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第32話「難しすぎ!ミズ・シタターレの宿題」

○今週の出来事
①ネバーギブアップ
 ソフト部練習。試合も近いので練習に気合が入ります。ネバーギブアップ。
 練習中、篠原先生がコスモスに水をかけているのを舞は目撃します。コスモス非常に危うい位置です。ああいう場所で一本しか生えていないと何かの拍子に抜かれてしまいそうです。

 ダークフォール。最後通告を言い渡されるシタターレ。むしろいままでが寛大な処置だったかもしれません。大人の意地、女の意地、年増の意地にかけて使命達成は必至です。

 朝。居眠りする咲他ソフト部。舞の呼びかけにも答えません。先生が入ってきて一声かけるとすぐに起きるソフト部。よく訓練された部員です。しかし宿題を忘れている咲。空白のプリントを放課後までに埋めなければなりません。

 昼休みも宿題。舞と一緒です。いいぞ宿題。もっと宿題を出すべきだ!学校でも家でも一緒でいいんじゃないかな。
 水の単語でつまずく咲。かなり絶望的です。安心したまえ私も似たり寄ったりだから(気休めにもなりません)。先生がやってきてネバーギブアップで頑張れと励まします。ネバーギブアップ、決して諦めない。先生の好きな言葉らしいです。花の例えを使った先生の言葉に朝の光景を思い出す舞。コスモスのことを話す先生。傍目に見ればどうでもいいコスモスなのですが、先生はその姿からソフト部の願掛けも兼ねて応援しているようです。
 放課後、皆で見ようと約束する一同。

 教室を出る先生の後ろに先生と瓜二つの姿が現れます。


②宿題
 呼び出しされる咲舞。ベランダで先生が待っています。太陽の泉を探せと言う先生。正体を現すシタターレ。「あなたは」「ミズ・シタターレ」正解!最後にようやく正しい名前を言えました。篠原先生の所在を聞く咲舞。シタターレは含みのある返答をします。なるほど、咲舞を呼び寄せるだけなら先生にならなくても良いのですが、先生の姿になって咲舞を呼ぶということは本物に何かをした可能性があります。単に人質にするのではなく生命の保証も危うい印象を与えることでふたりの動きを封じ自分の意に従わせようということでしょうか。なかなか狡猾な手段です。伊達に歳食っているわけではないです。
 変身を促がそうとするフラッピとチョッピですが、シタターレは指を鳴らして周りの景色を一瞬で廃墟にします。元に戻すシタターレ。幻覚でしょうか。この人達なら本当に復元もできそうですが。
 4時までに渡せと要求します。いつものお笑いモードは影も形もありません。本気です。チャイム音。先生の姿になり授業に戻ります。

 英語の授業。先生の振りをして授業をするシタターレ。ちょっと怖い。

 あと30分。太陽の泉の場所について知らないムープとフープ。そういえばこの人達は知っているんだっけ? フラッピチョッピも緑の郷のどこかに隠されているのは知っているようですがどこにあるかは本当に分からないようです。フィーリア王女は太陽の泉にいるようです。とはいえ、場所が分かっても言うわけにはいきません。
 声をかけてくる優子と仁美。咲舞の事情を知らないふたりは気軽にネバーギブアップと言いますが、これはなかなか大変な宿題です。正しい『解』とは?


③解
 部活。先生に一対一の守備練習を持ちかける咲。
 先生の居場所、太陽の泉の在りかの堂々巡り。先生の変わりになろうかしら?とほのめかすシタターレに反抗する咲。姿形、能力の問題ではありません。あとシタターレさん、生徒の口真似上手いですね。まだまだ若作りいけるんじゃありません?
 シタターレの方から勝負を持ちかけます。宿題の答え。正面から受けて立つ咲と舞。常に真正面から全力勝負。先ほどまでの心理戦や先生の居場所とかそういう細かいことは気にしてはいけません。
 「大地の力と」「大空の力で」「滅びの力を破ってみせる!」 おお!これはブルーム&イーグレットってことか。彼女達本来の力とも言えます。

 変身。ブルーム&イーグレット。見慣れているせいかこちらの方がしっくり来ます。花鳥か風月かは自分で選択できるようになるのかな。戦闘途中でフォーム変更とかはなさそうかな。プリキュアはそういう面倒なことしなさそう。
 ウザイナー召喚。辺りの水を吸収して龍を作り出します。廃墟化する校舎。戦闘開始。ダイナミックで良い動きです。21話の時に見せたダブル張り手を水龍は体当たりではね飛ばします。強い。もう周りの人とかどうなってるの?とか気にしちゃいけません。そんなことは瑣末なことです。
 強いシタターレ。実際ブルーム・イーグレット相手なら遅れはとりません。絶望を教えるシタターレ。水を吸い取ったのか辺りを砂漠化させます。希望を見失ったまま墜落するプリキュア。立つ力もありません。
 コスモスの存在に気付くプリキュア。周りが砂漠になっているのに何故かこの一輪の花だけが咲いています。希望の象徴。決して諦めない。先生との繋がり。コスモスの咲いたところを皆で見ると約束した。意志の力は物理的力となり現実に作用します。花を大切にしない奴なんかにやられるのは絶対に嫌というフラッピがカッコイイ。立ち上がる力を取り戻すプリキュア。月の力。風の力。リング装着。

 第2ラウンド開始。シタターレを押し返すプリキュア。今度はこちらが希望を教える番です。滅びだとか大人の理屈を押し返すのはただ一点、前を見る力。これがプリキュアの魅力です。カッコイイ!
 闇に還るミズ・シタターレ。とても楽しい日々をありがとう。キャラクターショーとかに出てきそうです。


④採点
 先生を探す咲舞。まがり間違っても死んだとかそういうことは考えていないようです。まあ、プリキュアで一般人が死ぬことは絶対にないでしょうけど。
 約束を思い出しコスモスのところへ行くふたり。篠原先生がいます。涙を浮かべて抱きつく咲。先生は優しく抱擁します。戻ってくる部員達。宿題のことを尋ねる先生。自信満々で答案を見せる咲。間違いだらけです。「あちゃー」のジェスチャーをする舞。可愛い。居残り勉強決定。
 気を取り直してコスモスを見ます。約束は果たされます。部活に励む一同。
 彼女らの『解』の先にあるのはいつもと変わらぬ日々。


⑤次回予告
 「金」属性。いよいよラストの幹部。モエルンバとは違う意味で暑苦しそうです。ロシア生まれでしょうか。


○トピック
 書いてたらプリキュアの話じゃなくなった。私の感想ではよくあることですけど。

 単純明快。ネバーギブアップ。決して諦めない。願い続ければ叶う。それだけを聞けば子どもじみた論理ですが、立脚点が「コスモスを一緒に見る」というとんでもなく下らない理由であるところが逆に地に足の着いた論理です。そもそも論理ですら無いでしょうが。不確定な未来に対しては「信」「不信」しか選べません。
 希望や夢が宙に浮いた曖昧なものやとうてい実現性の無いものであるなら、願えば叶うなどは世迷言になるでしょうが、放っておいても実現してしまいそうなこと、日常の中の1エピソードでしかないという当たり前のことを自覚し意志するところに強さと意味があると思います。
 日常を否定することに対して日常を肯定して立ち向かうのは前作からの一貫した主張でありS☆Sにおいても継承されています。単純な話、私はそういうのが好きです。大人になっていくと現実が厳しく自分の思い通りにならない世界だと気付いていきます。ずる賢い人もいるし、正直者がバカを見ることもある。理想を叶えることよりも妥協することの方が多いことも分かってくる。そのうちにそういうものが当たり前の日常であると諦めてしまう。これ、つまんないんだよね。行く末は生きることが惰性になってしまう。そんなのはつまらない。
 ただし、生きることは素晴らしい!命って大切!なんて言っても宙に浮いていると思う。例えばテロとか大事件が起きたからといって悪を感じ、人間の愚かさを感じるかと言えば私はそうは思わない。以前自転車の鍵を持ち逃げされて困ったことの方がよほど人間不信になる理由になりえます。同じように自分と接続されているからこそ人を信じたり、人生の良さに気付くものであると思う。自覚のしやすさなのかもしれないけど。
 どうでもいいような約束、その結果も特別なことは無い日常。目指すものも、実現するものも手の届く範囲にある。でもそれは人生を歩むことに他ならない。コスモスを通じて繋がりや意志を持てることもある。些細な願いを叶え続ければいつかは大きな願いが叶うこともあるかもしれない。それは確定されたことではない。しかし、不確定であるからこそ意志しなければならない。世の中の出来事に意味を見出すのは自分に他ならない。
 プリキュアに感じるカッコよさは、生きることの能動性であり真っ直ぐさであり可能性を信じる姿です。

 んー、プリキュア見てるとどんどん自分の思考がシンプルになってくるなぁ。
 基本的に構造は単純で副次的に装飾が付いているものが好きなんですよね。最初から複雑なもの(あるいは芯が見えないもの)は把握するのが面倒で苦手です。
[ 2013年05月22日 09:20 ] カテゴリ:Splash☆Star | TB(0) | CM(-)
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