六畳半のすごし方 TOP  >  Yes!プリキュア5 >  第47話「ドリームコレットを取り戻せ!」

第47話「ドリームコレットを取り戻せ!」

○今週の出来事
①まだ終わりじゃない

 集まったピンキーを狙ったブラッディを退けたもののコレットはカワリーノに奪われてしまいなす術がないのぞみ達。

 コレットを手にしたデスパライアはついに自分の望みが叶うことに歓喜します。コレットから発せられる強大な力。お褒めの言葉を授かるカワリーノ。カワリーノは「最初から私一人で十分だったのです」と答えます。
 他者の夢の実現のために尽力したカワリーノ。彼は誰とも協力せずに独力でそれを成してしまいます。では、人が協力し合う意味はあるのか?


 意識を取り戻すココ。コレットが奪われてしまったことを知ってしまいます。ココを取り囲んだ皆は何とも声をかけられません。

 デスパライアの望みは不老不死。全ての世界、全ての者が絶望した中で唯一望みを叶え不老不死となればデスパライアは正真正銘の支配者であり絶対の神となります。なるほど、この人自身が絶望の権化のわりに希望を持っているってどうなんだ?と思っていましたが、この人自身は希望があって、それ以外の全てが絶望していることを望んでいるわけですね。まさに完全に独裁。絶対唯一の存在がデスパライアの望み。
 「だが、」

 自分を責めるナッツ。一人離れたところに居るミルクはナッツを心配するも自責の念が募ります。りんとうららも何も出来なかったと俯きます。油断していたと後悔するこまちとかれん。その中でも直接カワリーノにコレットを渡してしまったミルクは特に強い責任を感じています。ここでまだ非難されるならある種楽かもしれませんが、誰も責める者はいません。自分が抱える責任、罪の意識は自分の中に留まり続けます。
 「誰のせいでもないよ
 今まで言葉を発していなかったのぞみの言葉。「大切なのはこれからどうするか」「だよね、ココ」ココを見るのぞみ。
 のぞみはそうでなくちゃいけない。だからこそ彼女は彼女たりえる。今までもピンチは幾度と無くありましたが、のぞみ達は決して諦めなかった。コレットを取り返しに行こうと言うのぞみ。俯いていても、後悔しても前へは進みません。足を動かし進まなくては。
 のぞみの言葉に驚く一同。第一、デスパライアはコレットを使ってしまったのではないかとココナッツは言います。それを否定するのぞみ。何故なら青く綺麗な空がまだあるからです。まだこの世界は絶望していない。のぞみ凄いな。常に前を見て、希望を持ち続けます。ココ達もその言葉に心を和らげます。

 「絶望にひれ伏さない者がいる」と言葉を続けるデスパライア。コレットを失ってもなお希望を捨てていないとのぞみ達のことを言います。了解するカワリーノ。


②心を蝕む絶望
 街を歩き探し回る一同。しかし手がかりは見つかりません。ミルクは自分を責めますがのぞみは何とかなる、とノーテンキです。実際何とかなる根拠はありません。秘策があるとか何か切り札があるとかじゃなく、本当にノーテンキです。でも、今はその理屈関係なしに動くことのできる力が必要です。
 大声でコレットを返せと叫ぶのぞみ。りんにも呼びかけます。テレながらも叫ぶりん。うらら、こまち、かれんも叫びます。
 意外と心と身体は連動しています。心が強い意志を発揮させれば身体も動きますが、身体を動かすと心も動きます。

 呼びかけに答えるように本当に現れるカワリーノ。空中に浮いています。巨大な扉が現れ開きます。中へと入るのぞみ達。
 行き着いた場所はコロシアム。以前は無人でしたが今回は客席を埋め尽くすように仮面を被った人達が座っています。そして正面の玉座に座るデスパライア。コレットを持っています。
 コレットを返せとの要求に「どうぞご自由に」と答えるカワリーノ。欲しいなら実力で取り戻せということですか。一斉変身。

 カワリーノがお相手をします。口元の動きとか怖いな。怪人体になるカワリーノ。おお、意外に図体がデカイ。
 5人で同時に飛び掛るも弾れ、再度の攻撃も俊敏な動きで反撃するカワリーノ。2本ある尻尾が便利です。格闘戦で分が悪いなら必殺技で。ルージュのバーニングが炸裂しますがそれを尻尾で防ぎ、そのままルージュに反撃します。尻尾に炎がまとわりついています。続いてシャイニングとトルネードの同時攻撃。がこれもそれぞれの尻尾に力が纏っています。レモネードとアクアも弾かれてしまいます。どうやら、あの尻尾はかなりの優れもののようです。
 ココナッツミルクに狙いを定めるカワリーノにミントがシールドで防御します。単体火力が最強だと思われるドリームのクリスタルシュートすらも尻尾で防ぎ反撃します。火力が高いので反撃の火力も高いようです。
 絶大な力を見せるカワリーノ。プリキュアに部下にならないかと持ちかけます。当然断るプリキュア。カワリーノは2度も騙されるようなやつに付くよりはずっと良いですよ、とココナッツに視線を向けます。ナッツに門を開けてくれてありがとうと言います。ナッツが保護した偽ピンキーの正体はカワリーノだったようです。尻尾でバリアを叩くと同時にそのエネルギーを吸収します。バリアは無効化され消えてしまいます。こんな便利な尻尾が2本もあります。奥さん便利ですよ♪とテレビショッピングの人が言ってしまいそうなほど便利でお得です。
 カワリーノに飛びかかるナッツ。払うカワリーノ。ココとミントも挑みかかりますが吹き飛ばされてしまいます。

 彼我の戦力差は途方も無く開いています。まともに攻撃を当てることもできません。諦めるしかない、それが絶望だと言うカワリーノ。絶望を受け入れた仮面をつけた人達。これはナイトメアの社員とかではなく、絶望し意志しなくなった人々なのか。傷つきながらも立ち上がるドリーム達。絶望なんて受け入れないと抗います。絶望を受け入れているお仲間がいますよ、と言うカワリーノ。
 ミルクに呼びかけるココナッツ。まだエクスプロージョンが残っています。しかし最後の標的であるミルクを尻尾で捕まえるカワリーノ。便利です。
 絶望の仮面を取り出します。それをミルクにつけようとします。抗うミルクですが、カワリーノが触れられたくないところを触れます。コレットをカワリーノに渡したのはミルク。この状況を招いたのも、夢が叶わないかもしれないのも、皆が傷ついているのも、自分が原因。仮面を受け入れてしまうミルク。
 仲間が絶望を受け入れてしまいエクスプロージョンも使えません。状況は絶望的。

 その状況を楽しむデスパライア。「時は来た」望みを叶えるのは今この時しかありません。絶望し始めたプリキュア達の目の前でコレットの力を解放するデスパライア。力がデスパライアを包みます。はじけるように散乱する小さな光の礫。ピンキーです。石化したコレットが地面に落ちます。そして、デスパライアの仮面は割れ、いつのまにか衣装もリニューアルしてその素顔が現れます。若く美しいが冷たい表情。


③次回予告
 夢や希望はどこにある?


○トピック
 いやー、実に心地いい絶望感。素敵です。
 ミルクは絶望を受け入れてしまうし、デスパライアはコレットを使い不老不死になる。ピンキーは散乱しコレットは石化。元々コレットはプリキュア側に力を与えない(プリズムストーンもハーティエルも雫もプリキュア側に力を与えていない)でしょうがこれで完璧に近いくらいにプリキュア側は打つ手なしです。

 この外部的条件では完全に打つ手なしの絶望が徹底していれば徹底しているほど逆転するときに求められるものは明確化されます。
 無印では物語の鍵を握るプリズムストーンがジャアクキングに吸収されてしまう。MHではなぎさほのかが暮らす日常の世界が壊されてしまう。S☆Sでは自分達の生きる世界が粉々に砕かれてしまう。そういう生きる人達が住む世界や重要な要素が砕かれる様子が描かれています。でも、諦めないんだね、主人公達は。それが何でか、何で立ち上がれて、何で無敵である敵を倒せるのか。そういうとこがプリキュアはちゃんと描かれています。
 プリキュア5も同じです。夢と希望。それらの象徴であるコレットはデスパライアに使われてしまった。デスパライアは夢を実現したまさに至上の存在です。プリキュア5的には最強の存在です。
 では、夢や希望が無くなってしまったのか? 夢は叶えることが出来ないのか? 希望は抱くことが出来ないのか? っていうか、夢や希望って何なのか。どこにあるのか。それが試される時です。自分の外側、世界や環境が絶望的だからといって自分が絶望しなきゃいけない理由はない。次回予告でドリームが言うように夢と希望がある。ミルクの絶望を打ち払い、ナッツの自責の念を払い、人の持つ夢と希望が人にどんな可能性を与えることが出来るのか。どうやって持つことが出来るのか。ついでに、カワリーノのように強い奴が一人いればそれでいいのか。仲間、夢、希望それらの意味と価値。それを見せて欲しい。この作品を見始めたときからの要望。それが見られるときが目前に。
 残り2話。楽しみです。
[ 2013年05月22日 09:55 ] カテゴリ:Yes!プリキュア5 | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL