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第7話「親友ナッツ現る!」

○今週の出来事
①ナッツ

 朝。親友との再会に心躍らせるココ。のぞみに礼を言います。寝ているのぞみ。起こそうとするココ。あ、こら、寝顔が可愛いからもう少し放っておきなさい。寝相が悪いのぞみに突き飛ばされます。座布団と尻尾のクッションで衝撃吸収力は絶大です。多分。
 不思議生物形態では非力なので人間体になって起こそうとします。ちょうどのぞみの母親も入ってきます。若くて美人です。固まる両者。ココは挨拶してからのぞみが起きなかったので…と言い訳します。懸命な行動です。さも自分が居て当然というくらいの自然体の方が怪しまれません。そもそもこの状況ではどうやっても怪しい状況なのでいっそ開き直った方が楽です。納得してしまう母親。扉を閉めて、一拍、慌てて扉を開けます。年頃の女の子の部屋に見知らぬ男性が居るのは母親としても視聴者としても看過できません。
 ようやく起きるのぞみ。母親は思わずカッコイイ男の人が、と本音を口にしつつ不審者が居た事を知らせます。男の正体がココであることに気付いたのぞみは気のせいだとはぐらかします。見間違いということで納得する母親。何かノリがのぞみと似ているなぁ。流石親子。騒がしく始まる一日。


 学校。テーブルを囲むのぞみ達。横からうらら、りんに話しかける生徒。こまちとかれんも来ますがすかさず声がかかります。大人気です。のぞみだけ声がかからないのが寂しいところですが、逆に各人気者である4人の求心力になっているので実は一番凄いような気がします。
 場所を生徒会室に移して、ココの親友であるナッツをコレットから出します。見た目は愛玩系です。嬉しさに駆け寄るココをぶっ飛ばすナッツ。大勢いるところでコレットを出したのが気に入らないようです。プリキュアだと説明しますが、どうも納得した様子もなく無駄に偉そうです。


 ビル。連戦連敗。折角奪ったピンキーも取り返されて困り果てるブンビー。ダメダメでしたとは報告できません。誰何の声。椅子に腰掛けていた一人が仮面を外してブンビーに寄ります。カワリーノ。どうやらブンビーより挌上のようです。平身低頭で言い訳するブンビー。プリキュアのことを説明するカワリーノ。上層部は知っているようです。上からも下からも情報が伝わらないのは組織ではよくあることです。
 タイミング悪く下から這い上がってくるギリンマを怒りつけるブンビー。部下に自分が叱られたと言うのはあまり褒められた態度ではないな。もう一度チャンスを与えられるよう頼んだなどとやってもいないことを言って見栄をはるのも小物のやることです。
 ギリンマ派遣。プリキュアが5人揃っているところで中ボスクラスが出て行くのは危険です。今週で死ぬんじゃないか。


 プリキュアのリーダーを尋ねるナッツ。かれんを推薦するのぞみですが逆に推薦されます。一番最初にプリキュアになって周りに呼びかけたのはのぞみなので全会一致です。いい加減な決め方に信用できないと抗議するナッツ。っていうか、やっぱ「~ナツ」って語尾なんだな。僕はナッツだナツとか言われたら何がなんだか分からなくなります。
 ココの弁護を聞き入れないナッツ。えらく猜疑心が強いです。たまりかねたりん達が抗議の声をあげますがそれにもつっぱねるナッツ。授業のため戻ります。腹を立てるりん。謝るココ。どうやら前に何かあったようです。
 ココの親友のナッツと友達になれるように頑張ると答えるのぞみ。常に前向きです。良い娘だな、というココの評に頷くりん。のぞみをよく知る昔からの友達です。


②プリキュア秘密基地
 ココが母親に見つかったことを話すのぞみ。ココの隠蔽、人員からして人目を気にせずに集まれる場所が必要です。かれんの屋敷を希望するのぞみ。学校から遠いので代案として倉庫を提案するかれん。倉庫て。子どもの遊びのように(実際大差無いが)楽しそうなのぞみ達(というかのぞみ一人)を見てうずくまるナッツ。

 倉庫。女の子が使う場所としては大きすぎます。これは巨大ロボットや兵器を隠蔽・開発できる大きさです。他にうんと小さい倉庫があると言うかれん。一体いくつ持ってるんだ。
 古いけど手ごろな大きさの倉庫。「狭くない?」と言うかれんに驚く一同。自分の家より広いと答えるりん。逆に驚くかれん。ブルジョワと庶民の格差が如何に大きいかがわかります。っていうか、両親は有名な音楽家とはいえそれほど大きな収入は無いと思いますが、この資産は代々から続くものでしょうか。かれんと仲良くなるとちょっとした頼み程度で庭付きの家を貰えそうです
 場所は決まったので掃除です。のぞみに合わせてノリが良いりんとうらら。

 掃除開始。誇りで顔が汚れます。笑うのぞみの顔に汚れを付けるりん。呆然と見るうららにもふたりでタッチ。ちょ、何この楽しい光景。混ぜてとは言わないから見てて良いですか?(そっちの方が気持ち悪い)
 何かを見つけるこまち。尋ねるかれんにトカゲを捕まえて見せます。一気に距離を離すかれん。その手のモノはダメのようです。ちなみに私も遠慮したい。

 独り哀愁オーラを出しまくっているナッツ。のぞみがやってきてキャッチュを外して顔を洗います。キャッチュのぞんざいな扱いに怒るナッツ。ピンキーがいると聞いてコレットに移せと言います。商品宣伝。コレットとキャッチュの通信機能を説明します。ピンキーがコレットに入って安心するナッツ。のぞみはその姿を見て「ピンキー可愛いね」と共感します。そっぽを向くナッツ。ピンキーをコレットに戻せたのものぞみ達のおかげだと言うココ。肩を落とすナッツ。何かが引っかかっているようです。


③騙す者、騙される者
 突然ぶっ飛ばされるココ。ギリンマです。コレットを掴むギリンマ。ナッツがその手に飛び掛ります。そのまま外にでるギリンマ。逃がすわけには行きません。
 一斉変身。お、分割した。そして装着はシリース。胴、腕、スカート、靴。各自名乗りを上げます。これは良い一斉変身です。変身シーケンスは同じなのでこの方が同時に変身しているような気になります。ただ、強いて言えばレモネードのぐるぐる巻きば省かれているのは少々寂しい。っていうかオーバーニーが!
 プリキュア5。人数が増えたことに驚くギリンマ。最後に見たのはルージュが加わった時ですから、3人も増えています。
そのまま飛び去るギリンマ。逃げたかと思いきやさきほどの倉庫に入るとたくさんのクマのぬいぐるみがあります。それに仮面をつけて巨大クマコワイナーにします。襲い掛かるコワイナー。シリーズを通しての雑魚敵でこのコワイナー系列が一番怖い。捕獲されてしまうドリーム以外。ギリンマが油断している隙を突いてナッツがコレットを奪取して逃げます。目先の戦果に満足して油断するあたりにギリンマの小物っぷりが見て取れます。ナッツの名を聞いて「お前か門を開けた奴は」と言います。パルミエ王国は五つの光に守られておりナイトメアでは入れなかった。そこで策を弄しピンキーに成りすました。それを助けようと門を開けたのがナッツ。これにより侵入してきたナイトメアにより今に至るようです。ケガをしたピンキーを見過ごせず罠にかかったナッツ。ナッツはコレットの守護者。善意を突かれ自分の落ち度でコレットどころか国まで滅んでしまっては人間不信にもなります。ナッツの警戒心、猜疑心が強かったのもこれが理由のようです。

 何も言い返せないナッツ。プリキュア達も声が出ません。卑怯!と言うナッツを嘲笑うように騙された自分の愚かさを恨めと返すギリンマ。騙そうとする相手に対して信頼しようとする人はほぼ無力です。相手が騙そうとしているという発想はないでしょうし、騙されて悟る瞬間まで信頼しているだろうからです。騙す方はそれを見込んでいるわけですから狡猾でうわ手です。
 ナッツは悪くないと言い返すドリーム。善意を悪用する奴は許せません。滅ぼそうとやってきた自分達を棚上げして他人のせいにするとは責任転嫁も甚だしい。「騙される方が悪いんだよ」「騙す方が悪いに決まってるじゃない!」 コワイナーから自力で逃れるプリキュア達。テンションが力に変換されます。
 善人だけがいるわけではない以上、騙されるかもしれないと警戒し自衛するのは現実的に有効であり、また求められることでもあります。安易な手に引っかかる方にも相応の責任があります(欲に目がくらんだ、振り込め詐欺のようなすでに報道され一般的に認知されているのに引っかかる、大切なものなのに注意を怠ったとか)。しかしそれは騙す方の言い訳にはなりません。特に(個人的な倫理観として)善意を利用するやり方は最も恥ずべきことです。というこでさくっと倒されてくださいギリンマさん。

 飛び掛るギリンマにはじける力をお見舞いするレモネード。ナイスカウンター。
 ナッツに夢は何?と尋ねるドリーム。王国を甦らせるのが夢、ナッツと一緒だと答えるココ。一緒に夢を叶えようと言うプリキュア。
 攻撃から立ち直って幹部に昇進と小さくてめっちゃ利己的な小物発言をするギリンマに、ナッツは無理だと言い返します。プリキュアは負けないしコレットは渡さない。ギリンマの攻撃をドリームが防御し間髪いれずルージュとレモネードが殴ります。コワイナーを蹴り飛ばすミントとアクア。見事な連撃です。ドリームアタックでコワイナーを倒します。
 逃げるギリンマ。クマのぬいぐるみの数が減っているような気がしますが、内職で売るためにギリンマが持ち帰ったのでしょうか。


④秘密基地改めナッツハウス
 翌日、倉庫に行くと綺麗にお店のようになっています。中も外見同様綺麗です。奥から出てくるイケメン。頬を赤めるりん。好みのようです。正体はナッツです。普通に対応するのぞみとは違いナッツのカッコ良さに驚く4人。キャッチュを入れる箱を渡されます。品々を見る5人。ココも住めるようになっているようです。冷ややかな口調ですが王国復活を目指すナッツ。肩を並べて親友コンビ結成です。
ところで改装ついでに「ナッツハウス」と勝手に命名しているあたりがナッツらしいと思います。


⑤次回予告
 火と水。りんとかれん。相性悪い。でも、沸騰したお湯はとても熱いし(勢いが強ければ)岩も砕けるだろうしラーメンも食べられる便利な液体です。


○トピック
 ナッツよりのぞみの母親の方が目を引いたのは私だけではあるまい。
 宮迫君がイケメンに超進化(中の人同じ)。強キャラに。のぞみの母親然り、りん達然り。ちょっと外見が良いだけで何故にこんなに差があるのか。え、自分も可愛い女の子を優遇してるって? あ、うん、じゃあ仕方ないね。(自分の不遇さの是正より可愛い娘を優遇する方を取った)

 日常パートが楽しいです。華がある、というか華しかありません。中学生にしては精神年齢が幼い気がしますが、見ていて気分が良いのでOKです。視聴者層としても妥当ですしね。
 5人+ココナッツで計7人もいるので、流石にこれまでのシリーズのように個人宅やたこ焼き屋台に集合するわけにもいかなくなったので、自前(かれんの財力)で秘密基地を用意。ここを活動拠点として話を広げていくのでしょうか。そーいえば、まだ私服をまともに見た覚えがありません。その辺是非。お店を経営しそうなので、その辺もナイトメアとの対比になりそうです。

 優しさが仇になり致命的なミスを犯してしまうナッツ。でもプリキュアはナッツを否定しません。流石は信じるため出会って、愛するため育った少女達です。厳密に言えば善意と自己防衛は切り離して考えるべきですが、プリキュアはそんな手間はかけません。猜疑心や警戒心は人との繋がりを妨げる効果があります。ナッツがプリキュアを受け入れられないのはそのためです。いつまでも隣人を盗人だと思っていれば友達になることなんて出来ません。プリキュアにおいて最も重要なのは信じることと、その可能性を最大限に引き出すことです。自分の責任を全部部下や他者に押し付けて保身しか考えないナイトメアは分かりやすい。誰も心から他者を信用しないし褒めないし分かち合わない。だから彼らは自分で自分を誇示するしかない。
 優しさを理解し共感し信じるプリキュアだからこそ、ナッツのように人間不信になりかけた者の心を解きほぐすこともできる。小難しいことを言わずに肯定を持って関係や意味を見出していくのはプリキュアらしいです。

 善意は自発的(受ける方は常に受動的)であるから意味があります。これが逆転して相手からやるべきだろうという要求になるともはや善意ではなく強制であり本来の善意は意味を持たなくなります。相手に善意を期待できる(して良い)のはお互いに信頼関係が成り立っている時です。善意というより気心が知れているというだけかもしれませんが。
 今までののぞみ達の関係は相手の善意に期待していません。のぞみは自発的に友達になろうとしますし、りん達は自発的にのぞみを助けようとします。善意、つまり優しさとは与えるものですからこれは当たり前のことですが、自らが相手に働きかけていくというのは意外と難しいことです。だから重要なことで大切なことでもあります。多分、「優しさ」とは気持ちではなく、行動のことを云うのだと思います。想っていて、想っているだけならそれは何にもなりません。実現されません。行動によって実現する可能性が生まれます。結局、「あの人は優しい」とは優しいような行為を行った人のことを指します。自発的な意思と行動によって優しさは実現され、相互に働きかけていくことで信頼関係が築かれることになります。
 プリキュアを見てていつも「やられた!」と思うのは小難しいような理屈や考えを出すのではなく、最早当たり前のように行動してそれを実証して見せる点にあります。
[ 2013年05月22日 09:38 ] カテゴリ:Yes!プリキュア5 | TB(0) | CM(-)
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