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第26話「ロマンス全開リゾートライフ!」

○今週の出来事
①プリキュア合宿

 クルーザーでかれんの別荘へと向かう一同。間違いなくこれも個人所有。そしてそれを操船できる坂本さん。実はこの人がいることが一番凄いことなんじゃないかと思います。景色と風に感心するりん達をよそにガンガン食べまくるのぞみとうらら。花より団子。腹が減っては戦は出来ぬ。エネルギー充填です。
 坂本さんはかれんに今年は賑やかになると声をかけます。それを快く思うかれん。ミルクが抗議の声をあげます。坂本さんがいるので表立って動けないので窮屈な思いをしています。
 何はともあれ、別荘が見えてきます。


 本当にまるまる島一つの別荘。
 その浜辺に漂流しているガマオ。「ここどこだー?」 いや、待て、なんでお前がここにいる。というか、なんで漂流しているんだ。どういう経緯があったのか説明…しなくてもいいや。ガマオだし。


 別荘というより、豪華リゾートホテルの様相。ただでさえ大きい部屋が20室ほどあります。一人一部屋割り振れます。スケールの違いに驚くのぞみ達。次元が違います。ベッドに横たわるのぞみ。反動でココ達が飛び出ます。寝ていたのか目を覚ますココナッツ。先ほど騒いでいたミルクはすやすやと寝息を立てています。豪華な部屋に王宮を思い出すココナッツ。王子なので豪華な雰囲気に馴染みがあるようです。そんなことはどうでもいいので、ベッドに枕が3つもあることだし、個別とは言わずのぞみ達は一緒に寝れば良いと思います。


②バカンス
 円陣。めいいっぱい遊びます。坂本さんが釣竿と網を持ってきます。捕った食材を料理するそうです。海も水無月家所有です。まてまて海って個人所有できるんだっけ? 一帯の海を含めた土地を所有しているということか? 海産資源も個人所有? もう、ナイトメア買収していいんじゃないかと思います。
 遊び、自分で捕った食材でさらに楽しむ。遊びと実益を兼ねた提案をする坂本さん。まさに優れた執事です。
 のぞみ、りん、うららは喜んで海へと向かいます。こまちは創作意欲が刺激されたのか、散策しに行きます。かれんは「いつものアレ」と坂本さんに言います。承知する坂本さん。

 乗ってきたクルーザーで釣りを楽しむのぞみ。マグロはそんな海岸沿いにいないと思うよ。勢い良く釣竿を放ちます。お約束どおり飛ばされるココ。
 こまちは散策の途中で見つけた特徴的な形をした木を見つけてメモします。さらに奥へと進みます。
 空気のボートでくつろぐココ。りんが捕ったタコを見せます。お約束どおりスミまみれになるココ。後半の展開を考えればこの程度の不運は些末なことです。私なら嬉々として受けましょう。受けておいてイベントが起きないという結果になると思いますが。


 森を抜けると切り立った崖になっています。そこでナッツはピンキーを解放します。木にひっかかったピンキーを助けるナッツ。ピンキーと戯れるナッツの笑顔を始めて見るこまち。
 ナッツはココ達とは一緒に遊ばないようです。ピンキーのお世話をします。ピンキーの面倒を見る人が必要です。ナッツは目立たないところで細々としたことを寡黙にこなす人です。ココもそうですが、単純にイケメンというだけでなく、性格的にも好感が持たれる人です。つまりガマオのような奴はダメダメってことですね。

 成果をお披露目するのぞみ達。アワビ、ウニ、魚、ワカメ。のぞみ釣ってねぇ。ココがツッコミます。
 ボートの音が聞こえてきます。水上スキーをするかれん。カッコイイ。かれんの言った「いつものアレ」とはこれだったようです。いつものというだけあって手馴れています。


③ロマンスその1
 昼寝をするピンキーにハンカチをかけるこまち。一瞬ですが屈んだときに腰の肌が見えます。カメラさんナイス!! 水着は無いけど違うところで地味に魅せるプリキュア。この番組の方針がよく分かりません。
 穏やかな気候にくつろぐこまちとナッツ。読書が共通の趣味なので、パルミエではどこで読んでいたかとこまちは尋ねます。余談ですが屋外で本を読む時は日光などが反射して目に悪い場合があるので、場所や角度を調整する必要があります。
 パルミエ王国のことを話すナッツ。しかしもうありません。「守りたかった」と静かに呟くナッツ。強い風が吹き抜けます。一瞬の間の後、こまちは「きっとまた行けるわ」と言います。悪いことを聞いてしまったと謝らないところが素敵です。それは過去のことではないからです。これから未来においてもその場所にいくことが出来る、それを自分達は実現するという意思を持っています。とても前向きで行動を伴った言葉です。ハッと振り返るナッツ。ナッツに見つめられて照れるこまち。安らぎを感じると笑顔で言われ、頬染めながらその場を離れます。


 水上スキーから戻ったかれんはジュースを作りプールサイドのイスに腰掛けます。鈍っていると言うかれん。生徒会では事務仕事ばっかりなので身体は動かさなさそうです。プリキュアではガンガン動いているような気がしますが。
 ミルクがココナッツを呼びながら駆けて来ます。自分だけ取り残されてダダをこねるミルク。ココが気持ち良さそうに寝ていたから起こさなかったと説明します。ここはバカンスの地。仕事は忘れてゆっくりしようとジュースを持ってきてミルクに渡します。かれんとミルク。不思議な組み合わせです。


 夕方はバーベキュー。一流のシェフと自称する坂本さん。この人の万能無敵ぶりはプリキュアにおいてもかなり高位です。高齢になるほど人格者でかつ能力も高いプリキュアの大人達。
 昼間の散策で何か良いアイデアが浮かんだ?とこまちに尋ねるかれん。ぼーっとしていたこまちは火傷してしまいます。

 腹をすかせてさ迷うガマオ。匂いをかぎつけます。お前は本当に何をしているんだ。


④ロマンスその2
 日は落ち静寂な夜が訪れます。クルーザーのところで探し物をするのぞみ。ココも付き合っています。ようやく発見。りんから借りたタオルのようです。戻ろうとするココ。のぞみが感嘆の声をあげます。
 クルーザーに寝転がり星を眺めるのぞみ。ココもその光景に見とれます。のぞみの隣に腰掛けるココ。王国でも綺麗な星が見られた、とのぞみの問いに答えるココ。しかしパルミエはもうありません。一瞬の間の後、のぞみは「大丈夫」と答えます。のぞみもまたこまちと同じです。過去を振り返り悔いるよりも、未来を作ることを志向する。それは子どもだけに許された特権、ではないはずだ。
 故郷に帰ったら何をしたい?と尋ねるのぞみ。ココはのぞみに王国を見せたいと答えます。舞踏会に憧れるのぞみにココは手を差し出します。ドギマギして応じるのぞみ。のぞみをエスコートして月明かりの下、ダンスをします。え、これなんて番組? あれ?チャンネル変えてないはずなんだけど。
 体勢を崩したのぞみを物凄い反応速度と力で抱きとめるココ。見ているこっちが恥ずかしいくらいベタな状況。慌てるのぞみにココは大笑いします。つられて笑うのぞみ。ハッとして見詰め合うのぞみとココ。ココは顔を近づけていきます。まて、お前何しようとしてんねん。鷲Pちょっと説明してくれ。番組が変わってますよ。そこにミルク登場。なんというタイミングの良さ。ベタさ。ミルク救世主。俺的に今回のMVP。例え、この流れが止められないとしても、むしろそのおかげで可愛いのぞみを見られたとしても、まだその時じゃない。


 ナッツとこまちは帰りが遅いのぞみ達を探しにいきます。ココを心配するナッツに微笑むこまち。ナッツは無言でこまちに手を伸ばします。やけどを心配しているようです。こっちもこっちで良いムードです。
 悲鳴。


⑤ミントの力
 のぞみ達の前に現れる不法侵入者。住所不定。無職。人格者でイケメンで、教職と自営業を営んでいるココナッツとは対極です。しかも何故か分からんが漂流しているという扱いの悪さ。思わず同情…するわけもないか、ガマオだし。
 他人を羨んでいる暇があったら、それをバネに自分の生活を向上させろよ、と言いたくなります。ガマオは仮面を海に投げ捨てます。このまま流されていったらある意味面白いのですが、海水を取り込んでコワイナーが現れます。一斉変身。

 レモネードにココ達の保護を指示するドリーム。守りならミントが適任のような気がしますが、防衛用防御ではなく戦闘用防御として使う気でしょうか。腕?を振り無数の水の礫を飛ばすコワイナー。これは地味に実戦的な攻撃です。一発一発がかなりの威力です。さらに巨大化するコワイナー。
 礫が島を襲います。広範囲かつ攻撃力が高すぎて対処しきれないプリキュア。ガマオは島ごと潰してしまえと命令します。島が破壊されていきます。
 破壊しかしない相手に憤るミント。大地を揺るがす乙女の怒りは伊達ではありません。新商品アピールタイム。胸から光が輝き手に収まります。うちわっぽい。
 「プリキュア・ミント・シールド
 ドリームのようにまるっきり変わるのではなく、能力向上のようです。どんどん拡大するバリア。コワイナーにぶつかり、そして倒してしまいます。


 部屋に戻り、ベランダに出るこまち。指には絆創膏が巻かれています。ナッツが話しかけます。相変わらず細かいところに気の利く人です。こまちにお礼を言うナッツ。こまちは頬を染めて何も答えられなくなります。のぞみの声。こまちは曖昧に答えます。
 部屋が広すぎて落ち着きません。顔を出すりん、うらら、かれん。この流れ!!これはいつものアレしかない!!!


⑥静かな朝
 太陽が昇る。新しい一日の始まり。人に活力を与える光。
 部屋をノックする坂本さん。
 一つのベッドですやすやと寝息を立てる5人と3匹。この番組の方針がとてもよく分かります。プリキュア的大人の模範解答は勿論起こしません。空気と視聴者の期待を読む坂本さんは、また後ほどと去っていきます。


⑦次回予告
 こまちノリノリ。


○トピック
 ミント初コワイナー撃破。ただでさえ敵の攻撃をほぼ無効化しカウンター能力まである便利防御がさらに強化してコワイナーを倒せるまでに至る。時々ミントは馬鹿力を発揮するので、能力・必殺技共にプリキュア5の中でも最強挌なのではないかと思う。

 水着は無いけど、腰は出す! どんなこだわりだ。
 夏休み。バカンス。とくればロマンスがお約束。これまでもなぎさと藤P、咲と和也のカップルが成立しているのでのぞみとココ、こまちとナッツのロマンスがあっても不思議ではない。相手は不思議生物だけど。この話がどういう形で落ち着くのかはちょっと気になるところですね。不思議生物であることを除いても別世界の住人であるので単純に恋が成就すればいいものではないし、また明確に恋心を持っているわけでもないので。異性にドキドキするのが必ずしも恋心や、恋愛感情になるわけでもないのですけどね。感情として異性にドギマギして意識するのは普通のことなので。それをどういう具合に(おそらくは)個々の成長へと繋げるかは見所になります。(その点でなぎさと藤Pの関係は非常に上手い)
 そんなロマンスはこの作品においては実は一要素でしかなく、話のメインは女の子の友情。今回も一緒に就寝。流石プリキュア。この伝統だけは崩さない。5人だけでなくココナッツミルクも含めて、というところは5の特徴ですね。



 書く機会があまり無いので余談として。
 個人的にプリキュアは非常に「読みやすい」アニメだと思います。「読みやすい」とは感情やその変化・キッカケがわかりやすいということです。これは主に表情の僅かな変化などが描かれている点にあります。映像作品は小説などと違って情景や感情を逐一説明することはできません。全て映像情報として視聴者に見せることしかできません。このおかげで一瞬のシーンにも意味を持たせると非常に効率よく視聴者に理解を与えることが出来きます。
 今回であれば、こまちナッツ、のぞみココのシーンでパルミエの話をする際の「間」や表情の変化がとてもわかりやすい。個人的に記憶に新しいのはうららが歌手デビューで悩み橋の上に居たときにのぞみが来て表情を一瞬明るくしてまた落とすところとか。その人が何を考え、何を喜び、何に強く印象を持つのかが分かります。その一つ一つの変化が登場人物に対する理解と共感を持ち、その登場人物達が作る物語と、そこで成長していく登場人物達への感動に繋がります。

 プリキュアも展開としてやっていることはそれほど既存のアニメと大差はありません。いわゆるお約束としての展開や、エピソードやバトルがあります。ただ、それを本当にそのまま繋げてしまうとお約束でしかなくなります。ありがちな話、ありがちな流れ、ありがちな終焉。明確にそれらに何か基準を作って見ている訳ではないのですが、「入り込める(物語から何かを取り出せる)作品」と「入り込めない(取り出せない)作品」に分かれるのは、要因の一つにその「読みやすさ」言い換えれば、登場人物達の気持ちの変遷を感じられるかどうか、というのがあります。その変遷自体、その変遷が最終的に形作る物語に面白さと感動があると思っています。私は全体を把握して見るよりも、小さいところから築き上げて物語の成り立ち方を理解する傾向があるので、そういう作り方をしている(と感じる)プリキュアと相性が良いです。
 (作画というより、演出の問題なのかもしれませんが、上手い演出、上手い作画とはそういう細かい変化などの一連のシーン(動き)を描けていることだと思う)

 その意味で、個人的にプリキュアは結構忙しいアニメで、ちゃんと見ていないと見逃すシーンが多いので集中力を必要とします。この感想は録画したものをチマチマと再生・巻き戻しを繰り返して書いている(大体3時間くらいかかる)のですが、一つ一つのシーンをキチンと理解するのに役立つのであらすじを交えた感想の書き方をしています。


 更に余談になりますが、「読みやすさ」は簡単・幼稚ということではなく、さらに読み込めるかどうか、というところに物語や物事の懐の深さがあると思います。難儀して読んだけど表面が硬いだけで中身は薄かったでは面白くありません。掘りやすくて、さらに深く読み込める作品が良いですね。多少掘るのに難儀しても構いませんが。
[ 2013年05月22日 09:46 ] カテゴリ:Yes!プリキュア5 | TB(0) | CM(-)
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