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コラム1「プリキュア5主題歌CD と作品所感」

①プリキュア5、スマイル go go!
 めちゃくちゃ元気な曲。「夢見るために生まれた」に対応する2番3番歌詞の「信じるため出会った」「愛するため育った」が秀逸。S☆Sの「あなたが大好きって誰かが思ってる」「あなたが大好きって私も思ってる」と同じようにどストレート。熱い。こうまで青臭くて恥ずかしいことを清清しく言ってくれるのがアニメ主題歌だと思う。そしてそれを本当に本編でやってしまうのがプリキュアだったりする。聞いているだけで力が湧いてきます。
 「かわいいだけじゃもうだめなの 夢にダイヴしてく」「ヒントからチャンスへタフに前進」という前向きさも気持ち良いです。プリキュアは主題歌と本編の内容が同期するかのような、作品のための主題歌、主題歌のとおりの作品をやってくれるので期待大です。それが実現すればまた素敵なエンディングが見れると確信します。あと、四字熟語(あるいはことわざ)が入るのは伝統なんでしょうか。

②キラキラしちゃって My True Love!
 個人的にはEDはほどほどという感じ。悪いわけではないがOPが突出している感じ。EDの最初でのぞみがパジャマで起きて着替える流れなのですが、どーせならパジャマを脱ぐシーンを入れた方がより着替えている流れがわかるので採用していただきたい。私の感想はセクハラ込みです。



○作品所感
 プリキュアシリーズは総じて面白いんだけど、プリキュア5は特に面白い。これは単純に無印・MH・S☆Sと比較してどっちが云々ということではなくて、興味深いという意味合いで面白いということです。(面白い=楽しい、快、というわけではない)

 プリキュアはシリーズ毎に全く別作品というわけではなく、シリーズに共通する(というか継承させている)ものがあります。その辺は個人的にS☆S感想のコラム5,6に書いたのでここでは詳細に書きません。つまり、プリキュアはシリーズを重ねる毎に「プリキュア」としての蓄積したものが存在します。
 無印・MHで昇華されたもの、それを継承してS☆Sで昇華されたもの、各作品で描かれたもの、それらは個別的に見ることも出来ますがひとつの大きなものとして見ることも出来ます(個人的には『人の生き方』と見る)。プリキュア5はその土台の上にあると感じます。テーマが未来を志向するものである「夢」であること、5人の友達の繋がり方、プリキュアになるための条件。それらは無印・MH・S☆Sを踏まえたこのシリーズの経験を感じさせます(厳密にはプリキュア固有の概念ではないし、前作・前々作を見ていなくても理解することは出来ます)。そしてなによりも、プリキュア5からプリキュア的やる気オーラが感じられます。ごめん、今勝手に作った言葉です。何かね、この作品は今までもそうだったように「何かをやってくれそうだ」という気がするんです。もう、これ、主観的な印象。理屈とか立証できるものじゃありません。直感。私はこの直感を信じるね。

 私は細かい設定とかにこだわるような作品は好きじゃないんです。昔はそういうのが好きなときもあったけど今はもうそういうのは面倒臭いだけだと思うようになってしまった。代わりに、ストレートな物語の方が面白くなった。それはそのストレートさがある種の洞察に基づくもの、あるひとつの何かを見極めるものであれば、私はそれと一緒になって考えてその先にあるものを見つけようと思うようになった(複雑な物語でも芯がはっきりしているなら問題無い)。それを通して私自身の糧にも成長にもなると思っています。ただ漫然と作品や出来事を消費するのは面白くない。

 大人の自分がプリキュアを面白いと思うのは、中学生の女の子が可愛いとか、イチャイチャしているからとか、時々凄い戦闘シーンあるからとかの理由もあるんだけど(それは認めないわけにはいかない)、一番は、一生懸命に真面目に生きる人の、人間本来の可能性とか未来とか在り方が素朴に、日常的に、現実離れすることなく描かれ達成されているからです。ジャアクキングに勝ったのも、ゴーヤーンに勝ったのも、超常的な力で勝ったのではなく人の存在する・関係する概念で勝っています。努力や根性ですらもなく、人の本質といえるようなもので勝っています。それをプリキュアは見つけて提示します。それが面白い。それはそのまま自分が生きる上での拠り所にもなる。希望にもなる。
 友達を作る、という本当にただそれだけのことからこのプリキュアは始まって、生きる意味や繋がりの意味や生命の可能性にまで至っています。どうやってこれ以上話を続けるの?ネタあるの?と思えるのにプリキュア5はさらに何かをやろうとしている、と思う。それを見極めたい。これまでのシリーズを継承しているということは、それは一生懸命に生きてきたことをさらに続けるということです。そんな、人の可能性を追求し続ける物語を体験し一緒に考えられるのは私にとっては面白くて幸せなことです。

[ 2013年05月22日 09:38 ] カテゴリ:Yes!プリキュア5 | TB(0) | CM(-)
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