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第45話「ケーキと和也とクリスマス!」

○今週の出来事
①クリスマス・イブ
 咲は一人ケーキを作ります。準備万端、明日はクリスマス・イブ。

 PANPAKAパン。ケーキも作っているのでお店が忙しい。ということでお手伝いする咲舞満薫。安藤さんと健太サコッチは図書館。優子・仁美はギャラリーで出張っているため、いつもの面子でお手伝い。お店が終わったらパーティをするのでそちらで合流するようです。

 サンタの格好をする一同。よくそんなに衣装セットあったなぁ。色んな意味で集客力を上げる作戦です。慣れているのかそういう性格なのかノリノリな日向姉妹。舞満薫は戸惑いながらも接客開始です。
 薫&みのりがケーキを配ります。ある意味完璧な組み合わせです。舞はラッピング。ってお客の目に付かないじゃん!その配置に異議あり! その辺はコロネ(王女)にやらせましょう。咲と満は案内係。満の笑顔に喜ぶ咲。満も以前お手伝いした時のことを憶えています。ガラスに映った自分の顔を見ながら表情を作る満。わずか半年前の無表情・無情緒さが嘘のようです。まだ、硬さやぎこちなさはあるものの、少しずつ確実に変化していくふたり。
 販促タイム。クリスマスなので営業活動です。舞に「別にどうでもいいんだけどさ」と断りを入れて和也の予定を尋ねる咲。和也はクラスのパーティ参加のため出席できないようです。分かりやすいくらいにガッカリする咲。全く気付いていない舞。鈍いというか、きっと本人が咲にぞっこんラブなので周りが見えていないのでしょう。口実としては夏合宿のプレゼントお礼ですが、クリスマスプレゼントは告白だと言おうとするフラッピの口を塞ぐ咲。舞は不思議そうに咲を見ます。兄に気があるって気付いたらこの娘どういう反応するんだろうか。ちょっと気になる。それはそうとタイツはいた足がたまらんな(最低)


 ダークフォール。ゴーヤーン隠れ家。残る幹部もキントレスキーとシタターレだけ。とはいえ最強クラスのふたりです。軟弱モノと揶揄するキントレスキーに贅肉を見せるシタターレ。下らない言い争いを制してゴーヤーンが話しを纏めます。中間管理職も大変だなぁ。ふたりにあまり期待していないゴーヤーンは次の一手を考えます。


 作ったプレゼントが渡せそうも無くてガッカリする咲。すると知っている声が聞こえてきます。店に来る和也と見知らぬ女生徒。和也を見て赤らめるもすぐに表情を落とす咲。ケーキを受け取り帰るふたり。何やら楽しげです。結局顔を出すことも出来ず俯いて部屋に戻ります。
 呆ける咲。ムープとフープが容赦なく「失恋?」と尋ねます。フォローするつもりがあるけど全く逆効果を咲に与えるフラッピ。「図星」「告白」「当たって砕けた」「ガールフレンドと一緒」「デート」容赦ないなお前ら。さすがに怒る咲。部屋から追い出します。

 事情を満薫に話すフラッピ達。とはいえ、ふたりには難しい問題です。励ます、と独り言のように口にするフラッピ。咲が自分達にしてくれたことを思い出して、自分達が咲を励まそうと考えます。「さりげなく」それが一番難しいと思う。

 さりげなく近づく。サンタの格好をする二人組み。サンタレスキー!サンタターレ! ちょっと、それなんかアドリブっぽい強引さなんですけど。本当に台本にあったのかその台詞。


②落ち込んでいる人がいたら
 落ち込む咲。咲の変わりように戸惑う舞。「さり気なくよ舞」と満。「こういう時はとにかくさり気なくらしいの」と薫。「よく分からないんだけど…」結局誰もよく分かっていない状態。大丈夫なんだろうか。
 外を見ると父が車で配達しにいくようです。ちょうど店に来るサンタレスキーとサンタターレ。馴染み客のように話すサンタレ。実際馴染み客です。「なんで親しげなの?」とサンタターレ。そりゃそうだな。ふたりを夫婦だと勘違いする父。その方が自然ではあります。何でサンタの格好をしているのか聞かないのは父の優しさでしょう。
 ある意味これ以上ないくらいさり気なく入店するふたり。しかし舞達にはバレバレです。そりゃそうだ。咲が歩いてきます。覇気が全くありません。呼び止めるサンタレ。「ほっといて」と相手も見ずに答える咲。一応相手が世界を支配するかもしれない敵であるという緊張感も何もあったもんじゃありません。まあ、サンタの格好してるしね。「クリスマスだから浮かれているの?」と揶揄するシタターレに激怒する咲。カップルで来るな!嫌がらせか!と抗議します。失恋したばっかりなので気が立っています。ミズ・シミッタレ! 絶対わざと間違っていると思う。そりゃ怒るな。

 場所を雪山に変えるシタターレ。戦闘モードです。「もうどうでもいいのよ」と自暴自棄になる咲。主人公にあるまじき投げっぷり。しかし年に一度のサンタ変身。

 戦闘開始。早々と満薫が無力化されてしまいます。身動き取れない満薫。肝心のプリキュアも精霊の力が弱まっているため弱体化が顕著です。失恋で戦意が喪失するブルーム。満と薫が必死にブルームに声をかけます。イーグレットもブルームを守るため身を盾にします。ブルームが落ち込んでいる理由は分からなくても、落ち込む友達を勇気付けようと声を出し、行動します。
 容赦なく放たれる一撃。爆風が収まり、立ち上がり続けるプリキュア。ブルームもいます。結界の力が戻りより一層強化されます。重要なのは他者のために自らを動かすことができるかどうか。自分のために全力を尽くす友達に、自分も全力を尽くす。自分のことだけで落ち込んでいる場合ではありません。皆の想いの力を一点集中させます。捕縛を脱した満薫の攻撃で無力化されるキントレとシタターレ。リング装着で一気に畳み掛けます。力を合わせて対抗する幹部。圧され退却しようとするシタターレを止めるキントレ。何か知らんが渋いキントレ。「あんた惚れたね!」「あんたがスキー!」お前ら楽しそうだな。さらば復活幹部。最終決戦にはお笑い担当はいらんのだよ。


③楽しい一時とその終わり
 雪が舞い降りる夜。パーティの準備は万端です。あとは参加者だけです。チャイム音。健太達かと咲が玄関に向かえに行くと来ていたのは和也。クラスのパーティを途中で抜けてきたと言う和也。日中に連れていた女生徒には恋人がいるらしく一安心する咲。和也はどうやら咲にプレゼントがあったようです。マフラーを咲の肩にかける和也。咲も自分で作ったケーキをご馳走します。喜ぶ和也。来年も食べたいとなかなか良い雰囲気です。舞の疑問に「ないしょ♪」と答えます。茶目っ気がある兄です。

 ベランダ。「心配いらない」「咲なら大丈夫」咲が元気になって安心する満と薫。様々なことを知り、体験し、変わっていく。ふたりも心配いらないくらい変わった。残るは…。自分達が消えてしまうにしても、やるべきことがあると決意するふたり。パーティの開始を知らせるに来る咲と舞。先ほどの決意をおくびにも出さす答える満薫。
 物語の終焉は近い。


④次回予告
 もうダークフォール内でのバトルですか。新年から最後の戦いが始まりますね。


○トピック
 日向家大人気。
 日常話はこれで最後でしょうか。クラスメイトが出てこないのは少々寂しい気もしますが、その辺は最終回の最後の最後あたりにも期待できそうなのでいいかな。
 咲と和也の話としては間違いなく最後のエピソードなのでしょうが、ほのぼのとした話でしたね。結局進展しているんだかなんだか分からない関係なのですが、現在進行形として咲の物語となるでしょう。いや、舞と確定しているのは動かしがたいところですが。同じく健太と優子の関係も描写されてきましたが、これも特に結果が描写されることは無いでしょうね。別段この話の決着を描く必要は無いですし。

 いわゆる、伏線回収というのは個人的に『物語』を作るうえではあまり重要ではないと思うんですよね。勿論物語の主軸に絡む部分なら最後まで描く必要があると思いますが、それは物語を昇華するためであって、消化させるためではないと思う。ミステリー等なら犯人がいて犯罪トリックがあってと逆算していくので回収するような構成になるのでしょうが、「あるところに女の子がいました…」から始まる物語はその女の子がどのような経験をして、どのような(物語り上の)終わりへと行くのかが一番の問題であって、その途中で派生した枝葉の部分まで全部見届ける必要は無いと思う。「はてしない物語(ミヒャエル・エンデ著)」風に言えば『それはまた別の話』という感じでしょうか。
 登場人物がそれぞれの日常を過ごす中で、たまたまスポットを当てた人がその物語の主人公になる。また主人公も含めて日常が続いていくなら、物語の中では触れなかった出来事もその日常の中で進展していくでしょう。勿論、それはまた別の物語となる。

 私の嗜好が「伏線回収型」の纏まりの良い話よりも、「昇華型」の突出した話を好むからそう感じるのかもしれませんけどね。よく読む小説に後者が多いからそのクセが付いているかもしれません。まあ、前者の物語も面白いのもあるし、良い部分あるんで排他的などっちが良い悪いの話をする気はありませんけど。要するに物語の終わりとなる点をどういう風に考えるかということでもありますね。そこに至るために全部を回収する必要があるのかないのか。回収することで意義が増す物語もあれば、一点に突出させた方が意義のある物語もある。


 と話が横道に逸れましたが、42話で満薫が戻ってきてから、居場所、結びつき方、未来への志向という風に手間をかけてでも咲舞満薫達の在り方を描いたのは伊達や酔狂ではないでしょう。彼女達は意志が伝わることを知り、自分から相手へと伝える事をお互いに出来る関係になっています。相手の心中を完全に理解することは出来なくても、相手のために動くことが出来る。それがお互いに信頼できるレベルにまで達しています。
 最終決戦への準備として手持ちの札は揃っています。でも、それだけじゃ足りない。この物語の、願わくば「ふたりはプリキュア」の物語の終わりと、そこからの未来を見せて欲しい。それこそがプリキュアの真髄であり、強さなのですから。
[ 2013年05月22日 09:25 ] カテゴリ:Splash☆Star | TB(0) | CM(-)
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