達は心からうららの気持ちと夢と可能性を応援しているからです。りんを助けるのも同じです。戦闘で半端に動いたからといって文句を言う暇があったらのぞみ達は迷わずりんを助けるでしょう。彼女達の繋がりはプリキュアや何か組織的な繋がりではなくて、完全に個人的な繋がりによって成り立っています。だからこそ彼女達の好意は重要なもので、これが利害や個人の願望を優先するものであったら彼女達の関係は崩れてしまいます。敵が組織化しているのは利害面があることや個人的な繋がりではなくあくまで組織的に結びついているだけという対比になっています。

 奉仕的な、純粋な好意から人を助け、それがその相手の可能性を広げるとともに、自らの可能性をも広げることができる。相手が一生懸命に頑張っている、そんな相手だから応援したい。応援してくれるみんながいるから自分は頑張れる、という循環。ドーナツ国王もりん達を応援したからシロップを説得できた、と言えるかもしれません。お節介にも思える相手への応援。相手を想い見返りを求めない善意が彼女達の道を創っています。
[ 2013年05月22日 10:04 ] カテゴリ:プリキュア5GoGo! | TB(0) | CM(-)
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