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あんこうチームの練度高すぎぃ



 開幕ノープラン&ノーガードはミポリンの悪い癖。絶対舐めプしてるよな。

 あんこうチームがあまりに強すぎてヘイトがもの凄いことに。
 黒森峰って西住流のお膝元だったと思うけど、ミポリンがやらかしすぎたせいか劇中ではミポリン流が主流になりつつあるよね。それ島田流じゃないのかって話だけど。

 密林戦はこれまでと違ったロケーションと戦い方で面白かったですね。曳光弾の軌跡とか映画館だとより臨場感が増すし、麻子の視力が良い設定も活かされていたし。てか目良すぎ。
 相変わらずドゥーチェとカチューシャが可愛いのと、サンダースが噛ませなのが安心感ある。続きが見たくなる引きは流石。



[ 2021年05月18日 13:56 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

起きたことは仕方がない(映画『TENET』)




 スタンド能力バトルを一般人の目から見るとこうなる。
 友人と2人で最初から最後まで首を傾げながら見た。情報が詰め込まれすぎて何がなんだかわからないんだけど、スタンド能力として解釈するとそれはそれで楽しめてしまうのだから不思議。

 そもそも何がわからないって未来人が何故人類絶滅爆弾(時間逆行爆弾)を作って作動させようとしているのか? さらにラストバトルはみんな何のために戦っているのかがわからない点。初見だとその肝心な部分がまるでわからない。
 YouTubeで細かく解説している人がいたんでそれ見て納得した次第。


 この映画は時間逆行を扱っているのでタイムパラドクス問題が生じる。他作品と比べてユニークなのは決定論的に作られていること。つまり未来や過去で起こったことは必ず起きる。パラレルワールドとか「もし~していれば」のような時間分岐などはこの映画では描かれない。パラドクスが起きないのではなく、作中では確かめられていない(作中では人類滅亡が防がれているので、その未来を知っていてわざわざそれから外れるような行動をしないため)
 色んな人が時間逆行しているのにも関わらずその全てがシリースに説明可能で時間軸は一つしか存在しない。そのためロジックパズル的に楽しめるのも本作の魅力。

 例えて言うなら、1日後の自分が逆行してきて「明日のテスト、徹夜で勉強したら100点取れたよ」と教えてくれたとする。
 そのテストは絶対に100点取りたい。だから100点取れることがわかっていて徹夜で猛勉強して実際に100点を取る。という行動をする。
 もし徹夜で勉強しなかったら? 別なことをしたら? という疑問は勿論生じるけど絶対に100点取りたいなら徹夜するのが安パイ。他の行動をしたら100点取れないかもしれない。だから未来の自分がこうするとわかっていて(あるいは過去の自分がこうしたとわかっていて)行動する。

 未来がわかっていて、かつその未来がそうあるべきだったなら、自分が死ぬ(死なせる)とわかっていてもそうするしかないからそうする、というなかなかに覚悟が決まったラストシーンはエンタメとしてもドラマとしても面白い。
 先に書いたとおり描写が複雑で初見ではサッパリなんだけど、わからないなりに楽しめるようにできていること、作中の物理現象(および各行動の辻褄)などは概ね正確に描かれているなどリアリティとエンターテイメントのバランスがいい。
 インターステラーもリアリティに拘りすぎて後に論文が書かれたほどらしいので見てみようかな。





[ 2021年05月05日 21:27 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

日本の雇用は「能力主義」


「ジェンダーギャップ」という錯覚

 経済分野が悪い(117位)原因は、大企業の幹部に女性が少ないからだが、その原因は終身雇用・年功序列の雇用慣行である。日本の大企業では、15年以上勤続している女性社員の比率は男性の半分以下だ。年功序列では勤続15年未満の社員が役員になることはありえないので、幹部に女性が少ないのは当たり前なのだ。



 以前取り上げた「日本で働くのは本当に損なのか」がわかりやすいんですが、日本の雇用環境は基本的に「能力主義」が主流です。
 これ、どういうことかというと、ポイント制だと思えばいいです。
 例えば上述の勤続年数もそうですが、勤続年数が長ければそれだけポイントが加算されると思えばいいです。この場合、女性は出産や育児でどうしても休暇(休職)をとりがちで、その間仕事をしていないから評価されない(評価しようがない)。同期の男性社員はその間も働いているから評価されてポイントが貯まる。ポストが空いたとしてポイントが高い方と低い方、どっちを座らせる?
 私が仕事していた頃、他の会社の人と話したときもそのようなことを聞いたので、ある程度の規模の会社であればそんなもんだと思います。勿論、賃金を削るために職務主義や管理職採用試験みたいなのを取り入れて来てはいるでしょうが、日本の労働、人事、慣習のベースは能力主義であり、職務主義のようなスポット的採用ではないのでスパッとポストに座らせるみたいなことは少数だと思います。


 それでも女性が主要ポストに就けない(就きづらい)のは事実ではないか?というのはそうなんだけど、でも日本の場合、年金の第3号被保険者や企業であれば家族手当(扶養手当)によって「そもそも女性が働かなくても収入が得られる」家計モデルがあったのも事実で、これが能力主義的雇用環境を補完していたと考えられます。
 厚労省もそこはわかっている

 日本において、多くの企業に家族手当が採用される契機となったのは1939年10月の賃金臨時措置令である。同令により、賃金引き上げが凍結された一方、物価はじりじりと上昇したため、実質賃金が低下し、特に扶養家族を有する労働者の生活が厳しさを増した。そのため、政府は1940年に一定収入以下の労働者に対し、扶養家族を対象として家族手当を支給することを許可した。その後、扶養家族の範囲の拡大、家族1人あたりの金額の引き上げなど支給要件を緩和する改正が続き、家族手当総額の制限が撤廃されるに至り、家族手当制度が急速に普及した。


 第2次世界大戦直後のインフレ期には、労働組合は家族手当の支給や引き上げを要求し、企業はそれに応えることにより、家族を抱えて生活費の高まる中高年労働者の生活の安定を図り、戦時経済体制下での生産活動の円滑な推進を狙った。

 1950年代に始まる高度経済成長期には、組織体・企業体にとって、家事・育児に専念する妻の内助の功により、仕事に専念することができる夫という核家族は好都合であった。このため、稼ぎ手としての夫と専業主婦としての妻、その間の未成熟な子どもという核家族を後押しする仕組みとして、いわゆる「日本的雇用システム」が構築され、家族手当も正規従業員に対する処遇として定着した。


 問題の本質は女性差別ではなく、人事と家計の制度設計。先の「日本で働くのは~」にも書かれていましたが、日本で能力主義がスタンダードになったのは様々な要因と偶然によるもので世界的にも特殊な雇用慣行です。
 だから金だけで考えるなら、良い会社に採用されてそこで出世するのと、良い男を見つけて結婚するのとどちらが得か?という話になるし、現にそう考える人はいるでしょう。制度設計ひっくるめて男女を逆転させても男性も同じような動きをするはずです。インセンティブ的にそうなる。
 見方を変れば仕事ができない男性はゴミです。ひきこもりに関する本で読みましたが、ひきこもりの割合や深刻度では男性の方が多いのだそうです。対して女性は「家事手伝い」「花嫁修業」と言えばギリギリ世間体が立つ。社会的プレッシャーで言えば男性の方が強いという指摘があります。

 海外の雇用事情や法制度と比較しないで謎の数値だけ出して日本は女性差別がまかり通っている!みたいな話は議論の土俵にすら立てないですね。外国の扶養手当とか年金制度がどうなってるのかは私も知らないけど。


 そもそも君らそんなに働きたい?
 労働を禁止されるならまだしも、女性(男性)だから働かなくてもいい。その代わり所得保障は手厚くする。と言われたら働かない人だっているでしょう。現にそうなってるし。既婚女性限定のベーシック・インカムみたいなもん。
 男女差別をなくしたいなら簡単。全ての優遇制度を廃止して、雇用も職務主義にすればいい。無能や低学歴は一生低賃金。有能はたくさん金貰ってガッポガッポ。言葉どおりの能力差別をすればいい。実際海外はそうなってる(らしい)。
 どの差別が良いか?(どの指標で区別するか)って話ですね。


[ 2021年04月02日 15:32 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

国は個人(主義者)の敵

 日本人はお上を信用している節が所々見られます。
 ですが私はあまり信用していません。公務員が法律作って、公務員が取り締まって、公務員が裁いてますからね。よく公務員の無謬主義が批判されたりもしますが、実質日本では公務員は神だと思ってます。間違いを起こさない。認めない。という意味で。
 「権力は腐敗の傾向がある。 絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉がありますが、日本において最も腐敗しやすいのは公権力(公務員)でしょう。
 別に公務員を目の敵にしているわけではないんですが、私は個人主義者なので公権力による束縛や恣意的運用は気になるタチです。


 先日、コロナの対応にイチャモンつけたのもそうで、人間には死ぬ権利があると思っているからです。
 生きる権利があるように死ぬ権利がある。死ぬことも生きることに含まれる。死に様は生き様でもある。なのに妥当性が疑わしいコロナ対応によって「あなたが死にかかっていても家族とは会えません。独りで死んでください」って言われたら私はイラッとしますね。
 死に方すらも選べない。それで死に向き合うって言えるの? 病院を非難しているわけではありません。日本全体としてこういうことから目を背けて、安全安心を説く意味がわかんねーなって。誰の命と権利を守るつもりなんだ。実際に死ぬ人には冷たいくせに。
 倫理や道徳的感情で言っているわけではありせん。俺の死ぬ権利を妨げるんじゃねぇ!って話です。個人主義者なんで。コロナが子どもから老人まで殺しまくる超絶やべー病気なら納得もしますが、そうじゃないですからね。


 また、これとは別に東京都のような対応も気に入らない。
都、時短営業拒否の27店に命令 改正特措法で全国初

小池都知事が〝時短営業訴訟〟で凡ミス! 弁護士も絶句した「余計なひと言」


 これは簡単に言うと、時短要請に応じなかった店に命令を出したんだけど、2000店あるうちで命令を出したのは27店。そのうち26店が同一の企業。普通に考えて恣意的。
 1年前もパチンコ店がやり玉に上がったのを憶えている人は多いと思います。あれだってパチンコ店でクラスターが発生した実績がないのに何故かパチンコ店が名指しされていました。

 公権力の私的運用だと思いますね。
 法律に基づくなら自粛していない店をルールに沿って取り上げればいいだけで、特定企業や特定業種だけをピックアップすることに合理性・公平性はない。法の運用を恣意的にしたらそれは法治国家じゃなくて人治国家。日本は人治国家だと思ってるんで間違ってはないんですが。
 本来こういう公権力の恣意的運用を監視・追及するのがマスコミの仕事のはずなんですが彼らにそのセンスや能力はありません。てか公権力とズブズブでしょうが。国民もあまりそこを気にしないですね。パチンコ店が名指しされたときも「パチンコ店が悪い」風潮の方が強かった憶えがあります。


 こういうやり方を「見せしめ」として一定の理解を示す人もいると思います。一種の警告をすることで全体への抑止効果になると。
 でもね、公権力が見せしめのために特定の企業や人を一方的に、合理性(公平性)もなく貶めることの危険性の方が私は何倍もやべーと思いますね。要は国に選ばれたら一方的に(社会的に)殺される。マスコミはその光景を見て「ザマぁ」する。国家をリヴァイアサンに喩えた人もいますが、日本では信用されているので神ですね。
 日本に限らず公権力なんてそんなもんですが、だからこそ公権力は縛らなければならないって発想が民主政治の基本……なんだけど日本人はお上を信用しているからあんまその意識がない。公権力がその気になれば恣意的に(社会的に)殺すことができるってことは覚えておいた方が良いと思います。
 殺されるのは、それなりの理由があるからでしょ?って思ってる人。それがお上への信用です。適法かそうでないか、それが合理的かどうか。そういう目でチェックするとかなりザルですよ、この国。

[ 2021年03月27日 17:36 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

老人を殺す病気

新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(令和3年2月10日18時時点)


 これほんと極端だよね。
 10代の死亡者ゼロ。
 20代は90,087人中3人。死亡率0.0033%
 そりゃ若者自粛しねーよ。する必要もねーわ。

 死亡者の約9割が70代以上。60代を含めると95%(割合は上記の国内発生動向から算出)
 今現在だと死亡数はこれよりも2000人以上増えてますが、年代別の割合はほとんど変わってないと思います。

 この病気、なんでこんなに騒がれているのか本当によくわかりません。日本に限って言えば別段そこまで殺しているわけでもないし、過剰な自粛によって超過死亡はマイナスにもなっている(と思われる)。インフルエンザより感染力は高いが、主に死ぬのは老人。
 これ、そんなに騒ぐ必要ある? この病気について何が一番思うかってそこなんだよね。
 流行っているから流行っている。10年前は放射能が流行ったし、20年前はダイオキシンが流行ってたから、まあ、そんなもんかな、とも思いますが。


 念のために書いておくと、私は別に新型コロナなんて大したことない。こんなことで騒いでいる奴らは情弱!って喧伝しているわけじゃありません。私個人としては大したことないと思ってますが、他人がどう思うかは勝手なので。
 ただ、ベイズ定理のときもそうなんですが、一般に思われていることと、現実の実態、統計上の数字とかそういうのって乖離していること多いじゃないですか。客観的な事象として見たときに、何十兆、何百兆もの膨大な費用(機会損失含む)と人と手間とよくわかんない国民性を持ち出してテンヤワンヤ騒ぐほど重要かって言ったら、違うんじゃねーかなって思うんですよね。

 死亡率が0%切ってる(働き盛りの30代と仮定して。40代でも0.1%)病気のために、仕事失うかもしれないって言われたらそりゃみんな「え、そこまででは……」ってならん?
 親が死ぬかもしれないじゃん!って言うかもしれないけど、私の父親この前脳梗塞で死んだんだよね。結局死に目に会えなかったけどさ。一時的に意識を取り戻して会話も出来たらしいんだけど面会禁止だったから会えなかったんですよ。ちなみに脳梗塞で6万人くらい年間で死んでるらしいんだけどさ。だからこの人達の家族って死に目に会えてないと思うよ。もちろん死ぬ本人も家族に見送ってもらえない。
 死ぬ間際でも「コロナだからダメ」。老後施設に入ってても「コロナだからダメ」。その間に親族や友人が死んでるかもしれない。何十年も生きてきた最期がソレってエグくないですか?
 そういうことの天秤って話ですね。



[ 2021年03月19日 22:15 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

同年代のおっさんとして(シン・エヴァンゲリオン劇場版:||)



 おっさん3人で卒業式行ってきました。

 見た人みんな言ってると思いますが、この映画はエヴァンゲリオンシリーズを総括する卒業式的作品。そりゃ最初のアニメから25年経ってますもん。作ってる人も、見ていた人も、作中のキャラもおっさんになりますよ。この作品はそういう作品。

 私は年齢的にはエヴァ世代だと思います。当時のシンジ君と同じくらいの年齢で、社会現象になったのもリアルタイムで見たし色んな考察本やら謎本やらが多く出版されていたのを覚えています。なんだけれども、私自身のエヴァに対する印象と感想は「思春期の中学生のウダウダ」。それ以上でもそれ以下でもない。死海文書がどうのとか、○○インパクトとか作中で色んなワードが登場しましたが、すべてどうでもいい。私にとってのエヴァは思春期の中学生がウダウダやってるだけの作品。

 その視点で見るとこの完結編は上手く纏まっていたと思います。
 大人になってケジメつけました。よくできました。花マル。卒業おめでとう。
 そんな感じでスッキリ。25年かかったけどね。相変わらず回りくどい中二ワードとか、特撮のセットで戦う場面(見てない人には何言ってるかわかんないと思うけど、好き勝手やってる)とか作ってる人の趣味全開なシーンとかめっちゃ詰め込まれていますが、結局はそれぞれのキャラがケジメをつける。この一点で一貫していたのでスッキリな話し運びになっていたと思います。

 この作品における一番ダメな人って誰かっていったら、シンジ君の親父です。奥さん死んだことを受け入れられなくて現実逃避。でもそんな父親に向き合えないシンジ君もまた思春期中学生。
 でも25年(作中時間だと14年?)も経てば、お互い話せるようになる。みんな苦労してるよねって。大人だからね。そんな当たり前の話をするのにリアルで25年かけたってところに色んな意味でリアルタイム感あると思いますね。

 新劇場版の『破』から登場したマリさんは一体なんなの?ってのは、よく監督の奥さんがモデルとか言われてますが、まあこれもアレですよ。思春期に初恋の女の子とかいるじゃん。でも初恋や最初の恋人が結婚相手になるとは限らないじゃん。
 中学時代の記憶だけを延々と回しても何の進展もないけど、現実的には25年も経てば結婚して子どももいる人だっているじゃん。そうすると中学生の頃の初恋の記憶も良い思い出に変わっていくし、初恋相手にも「ありがとう」「実は好きだったんだ」って言えるじゃないですか。そういうことだよねって。
 さっきから何だよ、この感想って思われるかもしれませんが、いやエヴァってそういう話だと思うよ。25年って比喩でもなんでもなく、中学生がおっさんになる時間なんです。それを人はそれぞれに受け入れていくし、その人生を良しとするんです。だって最初に言ったようにエヴァは「中学生のウダウダ」なんだからその先の話は「おっさんのケジメ」になるしかないじゃないですか。


 私は歳をとって死ぬことを肯定的に受けとめています。そうなるしかないし、その過程で得るもの、知るもの、納得するもの、変わるものがあるからです。
 あるいは、成熟とは何か?といったときに、自分が取るに足らない存在だと自覚してもなお、尊いと思えること。という風に評した人がいたんですが、私もこの意見に賛成です。
 誰にだって悲劇は起こる。自分だけが悲劇のヒロインじゃない。しかしその辛さを軽んじてしまうのも違う。そのバランスの取り方を人それぞれ覚えていく。そのためにやっぱり時間が必要になる。

 25年経てば中学生もおっさんになる。
 それは当たり前のことなんだけど、でも当事者からすればおっさんになってみて初めてわかることもある。受け入れられること、聞き入れられること、話せることもある。同級生としてそれにケチをつける気はない。素直に「そうだな」「よくやった」「頑張ったな」「おめでとう」って言いたくなるときもある。これも歳をとってわかったことの一つなんだけどね。

 お互い歳を取りましたね。乙でした。そんな映画。

[ 2021年03月16日 00:47 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

○○のプロ




 この動画でも言われているとおり、肩書きから人を判断するのはナンセンスです。
 たとえば今だとテレビに医者が度々登場していますが、医者でも色々な職種(現場・専門)があり、その人がその事象について本当に専門的、最新の情報を持っている保証はありません。テレビ局はテレビを作るプロであっても、それ以外はただの素人集団。
 私は電力会社に約20年勤めていましたが原子力部門で仕事していないので原子力については素人に毛が生えた程度しか知りません。仮に原子力部門だったとしても運用(原子炉の運転・管理)か設備(点検・補修・拡充)かでも専門性はまるで変わってきます。
 つまり実際にどの部署(現場)でどういった仕事をしたのかが重要なのであって、肩書きだけで判断するのは「地球人だから英語がしゃべれる」くらいに乱暴だってことですね。


 ただそれとは別に素人でも普通に考えられることってのも多い。
 動画で資産運用の話をしていますが、そもそも金なんて誰でも持ってるし扱ったことがあるはずです。だったら単純に計算すればいいんです。今いくら金があるのか。将来いくら使うのか。足りないのか余るのか。その程度電卓を叩くか表計算ソフトに入力すれば簡単にできる。足りないから資産運用する、余っているから資産運用する、で戦略が変わってくるのは素人でもわかることです。それもわからないってなら金を扱わない方が良いですね。

 個人的には退職金を使っての資産運用はオススメしません。理由はいくつかあります。
①無職の場合(現金収入がない場合)、資産運用の失敗(下落)は経済的にも精神的にも大きな負担となり資金面で苦慮する。
②何歳まで生きるつもりかしらないが運用期間が限られる(下落から復帰するまで待てるか?)
③年金があるならそれで生活しろ

 前にも言いましたが年金は長生きリスク保険なので、よほどの無能でなければ貯蓄と合わせて足りるでしょう。足りない人がいまさら資産運用でどうにかなるとは思えません。(死ぬまで)仕事すればいいと思います。
 自分がお金を使いたいからというより、将来の相続を念頭に長期的に運用したいというのであれば良いと思います。

 つまり資産運用は段取りなんです。目的、期間、金額、経済状態をキチンと把握した上でやらないと思わぬ失敗をしたり、カモられたり、いざ始めてみたら下落して眠れない毎日を送ったり、そういう面倒臭いことになりかねません。

 それでも何か始めたいというのなら、そうですね、ビットコインなんてどうでしょう?
 今ものすごく値上がりしてますよ!(ニッコリ)


[ 2021年02月26日 20:31 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

専門家が専門家にダメ出し



 パルスのファルシのルシがパージでコクーン。

 いやマジで専門的な説明が専門的でわかんなかった。
 出版されたのが昨年(2020年)の11月なので、執筆段階の情報と現在では新型コロナ事情が変化していますが、免疫関係の専門家だけあって有益な情報も多い。

 例えば抗体。
 ちょっと前に集団免疫や、その状況を知るために「抗体検査」が話題にあがったことがありますが単純な話ではないようです。私を含めて一般人の感覚では抗体=免疫、抗体があれば免疫があると思いがちですが、これがまず間違いで抗体には「善玉」「悪玉」「役なし」の三種類があり免疫があるのは「善玉」のみ。だから抗体検査で抗体があるとわかってもそれが本当に免疫に役立っているのかはもっと詳しく調査しなければわかりません。当時これがちゃんと調査され、ちゃんと報道されていたかと言えば、私の記憶にはございません。

 集団免疫ついでに言うと全体の何割の人間が感染すると集団免疫が獲得できるか、これも当時6割だの何だの言われていましたが、これは基本再生産数を元にした計算で2.5から導くと6割(6割の人が免疫を持つと感染が広がらない)になりますが、これも色々と数字が独り歩きした節が多く見られます。
 8割おじさんで一時有名になった西浦氏は重症者85万人、死者42万人などという数字を出しましたがこれは6割の人が感染したら、という仮定に立っています。今なら素人でもわかりますが馬鹿げた数字です。そもそも勘違いしています。集団免疫閾値が6割だとしたら「6割の人が免疫を持っていないと感染が拡大していく」であって「免疫を持たないと6割が感染する」ではありません。著者の宮坂氏は明らかな誤解と述べています。

 このように専門家の意見が専門家から見て間違っている、なんてことが多々あって素人目にはもうわけがわからない。ただこうした経験を積んで情報を得ていけば素人でもある程度の予測やリスクコントロール、情報リテラシーを身につけることはできる。私はもうこのコロナ騒動は社会実験兼データ収集だと思っているので、後学のために利用できるかなぁ、くらいの認識ですね。

 宮坂氏の免疫講座としてはこの記事が参考になるでしょうか。



[ 2021年02月03日 22:22 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

保全の対象となっている動物は多くが大型でかわいい、あるいは目立つ動物である



 という動物保護に対する論文があるらしい。

 タイトルのとおり主に動物のアレコレについて書かれた本。雑学的には面白いが纏まったテーマで書かれているわけではないので散文的な印象は否めない。とはいえ専門家の知見は定期的に見ておくと情報の更新になるので重要。
 その一例として、たぶん大半の日本人は勘違いしていると思うけど、いわゆる「ボス猿」というものはないそうです。猿の集団にはボス猿がいて、そいつの命令で群れ全体が動くみたいなのをイメージすると思いますが、実はこれ研究の仕方が悪かったのだそうです。主に餌付けをしながら観察していたため、強い個体が餌を独占しやすく、その結果群れにボスがいるかのように見えてしまう。けど実際の自然環境下では餌はそこら中にあって独占なんてできない。良質な餌場は強い個体が取るとしても弱い個体でも餌場そのものは確保できる。つまり特定の餌場での優先権みたいなのはあるかもしれないけど、人間社会のような強力な社会集団性、指揮命令系統のようなものは無いのだそうです。こういう人間の社会システムや常識、倫理観を動物に当てはめることの危険性(勘違い、傲慢)は筋違いだよ、というのが本書の論旨ですね。

 ちなみに人間と動物の違いとして「道具を使う」という線引きを聞いたことがあると思いますが、これも道具を使うだけなら猿以外に鳥などもいるし、チンパンジーに至っては道具を作ることもできる。ということで今では「道具を使って道具を作る」のが線引きになっているそうです。人間必死すぎ。

 「生命の歴史は繰り返すのか?」や進化論が書かれた本の面白いところは、生物が生きるために実に見事な適応や生存戦略を作り出しているか。それに触れられることです。
 動物だけでなく植物も面白いことをやってのける。本書で一番興味深かったのは↓の文章。

 この、「大量に産めば誰か残るよ」作戦は生物には普遍的なものである。例えば、毎年毎年、大量の実を落とすブナ。だからって雑木林が若木で埋め尽くされているのは見たことがないはずだ。というのも、ブナが発芽するには、いくつものハードルがあるからである。
(中略)
 だが、数年に一度、大豊作がある。こういう時はネズミも食べ尽くすことができず、実が生き残って発芽するチャンスがある。というより、数年に一度ドカンと豊作にすることで、チャンスを作り出している、と言ったほうがいい。
 平常の結実数を低く抑えておくと、ネズミはそのレベルで食っていける数までしか増えられない。そうやってネズミの個体数を抑えておき、たまにネズミの食べる量を大きく上回る数に実を落とせば、間欠的にだが、ブナは発芽のチャンスを得られるのだ。こういう周期的な大豊作を「マスティング」といい、様々な植物に見られる。
 もっともブナの場合、発芽したとしても林床はササで覆われて光が届かない。光を浴びて大きく成長するチャンスは、ササが一斉開花して一斉枯死し、林床が明るくなった時だけだ。だが、光が不足したままヒョロヒョロの苗木として生き延びられるのはせいぜい数年、一方、ササが一斉枯死するチャンスは、数十年に一度しかない。
 つまり、マスティングの年に実り、かつそれから数年以内にササが枯れてくれた場合だけ、その実はブナの大樹に育つ可能性がある。そんな気長な、と思うが、ブナの寿命は400年くらいあるので、その間に何度か「子孫が残る年」があればいいのだろう。

 人間のスケール感(寿命)では到底できない生存戦略ですよね。


[ 2021年01月28日 20:41 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

大成功しましたが不都合なので発表しません


令和2年(2020)人口動態統計の年間推計について



 厚生労働省では、人口動態統計の年間推計について、下記のとおり前年の数値を基準とし、今年の速報値・概数値の要素を加味して機械的に算出し公表してきました。しかし、令和元年(2019)及び2年(2020)の数値は、以下のように例年と異なる動きが出ています。
 ・死亡数 近年は、高齢化により増加傾向でしたが、令和2年1~10月の累計で減少
 ・婚姻件数 令和元年5月(増)、11月(増)、令和2年2月(増)、5月(減)の大幅な変動
 ・離婚件数 令和2年4月以降について、大幅な減少
 ・出生数、死産数 妊娠届出数について令和2年5月から、死産数について令和2年7月から減少していることから、12月の出生数に影響がでる可能性

 このような傾向の出現により、年間推計を機械的に算出した場合には、
算出した推計値が実態と乖離することが想定されるため、令和2年(2020)人口動態統計の年間推計をいたしません。


 マジウケる。

 「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」なんて言葉があるけど、数字を敢えて伏せるのも嘘つきの常套手段だよな。

 上記のはあくまで推計値の見送りなので実際の数字はもちろん出しますが、だったら乖離したら乖離したでいいじゃんって話だし、連日新型コロナで○○人感染!○○人死亡!って報道してるならなおのこと推計値でもいいから人口動態出していいじゃん?って。
 池田氏が指摘しているように、日本の感染死亡数は減っています。つまり新型コロナを含めた感染症対策は成功している。上手くいったのにそれを国が隠すのほんと意味不明でウケる。
 ここまでアホだと笑うしかない。



 時系列的には未発表を決定したのは去年末で、緊急事態宣言は年明けだったので「政府批判をかわすためにデータを隠蔽した」とは言い切れないし、データ的に信用がおけないものになるという実際的な問題があるのかもしれません。
 が、結局こうしてデータを出さなかったら一層不信感増すよねって。素直に「新型コロナコロナって騒いでるけど、実際には死んでねーんだよ!」って言えばいいんだよ。マイルドに。それを誰も言わないのが意味わからん。

[ 2021年01月15日 16:13 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

今倒れるのはタイミングが悪い

 父が脳梗塞で救急搬送されました。

 ところが病院はコロナ対策のため面会禁止。母親も面会できないので病院からの連絡を待つしかない。
 たぶん全国的に似たり寄ったりな状況じゃないかと思います。聞けば介護施設でも面会禁止になっているそうです。まあ、患者や老人にコロナ感染させてトドメ刺すわけにもいかないし、2類に指定されてるし、病院や施設も責任は負いたくないでしょう(その割に普通の病院は患者で待合室がごった返しているとも聞くんだけど)。

 これ、家族の死に目に会えない人結構でてくるよね。

 普段他人に興味がないと言ってるし、実際親とも何年も会ってない親不孝な私がどうこう言えた義理ではないんですが、それでもどうなんだろうなって。
 人はいずれ死ぬし、老人ならなおさら。それはいい。そういうものだから。でもどーせあの世に行くなら、その直前なりに見送ってあげたいじゃない。タブレット越しに遠隔で会話できる病院とかもあるみたいだけど、そういうことじゃなくてさ。直接会って手を握るとかあるじゃない。様態が急変してそのまま亡くなる可能性だってあるわけだしさ。
 死ぬのはしょうがないけど、その死に方はどうなんだろうなって。もう少しこう、ある程度様態が落ち着いているときに面会できる方法とかあった方が良いと思うんだけど。


 そういうわけで、家族に看取ってもらいたい人は最低でも今年の冬はどうにか頑張って持ちこたえるしかないですね。

[ 2021年01月12日 11:11 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

テレビ業界の成り立ち

[ 2021年01月09日 12:49 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

エグゾフレームとその社会的影響について



 そんなオチかい!

 シーズン2(EP7~12)視聴。
 謎組織と海兵隊のバトルをやるのかと思いきやオムニバス形式が主軸。
 まあ、謎の宇宙人の正体や目的を探ってもしょうがないし、エグゾフレームの究明や謎組織とのバトルを描いたとしてそれでオチがつくような世界観でもないか。エグゾフレームという謎技術が普及した世界での変化や日常をオムニバス形式で見せる方が「らしい」感じはする。ただモノがモノだけにパターン的に同じような感じになっていて少々食傷気味な印象も否めない。

 描写的にはEP11の深海エピソードはエグゾフレームの汎用性と局地性を見せつつ、人間の意識を読み取る機能が人間側に逆流している可能性の示唆としても見れるので面白かったですね。EP12は一周回ってこれが正解。そもそもみんな軍事利用しすぎ。もっと楽しくやろうぜ。例えば女の子乗せてさぁ…っていう発想になってもいいわけで謎技術だろうが良くも悪くもそれに順応する人間の様相としては1つのシーンになっていますね。
 もしシーズン3があるならやっぱりある程度ストーリーがある物語として見たいかな。

[ 2021年01月05日 21:25 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

最近面白いと思ったもの



OBSOLETE(公式サイト)

 突如宇宙人が現れ、石灰岩1トンと「あるもの」を交換する取引きが持ちかけられる。その「あるもの」とは人間が搭乗し動作するパワードスーツ。地球人はそれを「エグゾフレーム」と名付けた。
 ちなみにこの宇宙人は姿を表しません。石灰岩があったら勝手に取ってフレームを置いていくだけ。要するに突然謎の超技術によって世界秩序や常識が覆っちゃうっていうシチュエーションのSF。
 時系列的にはエピソード2~6→1の順。12月にシーズン2が出る予定なので楽しみ。





 いわゆる異世界メタもの。陰キャブサイクな主人公がオークと間違われて追い回されたり、ツンデレやガチニートの美少女とのフラグをへし折ったりする残念な異世界転生ライフ。
 …が、それは終わった話で現在は魔法を使ってYouTubeで稼いでいる。異世界の話はもっぱら甥との話で回顧録的に出てくる。主人公がSE●Aゲーム大好きなので必ずそこにネタが着地するのがお約束。
 おじさんのキモさと女の子の可愛さのギャップが絶妙。

 ↑も↓も最新刊まで読んでます。



 彼女を100人作るハーレム漫画。
 神様の手配ミスで運命の人が100人になってしまった。もし結ばれないと彼女達は自殺してしまう。誰も不幸にしない、みんなを愛し幸せにする!という主人公ムーブでハーレムを作っていく。
 よくわからないテンションで突き進み、女の子が増えるごとにコマの密度が上がっていく様は馬車馬の如しでいつ破綻するのかとハラハラする。


[ 2020年11月14日 16:47 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

自分を本当にバカだと思ってるひとゼロ人説(「バカ」の研究)




 「なぜ人間はこんなにも他人を裁くのが好きなのか。おそらく、人類に与えられたもっとも簡単にできることのひとつだからだろう」(ミシェル・フーコー)

 こういう本読んでる奴って自分は頭良いとか思ってる自惚れだよな。


 自己紹介もすんだところで本題。
 本書は心理学者をメインに10人以上の著者が「バカ」についてそれぞれ論じたもの。1章毎が短くこの手にありがちな雑多な印象も受けるが基本的な部分は押さえてある。たとえば人間の錯誤や思い込みとしてヒューリスティック理論、各種バイアス、システム1/システム2理論など概ね網羅されていて初心者にもとっつきやすい。
 テクノロジー面では、SNSによる誹謗中傷やデマ、炎上、過剰な叩きなど行動の自由化がバカげた行為を誘発する要因にもなっている。
 変わり種としては「(悪)夢」のメンタル効果。詳しくは『睡眠こそ最強の解決策である』を参照していただくとして、この1冊でいろんな方面の「バカ」についてが読める。

 一言で纏めればバカなことをする意味でも、バカを相手にしすぎる意味でも人間はバカになりやすい。
 個人的にバカを定義するなら、自分を不幸にする人。ってところでしょうか。


 それはさておき、バカになれるからこそ
 「世界を変えられると考えるほどのバカだけが、本当に世界を変えられる」(アップル社CM)
 こんな風に突っ走れることもある。

 既存の常識にとらわれない自由な発想やアイデアで革新的な発明を生み出すこともあるし、10人が10人同じ意見だったらそれはそれで大きな過ちを犯すかもしれない。1人くらい別な角度から異論を唱える人がいてもいい。
 総じて言えば、人間というもの、人間社会というものは秩序(常識、慣例)に従いつつも常にカオス(型破り、バカ)の因子が混じり込んでいて、その相互作用によって社会は常に変化していく。

 「わたしたち人間はいつの時代も、バカげた思想を信じたり、そうした思想と戦ったりしてきた。そうやって世の中のバランスは維持されてきたのだ。それは今もたいして変わらない。そう考えると、わたしたちが合理的であろうと戦いつづけているのは、世の中のバランスを維持するためのかもしれない

 現実的にバカを無くすことはできないんで、上手くやりなさいなってことですね。


[ 2020年11月04日 22:11 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

で、実際どのくらい新型コロナは殺してるの?

 久々に情報取りに行ったらちょうどいい資料があったので。
新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(厚生労働省)





 これを見て私が思うのは、私はこの病気、気にしねーな。
 ひきこもりだから感染リスク低いし、罹ってもまず重症化しないし、まず死なない。その程度の病気。

 例えば、男性が乳がんや子宮頸がんを気にするかっていったらしない。乳がんは男性でも発症するけど、日常的リスクとみなす人はほとんどいないし、その率も低い。どんな病気がリスク高いのかはその人の年齢、性別、病歴、環境などによる。
 正しく恐れろっていうじゃん? ↑見て怖がる理由ないもん。


[ 2020年10月29日 16:30 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

人類が衰退すれば温暖化も環境問題も解決



 国連の推計では3つのシナリオ(①人口が爆発していくケース②今世紀末にピークを迎えるケース③2050年にピークを迎えるケース)があり、確率が高いのは②としている。
 本書はタイトルのとおり2050年に世界人口がピークを迎えるシナリオを支持。私もそんくらいで人類は衰退するんじゃないかって思ってます。

 馴染みのない人にわかりやすい資料を出すと「世界の地域別の出生率」はこんな感じです。この資料は20年近く前のデータでアメリカはまだギリギリ出生率2をキープ出来ていますが、2017年の出生率は1.77と完全に割り込んでいます。現在は世界中でこの図より出生率がワンランク落ちていると思って差し支えない。

 出生率の低下は世界中で見られる傾向で、面白いのは先進国も発展途上国も金持ちも貧乏人も全部下がっていること。理由は主に都市化、女性の権利上昇(教育の定着)、ライフスタイルの変化が上げられる。
 具体的に言えば、都市部で住む場合子どもが多いことにメリットがない。金がかかるし住む場所も限られている。キャリアを積みたい女性が妊娠・育児をするのは大変。養育費もバカにならない。結婚するにも子どもを作るにも金がかかるから晩婚化・初産年齢の上昇は避けられない。「夫・妻・子ども2人が理想の家族」意識が定着。これが世界中で起きている。
 しかもこれが発展途上国でもたった1世代で起こっているのが特徴。これは多くの日本人も実感としてわかるはずです。私の親の世代は見合い結婚も珍しくなく結婚することが当たり前でした。でも現在はそれが完全に崩れています。合理的に考えれば人生をエンジョイしたかったら子どもの数はそこそこにして金をかけた方が豊かな暮らしをできる。これがいわゆる人口ボーナスでお金が消費に多く回される。日本では団塊の世代がまさにそれで、出生率の低下が加速しました。この意識の変化は1世代あれば十分。
 本書の主張の肝はココで、国連の推計はこうした意識の変化、ライフスタイルの変化を考慮に入れていないと言います。


 出生率の急激な減速は当然国力の低下を招くわけですが、その対策として一番に上げられるのが移民政策。本書の著者はカナダ人でカナダが移民政策で上手く行っている(人口が伸びている)ことから持ち上げていますが、個人的にはちょっと疑問符が付きます。
 というのもカナダの中央年齢は現在40歳程度で、いくら移民を入れたとしても(高等教育や職歴が条件としてある)移民の年齢は30歳程度。結局この人たちも出生率が高いわけじゃない。移民=多産みたいなイメージがあるけど、本書が指摘しているように移民は移民先の文化に影響を受けるし、出生率も下がっているので移民を入れても出生率は上がりません。
 結局のところ移民を受け入れても人口減少を緩やかにするだけで遠からず衰退する。それが早いか遅いかってだけ。国としてはそれが重要だろうけどね。

 私個人としては2050年頃は70代になっているので下手すると死んでる。資本主義的には人口ボーナスを加味してギリギリ保つと思うので資産運用面では特に危機感はありません(アメリカも移民等でまだ保つだろうし)。つまりセーフ。私が死んだ後に資本主義が崩壊しようが人類が絶滅しようが知ったこっちゃないですからね。
 もちろんこれらの予測はあくまで予測なので実際はどうなるのかわかりませんが、とりあえず私自身はどっちに転んでも良いかなって感じ。



[ 2020年09月24日 13:11 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

性別は魂に宿る(「性転師」)



 国内の性転換手術(現在は性適合手術と呼ばれる)、とりわけアテンド業(仲介業者)にスポットを当てた本。

 まず基本的な課題として日本国内での性転換手術はお世辞にも活発とは言えません。
 実は保険適用される。けど、その条件が非現実的で実際には自腹になっているのが実情。通常はホルモン治療→手術という流れなんだけど保険適用は後者のみ。保険適用されたホルモン製剤がないらしく、通常の過程を辿ると混合診療になって保険が使えないんだそうです。この条件決めたやつアホだろ。

 国内がそんな状態なので当然病院や医師の質も高くない。最新の設備と手練の医師がいるタイで行うのがベターな状況。渡航費用や手術代コミコミで200~300万。女性→男性は2~3回段階的に手術が必要になりその分費用も高い。費用負担は国内もタイもそれほど変わらないようです。
 日本では戸籍の性別変更は手術が前提条件になっているので戸籍変更したい人は数百万の費用と手術を課せられる。罰ゲームかな?


 というわけでなかなかハードなゲーム。
 国内で手術しようとすれば1年待ちなんてザラ。であれば実績もある海外での手術も視野に入る。現地の病院と患者を繋ぐアテンド業は公認組織ではないが地下組織でもないグレーなポジション。だけど手術を受けたい当事者からすれば水先案内人がいた方が安心できる。諸手続きや通訳などをしてくれるアテンド業者は渡りに船。
 ただそのアテンド業も現在では乱立していて商売としてやっている会社もあれば、自身が手術経験者で半分お手伝いのような形で活動している会社、個人業など千差万別。お値段もサービスもピンキリ。

 ちょっと面白かったというか、あまり聞かない話に「声帯」があって、ホルモン治療をすると女性は声が低くなる傾向があるものの、男性は高くならない。そこで声帯手術というオプションが加わる。人によっては発声方法を工夫することで女性らしい声にしている人もいるのだとか。
 また、トータルの見立てで「パス度」というのがあり、どれだけ元の性別がバレないか、自然かといったことが当人達に重視されているようです。

 いずれにしても性同一性障害(これも最近では性別不合と呼ばれる)が国際的にも国内的にも疾患として認められ、保険適用も受けているのだからそこら辺はもっと整備した方が良いと思いますね。1年で4件しか保険適用されてないって、それは条件の方がおかしい。


[ 2020年09月18日 10:00 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

マイナポイント

 そういえばCMで見たな、と思ったので登録してきました。
 対応する電子マネー、クレジットカードはこちら。私はnanacoで登録。

 リーダーか(NFCに)対応したスマホがあれば自前で登録できますが、できない場合はコンビニか役所でできます。最初コンビニ行きましたがネットワークが混雑してて拒否られたので役所へ。こっちはすんなり行ったので近くに役所ある人は直接そっち行った方が早いかもしれません。
 ちなみにマイナンバーカードの発行は30人待ちの大行列で、マイナポイントは3人しか並んでなかったのでナンバーカードが無い人はちょっと時間かかると思います。

 マイナポイントの施行は9月1日からで、8月31日に登録したのでちょうど施行日に間に合う形になりました。明日2万円チャージすれば5000円ゲット。25%の利益。毎年やってくんねーかな、これ。
 施行後も申請すればたぶん翌日から反映されると思うのでまだ未登録の人はやった方が良いと思いますよ。デメリット無しで25%の利益得られるってそうそう無いですから。原資は税金だけどね。
 マイナポイントは2021年3月末まで。

・追記
 9月1日からATMからマイナポイント登録が可能になりました。たとえばセブンATMからnanacoカードと連携ができます。マイナンバーカードとパスワードが必要。

[ 2020年08月31日 11:43 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

突如警官の脳内に溢れ出した存在しない記憶



1.駅改札口で駅員に対して脅迫を行ったとの訴因につき、防犯カメラの映像に照らし、被害者とされる駅員や現場に臨場した警察官の各証言が信用できないとして、現行犯逮捕された被告人が無罪とされた事例

2.被害者とされる駅員の証言が、事件後に実施された被害再現捜査の際の警察官の言動に影響を受け、これに沿うものとなったとして、信用性が否定された事例



 駅員にクレームをつけた客が、袖をまくって入れ墨を見せつけたり、蹴り上げる動作などをして脅迫した罪について行われた裁判。現場には警官が2名いましたが証言が防犯カメラの映像と合致しないことから証言の信用力を認めなかったケース。

 カメラに映っていたと言っても実はほとんど見切れていて実際のところはわからないものの、蹴り上げ動作については地団駄を踏んだり大きく一歩踏み込んだ場合でも似たような動作になるのと、入れ墨を見せたのは被告に薬物注射の前科があったので警官に難癖つけられる前に自分から見せたという被告の証言が認められています。
 これだけ聞くと「ん?」ってなるんですが、よくよく警官に再尋問して聞いてみると記憶が混同していて本当に蹴り上げ動作を行ったのか、威嚇のために入れ墨を見せられたのか証言が曖昧になったこと、駅員も警官がそう言うならそうなんじゃないかと追従したことからそもそもの証言があやしい。つまりこの場合駅員と警官が被告に難癖つけたと見るのが妥当じゃないかと認定されました。


 この件に限らず証言の信用力はあまり当てになりません。記憶は簡単に改竄されるし思い込みも多い。心理学の講義で(わざと)目の前で乱闘を起こした直後に学生達に証言してもらったらてんでバラバラで全く中身が異なる証言もあったなんて実験もあります。
 勿論全ての人の証言が当てにならないわけではなくて、比較的影響を受けない人もいれば受けまくる人もいる。目の前で証言している人がどっち側かなんてわからない。話を盛る人ほど詳細に語るけど、その分時々で言うことが変わったりもする。
 あと大きな事件や事故に直面すると記憶に残りやすい、と思われがちですがこれもそんなことはない。むしろ大きな事件ほど二次・三次情報に触れる機会が多くなって改竄される可能性が高くなる。

 「記憶は人が思っているより曖昧」ということよりも、むしろ重要なのは「人は問われれば答えようとする」ことだと思います。記憶が無いなら「無い」ってキッパリ言えばいいし曖昧なら「そこは曖昧なので何とも言えません。答えてもそこは何の裏付けにもなりません」って言えばいいと思うんだけど、そういうのあまりないのかな。得てして質問者が望む答えを言ったり、自分の不利益を回避するために創作するなんてことはよくあることです。
 人間って知らないものを知らないとはあまり言わないっぽいですね。「記憶にございません」とよく言う職業はありますけど。



[ 2020年08月12日 11:38 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

ストーリーが無いバトルは退屈(映画「プロメア」)



 うん、やっぱこの系列は自分と合わない。
 『天元突破グレンラガン』と『キルラキル』を手掛けた監督・脚本の人が製作に関わっている映画。

 悪い意味でだんだんクドくなってるなーと思う。グレンラガンはギリギリ見れたけどキルラキルは「メリハリなくただバトルしてるだけのアニメ」の印象しかなくて、この映画も終盤の戦闘が長すぎてダレた。
 理由は単純に、ストーリーに対して戦闘が長すぎる。バトルをするために取って付けたようなレベルのストーリーだから見所が無い。なのに戦闘だけは長い。例によってインフレパワーアップバトルを繰り返すから延々と続く。そのくせやっていることは「それグレンラガンで見た」「それキルラキルで見た」の既視感が強く、演出や見せ方の引き出しが少ないのか?と思ってしまう。
 こういうノリや作風が好きな人にはお約束的展開なのかもしれないけど、メリハリが無いなーってのが正直な感想。

 あと映像面で言うとビビットな画面というか、ゲームのエフェクトのような独特の色使いや演出が特徴で、んーなんだろ私が知ってるところだと『DAEMON X MACHINA』のプレイ動画を見ているような印象というのか。ポリゴンをガリガリ飛ばすようなエフェクト。
 これ最初は新鮮で面白いんだけど、すぐ目が疲れる。これも個人差あるから私が合わないだけかもしれないけど、派手だけど疲れる画面でしたね。『スパイダーマン:スパイダーバース』も特徴的な色使いだったけど、こっちは普通に見れたんで演出や画面の作り方の違いなのかなと思う。



 ぜんぜん話変わるんだけど、これ便利でした。


 賃貸に住んでいるんでピン穴とかどうしても気になっちゃうんだけど、本当に目立たないですね。持ち家の人にもオススメできる一品です。


[ 2020年08月11日 20:39 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

見た後にチキンを食べたくなる(エクストリーム・ジョブ)



 高レベルで纏まったエンタメ。
 主人公が班長を務める麻薬捜査班は、パトレイバーで言うところの特車二課。万年お荷物のようなチーム。今度こそ!とマフィアを張り込んでいたらいつの間にかチキン屋を経営することに。

 『パラサイト 半地下の家族』が社会問題を背景にブラック・コメディで仕上げたとすれば、本作は王道コメディで日本人の感覚で見ても普通に面白い。韓国映画特有のスローモーションの多用やBGMの主張はあるにしても、話のテンポ・構成・(コント寄りの)ギャグはそのまま日本のドラマとして流しても違和感がない。
 刑事がチキン屋を経営したらそれがヒットしてしまい本業がどっちなのかわからなくなっていく展開はバカバカしいの一言。しかし妙なリアリティがあって飽きさせない。あっと驚くような展開はないが、細かいネタまで拾っていく丁寧な脚本が魅力。全体的にソツがなく、バカバカしい。このリアリティさとバカバカしさを最初から最後までダレずに維持できているのはお見事。


[ 2020年08月04日 12:43 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

難しいな、その生き方(聲の形)



 食わず嫌いで見ていなかった作品。重苦しそうだなってのが一つ。もう一つは

 この作品でよく聞くワードに「贖罪」がある。実際見てみるとそういう物語なんだね。聴覚障害を持った子が転校してきて、いじめてたらいじめられるようになって、整理をつけるために謝りに行って。と、全体的にみんなごめんなさい言いまくってる。いじめてごめんなさい。理解できなくてごめんなさい。存在してごめんなさい。

 ほらやっぱり重苦しい。そしてやっぱり私は贖罪の物語が理解できない。

 そんなに後ろ向きにならなくていいんじゃない? そこまで自己卑下しなくていいんじゃない?
 何ていうのかな、自己肯定感が低い人、自信がない人、罪悪感を抱えている人の後ろ向き加減っていうのが私は本質的に理解できない。思考(志向)の前提にあるその感覚が理解できない。生き方がわからないって感覚もわからない。共感もできない。そういう本を何冊か読んだけど、やっぱりわからない。
 普通に生きればいいんじゃない? もっとより良くしたかったら人に親切にすればいいんじゃない? 人に好かれる自信がなかったら自分1人で生きていけるようにすればいいんじゃない? って私だったら思う。単純って思われるかもしれないけど、単純でいいんじゃない? なんでそんなに難しく、面倒に、得にならないことするの?って思ってしまう。

 贖罪のテーマ自体は嫌いではないし興味深いとも思うけど、それに極端に囚われた物語や人、思考はよくわかんないんだよね。主人公とヒロインがそれぞれ自殺しようとするんだけど、生きづらい生き方してるなーって思ってしまう。

 私も人の子なんでそれなりに苦労はしたつもりです。特にこんな性格だから社会人になったばかりの頃は周囲とのギャップも痛感したしね。でもまあ、結果的に上手くやったんじゃないかなって思う。やられっぱなしは性に合わない。本質的に傲慢でプライドが高いから。そういう生き方しかできないから、こういう囚われの物語ってよくわかんない。


 余談でもう一つ。
 嫌いだから、わからないから危害を加えるっていう感覚もわからないです。
 嫌いなら関わらなければいいんじゃね? なんで嫌いなものにわざわざ自分から近づいて面倒事増やすの?って。
 わからないっていうのは、例えば最近だと新型コロナみたいに未知(といっても概ね症状や状況は見えているんだけど)な感染症に罹患した人を差別したり村八分的なことをするやつね。病人だったら治療すればいいし、感染が広がらないように隔離すりゃいいだけでインフルエンザや風邪と対処は変わらないじゃん。なんでそこで必要以上に何かしたり拒絶したりするの?って。

 人間ってよくわからないですね。
 折り合いがつかないことで折り合いをつける。って折り合いのつけ方好きです。
 コミュニケーションするなとは言わない。けど、どっちが良いか悪いか決めようとするな。理解できないならそっとしておいてやれっていう(だからこの作品に対する感想らしい感想は無い)。


[ 2020年08月01日 11:08 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

努力を使う場所が大事

これぞ継続は力なり! 「100万円貯まる貯金箱」を6年かけて満杯にした猛者現る

 野暮だとはわかっているんだけど、この貯金を「投資」していたらどうなったか。
 計算を単純にするために、6年間毎月1.86万円積み立てて合計134万円投資したとします。投資先はお馴染みS&P500。データとしてここの月間を使用。期間は2014年6月末~2020年6月末としました。




 貯金134万円
 投資171万円

 継続は力です。努力は大事。その努力をしかるべきところに使えばより力を発揮できる。という話。

[ 2020年07月28日 21:49 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

大人が叱らないといけないとき


裁判長まで「死にたかったら勝手に死ね」と言うレイプ犯の人生


 こういうのって「裁判長がそんなこと言っていいのか?」って思う人もいるかもしれませんが、言って良いと思いますよ。ていうか言わないとダメだと思います。



 私自身は裁判の傍聴を1回だけチラッと見た程度ですが、傍聴者の本を読むと結構色々裁判長言ってたりするみたいなんですね。裁判って機械的に判決だけ出せばいいってもんじゃなくて、被害者・加害者の当事者は勿論、親族や関係者、傍聴人も含めて反省や再犯への防止など配慮するんですね。
 例えば痴漢判決の場合、傍聴席に女子高生が居たケースでは加害者に裁判官が怒った口調でどのような行為をしたか言ったなんてエピソードもあります。それによって法廷の雰囲気を引き締めたり、傍聴人にも意識を持ってもらったり、加害者への猛省を促す意図があるようです。
 機械的にただ判決文を読むだけだと罪まで流してる感ありますからね。傍聴人曰くそういう風に引き締める裁判長の方が好感が持てるそうです(ブログの人も同様な印象)。

 ↑の記事にもあるように加害者が当事者意識を持っていないことも珍しくない。以前テレビでも話題になった大学のサークルで女性を酩酊させて襲うって事件。あれも加害者に当事者意識がなくて受け答えが曖昧でぼんやりしていたと本で読んだ憶えがあります。軽い気持ちだったり、相手に対する思いやりや共感が根本的に欠けている。想像力というものが無い。
 要するに、親か学校の先生に「叱られたこと無いのか!?」ってやつです。周囲が教えてくれなかったのか? お前がバカだってことを。自覚がない、問題意識がない、ただなんとなく生きてる。これが一番タチ悪い。
 ブログの記事にもあるように親が親としてダメなケースもよく聞く話で、ダメな人間や家族ってどっか共通点ありますね。

 こいつどうやって今まで生きてきたんだ?ってくらい判断力や認識が鈍い人間というは存在します。会社の後輩で実際にいてビックリしたよ。大学出ててそれ!?みたいな。そういう人間も一定数いる。だからそういう人にもわかりやすく、教え直しをする必要ってあるんです。



[ 2020年07月25日 21:51 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

で、結局ダイオキシンは何人殺したの?




 20年くらい前にダイオキシンがブームでした。
 たぶん今でもダイオキシンと聞くと多くの人は「何か悪い物質」「燃やすと出る」「焼却炉を改修したんだっけ?」と答えるのではないでしょうか。
 で、実際のところダイオキシンってそんなヤバい物質なの?

 本書のアンサーは「別にヤバくはない」
 なお本書には反論本が出ているようですがそっちは読んでいません。


 この手のものはシンプルに考えて良いと思う。
 結局ダイオキシンで何人死んだの? いないんじゃない?(流産はあった)

 本書では海外の工場事故などが取り上げられていますがいずれも死者はなく、炎症ができたとか中毒症状が出たとかいったレベル。工場などで濃縮されたものが流出してもその程度。日常生活で吸収されるダイオキシンで中毒症状、ましてや死亡することは無いと考えるのが妥当。
 ダイオキシンが騒がれた当時も奇形児ができるだとか、乳幼児の死亡率が高い(最早デマ)だとか言われたが、結局死人は出ていない。つまりそういうこと。

 例えば水でも飲みすぎれば死ぬ。実際に死んだ人がいる。
 ジャガイモだって毒がある。別な本でも同じたとえ話がありましたが、もしジャガイモが最近発見されたものなら食用として認可されなかったのではないか。現代はそれほどに基準が上がっているし、かつては測定できなかった微小なものを測定できるようになっている。しかし毒性があることと、中毒になることは別な話。日常生活で中毒になるほど吸収されないなら気にしなくていいのではないか。
 ダイオキシンが無害ということではない。害があったとしてもそれが日常生活で支障をきたさないほどリスクが低いのであれば気にする方が身体に悪い。例えば多くの人が飲んでいるお酒は毎年急性アルコール中毒で数人死んでいる重症だと数十人。また肝硬変は年間2万人くらい死んでるのかな、そのうちアルコール起因のものは10%程度らしいので2000人くらい殺しているかもしれない。それ以外にもアルコールが原因のトラブルは枚挙に暇がない。ダイオキシンよりアルコールの方がヤバくね?
 そんな感じで日常的に危ないものも普通に飲み食いしてるわけですよ。自覚の有る無しに関わらず。

 ちなみに人間がダイオキシンを吸収する割合として大気(呼吸)よりも食物の方が圧倒的に多い。9割くらいは食べ物らしい。あまり知られていないが1960~70年代に使われた農薬(除草剤)にはダイオキシンが含まれていた。これの影響強くない?ってのが本書の主張。

 PM2.5のときも似たような騒がれ方をした記憶があるんだけど、無駄に騒ぐのはこの際いいとして、それで無駄に金をかけるのは感心しないね。全体から見れば一要素でしかないものに過剰なリスク対応と費用をかけるのは非効率で、結果として全体のバランスが悪くなる。
 無駄なことで飯食ってる人はそれでいいんだろうけどね。世の中無駄が多い方が人には都合がいいのかもしれない。


※最近感じたバランスの悪い例
 献血をしに行った際、マスクをして問診を受けたら「口元にヘルペス症状はありますか?」と聞かれた。初めて聞かれたので訊ねると、抵抗力が弱っている人には影響が出るので症状が出ている人は避けているとのこと。普段は医師が口元を見て確認しているらしい。
 それならとマスクを外そうとしたら断られた。なんでだよ。
 そこは医師が判断するところじゃないの? 自己診断で済ませて良いの? 新型コロナに感染している人と、ヘルペス出てる人だったら後者の方が多くない? そっちを見逃すリスクを犯す合理的な理由ってあるの?っていう。


[ 2020年07月10日 21:37 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

献血30回達成

 アチーブを獲得しました。
 ちなみに10回毎に記念品としてガラス細工(おちょこみたいなの)が貰えます。今回は要らないので辞退しました。


 4月に行ったときは無かったんですが、今回は室内マスク着用ってことでマスクを配布されました。
 献血ルームってさ、積極的に水分補給を勧められるのとお菓子が食べ放題だったりするから大体みんなマスク外してるか、顎にかけてたりするんだよね。献血するときも看護師さんと談笑してたり。
 こういうのを濃厚接触って言うんじゃないの? マスクしてりゃしゃべってても大丈夫みたいな「やってます」感出すの日本人好きだよね。
 以前新型インフルが話題になったときに、アルコール消毒薬を置いてたことがあったんだけど話題が消えたら消毒薬も消えたんだよね。そういうとこだぞ。


 それはそれとして、希に量不足が発生することがあります。400ml採血しようとして途中で血が固まって止まっちゃったりする。これ前回今回と2連続でなりました。
 30回やってきてこんな経験は初めて。というか量不足になったことが無かった気がする。アーリーリタイアして1年半以上経つので食事を含めた生活の変化が起因しているのか気になるところ。調べてみると北海道の献血センターが過去に調査していました。

 これによると北海道での量不足は1%程度(寒冷地なので他地域より高いかもしれない)。1%ガチャを2回連続で引けたらかなりの強運だけど献血だと話が変わる。
 量不足になる理由として、以下が挙げられます。
①設備的なもの
②看護師の技術的なもの
③献血者のBMI(高いと失敗率が上がる)
④腕の冷え

 ②は前回今回で違う人が担当している。③は体重測ってないのでわからないけど仕事辞めた以降体型はほとんど変わっていない。④は徒歩で献血ルームに行っているので汗はかいているけど、それはこれまでも似たようなもの……と考えると2連続で失敗した理由が不明。加齢で体質が変化してるならそれはそれで。
 検証としては、次回献血時に汗を拭いて左腕で試すってところでしょうか。3回失敗したらどうなんだろうな。それが異常なのかって話になるんだけど。そんときはそんとき。

[ 2020年07月03日 19:28 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

失敗学




 世の中には「バカと専門家は細かいことを言いたがる」という大法則があるということです。
 大学の教授会議で私が実際に体験してきたことですが、細かい専門分野の話やトイレの数の変更といった話になると、三時間でも四時間でも延々と「どうでもいい話」が続きます。それでいてカリキュラムの変更といった全体の話は、誰も文句を言わないので五分で議論が終わります。
 後日、カリキュラムの変更が具体化していって自分が影響を受けることがわかった段階で、「なぜ前もって言ってくれなかった」と文句を言う人がよくいました。
(『実践講義』。強調は著者)

 社会人あるある。


 2000年6月の「雪印集団中毒事件」に際し雪印乳業の事件後の対応として、同社では会社幹部が顧客からの苦情のテープを毎日みなで聞いている、との報道を聞き、その対応に私は大きな疑問を感じました、そんなことは幹部の役割ではない。反省はよいとしても、組織の再生にはなにが大切か、優先してなにに取り組むべきかか誤解している。(『最新図解』)

 再発防止対策あるある。


 マニュアルはいくら使っても使っている人は賢くなりません。ところが、マニュアルをつくった人はその分だけ賢くなります。その積み重ねが全体のレベルアップにもつながるのです。(『実践講義』。強調は著者)

 それな。


 タイトルのとおり失敗をテーマにした本。著者は事故調査委員会などで度々働いたことがある人で豊富な経験談は説得力があります。『最新図解』の方はダイジェスト感が強く情報量も少なめ。内容的にも『実践講義』と被っている部分が多いので読むなら後者をオススメ。
 事故や失敗はとかく責任追及や批判が浴びがちですが、もしかしたらもっと大きな事故になったかもしれないのにこの程度で済んだ理由は何か?といった目線もあって興味深い。

 著者が言うように日本人は1つのミスでもやたら叩く風潮が強い。その背景には製品の品質が高く「出来ていて当たり前」の認識があるからなんだけど、ミスったあとにどうリカバーしたかの部分をもっと評価してもいいよねっていう著者の指摘はもっともだなーと思います。視野を広げるヒントになりますね。



[ 2020年06月12日 11:39 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

意外と結核で死んでる

 友人から母親が血を吐いたので病院に行ったら結核の疑いがあるから検査結果待ちしてる、っていう話を聞いて改めて調べてみたら結核で死んでる人意外といるのね。

 平成30年の厚生労働省の統計によると、死亡者は2,204人。新規罹患者は15,590人。潜在性結核感染症(いわゆる無症状の人)は7,414人。過去5年の推移を見ても毎年これくらい死んでます。
 新型コロナより人殺してね?

 正直結核って身近で罹った人も死んだ人もいないから昔の病気ってイメージだったんだけどまだまだ現役じゃないですか。ちなみに空気感染するそうです。でもみんなスルーしてマスク着用してないんだよね。この危機意識の差ってなんなんだろうなっていっつも思います。


[ 2020年06月10日 23:04 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)

新型コロナと熱中症とどっちがマシか

 宮城県内では新規感染者が出なくなって1ヶ月以上経ちますが、相変わらず9割くらいの人がマスクを着用しています。なんでつけているのか理由を見失っている気がしますが、そこは他人の自由なのでケチをつけるのは野暮でしょう。

 それはそれとして最近暑くなってきました。毎日1時間以上散歩していますが、ずっと日向にいるとヤバさを感じます。ということで、厚労省も注意喚起しています

(1)マスクの着用について
 マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
 したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
 マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
 外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。



 具体的に数字を出した方がわかりやすいですね。
 2018年に熱中症で死亡した人の数は1581人。救急搬送された数は9万人を超えています
 新型コロナを警戒するのはいいんですが、熱中症のリスクもバカにできないので気をつけましょう。
 個人的にはこの我慢比べがいつまで続くのか見ものだなって思ってます(他人事)



[ 2020年06月04日 13:16 ] カテゴリ:よもやま話し | TB(0) | CM(-)