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第8話「大好き!みのりと二人のお姉ちゃん」

○今週の出来事
①ケンカの始まり
 朝食。みのりは夢中で友達の話をします。コップに手を引っ掛けそうになったので注意する咲ですがみのりはあまり意に介しません。話の続きをします。みのりのお願いを聞き入れる咲。みのりは万歳して喜びします。その拍子にコップを倒してしまい咲の制服に中身がかかってしまいます。怒りつける咲。ところで何かを言うときに「うー(おー)」と溜めを入れるのはこの姉妹のクセなのでしょうか。

 ダークフォール。カレハーンの殉職により木の泉が奪取され激怒するアクダイカーン。ゴーヤーンは怒りを静めるべく次の挑戦者を用意しています。高笑いとともに現れる炎。どうやら今度は火の属性を持つ敵のようです。


②ギクシャクの始まり
 咲宅。舞の絵に感嘆の声をあげる咲。みのりがおやつを持って入ってきます。咲はみのりにも舞の絵を見せます。姉同様感嘆の声をあげるみのり。舞にジュースを渡します。動作がキビキビしているのはいいのですが、いつ中身がこぼれてしまわないかと心配にさせる動きです。いただきます、をしてジュースを飲みます。咲と舞は乾杯します。何か良いなぁ。
 ジュースを一気飲みしたみのりは咲のグローブを持ち出します。注意する咲ですがみのりはちょっとだけ~とやる気満々です。一人ソフトボールを始めるみのり。迫真の演技です。多分咲も子どもの頃こんな感じでヤンチャだったと思います。騒がしい妹を恥ずかしいと評する咲。舞はお姉ちゃんの真似がしたいのだと言います。嬉しそうな舞。
 一人ソフトボールを続けていたみのりですが勢いに乗りすぎてグローブがすっぽ抜けてしまいます。ゆっくりと宙を舞うグローブ。クロックアップです(番組違う)。案の定グローブはジュースが入ったコップに当たり中身が舞のスケッチブックにかかってしまいます。先ほどまで陽気な空気だった部屋に緊張が漂ってきます。不安そうに見るみのり。絵は台無しになります。みのりを強く叱る咲。舞はみのりを弁護しますが咲は今朝方の事も引き合いに出します。一点を見つめて何かをこらえるみのり。しかし咲に「一緒に遊んであげない」と言われてしまい泣き出してしまいます。抗議する舞の手を弾いて拒否する咲。熱くなりすぎです。すぐに失言に気づく咲ですが、時すでに遅く固まる両者。こうなってくるとこちらの方が気まずくなります。何か舞泣きそうです。泣いていたみのりも事態に気づいて泣くのを止めます。無言のまま時間が流れ舞は帰ります。閉じられた扉を見つめる咲。残される舞のスケッチブック。事態は姉妹ケンカだけの問題ではなくなっています。
 言うまでもなく咲が怒っているのは舞の絵が台無しになったことではなく、その前触れである注意してもみのりが聞き入れないことです。強く怒ったのは絵が台無しになったのがキッカケですが、仮に台無しにならなくても似たような状況が重なればいずれは今回のように怒ることになるでしょう。カッカしている時は尖りやすくなるので他人にも当たることはよくあります。むしろ失言にすぐ気づいた咲は大したものです。確かに舞は咲に拒絶された格好にはなるものの咲の怒りの矛先はみのりであり舞本人には何ら含意はありません。それでも気まずくなっているのはふたりが初めて相手に文句をつけたからです(お互いに相手に余計なことを言ってしまったと自戒している)。なるほど今までふたりは相手を容認することしかしていなかった。それが些細なことであっても初めての経験であればギクシャクしてもおかしくはない。

 夜。自戒する咲。みのりは泣きべそをかきながら床につきます。
 自戒する舞。チョッピは舞とみのりは同じだと指摘します。同じ妹だからみのりの気持ちが分かると。幼い頃の姿を思い出し気づく舞。みのりを庇ったのはみのりに自分を重ねたからか。ところで、チョッピに言われるまで舞が妹だってこと忘れていました。すまん和也。おまえ影薄い。

 翌朝。活気があった昨日までとは打って変わってどんより沈んだ朝食。みのりは目を腫らしています。
 学校。何か気まずい咲と舞。徒然草はこの作品の伝統でしょうか。話すキッカケを逸してしまいます。

 夕方下校。みのりは沈んだ表情で歩きます。ふと気づくと家の前。部屋に戻るも昨日のことを思い出してまた泣いてしまいます。咲の机の上に置いてあるスケッチブックに気づきます。母が部屋に来ますがみのりの姿はありません。スケッチブックを抱きかかえて走るみのり。
 家路に着く咲。とうとう舞とは話せませんでしたが明日があると空元気です。フラッピはチョッピに会えなかったと抗議します。おまえら学校で会っているのかよ。両親からみのりの行方が分からないと伝えられます。

 夕焼けに染まる空に人影。「やってきだぜ、セニョリータ、フォッ」……。二人目の敵はバカ系というのは伝統なのでしょうが、これはまた違う意味で頭が痛そうな人です。


③不安
 校門前で立ち尽くすみのり。舞を待っていたようです。スケッチブックを渡しますがどうやらそれだけが目的では無さそうです。
 公園。舞の問いかけには答えずみのりはふたりの仲が悪くなったのは自分のせいか?と聞きます。ふむ、そうきたか。このシーンが最も今回面白かったところです。自分が怒られたことでそれを気にするのは当たり前なのだけど、それ以外にも自分のせいで他の人が嫌な思いをするのを気にするのは確かに子どもの頃あった。それは純粋な恐怖と不安だった。今でなら理性と多分に慣れでどうとでも押さえ込むことが出来るが幼い自制心にそれは期待できない。嫌悪の感情は恐ろしい。自分が嫌われしまったのではないか?という不安の払拭は難しく自身の心を蝕む。子どもは他者に感情移入するのがたやすいが、それ以上に自分を取り巻く環境の中にある嫌悪・憎悪の感情に敏感だ。それは子どもの精神にとって実体を持った化け物である。(経験談)

 やんわりとケンカを否定する舞。自分の思い出を語ります。兄の望遠鏡を壊してしまったこと。壊してしまったことに責任を感じるのではなく、嫌われてしまうのではないか?という不安を話します。たまらず泣き出してしまうみのり。みのりを安心させようとする舞。精神年齢高いなぁ。この娘。舞の背後に炎が現れます。
 みのりを探す咲はあることに気づきます。

 「モエルンバ♪モエルンバ♪」と調子よく歌う頭が悪そうな人。その名もモエルンバ。……うん、そうだね。精霊をよこせと要求します。
 咲が駆けつけます。咲と舞を見たモエルンバは突然怒気を込めてウザイナーを召還します。遊具ウザイナー。ん、お前火の属性じゃないの?その遊具は何繋がり?…ああ、ビョーンと踊りみたいに遊べるから踊り繋がりか。ってもう何がなんだか。
 ウザイナーは空高くジャンプしてそのまま落ちてきます。衝撃で飛ばされる咲舞みのり。モエルンバは慌てて非難します。これは素で頭が悪そうです。
 気絶してしまうみのり。ウザイナーが迫ります。変身するっきゃありません。躊躇いがありますがなりふり構っている場合ではありません。


④ギクシャクの終わり
 ウザイナーは火球を出します。防御のため精霊の力を行使する……はずでしたが精霊の力が発動しません。火球に晒されるプリキュア。逃げます。どうやらふたりの気持ちが揃っていないと力が発揮されないようです。火球を回避しながらウザイナーに肉薄します。精霊の力は使えなくても基本的な運動能力は備わっています。
 ウザイナーを駆け上がりながら思いっきり自分達の話をするプリキュア。流石プリキュアです。敵など眼中にありません。プリキュア空間。如何なる状況に陥ろうと肝心要の問題は彼女達の問題です。学校で話が出来なかった分を取り返すように昨日の出来事についてお互いに言います。ブルームは八つ当たりをしてしまったことを言いますが、イーグレットはみのりのことが心配だったと言います。ああ、確かに話の土俵が合ってないな。まあ、ふたりはケンカしているわけではなくギクシャクしているだけなのだろうけど。
 零距離で接近されると何もできないウザイナー。構造的な欠陥があります。ジャンプ力など長所として特化している反面短所も目立ちます。ウザイナーに蹴りを入れるプリキュア。相変わらずみのりに対しての接し方で話し合っています。火球を浴びながらもイーグレットはブルームにみのりは咲のことが大好きなのだと伝えます。あなたが大好きって誰かが思ってる。

 火球がみのりへと落ちていきます。庇うブルーム。精霊防御が無いので直撃状態です。モエルンバはウザイナーに乗って高く跳躍します。「セニョリータコス」……えっと、技の名前? ウザイナー自身が大きな火球となって落下します。
 ブルームを気遣うイーグレット。ブルームは傷ついた身体で怪我は無いと答えます。無傷のみのりに気づくイーグレット。と敵の攻撃にも気づきます。天を覆わんばかりの火。ブルームはイーグレットに力を貸してと頼みます。みのりを守りたいと。イーグレットは微笑みながら「やっぱりお姉ちゃんはそうでなくっちゃ」と言います。何度も言いますが流石プリキュアです。この期に及んでも敵よりも自分達の在り方に気を配ります。プリキュアに与えられた力は敵を倒すための力ではありません。
 手を握り合わせるプリキュア。戦闘のためではなく、彼女達の心の繋がりとして握ったのはこれが初めてでしょう。火球が落ちます。直撃。街を揺らす爆音と衝撃。土煙から現れたのは悠然と佇むプリキュア。めっちゃ輝いています。何か溢れ出ています。ジェット機の推力噴射よろしく背中から光が噴出されます。一気に跳躍してウザイナーを蹴り飛ばします。プリキュアに与えられた力は敵を倒すための力ではありません。かといって守るための力でもありません。ただ純粋に意志の力を物理的な力に換える力です。その力は意志が志向する先に放たれます。
 ウザイナーを倒して奇跡の雫を手に入れます。キャラフェはフラッピが出すのか。


⑤ケンカの終わり(仲直り)
 意識を取り戻すみのり。モエルンバのことは夢扱いされます。みのりを心配する咲。みのりは素直に謝ります。そして何故居場所が分かったのか尋ねます。咲は公園を見ながらみのりが小さい頃から好きな場所だと答えます。それは咲がみのりの事を知っている証。みのりは昨日のことを謝ります。許す咲。みのりは舞の方を見ます。笑顔で答える舞。喜ぶみのりに咲は舞に何か言うことは無いのかと尋ねます。舞に謝るみのりと咲。舞は笑って答えます。舞にとってはこの姉妹の仲が元どおりに、それ以上に良くなれば言うべきことはありません。しかし流石舞です。ふたりのスケッチをお願いします。その絵の姉妹はとても素敵な笑顔が描かれています。


⑥次回予告
 クラスメイト話でしょうか。委員長ってメガネの娘か? さり気に仁美と優子に苗字ついてました。(伊東仁美、太田優子)


○トピック
 咲と舞とみのりの三角関係のお話(そのニュアンス違くね?)
 みのりがめちゃくちゃ可愛いなり。子どもの描き方上手いなぁ、この番組。
 話の流れや演出が一年目8話を彷彿とさせますが両者は本質的に似て異なるもの。そしてこれがS☆Sの基調なのでしょう。みのりと同じ境遇だと気づく舞、みのりが自分を好きだと気づく咲、咲が自分を見てくれていると気づくみのり。気づくことでより今まで以上に強く結ばれる絆が描かれています。咲と舞の絆は決して特殊で特別なものではないでしょう。しかしそれは軽んじられるものでは決して無いはずです。成り立ち方としてはMH15話のひかり達の関係に近いかもしれません。そんな普通の関係をどこまで高められるか。面白そうです。(なぎさとほのかのように象徴的な絆の担保が無いので見せ場的には難しくなっている)
[ 2013年05月22日 09:05 ] カテゴリ:Splash☆Star | TB(0) | CM(-)
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