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第29話「のぞみの一日マネージャー」

○今週の出来事
①夏休み自由研究

 夏休みも終わり頃、皆ちゃんと宿題も自由研究も終わっています。しかし当然のようにのぞみは終わっていません。のぞみは一人うなだれます。周りの淡白な受け答えが最早のぞみのそうした状況に関心すら無いほど当たり前のこととして受け入れられていることが分かります。
 しかし忘れてはいけません。のぞみと言えば、うらら。うららもまだ自由研究が終わっていないと答えます。喜ぶのぞみ。自分以外にも似た境遇の人を見ると安心できます。まあ、状況が改善されるわけではなくピンチなのは変わらないのですが。そのうららもある程度目途が立っているようで終わりそうです。結局のぞみだけがどうにもならない状況。うららが声をかけた真の目的がここにあります。そう、さりげなく、あくまでも自然に、決して夏休みものぞみと一緒、さらには仕事でも一緒というパラダイスのため…ではなく、あくまでのぞみの自由研究の参考になれば、という提案の形で誘ううらら。美味しいものや遊びの要素も忘れません。これらはのぞみの大好物です。分かっていますうらら。のぞみの性格をよく捉えています。
 勿論渡りに船、乗らないわけが無いのぞみ。しかしのぞみはうららの思惑が分かっていないので皆も誘います。かれんはピアノ、りんは店の手伝い、こまちは着付け教室。皆都合が悪く行くことが出来ません。ミルクが行きたそうですがココナッツの手前遊びに行けません。ココが気を利かせて店を休むことにします。
 こうしてうららの仕事見学でのぞみ、ココナッツミルクが参加。ココナッツミルクは度外視できるので、実質のぞみを独り占めです。


 街を歩くブンビー。ついに経費が下りなくなって徒歩になったのでしょうか。前回カワリーノに無視されたことを考えます。何かをたくらんでいるカワリーノ。しかし、思考がオヤジギャグの方向に行ってしまいます。無視されないためにもアピールして存在感を際立たせたいところです。
 「CLOSED」休業。プリキュアにも無視されるブンビー。っていうかまんま直で店に行くなよ。


②マネージャー代行
 楽屋。挨拶するのぞみ。鷲Pが快く迎えます。マネージャーですがうららの一ファンでもあるのか嬉しそうにコンサート会場の良い席がある、と薦めます。親ばかならぬマネージャーばかでしょうか。マネージャーじゃなかったらキモいファンに思われてしまいます。苦笑するのぞみとうらら。
 のぞみが持ってきたバッグにはココナッツミルクもいます。おおっと、このシーンののぞみのスカートは際どい。(キモい視聴者)
 鷲Pの携帯が鳴ります。お、もしかしたらプリキュア史上初の携帯では? そのまま電話に出たっきり外に行ってしまいます。うららも着替えるため部屋を出ます。

 遊びに来たわけではないのでメモ帳を取り出して勉強に集中。ミルクが飛び出してきて言葉とは裏腹に遊びたいとごねます。ココが気を利かせて遊びに行くと言います。人間体になって部屋を出て行きます。便利だなぁ。
 のぞみ一人きり。壁に備え付けてある電話が鳴ります。どうやら仕事内容変更の連絡のようです。急いでメモを取るのぞみ。鷲Pを探して会議室に入ります。意気込んで話す監督。うららをバッチリアピールしたいようです。うららのマネージャーだと勘違いされたのぞみに仕事内容の変更を伝えます。しどろもどろになるのぞみ。そこにまた急な変更の話が入ります。バンドのキーボードに欠員が出てしまいました。カラオケを用意しておけと言っただろ、と監督。うわ、何かリアルな会話だな。
 のぞみに秘策あり。キーボードの欠員。ちょうど知り合いに音楽が得意な人がいます。

 屋外ライブ。歌ううらら。鷲Pは今まで電話していたのか屋外に出ています。それも仕事だと思うが、ちゃんとそばにいろよ。
 のぞみはメモを取りながらうららのコンサートを見ます。のぞみが起用したのは勿論かれん。難なく仕事をこなします。
 ライブが終わり、車で次の場所へ移動。車の中でもうららの曲がかけられています。うっかりプリキュア5ボーカルアルバムの曲も入っていたら大変です。突然呼んでしまったかれんに謝るのぞみとうらら。かれんは快く答えます。坂本さんがひとっ走りしたんだろうなぁ。かれんも一緒に次の時代劇村に行きます。メモを見ながら予定を話すのぞみ。本物のマネージャーぽい。


③時代劇村
 楽屋。また電話が鳴って部屋を出る鷲P。営業関係の人は忙しい。私も仕事で営業の人に電話しますが、一日中同じような電話を受けているんだろうなぁ。
 関係者がやってきて着付けの人がいないと言います。段取り悪いなー。そんな仕事ぶりでは怒られるぞ。しかし、のぞみに秘策あり。
 こまちを呼びます。どうやって来たんだ。どうやらまどかに送ってもらったようです。また急な連絡。のぞみを見る一同。確かにマネージャーばりの仕事をしているのぞみに任せたくなります。花を取り替えたいと言います。だから、なんだその段取りの悪さは。気分で仕事してんじゃねーぞ監督! しかしのぞみに秘策あり。
 りんが呼ばれます。かれんもこまちもりんも快く引き受けます。うららのためとあれば何のその。りんとしてはお客さんが増えるので実益も兼ねます。結局全員揃います。よくよく考えると結構便利集団です。各自の持分を活かしています。本来別々の関係性のない特徴をのぞみが繋ぐ。この役割もまた重要なものです。
 申し訳なさそうなうらら。こまちがお茶を持ってきたので自分が配ろうと押し合い。ちょっと面白い。

 まだ自由研究のテーマが決まっていないのぞみ。また業務連絡が入ります。すでに正規のマネージャー扱い。本物のマネージャーである鷲Pはまだ電話していました。昨日は朝まで飲んでいて…とか何とか。だから、何でこういうとこは無駄にリアルなんだ。


 皆時代劇ファッション。ココナッツもミルクも仮装。ってまてまてミルクは駄目だろ。どうやらエキストラとして出演するようです。エキストラにしてはかれんとか明らかに目立っています。それは上流階級というか大奥とかの衣装では?
 意外とノリノリなココナッツ。どういう芝居をすれば良いのか?と尋ねるうらら。雰囲気が出ていればそれで良い、後はCGで何とかすると答えるスタッフ。うわ、切ねぇ。うららもエキストラ扱いなのか。っていうか、CGとか、そんな。芸能界は華々しいというものではなく、本当に「仕事」としての見せ方です。

 ずらりと並ぶ役者達。その中にブンビーもいます。
 本番。物騒な奴らに囲まれる町娘(一部大奥含む)。それを守るココナッツ。セリフあるってエキストラの範疇越えてない? 楽しそうに「若様~」とうらら。「わらわを守るのじゃ」かれんノリノリ。「お主も悪よのぅ」こまちもノリノリ。ツッコミのりん。お前ら芝居する気ねーだろ。
 威厳と風格を漂わせて登場するブンビー。実はこの人が一番ノリノリです。切り込むブンビー。逃げる一同。ナッツとこまちフラグはここでも立っています。カット!OK! これOKなのか監督!?
 そのままブンビー達は現場から離れます。


 行き場を失う一同。ココナッツが構えて対抗します。ナッツ強そうです。切り込むブンビー。受けるココ。しかし役者(実力)が上手のブンビーに敵いません。ナッツも戦うことなくココが手放した刀を頭に食らって変化が解けてしまいます。使えねー。プリキュアの実力社会では男は役に立ちません。
 何か役者魂でもあるのか最期まで演技するココ。うららもノリノリです。ツッコミ担当のりんは大変です。真打登場。のぞみがやってきます。うららが期待を込めて名前を呼びます。自転車をこいでいるようです。って、昔の前輪が大きい自転車かよ! その登場の仕方は想定外。ブレーキがないのでそのまま池に落ちます。りん「何がしたいのよ」視聴者の私がこの作品に言いたい。

 ブンビーは懐から仮面を取り出して投げます。鎧兜に憑依してコワイナー化。
 さあ、変身です。ってのぞみもノリノリの掛け声。前回単独変身だったので今回は無理か…と思っていましたが、流石はプリキュア、スタッフ分かっています。二週続けての単独変身です。仮装変身はプリキュアの伝統的変身作法であり醍醐味です。変身衣装と髪形が激しく似合いません。特にかれんが大変なことになっています。

 建物を利用して攻撃。断続的な攻撃でコワイナーの動きを止めドリームが武器破壊をします。ココナッツミルクを抱えて戦闘に参加しないレモネード。乗り遅れ気味です。そこに登場するブンビー。足を止めて振り返るレモネード。ブンビーは堂に入った口上をしますが、レモネードはそのままスルーして走って行きます。
 「無視すんな、今絶対気づいたろ!おい!」
 「口上を最後まで言わせるのは暗黙のルールだろうが!」
 確かにそのルールはありますが、それは正義の味方側だけのルールです。敵のアピールタイムなど知ったことではありません。プリキュアは女児向けアニメ。関連商品もプリキュアです。したがって何の利益にも見栄えにもならない敵のアピールなどするだけ無駄。その時間があったら販促に当てます。
 ブンビーの怒りの攻撃に何とか身をかわして耐えるレモネード。レモネードは小回りが利くという印象があります。
 劣勢と見られたコワイナーもパワーを活かしてプリキュアを振り払います。ルージュ鐘に当たって痛そうです。アクアは大奥だけに城の奥まで飛ばされます(つまんねー)。

 仲間は倒れ、レモネードだけ残されます。ここで引くわけにはいきません。うららのために来てくれたかれん、こまち、りん。そして(ここはうらら的に肝心なところ)一日頑張ってくれたのぞみ。彼女達はうららのために頑張ってくれました。今度はうららが頑張る番です。
 新商品アピールタイム。アピールとは堂々とやるものです。
 「プリキュア・レモネード・シャイニング

 巨大コワイナーを瞬殺。カスタネットを叩くかなーと思ったのですが流石に無理か。
 敵に許された口上は逃げ口上だけです。


 帰りの車中。のぞみを褒める鷲P。この人今日仕事してません。がっちりのぞみっ子なうらら。
 ナッツハウスに戻ります。テーマを見つけられなかったと肩を落とすのぞみ。しかしのぞみが書いたメモを見るとびっしり書かれています。のぞみには珍しいように思えますが、のぞみはうららのために頑張ったようです。これを自由研究にすれば良いと言う皆。
 うららの仕事ものぞみの自由研究も新商品のアピールも無事完遂です。


④次回予告
 ミルクの番です。アラクネア殉職か。かれんの口調が大人びてます。


○トピック
 夏休み最後のイベント。ギャグ回。皆真面目にやっている(?)んだけど何故かギャグになるというノリが好きな自分としては良いギャグ回です。みんな基本は真面目なので真面目な話にもスムーズにスライドできます。


 意外としっかりしているのぞみ。仕事ではメモを取ることは基本ですね。かれんは限られた状況、限られた人員での運用(采配)が上手そうですが、のぞみは臨機応変な対応が上手いかも。のぞみ自身には特に優れた能力は持っていませんが、彼女には特徴のある人々が居るのでそれを繋げられるのも一つの能力といえます。個人に帰依する能力ではないので実益にはあまり役立ちませんが人間関係を前提とした能力として見れば有用です。だからこそ今作では主人公足りえます。


 ナイトメアは明らかにそうですが、うららの芸能界の事情も社会の一部として描かれているのは意図的だろうと思います。ナイトメアほど厳しく酷くはありませんが、特にこれといって人気でもない駆け出しのうららに対して都合良くはありません。活躍するための華々しい舞台ではなく、やはりそこも頑張らなければならない現実社会として存在します。生徒会の部費問題もそういう意味では社会としての側面が出ています。
 のぞみ達がその中で活躍・成功を収めているのは一重に個人の努力と仲間達との連携によるものです。自分に責任が無くても失敗や困難が乗りかかってくることはありますし、個人では最早どうにもすることも出来ないことが起こります。それを個人の努力のみならず人間関係によって乗り越えていく(それが可能なのも各自間の信頼があるため)ところが今作の興味深いところですね。毎回言ってますけど。
 「ふたりは」から離れて5人になったプリキュアですが、ちゃんとそれが物語として軸になっているところは流石。

 また、自由研究のために頑張るのではなく誰かのために頑張っていたことがそのまま自分のためになる、というのもプリキュアらしい纏め方ですね。
[ 2013年05月22日 09:47 ] カテゴリ:Yes!プリキュア5 | TB(0) | CM(-)
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