第16話「えるたろう一座のおに退治」
○今週のヒーロー
①人形劇
自分たちが戻ってきた理由をあげはに説明。事態が事態なだけに憔悴した様子の3人。
お婆ちゃんからアンダーグ帝国について新情報。実はスカイランドと接点がある。しかし大昔に戦争があって以来断交。それ以降歴史の表舞台には出てきていない。5話で説明していたプリキュアの伝説に登場した魔物一派かな。依然としてエルを狙う目的は不明。それとは別に王様たちの呪いを解く方法を発見。ランボーグを浄化したときに現れるキラキラエナジーをミラーパッドに集めれば解呪薬が作れる。
それを聞いて一安心。よかったとエルに話しかけると泣き出してしまいます。とりあえず情報が出揃ったので今できることをやる。というわけで、アレをやろうとあげは。
OP。先週からシャララさんの顔が映るようになっていました。
絵本がずらり。絵本ならスカイランドからたくさん持ってきたとツバサ。流石ナイト(お世話役)。ただ読むのではなく、人形劇にしたいと話すあげは。お手製の人形を見せます。学校の授業で作ったらしい。本人モデルのあげは姫。
どのお話をやろうかと思案していると、ソラがヒーローを感じるからと桃太郎をセレクト。エルも気に入ったので決定。ざっくりと内容を説明するとこっちの世界の犬・サル・キジは強いんですね!と感心するソラ。そこに食いつくのか。
みんなで小道具作り。わりと本格的で型紙から生地を切り抜いて裁縫。慣れていないソラとツバサにコツを教えます。ここでも難なくこなすましろ。この子の女子力圧倒的すぎるだろ。婚活したら行列できそう。その間もエルは両親を恋しがります。
舞台を整えていざ開幕。特等席に座るエル。
「昔昔ある所に小さな雲がフワフワと降りてきました」。桃じゃない?と疑問を浮かべるソラとましろ。あげはが独断でアレンジ。雲の中から現れたのはえるたろう。3人はさらに困惑。小道具作っているときに気づけ。
えるたろうはミルクを飲んで成長。しかしある日えるたろうが大好きなあげは姫が鬼に連れ去らてしまいました。さらりと自分の分身をヒロインにする狡猾さ。だいぶ本来の話からズレていますがエルは真剣。
お婆ちゃんからきび団子ならぬ雲パンを受け取って出発。ソラ犬、ましろサル、ツバサキジを仲間に加え鬼ヶ島へ。キジの不審者感ぱねぇ。鬼ヶ島にアンダーグ帝国のイメージが重なります。同じ頃、調べ物をしていたお婆ちゃんが大きなため息。珍しい。思うように調査が進まないのか、それとも知っていて言えない情報でもあるのか。
芝居をしているうちに3人それぞれにスカイランドでのことがフラッシュバック。なるほど。単なる日常回というのではなしに気持ちの整理をしているのね。敗北したツバサはナイトとして、敵の脅威に触れたましろはそれに負けないために、シャララを失ったソラはヒーローとして。カバトンはお馬鹿な乱暴者といった雰囲気で言わば「昔ワルやってた」系。街を爆撃したりしてたけどノリ的には小悪党。それに比べてスカイランドでの体験は3人それぞれの心に手痛い傷を負わせていることがわかります。
テンションだだ下がり。それがエルにも伝わっったのか泣き出してしまいます。戸惑う3人をあげはが諭すとエルを励まします。ここで部外者である彼女がクッションになっているのは心強い。
バッタモンダーがソラシド市に出現。
②希望のともし火
芝居は佳境。鬼とバトル。
勢い余って鬼の旗を倒してしまい中断。元に戻そうと直しているとエルが立ち上がってみんなの名前を呼びます。そら、ましお、ちゅばさ、あげは。エルを励ますつもりが励まされる結果に。素早く立ち直るソラ。それを見たあげははもう人形劇は必要ないと打ち切ります。そこにお婆ちゃんからスカイランドから連絡が入ったと声がかかります。
スカイランドはこちらに任せろと副隊長。ベリィベリーも悲観した様子はなく前向き。その姿に安堵する3人。
窓の外に大量の鳥。昔のホラー映画かよ。
ツバサの鳥友達らしく公園にバッタモンダーが出現したとのこと。便利。そういえば今作はエルがターゲットになっているので狙われる側。街で異変が起きても直接探知する方法がない。
現場に向かうと果たしてバッタモンダーが待機。エルを連れて物陰に隠れるあげは。
指示が出ているのか独断なのかプリキュアをターゲットにするバッタモンダー。雰囲気的に後者か。前回のこと根に持ってそう。鬼の遊具をランボーグに。
プリズムの光弾が打ち返されて足並みが崩れると劣勢に。近くにあった遊具にも被害が出ます。すかさずスカイランドのことをぶり返すバッタモンダー。相変わらず他人事のような言い方。哀れんでいるようで「俺の方が世界ランク上だわー」とか思ってるだろ、絶対。
スカイランドは弱くなどない。みんな希望を胸に前に進もうと頑張っている!と立ち上がるスカイ。それは私たちも同じ。気持ちの整理がついた彼女たちはもう下を向かない。ここでもエルがプリキュアの名を呼びます。どんどん語彙が増えていく。
白けた表情のバッタモンダー。作り笑いを浮かべるとランボーグに指示。ああ、ようやくわかった。こいつ何が気持ち悪いって作り笑いが気持ち悪いんだな。内面の下品さを必死に繕ってる感とでも言おうか。カバトンは馬鹿がワルをやろうとしているからある意味清々しいけど、こっちは小心者のクズが好青年やろうとしてるから気持ち悪いんだな。
躍りかかってきたランボーグに閃光弾。隙を突いてウィングが棍棒を叩き落し、一気呵成にトドメ。浄化するとミラーパッドにキラキラエナジーを注入。ゲージがあるので目安がわかりやすい。それはそれとしてミラーパッドをプリキュアが持っているってことは……お婆ちゃん生配信見れなくない?
再び負けたバッタモンダーは絶叫。育ちの悪さ出てんぞ。その姿を冷めた様子で傍観するプリキュア。まともに取り合わないのが正解と気づいたようです。今更のように立ち直ると態度を繕って撤退。面の皮が厚いことだけはわかる。でもたまにいるよね、瞬間瞬間の感情だけで生きてそうな奴。
帰り道。改めてエルにお礼を言う一同。
エルは自分で立って歩きだします。えるたろうを歌いながらみんなで行進。
③次回予告
こんなことならソラのジョギング付き合ってればよかった……って思ってそう。
○トピック
ミラーパッドの予備機ありそう。
子どもの成長と前に進むをかけたインターミッション。
スカイランドから戻った直後から日常回をやるのも場違いなので、そのクッションとなるエピソード。これで禊は済んだのでいくらでも馬鹿騒ぎしてもいい許可が下りました。
本作は敵サイドの描写(アジトでの茶番)が一切ないので視聴者にとっても謎の組織となっています。カバトンやバッタモンダーが小者臭いのはアンダーグ帝国がそんな奴らで構成されているのか、単に下っ端を送り込んでいるのかも不明。そのためソラたちの不安感は視聴者とわりと近いところにあります。正体不明の敵に攻撃されるというストレス。カバトンを相手している頃はまだ良かったものの、スカイランドを襲撃され中枢機能が破壊されたとなれば受ける衝撃も大きい。比較的序盤である現時点で敗北や喪失を味わっているのはプリキュアでは珍しい展開。チュートリアルから実戦段階に進んだことが明示されています。
あとソラたちが単純なヒーロー軍団として描かれていないこともポイントですね。ヒーロー言っているのはソラだけで、ましろやツバサは彼女とは違う視点でこの事象を見ている。むしろヒーローというならばドキドキの方がチーム感がありました。マナを六花とありすがサポートする流れの方がそれっぽい。日常の様子からもヒーロー軍団vs悪の軍団という構図ではなく危機や困難を前にして一人一人がそれに立ち向かい団結していく構図にしたいのだろうと思われます。ソラとましろが自立している(笑顔でお別れできる)ことも相まって個々人の視点の違いがハッキリしている印象があります。エルちゃんですら(歩行的な意味で)自立していますからね。ここにどういう形であげはが加わってくるのかは楽しみなところです。もうすでに馴染みすぎているほどに馴染んでいるけど。
①人形劇
自分たちが戻ってきた理由をあげはに説明。事態が事態なだけに憔悴した様子の3人。
お婆ちゃんからアンダーグ帝国について新情報。実はスカイランドと接点がある。しかし大昔に戦争があって以来断交。それ以降歴史の表舞台には出てきていない。5話で説明していたプリキュアの伝説に登場した魔物一派かな。依然としてエルを狙う目的は不明。それとは別に王様たちの呪いを解く方法を発見。ランボーグを浄化したときに現れるキラキラエナジーをミラーパッドに集めれば解呪薬が作れる。
それを聞いて一安心。よかったとエルに話しかけると泣き出してしまいます。とりあえず情報が出揃ったので今できることをやる。というわけで、アレをやろうとあげは。
OP。先週からシャララさんの顔が映るようになっていました。
絵本がずらり。絵本ならスカイランドからたくさん持ってきたとツバサ。流石ナイト(お世話役)。ただ読むのではなく、人形劇にしたいと話すあげは。お手製の人形を見せます。学校の授業で作ったらしい。本人モデルのあげは姫。
どのお話をやろうかと思案していると、ソラがヒーローを感じるからと桃太郎をセレクト。エルも気に入ったので決定。ざっくりと内容を説明するとこっちの世界の犬・サル・キジは強いんですね!と感心するソラ。そこに食いつくのか。
みんなで小道具作り。わりと本格的で型紙から生地を切り抜いて裁縫。慣れていないソラとツバサにコツを教えます。ここでも難なくこなすましろ。この子の女子力圧倒的すぎるだろ。婚活したら行列できそう。その間もエルは両親を恋しがります。
舞台を整えていざ開幕。特等席に座るエル。
「昔昔ある所に小さな雲がフワフワと降りてきました」。桃じゃない?と疑問を浮かべるソラとましろ。あげはが独断でアレンジ。雲の中から現れたのはえるたろう。3人はさらに困惑。小道具作っているときに気づけ。
えるたろうはミルクを飲んで成長。しかしある日えるたろうが大好きなあげは姫が鬼に連れ去らてしまいました。さらりと自分の分身をヒロインにする狡猾さ。だいぶ本来の話からズレていますがエルは真剣。
お婆ちゃんからきび団子ならぬ雲パンを受け取って出発。ソラ犬、ましろサル、ツバサキジを仲間に加え鬼ヶ島へ。キジの不審者感ぱねぇ。鬼ヶ島にアンダーグ帝国のイメージが重なります。同じ頃、調べ物をしていたお婆ちゃんが大きなため息。珍しい。思うように調査が進まないのか、それとも知っていて言えない情報でもあるのか。
芝居をしているうちに3人それぞれにスカイランドでのことがフラッシュバック。なるほど。単なる日常回というのではなしに気持ちの整理をしているのね。敗北したツバサはナイトとして、敵の脅威に触れたましろはそれに負けないために、シャララを失ったソラはヒーローとして。カバトンはお馬鹿な乱暴者といった雰囲気で言わば「昔ワルやってた」系。街を爆撃したりしてたけどノリ的には小悪党。それに比べてスカイランドでの体験は3人それぞれの心に手痛い傷を負わせていることがわかります。
テンションだだ下がり。それがエルにも伝わっったのか泣き出してしまいます。戸惑う3人をあげはが諭すとエルを励まします。ここで部外者である彼女がクッションになっているのは心強い。
バッタモンダーがソラシド市に出現。
②希望のともし火
芝居は佳境。鬼とバトル。
勢い余って鬼の旗を倒してしまい中断。元に戻そうと直しているとエルが立ち上がってみんなの名前を呼びます。そら、ましお、ちゅばさ、あげは。エルを励ますつもりが励まされる結果に。素早く立ち直るソラ。それを見たあげははもう人形劇は必要ないと打ち切ります。そこにお婆ちゃんからスカイランドから連絡が入ったと声がかかります。
スカイランドはこちらに任せろと副隊長。ベリィベリーも悲観した様子はなく前向き。その姿に安堵する3人。
窓の外に大量の鳥。昔のホラー映画かよ。
ツバサの鳥友達らしく公園にバッタモンダーが出現したとのこと。便利。そういえば今作はエルがターゲットになっているので狙われる側。街で異変が起きても直接探知する方法がない。
現場に向かうと果たしてバッタモンダーが待機。エルを連れて物陰に隠れるあげは。
指示が出ているのか独断なのかプリキュアをターゲットにするバッタモンダー。雰囲気的に後者か。前回のこと根に持ってそう。鬼の遊具をランボーグに。
プリズムの光弾が打ち返されて足並みが崩れると劣勢に。近くにあった遊具にも被害が出ます。すかさずスカイランドのことをぶり返すバッタモンダー。相変わらず他人事のような言い方。哀れんでいるようで「俺の方が世界ランク上だわー」とか思ってるだろ、絶対。
スカイランドは弱くなどない。みんな希望を胸に前に進もうと頑張っている!と立ち上がるスカイ。それは私たちも同じ。気持ちの整理がついた彼女たちはもう下を向かない。ここでもエルがプリキュアの名を呼びます。どんどん語彙が増えていく。
白けた表情のバッタモンダー。作り笑いを浮かべるとランボーグに指示。ああ、ようやくわかった。こいつ何が気持ち悪いって作り笑いが気持ち悪いんだな。内面の下品さを必死に繕ってる感とでも言おうか。カバトンは馬鹿がワルをやろうとしているからある意味清々しいけど、こっちは小心者のクズが好青年やろうとしてるから気持ち悪いんだな。
躍りかかってきたランボーグに閃光弾。隙を突いてウィングが棍棒を叩き落し、一気呵成にトドメ。浄化するとミラーパッドにキラキラエナジーを注入。ゲージがあるので目安がわかりやすい。それはそれとしてミラーパッドをプリキュアが持っているってことは……お婆ちゃん生配信見れなくない?
再び負けたバッタモンダーは絶叫。育ちの悪さ出てんぞ。その姿を冷めた様子で傍観するプリキュア。まともに取り合わないのが正解と気づいたようです。今更のように立ち直ると態度を繕って撤退。面の皮が厚いことだけはわかる。でもたまにいるよね、瞬間瞬間の感情だけで生きてそうな奴。
帰り道。改めてエルにお礼を言う一同。
エルは自分で立って歩きだします。えるたろうを歌いながらみんなで行進。
③次回予告
こんなことならソラのジョギング付き合ってればよかった……って思ってそう。
○トピック
ミラーパッドの予備機ありそう。
子どもの成長と前に進むをかけたインターミッション。
スカイランドから戻った直後から日常回をやるのも場違いなので、そのクッションとなるエピソード。これで禊は済んだのでいくらでも馬鹿騒ぎしてもいい許可が下りました。
本作は敵サイドの描写(アジトでの茶番)が一切ないので視聴者にとっても謎の組織となっています。カバトンやバッタモンダーが小者臭いのはアンダーグ帝国がそんな奴らで構成されているのか、単に下っ端を送り込んでいるのかも不明。そのためソラたちの不安感は視聴者とわりと近いところにあります。正体不明の敵に攻撃されるというストレス。カバトンを相手している頃はまだ良かったものの、スカイランドを襲撃され中枢機能が破壊されたとなれば受ける衝撃も大きい。比較的序盤である現時点で敗北や喪失を味わっているのはプリキュアでは珍しい展開。チュートリアルから実戦段階に進んだことが明示されています。
あとソラたちが単純なヒーロー軍団として描かれていないこともポイントですね。ヒーロー言っているのはソラだけで、ましろやツバサは彼女とは違う視点でこの事象を見ている。むしろヒーローというならばドキドキの方がチーム感がありました。マナを六花とありすがサポートする流れの方がそれっぽい。日常の様子からもヒーロー軍団vs悪の軍団という構図ではなく危機や困難を前にして一人一人がそれに立ち向かい団結していく構図にしたいのだろうと思われます。ソラとましろが自立している(笑顔でお別れできる)ことも相まって個々人の視点の違いがハッキリしている印象があります。エルちゃんですら(歩行的な意味で)自立していますからね。ここにどういう形であげはが加わってくるのかは楽しみなところです。もうすでに馴染みすぎているほどに馴染んでいるけど。
トラックバック