六畳半のすごし方 TOP  >  Splash☆Star >  第4話「うっそー!?春の景色とセミの声」

第4話「うっそー!?春の景色とセミの声」

○今週の出来事
①美術部
 登校。桜の季節です。咲は俯き加減に歩いています。この娘は何をやっていようがいつも明るいイメージがあるので無言で歩かれると何かあったのか?と思ってしまいます。校内のベンチの方を見るとそこで舞が桜の木をスケッチしています。笑顔で挨拶する咲。いくら咲と言えど一人の時も明るいわけじゃないか(っていうか、そりゃアホに見える)。いずれ一緒に登校するようになるんでしょうか。
 声をかけられても気づかない舞。咲の感嘆の声でやっと気づきます。咲は舞の絵の上手さに賞賛の声をあげます。その言葉を引き継いで現れる娘。舞の絵について熱心に語ります。美術部の竹内綾乃と名乗ります。「美術部に入らない?」と舞を誘います。会話の流れから見て舞に対しても初見のようですが舞の絵について分かっている節があるのでおそらく、咲と同じように舞を発見→絵を見て声をかけるが集中していたため気づかれない(もしくは気を使って様子見)→様子を見ていたら咲が来ていい感じに話せるようになったので現れたという流れでしょうか。
 自分のことのようにはしゃぐ咲ですが舞は少々気が向かないようです。竹内さんは来週末に絵画コンクールがあるので出してみない?と誘います。って来週かよ!その期限設定は妥当なのでしょうか?黙っている舞に代わって受け答える咲。「昼休みってお弁当の後?それとも前?」と尋ねる咲にちょっと惚れそうです。確かにそれは確認の必要がありますがどうでもいいことでもあります。竹内さんに突っ込まれて笑う先と舞。しかし舞は浮かない顔です。


②春の風景
 アクダイカーン。だんだん姿形が見えてきました。大きい宝玉みたいなものを両手に掴んでいます。カレっちの失態を問い詰めるアクダイカーン。カレっち冷や冷やものです。言葉に詰まります。社会人としてちょっと哀れみと同情を覚えてしまいます。カブキの格好をした人もそんな感じでしたね。弱点を見つけたから大丈夫と答えるカレっち。本当かよ?その場しのぎの言い訳ではあるまいな?まあ、プリキュアの弱点って一つしかないと思うけど。

 お昼。机をくっつけて向き合って弁当を食べる咲と舞。なっ、なんともうふたりはそんな関係にまでなっているとは!(普通だろうに) 『春の風景』が絵画コンクールのお題だと話す舞。どうやら絵画コンクールの話はお弁当の前だったようです。春と言えば…と一人連想ゲームする咲ですが舞はむつかしい顔をしています。
 夜。舞は兄に春の風景を尋ねます。考えた末にカエルの産卵と答える兄。唖然とする舞に兄は感動的だぞと言います。確かに感動的と言えなくも無いですがそれを絵で描いたらかなりシュールです。困った顔で兄に抗議する舞。む、可愛い。この娘の困った表情は可愛いな。そこにやってくる母。夜空に輝く星を見て太古の昔からの人々の生活を話します。考古学者らしいです。母にも春の風景を尋ねる舞。栄養価が高い食料を求めて山に入っていったと言います。あまり参考になりません。今度は父に聞く舞。父はまだ働いているようで天文台みたいなところにいます。父は正座の話をします。天文学者らしいのでこの人も職業的知見でモノを言います。電話を切ってベッドに横になる舞。全滅。春の風景がどうのこうのよりも、この一家にまともな人がいなさそうな点が一番問題かもしれません。

 咲の部屋。家族の話をしたようでその話に咲は笑います。ごく常識的な反応です。楽しそうな一家ではありますが当事者は大変そうです。もっとも、その当事者も微妙に一般人とは言えないような気もしますが。咲は舞の絵の上手さを皆に見てもらえるチャンスだから頑張って、と言いますが舞は乗り気ではありません。好きでやっているだけなので誰かに評価されたいわけではないそうです。美術部にしても描きたいときに描けばいいのでわざわざ美術部に入る必然性もありません。とりあえず絵画コンクールには出品しても入部は保留とする方向です。咲は自分も一緒に春の風景を探すと言います。その言葉に嬉しそうに応える舞。色々と一人背負い込んでいるときに助けてくれる友達はありがたいものです。
 と、フラッピ登場。春は恋の季節だと言います。さかりがついたか?チョッピはその言葉の意図に気づかず春の風景を考えます。どうやら、フラッピはチョッピに気があるようですがチョッピは気づいていないようです。マイペースですチョッピ。

 林。セミの幼虫が地面から出てきます。大量です。異変。カレっちの仕業です。

 大空の樹のところまでやってくる咲と舞。街を一望できます。街も海も山もあります。ここなら探せるかもしれません。あることに気づく舞。舞は咲にどうして付き合ってくれるのかを尋ねます。これは舞の問題であって咲は関係ありません。咲にとって何の得にもなりません。咲は「舞と一緒にいたかったから」と答えます。一人よりふたりの方が楽しいと言います。確かに舞の問題ではありますが、だからといって咲が関わっていけないものでもありません。絵を描くのは舞ですがそこに咲が居たっていいわけです。得にならなくたっていいわけです。友達が友達と居ることに理由などありません。それを咲は何の躊躇いも屈託も無く笑顔で言います。この娘のこの笑顔の前では小さな疑問は吹っ飛んでしまいそうになります。
 ハっと何かを思う舞ですが隠すように話題を変えます。麓を見るとキャベツ畑が広がっています。急いで向かうふたり。若い人は元気です(あ、何か今自分歳を取ってしまったような気がする)。駆け足で走るふたりの姿はとても楽しそうです。

 麓に下りて舞はここを描くことに決めます。スケッチする舞に咲はジュースの差し入れを持ってきます。舞はお礼を言いつつも筆を休めません。大した集中力です。静かでのどかな時間が流れます。自然の音が聞こえてきます。例えばセミの音。セミ? 顔を見合わせるふたり。咲は見てくると林の中に入っていきます。笑うカレっち。計画通りといったところでしょうか。


③キャベツ畑
 一輪車を押して進むお婆さん。体勢を崩して倒れてしまいます。舞は駆け寄って助け起こします。
 家に案内されお茶を飲む舞。このタイミングで咲が帰ってきたら舞が居なくて困りそうです。舞は収穫の手伝いをしたいと願い出ます。断ろうとするおばあさんを押し切って頼む舞。なかなか徹底しています。「春の風景を描く」だけではなく春そのものを感じるために自分も春の風景の中に溶け込もうとするとは。人助けも忘れません。やべぇ、この娘良い子だぞ。何かいいぞ。おばあさんに孫(男)がいたら即効で紹介されそうです。
 咲はセミを捜索中。どうもきな臭さが感じられます。土地勘はあるようで迷うことは無さそうです。

 一輪車でキャベツを運ぶ舞。手こずります。一輪車は意外と力やバランスを問われるものです。腰に力を入れないと容易にひっくり返ります。案の定転ぶ舞。心配するおばあさんですが、舞はしっかりと働きます。コツをのみ込み楽しさを感じ出す舞。何往復もします。舞の顔には疲労ではなく笑みが浮かびます。絵を描くことを忘れていそうですが、何か大切なことを彼女は学ぶかもしれません。
 ひと段落し、チョッピからも促がされ絵の続きをしようとしたとき突然チョッピは警戒します。耳を伸ばすチョッピ。何、そんな機能が!?警戒機か本当に。同じ頃、フラッピも耳を伸ばして警戒します。セミの大群が飛んでいきます。セミの大群に腰を抜かすおばあさん。確かにこれはビックリです。


④姦計(かんけい)
 咲の前に現れるヵレっち。フラッピは変身を促がしますが舞がいないので出来ません。カレっちは我が意を得たりと自分の推測が正しいことを確信します。そう、プリキュアの弱点とはふたり居ないと変身できないことだったのです! 見れば分かります。ふたりで変身しているし。ふたりはプリキュアって言ってるし。カレっち君偉いね。良く出来ました。っていうか、わざわざセミとか使わんでもふたりが単独行動しているときに攻撃すればいいんじゃね?(ヒーロー(ヒロイン)協定に抵触する恐れがあります)
 舞のいる納屋にセミが集まります。悲鳴をあげる舞。これは確かに怖い。そしてウザイナー化。前に似たようなのがいましたが、あれはザケンナーです。

 逃げる咲を追うカレっち。自分が優位なことにあぐらをかいている感じです。歩いて追います。この辺が二流な感じです。そして追い詰めたと思いきや崖。咲の姿が見当たりません。そして崖を降りて探しに行きます。茂みに隠れていた咲は作戦成功と一安心。策士策に溺れる。姦計を用いりながら油断したこと、相手の知識・地の利を考慮に入れなかったこと、そして人間は崖など普通は降りられないことを考慮できなかったカレっちの負けです。っていうかこういう人を普通はバカと言います。

 合流。林から麓までどの程度の距離か分かりませんがなかなかの機動力です咲。それとも時間的には大分経っているものの舞も自らの能力を引き出して時間を稼いで耐えていたのかもしれません。
 目の前に迫るセミウザイナー。そもそも何でセミ?木の精を操っているのではないのか?という咲の疑問に「全てのセミは樹液を通じて樹木と繋がっている」とカレっちが説明します。「たかがセミと笑う者はたかがセミに泣くことになるだろう。フハハハ」 咲「笑ってんの自分じゃん」 さよならカレっち。お前は負けたんだ。知略に負け、墓穴掘って突っ込まれる始末。楽しかったよ。多分、お前そんなに寿命長くないよ。

 変身です。ウザイナーに苦戦するプリキュア。飛行能力のあるウザイナーに対抗してプリキュアも精霊の力で飛びます。っていうか、自分で意識せずに飛ばされた感じですが。そのまま地面に激突しますが力比べで勝ちます。必殺のストリームで浄化します。今頃気づきましたが、解放された精霊って「ありがとう」とか言っているんですね。


④春の風景の中に見つけたもの
 家で目を覚ますおばあさん。舞と咲が付き添います。そこに竹内さん登場。どうやら竹内さんのおばあちゃんのようです。ひょんな繋がりです。世の中狭いものです。あと、舞は「綾乃さん」と名前で呼ぶんですね。ちょっとずつ彼女達のことが分かってきました。

 コンクール。舞に負けず劣らず素敵な絵が並びます。大賞をとったのは3年生だそうです。舞の絵が大賞を取るものと思っていた咲は驚きます。補足するように「どんなに素晴らしくても大賞じゃないこともあるのよ」と竹内さん。舞はちょっと下を向きます。竹内さんは舞の絵の方を促がします。審査員特別賞に選ばれたその絵にはおばあさんの満面の笑顔が描かれています。あ、やべ、初見の時はあまり気にしなかったけど今感想書いていたら目頭熱くなってきた。舞はキャベツを持っているおばあさんの絵を描いていたのだが笑顔が素敵だったので画面いっぱいになったと言います。そうこれは舞の視点。描く者の気持ちが現れている。竹内さんは絵を褒めます。流石に照れる舞。竹内さんの「これからもよろしくね」の言葉に舞は「よろしく」と答えます。

 帰り道。何故躊躇っていた美術部に入ることを決めたのかを舞は咲に問います。自分で答える舞。咲のおかげだと言います。一人よりふたりの方が楽しい。絵を描くのもたくさんの仲間と居た方がいいかもしれないと思ったからだと言います。しかし咲は自分のおかげではなく、舞がそう感じたからだと言います。その言葉を自然と言える咲は自分が思っているよりも素晴らしい人間性を持っていると思います。
 腹減ったと出てくるフラッピ。あとはいつものおちゃらけドタバタ。夕日が綺麗です。

 春は出会いの季節。


⑤次回予告
 フラグ発生か!? 「健太どうする!?」じゃなくて「舞どうする!?」じゃないの?とか思いましたが、あれか、兄貴は舞を応援しているから大丈夫か。(何か根本的に間違っている。ちなみ私は百合をたしなんでおりません)


○トピック
 ソフトボールの時は舞が咲に気づかせましたが、2話の友達になるキッカケ然り、今回然りごく当たり前の人間関係について咲は舞に気づかせます。すでに他の感想サイトさんでも書かれておりますが、この物語はすでにあることに気づく話なのでしょう。自然や人との関係や自分の想いに気づく。今のところその契機となるのは他者に示唆されることによってなされています。他者がいて、それに気づく自分。勿論咲が言うように気づくには気づけるなりの感性・感受性が必要です。まだ4話ですが咲と舞はその適任者であることが十分わかります。

 2話で舞は咲に好意を感じたように友達になりたいと思っていました。そういう意味で舞の方が咲よりも友達という関係を意識しています。でも逆に意識しているから行動に躊躇いや疑問が浮かびます。わざわざ咲が自分に何で付き合ってくれるのか?と。答えは咲が言うように簡単なことです。咲にとって舞は友達なのだから当然の答えです。何も難しいことなんて無い。一緒に居たいんだったら一緒にいればいい。当たり前のことに舞は気づきます。今回は咲と舞の友達関係についてメインではありませんが、では何がメインかというとメインが無いような気がします。強いて言えば蓄積。なんじゃそりゃ?って思われるかも知れませんが、つまり小さいことの積み重ねと繋がりなんだと思う。
 くしくもカレっちが言ったようにセミは樹液を通じて樹木と繋がっている。今回は咲を通じて、自然を通じて、そこに居るおばあさんと通じて舞は人との関係に繋がる。一人よりもふたりの方が楽しい。舞は『春の風景』を描くに当たってまず家族に尋ねます。その次に探しにいく。「キャベツ畑」を描こうとする。そして「キャベツを持っているおばあさん」じゃなくて「笑顔のおばあさん」を描く。彼女は春の景色を探してその中に何かを見つける。彼女が見るものがどんどん変わっているんですね。
 日常に転がる些細な出来事にどれだけ気づくことが出来るか、どれだけ繋げる事ができるか、それはその人の感性(心)とその人に関わる人達にかかってくる。S☆Sが咲と舞を中心にしながらも他の人達・集団との関わりをより見せているのはそういうことなのでしょう。こういう地味なの大好き。プリキュアは日常を肯定する。こういう地味でありきたりなことをやるのは正しい。地味でありきたりなのが日常だから。そしてその集大成として非日常(戦闘パート)でその思いの丈をぶちかます。このパターンクセになりそう。


 推測ですがおそらくカレハーンは長生きしません。アクダイカーンが精霊が解放されて怒っていることを察するに汚れた精霊というのは有限なのでしょう。あまり解放されすぎるとアクダイカーン達の力が(見かけ上)減るのかもしれません。それにカレハーンは「木」の属性のようでそれにしか力を使っていません(使役するウザイナーも木製の様子)。多分「木」の属性は世界樹に命を供給している7つの泉の内の一つなのでしょう。一応、プリキュアの目的は世界樹を守ることのようなので奪われた泉を取り戻さないことには話しが進みません。カレハーンを倒すと泉が解放されるんじゃないかと。前作のピーサード達を想像すれば分かりやすいですね。倒すと石(今作は泉)が戻ってくる。まあ、この辺は見ていれば説明されるでしょうし、敵方の寿命などどうでもいいことなので気にしなくてもいいことですね。
 ただ、これだけは声を大にして言いたいことがあります。「水」属性があるなら登場するのは夏にしてくれ!と。
[ 2013年05月22日 09:03 ] カテゴリ:Splash☆Star | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL