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第38話「アイドル誕生日向咲!ってマジ!?」

○今週の出来事
①アイドル
 夕方。仁美は咲を引っ張って何やら急いでいる様子。舞と優子が後を付いていきます。着いた場所は浜辺。人だかりが出来ています。撮影のロケに使われています。どうやらこれが目的のようです。
 テレビっこなのか仁美は感激しています。咲はあまり興味が無いようです。舞は冷静。タレント事務所の社長がいることに気付く級友達。意外と芸能通です。健太と宮迫君もスカウト目当てで来ています。優子が後押しします。本人もタジタジ。優子少し勢いを下げた方がいいです。っていうか安藤さんは?
 撮影が始まります。役者のふたりは別離の悲しみを超える友情を演じています。その演技に感動する咲。カバンを落としてしまいます。ムープとフープがカバンから出てしまいます。ふたりを抱える咲。スタッフが見咎めます。「可愛い」と呟く社長。色んな意味で今回の話の方向が分かったような気がします。

 撮影も終わり撤収モード。健太はスカウトのため社長を探します。無理だって。噂をすれば社長がやってきます。咲に声をかける社長。事務所に来てくれないか?と誘う社長。時間が無いので名刺だけ渡して帰って行きます。情報が断片的過ぎます。もう少し用件は的確に伝えた方が良いと思います。咲がスカウトされたと思う級友達。

 家に帰ってきた咲を出迎えるみのり。早くもタレントの話が伝わっていたようです。噂は時に音速を超えるらしい。両親がお客さんに聞いたと話します。将来に関わることだからしっかり考えろという両親。この街から離れることになるかもしれません。
 ムープは咲がタレントになることを喜んでいます。フープがデビューしても売れずに消えていった人がいっぱいいると心配します。テレビ見てるなぁ。イライラしているフラッピ。咲が芸能人になれば舞と離れてプリキュアにもなれなくなります。お気楽なことを話している場合ではありません。事の重大さに気付いたムープとフープは離れ離れは嫌だと泣き出してしまいます。皆で説得しようと言うフラッピ。絶対大丈夫?と尋ねるムプフプに任せろと太鼓判を押します。内心自信は無いです。
 美翔邸。舞とチョッピもスカウトの話題です。咲に輝くものがあるからスカウトされたと言います。それはスカウトの人というより舞の咲への評価の言葉です。咲との別離の可能性を考える舞。


 ダークフォール。意味も無く飛び跳ねてアクダイカーンの前に現れるキントレスキー。手こずっているのは鍛えているからだと言います。成長したプリキュアと戦い勝つ、それがキントレスキーの目的。決して連敗している言い訳ではありません。


 翌日。登校。やはりスカウトの話題で持ちきりです。よし、そこのメガネ娘。君は来週から準レギュラーにスカウトだ。ああ、少年、君は出なくて良い。
 舞も合流。神妙な顔で何かを言おうとした矢先、メガネ娘と少年が寄ってきます。お前ら何かのコンビか。とりあえず少年、君は出なくて良い。人だかりが出来てしまいます。サインまで発注。先行し過ぎです。張り切る仁美。
 何とか解放され教室に着く咲。教室でも視線が集まります。この手の噂は広がるもの。田舎の街ではなお更というところでしょうか。最新情報に興味がある若い年代、学校という閉鎖的生活空間を考えれば咲の話題は格好の標的になりえるでしょう。
 本題に入る舞。社長には何と答える? 迷っていると言う咲。タレントの方向性を考える仁美と優子。ステージに立つ咲。しかしハシャギ過ぎてアウト。女優、例えばキャスターの役。文章が読めずにアウト。何か咲の悪い点が露呈している感じです。舞が感じているような咲の魅力は芸能人では発揮されにくいのかもしれない。
 級友達はよってたかって咲が芸能界デビューすると考えているようです。こういうのはお祭りです。


 PANPAKAパンにやってくるジャージ。コロネが警戒します。感心するジャージ。最終決戦の相手はやはりコロネでしょうか。チョココロネをたくさん抱えてレジに並ぶジャージ。「いつもありがとうございます」……常連なのか。客入りが多いことを尋ねます。説明する父。もしかしたら遠くに行ってしまうかもしれないと聞いたジャージは突然「イッカーン!」と走り出してしまいます。チョココロネ持って行ってください。多分ジャージ専用に多少は増産していそうなので在庫が余ってしまいます。
 猛烈な勢いで走るジャージ。これは意外なところで面白いことになりそうです。


②望む場所
 ソフト部の練習。ギャラリーが多いです。一躍人気者です。屋上から様子を見る舞。人が寄ってくるのでなかなか話す機会が持てません。元気が無い舞に尋ねるチョッピ。舞は咲の気持ちが決まっていたのなら自分達が止めてはいけないのではないかと言います。大切な友達なのにどうして?と聞くチョッピに友達だからと答えます。大切な友達が考えていることなら友達である自分は応援しなければ、と言います。役者達も言っていた言葉。人を想うならその人の意思を軽んじることは出来ません。また、人の想いを自分の自由には出来ません。人の意思を信じるなら。

 咲の下校を待つ舞。咲は猛然と走ってやってきます。その後ろには追っかけ。まだ何も決まってないのに追っかけする方も気が早いです。舞を連れて逃走する咲。まるでふたりの逃避行のようです。途中で楽しくなったのか舞が先行します。電車に乗って撒くことに成功。逃避行です。
 呆れる咲に皆嬉しそうだったと言う舞。咲の良さを言います。本題に入ります。応援する意思を伝えつつも、離れることにはまだ整理できていないようです。咲は答えが出ていると言います。一瞬驚いた表情をしてすぐに表情が曇る舞。突然電車が激しく揺れます。
 運転手がいません。そしてキントレスキー。電車を押したかと思うと前に出て電車を止めます。お疲れ様です。

 キントレスキーと対峙するふたり。色々と勘違いしているキントレスキー。この電車ではせいぜい町外れまでしか行けないと律儀に答える咲。キントレはウザイナーを召喚します。変身です。このBGMは!そうでなくては! 花鳥。本来の姿。

 ウザイナーの攻撃に押されるブルーム。イーグレットが耐えますがキントレに指導されたウザイナーのパンチに圧されてしまいます。プリキュアの反撃。キントレの「鍛える」という言葉に大きなお世話だとカカト落としで答えるブルーム。しかしキントレは余裕で反撃します。体勢を崩したブルームを庇うようにウザイナーの攻撃を防御するイーグレット。「急行」に切り替わって勢いが増す攻撃。地味に特徴をアピール。
 キントレがその姿に変わっても無駄だったな、と言います。キントレからすると花鳥の方が相手する回数は少ないです。答えるイーグレット。初めて変身したのがこの姿。最後になるかもしれないならこの姿でと言います。前からそういう示唆はありますが変身時の選択は本人達(フラチョ込み)の意思によるもの。舞はそう考えている。では咲は?
 ブルームが手を伸ばします。防御の力が強まります。ブルームはイーグレットに否定の言葉を返します。「違う、最後じゃない」「私はこの街が大好き、家族が大好き、舞も大好き、だから皆と一緒にずっとここに居る。フラッピとチョッピの泉の郷を元に戻してあげたい。満と薫にも会いたい。それに私達プリキュアでしょ」ウザイナーを圧倒的な力で圧し返します。リングを装着して一気に浄化します。

 ようやく自分の気持ちを伝えられた咲。舞も安心します。迷っていたというのはどうやって断るかのことだと言う咲。明確に言いましょう。安心する一同。咲と舞は見詰め合って私達はずっとプリキュアだと声を合わせます。

 社長に断りを入れる咲と母。どうやら社長の目当てはムープとフープだったようです。
 ぬいぐるみ役でデビューと冷やかすフラチョ。そいつは勘弁と嫌がるムープフープ。一件落着。


③次回予告
 ドタバタ話でしょうか。って来週はお休み。なんてこった!
 映画が近づいてまいりました。


○トピック
 S☆Sらしい仕上がり。エピソードとしてはMH38話のほのかパリ行きに相当。ちょうど話数同じだし。当初ぶっ飛んだ内容かと変な期待をしてしまいましたが、やはりそこはプリキュアらしい仕上がりでした。でも、アイドル咲も有りだと思った。可愛いかった!!きっと舞は悶絶してる。

 級友が咲の芸能人デビューを(楽観とお祭り的に)考えている中で、舞だけが真剣に咲との関係のことを考えているのが「ふたりはプリキュア」の「ふたり」に掛かる主役としての面目躍如でしょうね。
 MH38話に相当すると書きましたが共通点として、友達としての取るべき態度があります。個の自主性の部分ですね。端的には冒頭の役者の台詞がそれを表しています。大切な友達であってもその友達が決めたことなら離れることになっても応援し友情は不変である、という点。MHはここに大きな力点がありました。
 S☆Sはそこよりも咲の結論に力点がありそれが大きな相違点になります。そしてこの結論はS☆Sのこれまでを踏まえた結論でもあります。咲は自分と繋がっている人達といることを望みます。それは自分の望む居場所が他の遠い世界ではなく、自分と繋がり関わってきた人達との世界であることの意思表示です。自分の住んでいる場所、家族、舞との出会い、フラッピとチョッピとの約束、満薫との再会。それらは時に偶然や思いがけない出会いであったかもしれませんがそれを受け入れた咲にとっては大切なものとなります。
(もし、ドラマチックな展開を望むなら咲がデビューを望んでいて葛藤するという方が劇的ですが、それはドラマのための葛藤になるでしょう。咲にとっては友達と遠い華やかな世界は天秤にかけるまでも無いものです)

 咲達が言った「プリキュア」という繋がりは級友・家族だけではなく泉の郷や満薫との出会い、すなわち咲と舞がプリキュアとして関わってきた事柄を含めた大きな繋がりを示唆しているのであろうと思います。大空の樹(恐らく世界樹)を中心とした世界の中で、咲達がどのように世界に対して意識しているかが分かります。よし、準備は整ってきた。ラストまで一気に駆け上って欲しいです。
[ 2013年05月22日 09:22 ] カテゴリ:Splash☆Star | TB(0) | CM(-)
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